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2013年3月15日 金曜日

ぽかぽか暖かく、風ひとつない小春日和の今日、年長児達が第41回卒園式を迎えました。お父さんお母さんと手をつないで門をくぐり、大きな声で「おはようございます」と、挨拶を交わして各お部屋に入ってきた年長児達は、担任から胸の名札の横に一人ひとりみんな仲間のコサージュを付けてもらいました。付けてもらった子ども達は、「これすごいね!!」と、にこっと笑って、嬉しそうにお母さんと顔を見合せていました。

子ども達の服装を確認し、襟や服の裾等を整えて9時20分に会場入り口に整列しました。そして進行の開式の合図に教師が何を言わないのに、「始めます」と、先頭のA君が声を掛け、全員が「はーい」と、答えて胸を張って入場してきました。

園歌斉唱は、三葉っ子得意の手話つきです。修了証書授与では、担任が一人ずつ名前を呼び副園長から受け取ると、中央の花道を歩き、お母さんに「ありがとう」と言って、証書を渡していました。受け取ったお母さんの中に、子ども達に「おめでとう」「頑張ったね」と声を掛けたり、ハイタッチをするお母さんもいました。

そして、1年皆勤・2年皆勤・3年皆勤・精勤賞では、それそれ名前が呼ばれると、大きな声で返事をし、受け取っていました。元気な三葉っ子達は、ほとんどの子が精勤賞です。これは、子ども達を陰でいつも支えて下さった、お父さんお母さんの健康管理の賜です。記念品授与では、みんなが描いた砥部焼の絵皿・卒園DVD・思い出がいっぱい詰まったアルバム・お父さんお母さんにも書いてもらった卒園文集・小学校へ行って使う国語辞典・後援会から頂いた紅白のおもちを、代表児が受け取りました。

在園児の別れの言葉では、年長児へのお祝いの言葉を一人ひとりがしっかりと大きな声で言うことができ、年長児も真剣に聞いていました。そして、年長児の別れの言葉では、代表児に引き続いて145人が一つになって言葉を言い、入園式から今日のこの日を迎えるまでのいろんな思い出がよみがえり、私たち教師もそして保護者の方々も涙があふれた別れの言葉でした。みんなで歌う¨きみとぼくのラララ¨では、会場が一つになり145人の子ども達が私たちの背中をポンっと押してくれ、この子たちと暮らせた一年間がとても大切だったことを思い起こす歌声でした。

花束贈呈では、副園長、教職員そしてお世話になった来賓の方々にお礼の気持ちを込めて、花束を渡しました。渡す際には、「今までありがとう」と言って、渡す子どもの姿もみられました。1年生になったらの曲にのって退場し、本当にお別れの時がきました。

外では、遊具や三輪車でたくさん遊び、全教職員と代表の在園児、そして今日もお預かりだった子ども達等、たくさんの人達の見送りに振り返りながら、帰っていきました。

一緒に笑って、一緒に喜んで、一緒に泣いたこの1年間。根っこにたくさんの栄養をたくわえ、いよいよ小学1年生になります。三葉幼稚園で学んだことを忘れず、胸を張ってこれからも素敵な人生を送ってくれることを祈っています。

卒園おめでとう。たくさんの思い出をありがとう。

実は昨日、こんなエピソードがありました。年長さんを送る会が終わった後、子ども達がキミとぼくのラララを歌いながら、みんなで肩を組んで歌い始めました。そして歌が終わると、「アンコール、アンコール、アンコール」と、自分達でコールを鳴らし、ともだちになるためにを歌い始めた子ども達。その姿を私達後ろから見ていましたが、私達もびっくりし、「みんな仲良しでいいね」と言いながら、涙が出ました。

 

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