2013年2月14日 木曜日
今日は朝一番に昨日ホームページで紹介したカラスの巣作りの話題とつながるちょっと心が温かくなるような出来事がありました。登園してすぐに戸外で遊んでいた年少すみれ組のA君が園庭に落ちていた桜の枝を集めてお部屋に戻ってきました。しばらくして気がつくとそれを大きなペットボトルに水を入れてその中に入れて置いていたのです。「これ、どうしたの?」と聞くと「お水に入れてあげないと木が枯れてしまうから、可愛そうやけんお水に入れてあげたんよ。」「お花も元気になるかなって思ったんよ」と言いました。A君は枝の先に小さな桜のつぼみがついていることに気づいていたのです。だからカラスが落していった木をそのままにしておけないと思ったそうです。小さな花のことを思いやるA君の気持ちをおもいクラスで話し合っていくと,「このまま水に入れておいてもしかしたら桜の花が咲くかもしれないね。」ということになりました。 そして毎日水をとりかえて「何とか桜の花が咲きますように・・とA君のために祈るような気持ちになりました。
発表会の練習もいよいよ大詰め、年長組は今日手話教室で確かめをしていきました。劇の練習も熱が入ってきていますがクラスで一丸となって力を出し切って欲しいと願いながら子ども達の力を信じて任せていきたいと思います。又、年中、年少、ひよこ組はとにかく元気いっぱいえがおで踊ったり歌ったり演じたりする姿を教師は後押ししていきたいと思います。
練習の後は戸外でおもいっきり走りまわり、縄跳びや遊具で遊んで給食ももりもり食べていました。食事の時にらいおん組の三好先生が「さくら組さん、うさぎの赤ちゃんが大きくなったからちょっと広い所にお引越しするから後で手伝ってくれる?」と声をかけてくれました。 それを聞いてさっさと食事を済ませた子ども達は飼育カゴの周りに集まってきました。オス4匹(羽)を移すということで子ども達が抱っこして新しいところへ連れていってあげることになりました。 「うさぎがびっくりしないように、やさしく胸にあててうさぎのお尻をささえるように抱っこしてね」と抱き方を教わり、園庭の東側のうさぎ小屋まで連れていって小屋に入れてあげると皆でのぞいて「うさぎさんお家が広くなってよかったね」「またエサあげにくるからね。」と声をかけていました。そして残ったメスの2匹(羽)はもう少し様子をみて他の大きいうさぎと一緒にすることにしました。
うさぎ小屋からかえってお部屋に戻ろうとテラスの前に目をやるとさくら組の子ども達が植えたチューリップの芽が10個全部出ているのに気づいた子ども達は乾いた土に水をあげて早く大きくならないかなぁーとちょっと指先で触ってみていました。 桜のつぼみもチューリップの芽も出てきて寒いながらも少しづつ春のきざしを感じた一日でした。
2013年2月14日 木曜日
昨日の朝、園庭に出ると、たくさんの桜の木の枝が落ちていました。教師達で何があったのか話していたのですが、今日も園庭に枝が落ちていました。子ども達と不思議に思いながら枝を拾っていると、図書室の裏の木にカラスが巣をつくっているのを見つけた教師が、巣が見える所へ連れて行ってくれました。その場所に高くそびえている木の上には、木の枝でつくった丸いからすの巣ができていました。それを見た年中児は「さっきカラスが飛びよった。」「ヒナがおるんかな?」「前キツツキも木に穴を開けに来とった。」などと以前見たことも思いだして話していました。その後も園庭で遊んでいると、イチョウの木にカラスが来て枝を折ったり、芽をつついたりしていました。その様子に子ども達は指を差して興味深そうに見ていました。これから生まれるからすの子どものために、せっせせっせと枝を集めているお母さんからす、これからどのようになっていくのか楽しみです。
発表会の練習では、オペレッタと踊りに出演する子たちで、お互いに見合っていると自然と歌を歌いながら踊ったり、手拍子をしたりと見ている子も入り込んで楽しんでいました。発表会まであと少しですが、気合十分の子ども達です。
ひまわり組とちゅうりっぷ組では、発表会の練習などで合同の機会が多くなり、クラスの違う子とも仲良くなり一緒に遊ぶ姿をよく見かけるようになりました。踊りで並ぶ時に「Aちゃん休みやね。大丈夫かな?」と違うクラスの子にも親しみを持って心配している様子も見られます。今日は、2クラスでかるたやオニごっこ、かくれんぼをして遊びました。ルールを話すとよく聞いて守って楽しむこともできるようになってきました。かるたでは、白熱するとついつい前に行きすぎたり、お手つきをしたりすることもありましたが、見ている子も夢中で応援して、とても盛り上がりました。オニごっこやかくれんぼも園庭の色々な所へ走り回って「もう1回しよう!」と身体をいっぱい動かして楽しんでいました。年中さんになってクラス編成が新しくなっても、このようにクラスを解体して活動することで違和感なく新しいクラスに入っていけるようになるのです。
2013年2月12日 火曜日
いよいよ発表会まで1週間を切りました。気持ちが高まってきている子どもたちはバスの中でも、発表会の話題が多く聞かれます。プログラムを何度も練習したり、一人で何役もこなしながら劇を進めたりと、子どもたちの記憶力には驚かされます。その、お兄ちゃん、お姉ちゃんを憧れの眼差しで見ている年中、年少児達、そしてぴよぴよのAちゃんも負けじと「プログラムAです。」と自分の名前を大きな声で言い、年長さんになりきっていました。それを見たお兄さんお姉さんたちが「Aちゃん上手やね。」と拍手をする、とても微笑ましく、嬉しくなる光景でした。異年齢間でのやり取りの多いバスではいろいろな所で憧れの気持ちや、思いやりの気持ちがたくさん見られています。
また、こあら保育の子どもたちの見送りを何度もしている年中児は、顔も覚えてきて、かかわり方も変わってきました。初めの頃は緊張した様子が見られていましたが、今では緊張もなく、自分たちなりのかかわりが見られます。椅子に座っているこあらさんが転んではいけないと、後ろに立って支えてあげたり、降園するときに「トイレに行きたい。」とこあらさんが言うと「カバンと靴持っててあげるから言っといで。」と教師顔負けの声を掛けたり、世話をする姿がいたについてきました。
こあら組さん自身も一人登園にも慣れてきて、朝のバスに少し泣いて乗ってきてもすぐに泣き止み、「今日は車に乗って、お料理して、ご飯を食べて帰る。」としっかり自分のしたい遊びを伝えてくれるようになってきました。4月の入園に向けて、もっともっと幼稚園が大好きになってもらえるように教師もかかわっていきたいと思います。
リハーサルで舞台の大きさを実感した子どもの中には2階のテラスから大きな声を出す練習をしていました。副園長から「大きな声を出すこと、指先をしっかり伸ばすこと。」これをすると頭もよく働いて劇や踊りもできるようになると教わりました。発表会まであと4日、みんなで目標に向かって楽しみながら練習していきたいと思います。
2013年2月9日 土曜日
節分に家で豆まきをして、「鬼さん怖かったよ。」「豆を食べたよ。」とお話をしてくれたぴよぴよの子ども達とお部屋でも豆まきをしました。鬼のお面を付けた保育士を見て少し驚いた表情をした子もいましたが、ほとんどの子が新聞紙で作った豆を手に取ると、保育士めがけて投げることができました。下に転がった豆を見つけると何度も拾って投げていたA君や、投げた豆が当たると「やった!」とにっこり笑うBちゃんと様々な姿がみられました。次に子ども達が順番にお面を付けて鬼を体験していきました。「鬼は外」と保育士も豆を投げると「うわー!」と豆が当たる度に倒れこんでC君の様子がとても可愛くて、友だちも「それ」と何度も豆を投げていました。又、Dちゃんは豆が当たったらいけないとあちこち走って逃げていました。
豆まきを楽しんだ後には、みんなで丸く座り、あられを食べました。「カリッカリッ」という音を楽しみながら、みんなが静かに食べていました。
その後は子どもたちの大好きな給食の時間です。恵方巻きを手づかみでかじりついて食べる子が多く大きな口をあけて食べる姿は笑顔いっぱいでした。中には具材を一本ずつフォークでさして何が入っているのか目で見て楽しみながら食べる子もいました。給食の食べられる量も少しずつ増えてきている月極めの子ども達の成長ぶりに驚く日々です。美味しくみんなで食べられる給食の時間の大切さを改めて感じ、作ってくれる人に感謝の気持ちを子ども達としっかり持っていきたいと思いました。
2013年2月8日 金曜日
今日は、今年一番の寒い一日となりました。市民会館に行く準備をしていると雪が降り始め、子ども達は大騒ぎ♪大喜びで2階に駆け上がった年長さんは、着ていたベストで雪を集めたり、大きな口をあけて雪を食べたりして、寒さなんかすっかり忘れて遊んでいました。その後も年少さん、年中さんも園庭に出て、めったに見ることのできない雪を楽しんでいました。
また、昨日と今日の2日間、西中学校から6人のお姉さん達が職場体験に来てくれました。くじら組に入ってくれた中学生は、市民会館に行くバスを待っていた赤コースの子ども達に紙芝居を読んでくれました。少し緊張していましたが、子ども達が真剣に見てくれたので、ほっとした表情をみせていました。お兄さんやお姉さんが来ると、嬉しくてたまらないくじら組は、鬼ごっこやかけっこを一緒に楽しんでいました。
また今日は、来週に行われる発表会のリハーサルがありました。本番と同じ舞台で練習できるのは今日しかないので、年長児はそのことを話し、一人ひとりがみんなと気持ちをひとつにして劇やプログラム紹介を進めようと約束をしていきました。プログラム紹介では、マイクを使わず大きな声を出して、息を合わせて言うことを意識してしてみてはどうかとアドバイスをもらうと、一番後ろの客席に届く声を出してとてもがんばっていました。劇は5クラスそれぞれが、いろいろな課題を持ちながら進めている所です。残り1週間を大切にし、体調管理もしながらすごして生きたいと思います。
2013年2月7日 木曜日
今朝、部屋に大きなダンボールがあるのに気づいたA君が「でかい!これで船が作りたい」と嬉しそうに言うと、それを聞いて、近くにいた子ども達も「俺もやるー!」と、言いながら、集まってきました。そして、大きな箱をくっつけながら「大きな海に船がゆくー。。。」と歌って作り始めました。そうです!!今、発表会で練習している踊り「ふねがゆく」の歌です.おもしろいなーと思い、音楽をかけると、子ども達は歌詞を聴きながら歌の中に出てくる「クレーン船」と「消防船」を作る事を思いつきました。クレーンの部分を協力して作ったり、消防船のサイレンランプをイメージして、カップをパステルで赤く塗ったり、操作するボタンやハンドルも「これ使えることない?」などと話しながら、作ったりしていました。完成して、船に乗ると、みんな気分は船長さん。操縦したり、船の中で本を読んだり、「お腹が空くね」と言っておやつを作ってみたり。。。船がゆくの歌からイメージが広がり、作っていくうちにさらにおもしろいアイデアを考えて作る姿がとてもおもしろく、楽しくなりました。そして、友だちと話し合ったり、なかなかくっつかない部分を協力して作ったりする姿が見られて、いつの間にここまで成長しているのだと嬉しくなりました。
戸外で遊んでいると、D君が「先生、ちょっと来てー」と嬉しそうに私の手を引いてきました。行ってみると、そこには、すみれ組が植えたチューリップのプランターがありました。「チューリップの赤ちゃんが出てきとる」と言われて見てみると、1センチ程、チューリップの芽が顔を出していました。周りに生えている草を抜きながら、自分達で見つけた「チューリップの赤ちゃん」に感動し、「大きくなーれ」と、声を掛けているのです。その姿を見て、それに気づけなかった自分に恥ずかしくなりました。自分達で植えた球根が、一生懸命に大きくなる姿は本当に感動的で、嬉しくて。。。そんな感情を忘れかけていた気がしました。今日は子ども達の気づきから、もっと身の周りの生き物に目を向けて、気づいたり、感動したりしていきたいなと改めて思う事ができました。
今日は、発表会で同じ踊りをするさくら組さんと一緒にご飯を食べました。「おかわりしよう」とか「仲間やな」などと話して、それぞれの会話も弾み、とても楽しい昼食の時間を過ごすことができました。
2013年2月6日 水曜日
今日は、青コースの園内総練習がありました。ドキドキわくわくしながら登園してきた子ども達は部屋に入ると衣装が入っている通園バックを見つけて、すぐに「着替えていい?」と言ってきました。早く着替えたくてそわそわしていた子ども達。早速自分達で衣装を袋から出して着替えはじめました。
衣装を着ると、お互いの衣装を見せ合い、「かっこいいね」「かわいいね」と言っていました。ホールに上がる前には張り切って、「僕はプログラム11番のこども八木節おどりにでるんよ。」と言うなど、自分の出る物ををしっかりと意識していました。
子どもたちは、プログラム順に進んでいく他の学年の演技を興味津々で見ていました。又、年長児の劇では真剣に見たり、面白い場面では笑ったりと楽しんでいました。
ぺんぎん組では、降園前に今日の総練習の感想を聞くと、「楽しかったよ」「ドキドキしたよ」「緊張したよ」などと色々な声がありました。又、M君は「衣装を着て踊れたからうれしかった」、Kちゃんは「また、衣装が着たいな」と言っていました。他にも、「年長さんの劇かっこ良かった」「年長さんいっぱい練習したからあんな風にできるようになったんだね」と目を輝かせていう子もいました。友達の感想を聞いた後、「みんなで発表会に向けて練習頑張るぞ、オー!」と元気いっぱいのポーズで写真も撮りました。本番では、子ども達が楽しく、又、見て頂く人達にも喜んでもらえるような演技ができるように残り数日、頑張っていきたいと思います。
最近、ぺんぎん組では始園式で副園長に「3学期は年長さんになる準備をするんだよ」と言ってもらったことで、自分達で進んで昼食の準備をしたり片付けをしたりする姿が見られるようになってきました。昼食の後は、子ども達から「先生、バケツに水入れてくるね」と言って2、3人で協力して水の入った重たいバケツを運んできます。最初は上手く雑巾を絞ることができなかった子ども達も今では絞れるようになりました。そして、友達と横一列に並びヨーイドンで雑巾がけをしています。これからも、自分達で進んで考えて行動することができることを目標にして援助していきたいと思います。
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