2012年12月1日 土曜日
今日もフリースクール恒例の教員劇をしました。劇では、甘柿と渋柿の違いや、干し芋、切り干し大根、干ししいたけなど太陽で干したものの効能について学習しました。渋柿は太陽に当てて干すと甘柿よりも約4倍も甘くなるって知ってましたか。しかも、甘柿も初めから甘いわけではないということも知っていましたか。甘柿は甘くなるのが早くて、渋柿は長い時間かけて甘くなります。渋柿はカラスや鳥達に食べられないように少しずつ甘くなるのです。劇の中で、さすがみつばっ子だと思った出来事がありました。それは、教師が「渋柿はどうしたら食べられるようになるの?」という質問をした時、皮をむいて縄をなって、湯につけるというのを全て子ども達の口から出たのです。子ども達は自分でした体験をきちんと自分のものにしているのだと思いました。劇の中で教師が、芋はそのままでもおいしく食べることができると言った後、副園長から、そのままではおいしくないから生の芋を乾かして半分にひいて“かんころもち”を作って食べたり、蒸したり、干したりしておいしく食べられるようになると教えてくれました。
一つここで豆知識!干し柿は、3週間くらい干したら食べられますが、年をとるといって年の初めに食べていたそうです。干し柿で出た皮はチップスにして食べることができます。でも焦げやすいので注意して下さい。
劇の後、各コーナーにそれぞれ分かれて活動が始まりました。焼き芋を新聞紙とアルミホイルで丸めるコーナーでは、子ども達は、幼稚園で体験していることだったのでどんどん自分から進んでしていました。わらをなうコーナーでは、年長児は作る体験をしていたので保護者に教えてあげたり、年少・年中児は保護者と一緒にしたりして楽しんで遊んでいました。大根や芋を切るコーナーでは、子ども達は普段からままごとで包丁を使っているので、特に年長児は3年間してきていることなので今日も上手に切ることができていました。干し柿作りのコーナーでは、お父さんやお母さんのひざに座って一緒に切っているほほえましい姿や、お父さんとお母さんのどっちが皮を長く切れるか競争し、それを子どもが応援している姿も見ることができました。柿を縄につけて湯につける時、保護者と共に10秒数えている姿がとても可愛かったです。どのコーナーでも、子ども達が保護者とにこにこで活動している姿をみることができました。
午後5時から、イルミネーションが点灯しました。子ども達の10、9、8、7とカウントダウンで見事赤や青の光、サンタさんやトナカイさんが点灯し拍手が起こりました。それから、副園長特製のぜんざいをみんなで食べました。
毎日午後5時から、夜は午後8時までしているので近くにくることがありましたが、ぜひ寄ってみて下さい。
2012年12月1日 土曜日
秋も終わりに近づいた今日この頃、一段と朝夕 寒くなってきました。園庭の桜の赤い葉っぱやいちょうの黄色い葉っぱが風に吹かれて舞い散って まるで落ち葉のじゅうたんのように敷きつめられ、そこで子ども達が嬉しそうに遊ぶ姿がみられます。
ぴよぴよの子ども達は、今、盛んに『大きな栗の木の下で』や『どんぐりころころ』『まつぼっくり』の歌を歌っています。『大きな栗の下の下で』の曲が流れると、すぐに近くの友達とペアになり踊り始めます。また、『どんぐりころころ』がかかると保育士が作ったペープサート用の絵のどんぐりを指さして嬉しそうに語りかけます。そして、『まつぼっくり』の伴奏を弾くと まつぼっくりが入っている入れ物から まつぼっくりを取り出してオルガンの上に並ん始めます。日頃、親しんでいる歌の歌詞から実物や実体験をイメージし重ね合わせて楽しむ姿に1つ1つ確実に知恵として貯えていく発達の姿を見る思いがしています。
火曜日の登園後の室内遊びで急に思いたったようにSちゃんが入れ物からまつぼっくりを1ヶ取ると「まつぼっくりが…」と歌い始め「ころころ ころころ」とかいぐりをして歌っているかわいい姿を見ることができました。まつぼっくりが入っている入れ物には、Dくんのおじいちゃんが持って来て下さった大きなどんぐりも入っています。月齢の低い子が口に入れてはいけないと出していなかったのですが、まつぼっくりと大きめのどんぐりだったので出してみることにしました。それを見た子ども達は、たくさんのどんぐりに興味を持って「どんぐり!?」「まつぼっくり!?」と尋ねるように首をかしげながら「これ、でっかい!」と大きいどんぐりを箱から廃材の容器に取り出し、1つ1つ入れていました。また、Sちゃんは枝のついたどんぐりを見つけると、机から少し離れた所で不思議そうにじっと立って見ていました。どんぐりに興味をもった子ども達が集まってきて、所狭しと思い思いにどんぐりを容器に入れて遊んでいました。Yくんは、廃材の容器に入れて振って音を鳴らして楽しむ姿がみられました。
戸外では花壇の中にまつぼっくりが落ちているのに気が付いた子ども達が「ここにもあった!」と嬉しそうに指差して知らせていました。「まつぼっくりは、松の木になっていて落ちてくるんだよ」と話すと、松の木を見上げまつぼっくりを見つけ「あった!」とAちゃんが友達にも教えていました。花壇のまつぼっくりをとって渡すとYくんは近くにあったお弁当箱に入れ、松葉や葉っぱを入れ、「お弁当!」と見せてくれました。すると、近くにいた2歳児3名が「これっくらいの おべんとうばこに…」と手振りをつけながら嬉しそうに歌い始め、とても驚きました。絵本や手遊びで『おべんとうばこのうた』はして楽しんでいますが、友達が作った『おべんとう』から『おべんとうばこのうた』を連想したのです。また、きれいな葉っぱをたくさん集めて、ざるに砂を入れてままごとをしていた1歳児のYちゃんに渡すと自分でもたくさん拾って入れて振って遊び始めました。幼稚園のお兄さん、お姉さんを見ながら遊んでいるので、自然物を使っての遊びも1、2歳児なりに見よう見まねで楽しむ姿がみられます。異年齢児の中で遊んだり遊ぶ様子を見たりして受ける刺激は、乳幼児にとっても環境として発達を助ける要素になると感じています。
コメント (「焼き芋と干し柿を作ろう!」 ぺんぎん組 上田有沙 はコメントを受け付けていません)