2012年12月14日 金曜日
今日は待ちに待ったお楽しみ会でした。朝から子どもたちはウキウキ。ぞう組の子どもたちに呼ばれてお部屋に行くと、何やらピアノの後ろにコソっと隠れている数人の子どもたちの姿が見えました。お部屋に足を1歩踏み入れると、「メリークリスマース!!」と言って、手を大きく広げて迎え、来た人たちを驚かせていました。みんなとっても楽しみでずっとソワソワしているようでした。自分たちが作ったプレゼント入れの袋を大事そうに机の上に置いて手を合わせると、「来てくれますように。」と、祈るように目を閉じてていました。「サンタさんに来てもらえるようにお電話しておいたよ。」という副園長の言葉を聞いて、一層期待が膨らみました。
クリスマスの飾りでいっぱいのホールで、いよいよお楽しみ会スタートです。はじめは先生たちの合奏です。『きよしこの夜』と『赤鼻のトナカイ』をハンドベルで、『サンタが町にやってくる』は色々な楽器を使って演奏しました。少し緊張してしまってぎこちない所もありましたが、子どもたちが一緒に歌ったり、手拍子をしてくれたりして盛り上げてくれました。役員さんの出し物では、ジングルベルの合唱と、みんなが大好きな『エビカニクス』の踊りでした。おなじみの曲がかかると、子どもたちも自然と手が動き、リズムに乗って一緒に踊っていました。
劇の中では、中田先生がサンタに変装して出てきましたが、子どもたちは「あれれ?」と戸惑っている様子・・・。なんだか変だなと思っていると、後ろからシャンシャンシャン・・・♪と鈴の音が聞こえてくるではありませんか!その時、「メリークリスマース!!」と低い声で現れたのは、サンタさんです。あれれ?サンタさんが2人。どちらが本物のサンタさんでしょう。雪遊びで使うソリに乗ってきた?松山に住んでいる?あれこれ質問していくうちに、答えがあべこべなサンタさんはしどろもどろ。「ひげをひっぱったらいいんだよ!」という子どもたちのひらめきにいい考えだねと賛同し、実践してみると、「ノーノー。」と痛がるサンタさんと、こちらではひげがとれてしまった中田先生サンタさん。「ばれちゃった!!」とそそくさと退散しました。本物のサンタさんが来てくれたんだ!と、子どもたちは大興奮。本物のサンタさんは、とても背が高くて英語で年長さんからの質問にもすらすらと答えてくれていました。みんなで歌のプレゼントを歌うと、サンタさんもドイツ語で『オークリスマスツリー』を歌ってくれました。サンタさんとのお別れの時間になると、サンタさんが帰れるように子どもたちは目を閉じておやすみしました。シャンシャンシャン・・・♪とソリが遠ざかっていく音がきこえました。少しドキドキしながらお部屋に帰ると、ちゃんと袋の中にはプレゼントが入っていました。「やったー!」と袋を持ち上げて喜んだり、大事そうに抱えたりしていました。
そして、まだまだお楽しみは続きます。今日の手作り給食はご馳走です!メニューは盛りだくさん。「うわぁ、おいしそう。」「今日はパーティーやね!」と言いながらニコニコでお皿を運びました。チキンのオーブン焼き、ソーセージ、カレーピラフ、さつま芋・ブロッコリーのサラダ、にんじんの天ぷら、トマト、みかん、コーンスープに外部の方からの差し入れのヤクルト、そしてそして、いちごの乗ったカップケーキまで!クリスマスカラーでかわいく彩られた素敵な給食でした。子どもたちの食べっぷりにはびっくり。「おいしいね、おいしいね。」と話しながら時間ギリギリまで楽しんで食べていました。ニコニコ笑顔でご馳走様。満面の笑みの子どもたちでした。
2012年12月13日 木曜日
今朝もとても寒く、手がかじかんでしまうほどでした。しかし、雲ひとつないよいお天気で、登園するとすぐに元気よく戸外に遊びに行く子どもたちの姿が見られました。
ひよこ組のTくんが園庭の端でフェンス越しに何かのぞいていました。「何見てるの?」と近くに行くと隣の施設の工事のためにクレーン車が来ていました。それをじっと見ていたTくんですがクレーンが荷物を持ち上げるたびに「すごーい!」「うわぁー!!」と歓声をあげていました。しばらくすると、すみれ組のSくんもやって来て「Sね、あれ大好きなんよ。」と言って、Tくんの隣りで一緒に見始めました。「何しよんかな?」と気になってそわそわしていたSくんが工事をしている方に「お兄さーん!何してるのー?」と大声で尋ねました。下からお兄さんが笑顔で「お仕事よー!」と答えてくれたことに満足したSくんは嬉しそうに見続けていました。車が後ろに下がるときには一緒に「オーライ!オーライ!」と言ったり、荷物を持ち上げるときには「がんばれー!!」と応援したりするかわいい子どもたちでした。
寒くなり縄を使った遊びがたくさん見られるようになってきました。最初は一度も飛べなかった子どもが練習を重ね、毎回少しずつ飛べる回数が増えて来ています。また、縄跳びができる年長児は何回飛べるか、誰が一番たくさん飛べるか競争して遊んでいました。長縄を使って「郵便屋さん♪」と歌いながら遊ぶお兄さん、お姉さんを見て「いいなぁ。」と年少さんやひよこさん、そしてぴよちゃんまで縄跳びを始めました。ひよこ組のKくんはくじら組のNくんが飛んでいるのを見て縄を両手に持ったものの、「飛んでみて!」と言うと縄を回さず、その場でジャンプしていると、すぐにNくんが「あのね、縄跳びのやり方はね…。」と優しく丁寧に教えていました。その二人の姿を嬉しい気持ちで見守る教師たちでした。その横で電車ごっこを始めたひよこさんたち。誰が先頭になるか、車掌になるか、順番に譲り合って楽しく遊んでいました。縄跳びの中に遊びの発展や友だちへの優しい気持ちなどたくさんの成長が見られるのだなと思いました。
今日は年中のぺんぎん・りす・ひつじ組がもぐらの穴を見に行きました。もぐらの穴は見つけたものの、どんな動物なんだろうとみんなで話し合っているところへ副園長が図鑑やホームページの画像を持ってやってきました。長くてかたい爪は、もぐらが土をかきわけるためのもので、まるでくわのようです。目はほとんどあいておらず、絵本の中でサングラスをしているもぐらのイメージ通り、太陽に弱いことを知りました。その後、お部屋で壁面を作ったりす組さんは、最初はもぐらばかり作っていましたが、土の中にはアリやたくさんの虫がいることに気付き、土の中に色々虫をみんなで作っていきました。
2012年12月12日 水曜日
先週から、こあら組さんのお楽しみ会に出ると聞いて出し物の練習や、ペンダント作り、ホールの飾り付けの準備を進めてきた年長児達です。時間になると、こあら組の子ども達がお母さんとにこにこ笑顔で登園してきました。ホールに集まると、何が始まるのかと目を凝らして何やら気配のする舞台の幕を見ていました。進行の教師の、「さぁ、今度は年長さんが出てくるよ?」と言う言葉に、こあらさんとぴよぴよの子ども達は、前方にきちんと座り待っていました。高島屋フェスティバルで自信を持った年長児は、鼓笛隊を堂々と演じていました。そのかっこよさに、こあらさんやぴよぴよは圧倒された様子で、息をのんで見ていました。次は、くじら組ときりん組の子ども達による‘ぱんだ・うさぎ・こあら‘の手遊びです。ピアノに合わせて、ぱんだ・うさぎ・こあらに変身した年長児たちが順番に入って来ると、こあらさんもぴよぴよさんも、お兄さんお姉さんを見て真似しながら楽しんで一緒にすることが出来ていました。
そして、こあら組・ぴよぴよn先生の劇では、とても楽しそうに笑い声をあげながら、見ていました。お母さん達も、楽しみながら見て下さっていました。
最後は、ちびっ子サンタに変身した年長児たちが、自分で作ったペンダントを首から下げて、登場してきました。そして、こあらさんの所へ行って、「メリークリスマス」と言いながら、かけてあげていました。かけてもらったこあらさん達は、ペンダントを手にとってながめ、とっても嬉しそうにしていました。
お昼は、副園長手作りの豪華な給食でした。配膳のお手伝いは年中さん。渡す時に、「落とさず上手に食べてね」と、声を掛けたり、「ゆっくり食べてね」と、声を掛けたりしながら置いてあげていました。ぱんだ組のS君は、明日こあらさんのお楽しみ会で配膳のお手伝いを楽しみにしていたようで、広告で作った手作りのエプロンを家で作って持って来ていました。そして、そのエプロンをつけて、可愛いウエイトレスさんになって、給食を配っていました。みんな、「おいしい、おいしい」と言いながら、お皿がピッカピカになるまで食べていました。あんなにあった食事を、ぺろりと食べお腹いっぱいの様子でした。
メニューも、クリスマスをイメージして赤や緑の野菜をふんだんに使って、蒸しパンを土台にしたケーキは本物のケーキよりも温かくて、素敵でした。何よりも、全てがアレルギー対応の心のこもった料理は、愛がいっぱい詰まっていました。プレゼントのクッキーも、アレルギーの子ども達のために全く同じで、外見は分らない色と形のクッキーを渡すと、とても嬉しそうでした。
会食が終わると、片付けを率先して手伝って下さるお母さん方の姿に、教師たちは嬉しく思いました。
2012年12月11日 火曜日
日毎に朝晩の冷え込みが大きくなってきていますが、今日も元気に登園してきた子ども達は上着を脱いで戸外へ飛び出すとサッカーを始めました。 さくら組のK君達も仲間に入って教師とボールを奪いあったりゴールを守ってシュートしてきたボールを蹴り返したりしていました。
今日は年に一度、松山西消防署から消防車と消防隊員の方が来てくださって避難訓練をする日でした。 前回、訓練の中で火災の時には火よりも煙を吸い込むのが一番危険だと教わり前日にも口にハンカチをあてて避難することを話していたのでほとんどの子どもが忘れずにハンカチをポケットに入れていました。
10時過ぎに地震速報が入り子どもたちは防災頭巾をかぶって自分の身をまもり、地震の揺れが止まるのを待っていました。すると、今度は火災報知機のベルが響きわたり、古森副園長から火災発生の放送が入り、子ども達の表情は一変し、緊張した様子で教師の誘導に従って避難し始めました。ひよこ組やぴよぴよちゃん達のなかには少し泣いた子もいましたが、今までの訓練が生かされて静かに早く避難することが出来ていました。
集合したときには隊員の方から「お・か・し」「押さない・駆けない・喋らない」の3つの約束が守れていた事を誉めて頂きましたが、教師達はとっさの時の正しい判断や素早い行動が取れるようにしなければと改めて気持ちを引き締めました。 お話を聞いたあと、いつも自分達の安全を守って下さっている消防士の方々に感謝の気持ちを伝えたいと、年長児の5名が代表でお礼の言葉を言って手作りペンダントを渡しました。代表の子ども達はしっかりとお礼の言葉を言う事が出来ていて感心しましたが、それを受けて下さる消防士の方々の敬礼やキビキビとした動きに教師や子ども達の目は釘付けになっていました。
そして、思わずカッコイイ!!と子ども達の声が聞こえてきました。また「自分も消防士になりたい!」と憧れる子どももいました。その声を聞いた消防士さんが「消防士になるためには沢山食べていっぱい遊んで強い体にならないといけないよ」と教えていただきました。 消防車を見学しているときには子どもたちから沢山の質問が出てきました。「何歳になったら消防士になれますか?」「この機械は何ですかあ・どうやって使うんですか?」「このタンク車にはどれくらいの水が入っていますか?」など興味のあることを次々と聞いてその質問に消防士の方々は笑顔で丁寧に答えてくださっていました。 見学中も無線から聞こえて来る声にいつも緊張感をもってすぐに出動出来るようにしていることも分かりました。
教師たちの消火訓練では初めて消火器を使う教師もいて、自分の番になると、とても緊張している様子でしたが子ども達の声援もあって無事使いこなすことができましたが、実際何かあったときはまず大きな声で回りに知らせるということの大切さを教わりました。そして子ども達はもし地震や火事があったらまず放送をよく聞いて教師の所に集まるということを再度学びました。
避難訓練と消防車見学、写真撮影が終わって消防車が帰って行くときは全員で見送り、部屋に戻ると早速、今日見たことや消防車の話をしながら絵を描いている子どもの姿が見られました。
お昼頃に副園長が二階のテラスでフリースクールで作った東山(蒸し芋を切って干した物)がすっかり乾いて固くなっていることに気づいて「もうそろそろ食べないと固くなっていますよ。」と教えてくれたので降園前に皆で食べることにしました。ちょっと固くても口の中に入れていると柔らかくなって甘味がでてきました。「太陽パワーで甘くなったね」とつぶやきながらがら美味しそうに食べていました。
2012年12月10日 月曜日
今日、年中組では、発表会でする踊りやオペレッタを教師達が演じて子ども達に見せました。ばちを持って踊る踊りでは、「かっこいい!」と言う声が上がりました。オペレッタでは、教師の真似をして踊る姿も見られました。
その後、各クラスでサンタさんにプレゼントを入れてもらう袋作りをしました。家から使いたい廃材を持ってきたり、廃材箱の中から丁度いい大きさの箱を見つけたりして子ども達は、持つところも新聞で剣を作ったり、牛乳パックを切ったものを持ち手にしたりと自分で考えて入れ物を作っていました。箱に持ち手をつけたT君は、さげてみると箱がすぐに落ちてしまっていました。友達に横側につけて、箱と箱をくっつけると落ちないということを教えてもらってさっそく直し、パステルを入れてみて丈夫さを確かめていました。箱が小さかったK君は、友達に「プレゼント入る?」と聞かれて、しばらく考えるともう一つの入れ物を作り、「これだったら入る!」と言って満足そうにしていました。飾りも絵を描いたり、折り紙でサンタさんやトナカイを折って服や体をつけたりと、とても可愛いものがたくさんできていました。子ども達は、金曜日のお楽しみ会をとても楽しみにしています。プレゼントを見た時の子ども達の顔を想像すると今から、ワクワクしてきます♪
お昼は、みんなの大好きな給食!今日のメニューは、パン、焼きそば、さつま芋スティック、オレンジ、ジュースです。焼きそばは、大人気で何回もおかわりをして食べていました。食べ終わると「お皿ピカピカになったよ!」と嬉しそうに見せてくれました。寒い日が続きますが、栄養いっぱいの給食をたくさん食べて元気な体をつくって、子ども達とたくさん遊んでいきたいと思います。
2012年12月9日 日曜日
今日は、高島屋で【クリスマス幼稚園フェスティバル】があり、年長組のぞう組、くま組、らいおん組の子ども達が参加しました。ちびっ子サンタや合唱団、そして鼓笛隊に変身して、たくさんのお客さんたちにかわいい姿を見ていただきました。集まってきた子ども達は、少し緊張しながらも自分たちでそれぞれの衣装に着替え、友達同士で衣装のチェックをしあったり、お母さん達にピースをして写真を撮ってもらったりしていました。アナウンスが始まると、舞台の横ではみんな静かに座り他の友達の演技を手拍子で応援したり、歌を歌って盛り上げたりしてみんなが一つになって参加していました。
野球拳では、ジッパーベストを着てハチマキをつけた子どもたちが入場してくると、お客さんたちは手拍子で応援して下さり、踊っている子ども達もどんどん手が伸び掛け声も元気よくなりました。ウェーブは掛け声をよく聞き、流れるようなウェーブでお客さん達も拍手をしてくださいました。
手話の子ども達は、舞台にマイクが並ぶと背伸びをするようにマイクに向かって優しい声で歌い、気持ちを込めて『小さい秋見つけた』の手話をすることが出来ました。会場に見に来ていた年少児も一緒に真似て手話をしていました。
鼓笛隊は、音楽がかかると舞台横でも足踏みをしたり手を叩いてリズムをとったりしている姿が見え、舞台に立った子ども達は笑顔で演奏をし、指揮者をよく見てみんなで合わせて演奏することが出来ていました。
最後の歌『赤鼻のトナカイ』では、全員が鈴を持って入場し元気いっぱい歌いました。みんなが鈴を持って楽しそうに歌うのを見て会場からも手拍子が始まり、子ども達も全員笑顔で歌を歌いました。たくさんのお客さん達に拍手をもらった子ども達は、みんなとびっきりの笑顔でした。
2012年12月8日 土曜日
毎日の昼食が楽しみでたまらないぴよぴよちゃん達ですが、12月から入園してきたAちゃんも例にもれずみんなとご飯のセットを持ってきて準備を始めるときちんと座って待っています。そして、お料理のお皿をテーブルに置いてあげると嬉しそうな笑顔になり、「いただきます」を今か今かと待っている様子がとても可愛いのです。今日の献立は「胚芽米、豚カツ、大根と人参の煮物、ツナサラダ、みかん、白菜の卵とじ」と副園長の手作り給食でした。一番人気は豚カツで一番最初に食べる子が多く、手づかみで食べる子、フォークにさして食べる子と様々でした。「美味しいね」と自然に子ども達から言葉が出て近くの友達と話しながら食べる姿も見られました。また、B君は煮物の人参をフォークにさすと、大きな口をあけてぺろりと一気に食べました。Cちゃんもお皿に手を伸ばし、一口一口口に運んであっという間に食べてしまい驚きます。手作り給食では少しずつ野菜の苦手な子も食べられるようになってきています。楽しい雰囲気のなかで「おいしい」「きれい」「嬉しい」などの言葉と共に作ってくれる人には「ありがとう」の気持ちを言葉で伝えられるよう保育士自身が感情を表現していきたいと思います。
コメント (「サンタさん、ありがとう!」 たんぽぽ組 岩城悠 はコメントを受け付けていません)