幼稚園の日記(ブログ)

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2012年11月6日 火曜日

 10月末に収穫して稲木に干していた稲から、もみを副園長が採っていました。今までもみを割り箸や木材で採る方法をやっていましたが、1番効率よく採る方法は指で採る方法でした。力加減が分かると一粒ももみが残ることなくきれいに採ることができたのです。この方法には若い教師たちも驚いた様子でした。稲からもみを採るとわらが出来上がります。今日は、わらを使って縄をなうコーナーを出すことになりました。そうこうしていると子どもたちが登園してきました。「先生、おはよう!何しよん?」と興味津々の子どもたち。子どもたちの視線の先には、縄をない終えて、その縄からわらぞうりを作っている副園長の姿がありました。わらぞうり作りは、日本の文化です。三葉幼稚園では、こうした昔から伝わる伝統ある文化を遊びのなかに取り入れています。副園長が作り終えたぞうりを子どもたちは順番に履いて、「気持ちいい!」「作りたい!」と気持ちが盛り上がっていました。くま組のYちゃんは、副園長の姿を見ながらぞうり作りを始めました。わらから縄をなって、できた縄をリボンの形にしてわらを編み込んでいきます。分からないところは教師に聞きながら、時間をかけて作っていきました。鼻緒の部分は、教師も分からなかったので副園長に教えてもらって、最後に鼻緒に布を巻いて完成させました。「もう1つ作ったら、作品展に出せるね!」とYちゃんはぞうりの片方を作ることにやる気を燃やしていました。作品展には、Yちゃんのように一生懸命に作った作品が出品されます。今年はどんな素敵な作品ができるのか楽しみです。

        

 作品づくりが盛り上がっているなか、くじら組ではあることが・・・。「ピタゴラゆうえんち」が楽しくて楽しくて仕方がないくじら組の子どもたちは、作品づくりがなかなか進んでいないのでした。それを聞いた副園長はくじら組の子どもたちに、「やるべきことをやってから、また作ればいいじゃない。」と声を掛け、三葉幼稚園の建物の模型を見せてくれました。幼稚園の設計ができた時に建築士さんが造って下さった本物の縮小模型です。幼稚園の模型を見て刺激を受けたくじら組の子どもたちは、作品を作るイメージが湧いて意欲が高まったようでした。

             

 ひまわり組では、先週こんなことがありました。風が冷たくて気温が下がった日のことです。寒いということから、子どもたちは雪をイメージしたようで、「雪合戦がしたい!」と言い出したのです。廃材を細かくはさみで切って雪を作ると、それを上からパラパラと降らせて遊んでいました。しかし、はさみで切るのには時間がかかります。そこで、新聞紙を手で破ってみることを提案してみると、子どもたちは喜んで新聞紙を破り始めました。新聞紙の雪で体がもぐってしまう程の量になったことで、Sくんが「このなか温かい!お風呂みたいや!」と言ったのです。それを聞いた他の子どもたちも、その中に入ってお風呂ごっこが始まりました。今日は、去年の廃棄になったバザーの券を出していたことで、チケットのやり取りをしてお風呂屋さんごっこをしていました。年長・年中児から、たくさんの刺激を受けて遊びを広げているひまわり組の子どもたちの育ちが感じられ、とても嬉しくなりました。

        

 明日は、青コースの乗馬があります。乗馬に向けて、馬が出てくる絵本を読んだり馬に乗る練習をしたりしました。馬に乗る時の約束をしっかりと覚えて、明日の乗馬に期待を持って降園した子どもたちでした。

                     

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