2012年11月5日 月曜日
先週の金曜日に 遠藤さんが、年長さん達が稲刈りをしたお米を幼稚園に届けて下さいました。65キロあったということで、「さて65キロは、どのくらいの重さなのかなあ」と年中組のK君が素朴な疑問を持ちました。そこで年長のK君が、「クイズです。中田先生とお米は、どっちが重いでしょう?」と紙に書いて貼ってくれました。その後、古森先生に、「みんなの給食の時に、この升に15杯のお米を炊くんだよ」と教えてもらって、登園してきた子どもたちは、そのことを書いた張り紙を先生と一緒に読むと、「すごいね」と言って驚いていました。そして、「お米、一粒、一粒を大切に頂こうね。」と話していました。明日からは、幼稚園で作った稲木のお米を子どもたちと一緒に脱穀・そしてもみすりをしていこうと思っています。自分達の手で収穫したお米や野菜を大切に頂きたいと思います。
さて、さくら組の前を通ると、手作りのナイロンマントに身を包んだMちゃんに出会いました。Mちゃんは、「ハートキャッチ・プリキュア」になりきっていました。そのマントには、包装紙を小さく切って、それを並べてセロハンテープで貼り、ステキな模様がついていました。そのそばでは、「電気ができたよ」とRちゃん!黒いカップを逆さにしてその下には、ヤクルトカップが・・・・・。電気スタンドを作ったのだそうです。年少さんもなかなかの物です。
また、鉄棒に集まっている年少さん達・・・・・・・。つりかんの練習をしているんだというIちゃんは、片方ずつ手を離して、まさにつりかんをしている格好です。その隣では、「2人ブランコー」と言って、息を合わせた年少さんが2人ずつ組になってブランコをしていました。鉄棒一つでも自分なりの楽しい遊びを考え出しているんだなあ。と驚きました。
また年長くじらぐみの子達ちが、今日は、ブク君のお誕生日なんだと教えてくれました。ブク君というのは、くじらぐみの「ピタゴラゆうえんち」の「看板ボーイ」です。4歳だったブク君は、「今日で5歳になったよ」とRくんが、看板に書いていた年齢を書き換えていました。その後、ぞう、くま、くじらぐみの3クラスが、集まったところで、ブク君のお誕生会をし、「好きな色は?・好きな食べ物は?」との質問にK君が、陰の声となり、「おれんじいろ。りんご」と答えていました。みんなの手によって作られたブク君と共に生活をし、月日を過ごしていく中で、いつの間にか、自分達の大切な仲間になっていたのです。誰からともなく始まった、ブク君の誕生会の話を聞き、なんだかとても心のなたが温かくなリました。
大切な仲間、そんな風なつながりが自然とできてきた年長さん達は誰かが発案し、それが風のように温かくみんなに伝わっていく。そんな子どもたちになって来たんだなと本当に嬉しくなった今日の出来事でした。
さて、本日の手作り給食は、栄養たっぷり豆乳シチューでした。タマネギ、ジャガイモ、人参、シメジ、ちくわ・・・・・そして今年最後の園でとれたかぼちゃ・・の具材がたっぷりと入っていました。ぞうぐみのMちゃんは、「温かいシチューがおいしい」とひとつひとつ、野菜の名前を言いながら、美味しそうに食べていました。おかわりの行列ができるほどの大人気でした。
2012年11月3日 土曜日
遠足の前日のことです。砂と水が入ったドロドロのお釜を見つけたOくん。「ごはん、ごはん。ピーする!」と砂場の中央に持ってきました。少し水を捨てて砂を加えてご飯ほどの硬さにしてみ「炊けたよ!」と言うと嬉しそうに覗き込みました。それを見ていたKちゃんがしゃもじを持ってきてお釜の中の砂ごはんを混ぜました。Kちゃんは、家でも作ったことがあるようで服の袖をあげ「おにぎりつくる!」と意気込んでいます。「明日遠足だからいっぱい作ろうね!」と言うと張り切ってしゃもじで砂ごはんをすくい手のひらにのせます。そこで仕切りのある大きな四角のお弁当箱を用意すると、Tくんも加わりおにぎり作りの始まりです。
人参が好きなAちゃんは、丸長のお弁当箱を持ってきて、砂を入れて「にんじん!」と言ってにこにこしながら見せてくれました。また、Oくんは、昨日の続きで松ぼっくりとお箸にする松葉を探しに行きました。「おべんとう持って行かんといけんね!」と保育士が言うと「どうぶつ(えん)いこう!」とAちゃん。作ったお弁当を大事に持ってTくんがスワンに乗り、人参弁当を持ったAちゃんやついてきたHちゃん達が乗り込みました。『バスに乗って揺られてるゴーゴー!』と歌いながら楽しそうに動物園に出発です。
しばらくして降りると、Aちゃんが「きりん首長いね!」「次はぞうさんね!」と言いながら動物を見たように話していました。その時です。大きな四角いお弁当箱を持っていたTくんが、お弁当箱を落としてしまいました。一緒についてきてその様子を見ていたHちゃんは落としてしまった砂おにぎりをお弁当箱にTくんと一緒に入れてあげました。そして、食事タイムです。「先生、お弁当忘れちゃった!」と言うと「あげるけん!」と優しいTくん。Aちゃんは「いる?」と聞いて食べさせてくれました。このように2歳児の子ども達が動物園遠足を自分たちの今までの経験から想像して楽しくごっこ遊びを行っていたのには驚きました。
次の日はお母さんやおじいちゃんと一緒に動物園遠足。今週に入り風邪をひいて熱が出てしまったお友達が2名欠席してしまい残念でしたがとてもいいお天気。少しお母さんに抱っこしてもらいながらも歩いていろいろな動物に興味津々で見ていた子ども達。楽しい思い出がもう1つ増えました。帰りのバスでは全員夢の中でした。
2012年11月3日 土曜日
昨日は,すみれ組の子ども達がイチョウの葉が黄色になり始めているのに気が付いて話題にしていましたが、今日はりす組の子ども達がミニ図鑑を持って秋の虫を探していました。E君が廃材箱の中にあった笛を「ピッピ、ピッピ・・・」と吹き、5、6人の男の子達が列になって、花壇の近くや畑の周り、木の下と場所を変えながら探していました。幼虫やだんご虫の赤ちゃん、ワラジムシなどを見つけ、虫に詳しい男の子が、「だんご虫と似とるけど、おしりのところが違うんよ。」と教えていました。又、だんご虫の赤ちゃんを見てk君は、「落ち葉は食べるかな?」と興味をもっていっていました。自分達のミニ図鑑に載っている、秋の虫をを見つけることができず、少し残念そうでしたが、又、園外に行った時に本物の秋の虫が、見つけられたらいいなと思いました。
りす組に、11月から新しいお友達が増えました。りす組の子ども達から「Tちゃん!」と声を掛け、「一緒に遊ぼう!」と誘ったり、手洗い・うがい、昼食準備の仕方を教えてあげたりする姿がたくさん見られました。年中のこの時期にもなると、自分のことだけでなく、お友達のことを気にかけて色々なことに気付いたり、困っている友達に優しく声を掛けたりすることが出来るのだなと思い、とても嬉しく思いました。
昼食後、じゃんけん列車、自己紹介をして遊びました。自己紹介では、それぞれが自分の名前と、自分の好きなもの(こと)を、少し照れながらも大きな声で言うことができていました。これから、みんなでたくさん遊んで、色々な経験をしていきたいなと思いました。
年長組では、全クラスで新しいピタゴラゆうえんちを作り始めました。くじら組の子ども達から、アドバイスをもらいながら、試行錯誤して作っていました。きりん組のH君は、くじら組のピタゴラを見に行っては、真似をしたり、クラスで相談したりしてみんなで協力して作っていました。今日は時間が足りず、子ども達は「明日も続きがしたい」と言っていました。次はどんな面白いピタゴラが出来るか楽しみです。
今日の手作り給食のメニューは、銀杏、にんじん、揚げ、ちりめん入り炊き込みごはん、さんまのかば焼きあんかけ、しゅうまい、大根サラダ、柿 でした。
さんまのタレはさらっとしていて、ごはんにかけて食べるととてもおいしくて、子ども達も教師も「おいしいね」と話しながらおいしくいただきました。炊き込みご飯の中には、園庭のイチョウの木の下でみんなが拾った銀杏が入っていました。透き通ってきれいな緑色の実にすぐに子ども達も気付いていました。みんなで秋を感じました。
2012年11月1日 木曜日
今朝、登園して来た子ども達の第一声は「昨日楽しかったね~」「チーターもおったね」など、やっぱり昨日行った動物園の遠足についてでした。そして、どの学年でも動物の絵を描いたり、作品を作ったりする姿が沢山見られ、中には、おやつの絵を描く子どももいました。楽しい経験が、形にして表現されていく事ってすごいなーと改めて感じました。
又、今朝は一段と寒く感じましたが、子ども達には関係ありません。寒くなってきた分、戸外に出ると、おにごっこや、帽子とり、かけっこなど、体を使って遊ぶ姿がみられるようになった気がします。すみれ組さんも、帽子とりゲームをして、沢山走って、楽しみました。そして「少し休憩ー!」と、アヒルさんの遊具に集まっていると、急にS君が「あれ!これ見て!葉っぱが、黄色と緑で混ざっとる!」と、イチョウの木を指して言いました。周りにいた子ども達も、それを聞いて「本当や!なんで黄色黄色と混ざっとんやろー」と興味深々」です。じーっと見て、考えているち、Yちゃんが「分かった!イチョウになりよんよ。だって、本当はイチョウの葉っぱって黄色なんやもん。Yは、ひよこの時に見たけん知っとる」と、言いました。それを聞いて、「そおなんや。イチョウって本当は黄色なんや」と納得したり、「えー!でもこの前まで全部緑やったよ」と、言ったりしていました。それぞれに思った事を言って、真剣に会話する姿が見られて、私もつい吹き出してしまいました。イチョウの葉が、全て黄色になった時、今度はどんな会話が聞かれるのか楽しみです。
すみれ組のYちゃんとAちゃんは、ダンボールのお家を作り始めました。中には、猫のご飯があったり、靴下があったり、すべり台をつけたり、、、と、次々にイメージを広げて作っていました。年中さんのように大きな家ではありませんが、年中さんのダンボールの街や、年長さんのお店屋さんごっこが、その中にぎゅーっと入っている気がして、とっても嬉しくなりました。
最近、歌をうたうと、すみれ組では誰からともなく、その歌に合った振り付けを考えて動く姿が見られるようになりました。今日は、「夕焼けこやけ」を歌っていると「おててつないでみな帰ろう」の所で、全員が一斉に手をつなぎ、顔を見合わせて歌っていました。手をつないでいない子には、隣の子から手を出してつないでいるのです。かわいらしいその姿を見て、心があったかくなったのと同時に、手をつないで笑顔になれる仲間がいるって素敵だなーと感じた一瞬でした。
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