2012年9月4日 火曜日
9月に入ってもまだまだ暑い日が続きます。青い空に白い雲がもくもくと広がる中、「おはよう!」と元気よく子どもたちが登園してきます。真っ黒に日焼けしたお兄ちゃんお姉ちゃんに混ざってひよこちゃんたちも笑顔で登園してきました。
1学期の終園式のときに10名だった満3歳児のひよこちゃんですが、9月には保育所からもうすぐ入園してくるぴよひよちゃんも含めて20名になりました。最初は1名からのスタートだったのでにぎやかになり子どもたちも喜んでいます。入園当初は1人で遊んだり教師と一緒に遊んだりすることが多かったひよこ組の子どもたちですが、最近では2?3人で嬉しそうに遊んでいる姿がところどころで見られるようになりました。「○○屋さんごっこ」が流行りで戸外でお砂のパン屋さんやケーキ屋さん、保育室では粘土を使ってお団子屋さん…と様々な「ごっこ」が始まっています。「いらっしゃい!いらっしゃい!!」と元気のいい声が聞こえてきて「何屋さん?」と聞くと得意げに何のお店か教えてくれます。
またひよこちゃんたちは三輪車も大好きです。けれど大きな三輪車は自分ではまだ動かすことができません。しかし戸外で遊ぶときお兄ちゃん、お姉ちゃんが後ろから押してくれます。そして楽しく遊ばせてもらったひよこちゃんたちは経験を元に自分たちで押し合いっこをして遊ぶようになりました。順番に交代しながら乗ることもできていて、子どもたちの社会のルールを守る力や、お友だちを思いやる心が育っていくのだなと思いました。お兄ちゃん、お姉ちゃんに助けられ、世話をしてもらいながら楽しく過ごしているひよこ組さんが大きくなったときに、やっぱり小さなお友だちに優しくすることができるようになるんだろうと、今から成長が楽しみです。
今日の昼食前、手を洗っているたんぽぽ組さんたちが「先生!何か聞こえてくるんよ!!」と教えてくれました。「どん!どん!しゃーん!!」と年長さんの鼓笛隊の練習の音です。たんぽぽ組のRくんは耳に手を当てて「雷かな?ドーンって言っているよ!」と目をキラキラさせながら言っていました。
昨日、今日と昼食時に「おはなしでてこい」というCDを放送してもらいました。昔の人はラジオを聴く習慣があり耳から聞いた情報を頭の中で絵にしてイメージすることができていました。けれど、今の若い人や子どもたちは産まれてきた時からずっとテレビのある生活で、目から得た情報でないとイメージすることが困難です。副園長からこの話を聞いて自分自身「確かに…。」と反省しました。教えてもらったことを絵にしてイメージすることでスムーズに行動できるのに、それができていないことで、子どもたちにも迷惑をかけてしまします。けれど今日、3年保育のすみれ組のIちゃんとSちゃんは「おはなしでてこい」を聞きながら登場してきたウサギとカメの絵を描いていました。2人で1枚の紙に絵を描いていたという話を職員会で聞いた教師たちは驚いて「すごい!」と感心しました。すでに3歳にしてお話を聞いてイメージして絵に表現できる子どもに「さすが、みつばっ子!!」と遊びの経験の大切さを実感しました。子どもたちに教師からの語りかけや、素話を聞かせる経験を増やし自分の想像力でお話を楽しむ力をつけていきたいなと思いました。
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