2012年9月12日 水曜日
二学期が始まってみまだまだ暑い日が続いていますが、そんな中で幼稚園の砂場はとても涼しい穴場になっています。そこに集まって遊んでいたのは、年少組の子どもたちでした。「はい、どうぞ。」と、年少児が呼びかけた先には年長児とひよこぐみの子が遊んでいました。「いらっしゃーい。」「ジュースください。」とAくんが言うと、Bくんがコップに砂を入れて「はい。」と渡していました。一方ではパイプをつなぎ、ジョウロで水を流しているプレ年少の男の子がいました。水をたくさん流していたので、大きな水たまりが出来ていました。ひよこぐみは二学期から新しい友達がたくさん増え、入園したばかりの子どもたちが自然に年少組の友達の中に入って遊んでいる姿をみて嬉しく思いました。幼稚園って楽しいなと子どもたちに思ってもらえるように日々の計画をしっかりと立て保育をしていきたいです。
さて今日も朝から台所からいいにおいがしているのに気付いて子どもたちが「今日の給食はなに?」と楽しみに待っていました。らいおん組では「給食の準備をしよう。」と声を掛けると、子どもたちが自分で机をだしたり、ふきんで台を拭いたりと準備をてきぱきと始めました。一人で机を持っている友達を見つけると、さっと駆け寄って手伝う子の姿も見られて嬉しいなと思いました。「自分たちのことは自分たちでする。」子どもたちが自分から気付いて動く姿がこれからたくさんみられるようにかかわっていきたいです。
ところで今日の献立は天ぷら(カボチャ、ちくわ、かき揚げ)、ゴーヤの酢の物、えのきとひき肉のソテーでした。おかわりをたくさんして、えのきとひき肉のソテーはきのこ丼にするとおいしことに気付いた子どもたちが、ソテーときのこ丼の二つ食べ方で味を楽しんでいました。
2012年9月11日 火曜日
三葉幼稚園の一角に、今ほのぼのと心温まる場所があります。
今朝もその場所に行ってみると年少さんのAちゃんとBちゃんがなにやら話しかけていました。そこには、7月に生まれたうさぎの赤ちゃんが大きくなり、ウサギの家族がとても幸せそうに暮らしているのです。この家族は、とても仲良しで、見ていると、夫婦、親子の愛情たっぷりと感じられるのです。そして、またまた、4匹生まれ、3匹が元気に育っているのです。穴から時々顔を出して、あたりをキョロキョロ。とてもかわいい頃です。
幼稚園にいらしたら、是非、ほのぼのとしたこの場所を覗いてみてください。
さて今日は、松山市の交通課の方と西警察署の予防課の指導員の方による交通安全教室がありました。
ホールで、交通ルールについてのお話を聞くときには、どの子どもたちもしっかりと聞いていました。腹話術のたー君が出てきた時には、誰もが皆、たー君に釘付けになっていました。たー君と一緒に「私は必ず止まります。右見て、左見て、もう一度右を見て、手を挙げて渡ります。」と大きな声で、道路を渡るときの練習をしました。映画の中では、りすのりんちゃんが、ボールを追いかけて、道路に飛び出し、車にひかれそうになった場面では、子どもたちも「あっ!」と声を上げていました。映画の後、交通課の方の質問に次々と答える子どもたちを見て、「みんな元気がいいね」と感心しておられました。
さて、しっかりと話を聞いた後は、園庭の仮設道路での実施指導です。子どもたちは皆、交通課の方の話を聞いて、横断歩道を渡ったり、曲がり角では、止まって顔を出して、右左を確かめてから歩いたりと少し緊張気味になりながらも、交通ルールを守って実施指導を受けることができました。「年長さんと年少さんで4人組になってね」の声に年長さん2人が両端に立ち、年少さん2人を中に挟んで4人組を作っていました。さりげない仕草の中に思いやりが見られて、とても嬉しく思いました。そして道路を歩くときも優しくエスコートをしていました。そのおかげで、園児全員の実施指導も約30分で終わり、交通課の方も驚かれていました。
ひまわり組のC君とD君は、昼食後、赤、黄、青の積み木を立てて並べると、それを信号機に見立てて、道路を歩く練習をしていました。何でもすぐ遊びの中に取り入れる・・・さすが三葉っ子です。おうちの方と道路を歩くときもきっと子どもたちは、今日、皆で体験したことを思い出す事でしょう。是非、時間を作って、お散歩に出かけてみませんか?そして、是非、大人も交通ルールを守って歩くことをお忘れになリませんように。子どもの手本になってください。
2012年9月10日 月曜日
「ガタンゴトン。ガタンゴトン。」と言いながら車を押していたひよこ組のA君。車を力強く押しながら進み、後ろを振り向くと2本の線ができていました。何かを思いついたA君は、戻って指で何本も線を引くと長い線路になりました。もっともっと長い線路を作ろうと、再び車を押して色々な方向に曲がりながら進んでいきました。後から登園してきたひよこ組のB君もA君の線路を見つけて、急いで自転車を持ってきて、「ガタンゴトン。ガタンゴトン。」と言いながらA君の作った線路の上を走っていました。そこを通る友達に「線路ができとる?!!すごーい。」と声を掛けられるたびに照れて車に隠していたA君でした。
ぞう組では、「おはなしでてこい」のCDの中から”うさぎとかめ”の話を聞きました。聴くのは4回目でしたが、前回のお話を聞いた時にお話を聞きながら好きな場面の絵を描き始めた戸外いたので、今日は全員で絵を描いてみることにしました。さすがに4回目になると、話の流れも分かってきて、お話が始まるとすぐに自分達が好きな場面を描いていきました。一番人気だったのは、かめがウサギに勝ったところや、うさぎが昼寝をしているところ。他にも、鹿やネズミと競争しているところと、一人ひとりが心に残った場面を描いていました。途中かめの歌が聞こえてくると、みんなで声を合わせて歌いだしたりと、お話の中に入ってとても楽しそうでした。
今日の給食は、子ども達の大好きな豆乳シチュ―♪でした。「おいしいね♪」と話しながら、何回もおかわりをしていました。
2012年9月7日 金曜日
今日は、年中組がみつばとしょかんで本を借りる日でした。借りる前に本は大切に扱うこと、絵本サークルの方に自分の名前を言った後、図書カードを渡して記入してもらうことなど、いくつか約束事をしました。黄色の真新しい図書カードを手にした子どもたちは、生き生きとした表情で本を選んでいました。なかには、「これにしようかな?やっぱり、あっちにしようかな?」とつぶやきながら選ぶ姿も見られました。どのクラスの子ども達も約束事を守って借りることが出来、とても満足そうでした。借りた本は、家庭で大切に扱って読んで月曜日には、図書館に返すことになっています。
さて、9月17日は、敬老の日です。園では、おじいちゃん、おばあちゃん、親戚の方など子どもが大好きな方に、はがきに絵や文章を書いてお届けするようにしています。ぱんだ組では、昨日からおじいちゃんやおばあちゃんに心を込めて絵や文字を書き始めています。「○○ばあちゃんは、ピンクの洋服が好きなんよ」「僕は、運動会に来てほしいな」とつぶやきながら丁寧に書いていました。書いたはがきは、園児がポストに投函します。
今日の手作り給食の献立は、「胚芽米、鶏のからあげ、カボチャの煮物、ニラもやし炒め、果物」でした。給食で使用したカボチャは、実は昨年、園の畑で出来た物の種を蒔き、そして苗を育てその苗から実った物です。運転手さんが大切に世話をしてくれたカボチャを20個使い、副園長がアイディアいっぱいの料理にしてくれました。そして、ニラもやし炒めのニラも園で収穫した物です。スーパーで買った物よりも柔らかくとても美味しく食べました。園内放送でもそのことを子ども達に知らせると興味津々で聞いていました。本日の職員会で副園長から園で収穫したカボチャやニラも種から苗、そして実へというふうに命をつなぎながら育てている野菜であることを教えてもらいました。そして、子どもを育てるように一生懸命、世話をしてくれる人がいて自分達の口に入ることに気付き感謝の気持ちを伝えることができるように指導していかなければと話し合いました。野菜の他にも園で飼育している、ウサギやザリガニ、カブトムシなども5年、6年と大切に飼ってリレーのバトンのように命でつないでいる動物も沢山います。その意味をしっかり理解して今後も大切にしていきたいと思います。
2012年9月7日 金曜日
幼稚園の夏休みが終わりに近づいた8月の下旬、保育所では地震の避難訓練をしました。まず、避難訓練の前に『じしんがあるとき、どうするの?』という紙芝居を見ることにしました。紙芝居の中の絵を見ながら「頭を隠して小さく小さくなーれ!」「かくれんぼよ」と言うと、保育士を見ながら子ども達も頭を隠して小さくなってみせてくれました。紙芝居が終わり避難訓練です。「グラグラグラ 地震よ。こっちに来て隠れて」と言いながらマットをあげると、子ども達は遊びをやめて、少しずつマットの中に入ってきます。
始めはキョトンとしていて玩具を持っていた子ども達もやってきて入りました。保育所は次々と入園してくるので、避難訓練のたびに初めての子がいるのです。揺れが止まると、帽子をかぶって三階の会議室まで上がります。どの子も静かに歩いてトコトコと階段を上がっていきました。広い会議室に着くと思わずいつものように走りかけましたが、「ここに集まって座って!」という真剣な表情の保育士の言葉に静かに座ってお話を聞くことができました。毎月、訓練を重ねているので、泣く子は次第に少なくなり、この日は誰も泣くことなく お話も静かに聞いていました。いつ、本当の地震が起こるかもしれません。震災がないことを祈りながらも「地震よ!」の呼びかけに小さいながらも反応し、保育士の話に耳を傾け行動できるように、また、保育士も役割分担して子ども達をすばやく誘導できるように訓練を重ねて身につけていきたいと思います。
2012年9月6日 木曜日
たんぽぽ組の前のテラスで、子どもたちが大勢しゃがみ込んで何やら騒いでいました。近寄ってみると、パンのクズが蟻の穴の入り口をふさいで、蟻たちが右往左往していました。「どこからパンを持ってきたのかしらねぇ。」と言ってみんなでその様子をしばらく眺めていました。コンクリートの隙間に出たり入ったりしている蟻たち。「この中が蟻の巣なのかな。」と見ながら、中はどうなっているのか不思議そうに目を細めて見ていました。そこで、副園長がある秘密兵器を持ってきてくれました。その名も、『アリのす観察キット』!先日Gakkenさんから頂いたすぐれものです。蟻を捕まえて入れておくと、蟻の巣ができる様子や地中の中での蟻の姿が見られるというのです。さっそく蟻を捕まえようと、捕獲用カプセルを仕掛けますが、なかなか入ってくれません。今日も登園を渋っていたうさぎ組のA君がいつの間にかアリ隊長になって動いていました。「あっちの土のある所に置いたらどうだろう。」「エサを中に入れないと!」などと、みんなであれこれ考えて、事務所横の花壇に設置しました。すると、みるみるうちに蟻が集まってきて、子どもたちも大興奮。気が付いたら中のエサを奪って逃げていく蟻の姿も・・・。B君があわててふたを閉めて、手でおおいながら観察キットの所まで走って行って、入れました。一方、それを知って集まってきた年長児たちが、テラスで部品の組立てや水を入れるのはどうするかでこちらも試行錯誤していました。みんなで協力して、なんとか完成しました。「あ!蟻が入っていったよ。」と、食い入るように見つめながら、観察していたC君。でも、蟻が小さくてなかなか蟻が通った道が見えにくかったので、今度は大きな蟻を捕まえにいかないと、と思った子どもたちです。今後、どんな蟻の王国ができるのか楽しみです。登園を渋っていたアリ隊長のA君も、いつの間にか友達とかかわっていました。
それから、年少組の子どもたちは園庭で運動会の踊りをしました。今年の踊りは『元気一番!テーゲー』。沖縄民謡風で、とてもノリのいい曲です。『テーゲー』という言葉は、沖縄の言葉で[適当/気にしない]という意味です。曲中の「テーゲーテーゲー♪」というフレーズに合わせて手を大きく動かして、気にしない、気にしなーい。かけっこでこけちゃっても気にしない、気にしなーい。先生に怒られちゃっても気にしない、気にしなーい。気にしなーいの振りつけを覚えて陽気に踊る年少さん。入退場も、『ハイサイおじさん』の曲に合わせて手をぐるぐるまわしながら移動する事になり、子どもたちもケラケラ笑いながら走っていました。しかし、目的の場所に着くと、ぴたっと止まってしまったたんぽぽ組さん。そこへ副園長がやって来て、「どこでもいいからついておいでー。」と言って走り出すと、キャーキャー嬉しそうに踊りながら追いかけて、みんな笑顔になりました。ちょっとした遊びも取り入れながら、これからも楽しく踊りを覚えていきたいと思います。
ここで、三葉ニュースです!なんと、数週間ほど前に、またまたうさぎの赤ちゃんが生まれました。4匹生まれたのですが、残念ながら1匹は調子が悪く、今朝命をひきとってしまいました。くま組さんに声をかけると、「かわいそう。」「ゆっくり眠ってね。」と言って見ていました。一緒に埋めに行くと、「どこで眠っているか分からないからお墓を作ろう。」と言って、お部屋に帰って作っていました。「うさぎさん、天国に行けたらいいね。」と話しながら、命の尊さを感じ、冥福を祈った子どもたちでした。プール横のうさぎ小屋は家族が増えてとってもにぎやか。命の大切さを子どもたちと身近に考えながら、育てていきたいです。
2012年9月5日 水曜日
今日は朝から年長さんが退場門に運動会の絵を描いて飾ってくれていました。これから少しずつ運動会に向けてアーチなどの飾りを子ども達とすすめ、期待がもてるようにしたいと思います。
先日、「みーつけた」のDVDで段ボール迷路を視聴した子ども達は次々とおうちから段ボールを持ってきてくれています。どうやって作ろうかな?とイメージを膨らませている子ども達は、部屋にあるドリームマットを取り出してきました。始めは、三角に組み立てて壁を作っていたのですが、それではなかなかうまくいかないと思ったようでマットを並べはじめました。次々とつながるマットは行き止まりになったり、回り道になったり、友達と意見を出し合いながら一つの道になりました。迷路を作るためにはまず、どの道を通るのか道筋を立ててから周りに道が見えなくなる壁を作っていけばいいのではないかと考えついたようでした。作業をしている子ども達の隣りでは迷路の設計図を描いている子。出来上がった道を見ながら道の図を描いている子がいました。身近にあって失敗しても何度でも作り直せるマットで迷路の道を作っていけばいいということに気付いた子ども達はすごいなと思いました。
今日の給食は子ども達が大好きなカレーライスでした。副園長がルーも小麦粉を練って一から作るカレーはどの学年もあっという間になくなっていました。そして、今日はなんと苦くて有名なゴーヤのチップスがでました。「ゴーヤは苦いやろ?」という子ども達がパクリと一口食べて「えっ?!苦くない!甘い!」とびっくりしていました。副園長の新作料理は隠し味と作り方でこんなにもおいしいおやつになっていました。
お話でてこいのCD放送では、昨日に続いてもう一度「うさぎとかめ」を聞いてみました。すると、すみれ組のIちゃんとSちゃんは今日はうさぎさんが手紙を渡しに行った絵を加えて、本物の物語りに自分の想像したことを描き足していました。年少組の他のクラスでも放送で聞いたことをすぐに身体表現している姿がみられました。年中組では、うさぎやかめになりきって聞いたセリフをそのまま声に出して友達とのやりとりを楽しむ姿がみられました。子ども達は耳で聞いたお話を身体や言葉で表現して、劇遊びごっこを楽しみ始めたようです。年長さんは、聞いたものからイメージして紙芝居を作っていこうという話になっているようでこれからどうなっていくのか楽しみです。
コメント (「自分たちでできるよ!」 らいおん組 二宮永実 はコメントを受け付けていません)