幼稚園の日記(ブログ)

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2012年6月8日 金曜日

 今日はあいにくの雨。実は、昨日の職員会で、そろそろ木工遊びのコーナーを環境として出そうと話し合いをしました。年少さんにとっては初めての木工、年中さんもまだ手初めの段階、年長さんにとってはおそらくほとんどの子どもが経験している遊びということで、まずは私達がこの時期の子どもに合った使いやすい木材を調達して、こんなイメージを持って作ってほしいなという願いを持って環境作りをしましょうと話し合いました。今年はまだ計画が出来ていなかったのですが、どうしてもたたき染めも慣れてきたので、木工遊びをさせてあげたいということで、アドバイスをもらい、プール前のカーポートに出すことになりました。準備をした副園長の打つ”トントントン”という金づちの心地良い音を聞きつけて寄ってきた年少児のあと次々とやってきて、いつの間にかその場所は、子ども達でいっぱいになっていました。そこで副園長が、「先生達も作って」と、傍にいる教師に声を掛けました。A先生は木片でうさぎを作りました。B先生がちゅうりっぷの花を作っていると、たんぽぽ組のCちゃんとDちゃんが、「なにしよん?」と言って、その様子をじっと見ていました。うさぎを見たCちゃんは、「僕も作りたい!」と言って、初めての木工遊びを始めました。これが必要な環境だと気付かされたのでした。子どもがそんな教師の姿を見て、「自分にもできる!」 「やってみたい!」等、やってみようとする意欲が出てくることを、改めて感じた1日でした。

 また別に、年長さんが作るコーナーを用意するようにアドバイスをもらい、テント下に用意しました。そこでは、教師が木材をのこぎりで切って見せると、「やりたい!」と言って、自分で必要な長さに線を書いて切る姿が見られ、イメージを広げながら集中して釘を打っていました。たたき染めはどこを打っても染まりますが、木工は1本の釘を打つので、集中する力が必要となる遊びです。この時の子どもの集中力はすごくて、指から血がにじんでもやめようとしない年中児の姿も見られ、職員室で話題になり、来週はもっと良い環境作りをしようと張り切っている所です。

☆本日の給食☆

カレーライス(収穫したじゃが芋と玉ねぎが入っています)

大根サラダ

枝豆

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コメント (「初めての木工遊び☆」  くじら組 村田麻美 はコメントを受け付けていません)

2012年6月7日 木曜日

 休み明けの今日子どもたちは元気に明るい挨拶とともに登園してきました。バスから降りた子どもたちは、「おはよー!」と言ってハイタッチをしにきてくれました。

お部屋に行くと、ぺんぎん組のAちゃんが「先生、カイワレ大根もう芽が出とったよ!」と教えてくれました。それを聞いて、周りにいた子どもたちが「えー!どれどれー!」と言って、新聞紙をそっとのけてのぞいていました。すると、「わぁー!ほんとだぁ!」という声が次々に聞こえてこました。カイワレ大根を育てるのは二回目の子どもたちは今度こそは全部食べられるように育ってくれるよう期待でいっぱいでした。だから給食を食べたらみんなで水をあげようねとそのとき話しました。

今日は、戸外に色水遊び用の花と道具が出してありました。その花を見て、「この花、前の駐車場の畑で見た花だ。」と子どもが口々に言っていました。子どもたちはみんなで畑に行って見た赤いきれいな色の「タチアオイ」という花を覚えていたのです。このように花一つで、まずは観察する楽しさ・そして枯れてしまっても色水にして遊べる楽しさを味わえるのは本当にすばらしいことだと思いました。

戸外にあるリリコにも子どもたちは自分の意思で水をあげていました。そのとき、小さな花が咲いていることに気付いている子がいました。リリコの背もだいぶ高くなったので腰がまがってしまわないように支柱を立てることにしました。毎日観察したり、世話をしたりすることでたくさんのことを子どもたちは発見したり気付いたりするのだと思いました。

他にも戸外では年中児が年長児がうさぎの世話をしているところを見て、野菜を小さくちぎってうさぎにあげていました。そして、年少児にも「小さくちぎってあげるんよ。」と教えてあげている姿を見て微笑ましいなと思うと同時にうさぎの世話を通しても子ども同士の縦の交流がされているのだと気付きました。

今日は、歯科検診がありました。歯科検診を受けるにあたって子どもたちに話をしました。一つ目は、名前やお礼をしっかり言うこと!二つ目は、待つときは静かに待つこと!三つ目は、口を開けるとき、大きな口を開けるということ!そして年少児には初めてということで「今日お医者さんは痛いことしないから大丈夫だよ。」ということを伝え、恐怖心を取り除いてあげられるようにしました。

検診のとき、どの学年も話をしっかりと聞けていて、名前やお礼を自分で言うことができ、口も大きく開けることができました。

検診の後、ぺんぎん組では朝話した通りカイワレ大根の水やりをしました。B君は脱脂綿がひたひたになっていく様子を見ながらゆっくりと水をあげていました。そのときに、横や下などいろいろな角度から見ていました。C君は、「種が浮かないようにしなきゃ。」と言って注意深くしていました。みんな水やり一つでも、様々なことを考えながらしているのだと分かり、すごいなぁと思いました。

今日も一日、子どもたちはいろいろなことを考え、発見した一日でした。また明日もたくさんのことを子どもたちが発見することができ、それに気付き共感してあげられるようにしていきたいです。

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コメント (「初めての体験や発見をしたよ」  ぺんぎん組 上田有沙 はコメントを受け付けていません)

2012年6月5日 火曜日

今日は、すみれ組は、廃材遊びが盛んでした。子ども達はみんなが持って来た、沢山の廃材の中から自分の気に入った廃材を選んでは遊んでいまた。同じカップをたくさん集めて、積木のように積んで楽しむ子、上手に使えるようになったハサミで、廃材を切って楽しむ子、それぞれのイメージで子ども達は楽しんでいました。

。。

その中でAちゃんはBちゃんと一緒に、紙カップに沢山の切り込みを入れていました。たこの足を作っているのだと早とちりした教師が「わー!これはたこ?」と思わず言ってしまうと、2人は声を合わせて「違う~!お料理のねぎ!」と言って、先程切った所を、横から切っていきました。小さく切れたものを別のカップに入れる姿を見て、私達が玉ねぎをみじん切りにする方法と同じだな~と、その知恵に感動しました。廃材で何でも作ってしまう子ども達はイメージして、より本物に近づけるために切り方まで工夫するのです。

さて、先月の親子運動会の日にお父さん、お母さんにプレゼントしようと栽培したカイワレ大根がどういう訳か、きれいに育たなかったのです。それが残念でたまらなかった教師達は子ども達と相談して再チャレンジする事にしました。前回は、葉に黒点が出たり、元気がなくしおれてしまっていたので、今回は種屋さんに聞いたり、教師でどのように育てるとよいか話し合ったりしました。

・牛乳パックをやめて、ペットボトルにしてみる(入れ物)

・水を毎日、入れ替える(腐敗を防ぐ)

・黒ナイロンではなく、新聞でかぶせて暗くする(蒸れないように)

子ども達も、もう一回できると大喜びで次は、元気なカイワレ大根を育てようと大張り切りです。前回の経験から、みんな一粒一粒、大切そうに種を植えていました。最後に、カイワレ大根に新聞をかけて暗くして「先生、よく忘れるから、みんなも毎日、水がえする事を覚えておいてね。」と、頼むと「大丈夫!!言ってあげるけん」「覚えておくね。」と心強い返事が返ってきました。子ども達と、今度は元気なカイワレ大根ができるよう、世話をして成長を楽しんでいきたいと思います。

子ども達が降園した後、こっそり覗いてみると、もう皮が割れて目がでようとしていました。

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コメント (「再チャレンジ!元気なカイワレ大根にな?れ」  すみれ組  松田 亜弓 はコメントを受け付けていません)

2012年6月4日 月曜日

 先週、年少組の子ども達がじゃが芋ほりに行った事を知った年長児達は、「じゃが芋ほってきたん?」と今日のじゃが芋ほりを楽しみにしていました。そして、今朝登園してきた年中、年長組の子ども達は、登園してくるとすぐに「じゃが芋ほりに行くんよね?」と嬉しそうに言ってきました。朝は少し曇り空でしたが、太陽も出てきて暑い程でした。

 副園長の話の中で、子ども達の興味をそそったのは、”日焼けしたじゃが芋”の話です。土の中で大きくなったじゃが芋が土から少し出ていたところが茶色くなっているのは何故かというお話の中でのことです。教師が世話が足りなくて、土をかけてあげなかったので、じゃが芋は太陽に当たりすぎて日に焼けて茶色になってしまったのでした。「夏になるとみんなも日焼けして肌が黒くなるよね。それは、太陽の光から体を守るために黒くなるんだよ。」と分かりやすく説明してくださいました。それを聞いていたので、大きさを分けるときに、大きなじゃが芋、中くらいのじゃが芋、小さいじゃが芋、日焼けしたじゃが芋という風につぶやきながら分けていました。

 新しいじゃが芋に栄養をたっぷり与えたお母さん芋は小さくしぼんで、しわしわになっていました。植物にもお母さんがいて、そこから芽が出て、根が出て、栄養をもらって大きくなっていくことを様々な野菜栽培を通して学んでいる子ども達ですが、それを世話してくれた人達への感謝の気持ちも大切にしていけるように教師がしっかりと伝えていかなければなりません。せっかく大きくなった玉ねぎを踏んで歩く子、耕してある畑に平気で足を踏み入れる子、その子達の行動に気付いて、指導することをしなかった教師を、副園長は悲しい気持ちで見ていたと寂しそうに言いました。日々の保育で何が大切なのか、子ども達にとって何が必要なのかを考えながら一緒に生活して気付かせるのが教師の役割であることを改めて教わりました。

 じゃが芋をほって沢山動いて汗をかいた子ども達は、園に戻ってくると「おなかすいた?」「今日の給食何かな?」と楽しみにしながら準備を始めました。今日の給食は、ウインナーパン、豆乳シチュー、ふかし芋でした。おかわりが沢山あり、どんどんどんどんおかわりに来てシチューがなくなるまで子ども達の列が途切れないほど大人気でした。また、ふかしじゃが芋は、ほくほくで口の中いっぱいに新じゃが芋の香りが広がりました。金曜日に年少組がほったじゃが芋と玉ねぎは今日の給食に使われて、おいしく頂くことができました。農園で取れたものを給食でいただけることのありがたさを改めて実感した1日でした。

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コメント (「じゃが芋ほりをしたよ!!」             くま組 細川 渚 はコメントを受け付けていません)

2012年6月2日 土曜日

 今週はぐんと暑くなり、ぴよちゃんたちもほとんどの子が半袖で登園してきました。大好きな外遊びがたくさんできるように今週は早めに外に出て遊んでいます。幼稚園児たちも泥あそび、水遊びが始まり、砂場では子ども達がアイデアを出し合いながら、立派な川や池、温泉を作っていました。そんな楽しそうな雰囲気にぴよちゃん達は興味津々です。保育士達の「待った!」を聞くはずもなく園児たちと同じように泥水のなかに入って小さな足で一生懸命歩きます。時々、園児たちに「まだ入ったらダメだよ!」と言われることもありますが、ぴよちゃん達は遊ぶのに夢中でお兄ちゃん達の声はまるで聞こえてないかのようです。そんなぴよちゃんを保育士が「ごめんね!」と慌てて連れて行こうとすると、今度はお兄ちゃん達の方から「いいよ!僕たちがぴよちゃん達と一緒に遊んであげるから。」と声をかけてくれました。初めはダメと言っていた園児たちはぴよちゃん達のことを気にしてくれ、転びそうになると手を差し出してくれ、泥水の中に座っていると「つめたいよ!」と立たせてくれるなど優しく世話をしてくれる姿が見られました。しかし、水遊びが大好きなぴよちゃん達はそんなことを気にすることなくどんどん泥水に入っては、ピョンピョンはねてみたり、泥水の中でバシャバシャと足を動かしてみたり、中にはお兄ちゃん達のようにコップを持ち、水をくみに行ってみたりと、それぞれがドロドロになりながらも楽しんでいました。そんな中で、ぴよぴよ用にと小さなお風呂を作ることにしました。始めは、ぴよちゃん達だけで穴を掘り、パイプから水を流してお風呂づくりをしていたのですが、ぴよちゃん達のことをいつも気にしてくれる年長の男の子たちがのぞきに来てくれました。「なんしよるん?」と聞くお兄ちゃん達にぴよちゃん達は「おふろ!」と答えました。すぐにお兄ちゃん達は「手伝ってあげる!」とスコップで穴を掘る係、水をくむ係、パイプを持ってくる係と役割分担をし、作り始めました。「こうやるんよ!」と1つ1つ丁寧に教えてくれながら着々とお風呂が出来上がっていきました。ぴよちゃん達も大好きなお兄ちゃん達と一緒にできることが嬉しくてお兄ちゃん達の手を握って離しません。出来上がるとお風呂の取り合いになるぴよちゃん達の姿を見て、お兄ちゃん達は「みんなで仲良しするんよ!」と自分たちは入らず、ぴよちゃん達が入れるようにと声をかけてくれました。ぴよちゃん達は、小さなお風呂に入ると、「やったー」 「キャー」と嬉しさのあまり大騒ぎです。保育士に「お兄ちゃん達にありがとうは?」と言われるととっても大きな声で「ありがとう!」が言えました。在園児達と関わって遊べる環境のありがたさをいっぱい感じた場面でした。

     

 先日、お誕生日の子の写真を撮っていた時のことです。ぴよちゃん達は「僕も撮って」とどんどんやってきては「にっこにっこにー」のポーズをしていました。そんな時に撮れたかわいらしいぴよちゃん達の写真です。

    

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コメント (「どろんこだいすき!」     ぴよぴよ 山口菜実樹 はコメントを受け付けていません)

2012年6月1日 金曜日

 今日は一日夏日を思わせる一日でした。園庭に出ていたりす組の子ども達は、アヒルの遊具の陰になるところで涼しんでいました。ぱんだ組の子ども達は、所持品の始末を終えると、昨日遊んでいた砂場に走っていき、「今日も続きをしよう!」と集まってきていました。昨日の遊びがとても楽しかったようです。

 たたき染めに使う葉の裏にカタツムリがいるのを教師が見つけました。それを見たりす組の子ども達は、「カタツムリのことを調べに行こう」と行って、張り切って図書室に行きました。図書室に入ると、早速カタツムリの本を見つけ、読んでいくと、カタツムリのことがたくさん書いてありました。その中で、子どもたちが興味を持ったのは『食べた物でウンチの色が変わる』というページでした。「凄いね!」と言いながら、実物のカタツムリをまじまじと見ていました。とても静かできれいな図書室。子ども達が「調べたい!」「読みたい!」と思える場所だからこそ、どんどん利用していきたいと思いました。

 今日は、みんなの大好きな手作り給食。朝からとても良い匂いが、年中フロアにまで漂っていました。今日は、みんなで収穫した、しいたけが入っていました。しいたけの生長に興味を持っていた子ども達は、すぐに気が付くと、野菜が苦手な子どもも「美味しい!」と言って食べていました。これこそ食育だなと思いました。植物の成長を楽しみに、世話をしたり、観察をしたりして、それが食べられるようになることで、子ども達も嬉しさは格別なのであろうと思いました。これからまたどんどん色々な植物が出来るのを楽しみに、子ども達と世話をしたり、観察をしたりしていきたいと思います。

 今日は年少児のじゃがいも掘りがありました。とても楽しみにしていたようで、朝のバスでは「今日、じゃがいも掘りに行くんよね?」と嬉しそうに話していました。年少児は、三葉幼稚園の近くにある゛さんや市場さんの畑゛に行きました。途中さわやかな風と自然、そして、とても良い風景を見ながら歩いていきました。電車が通ると「あ!〇両の電車だ!」と会話を楽しんでいました。じゃがいも掘りのところまでの道のりは、本当に大自然がいっぱいです。ちょうちょがとんでいたり、虫がいたり、色々な野菜が植えてありました。子ども達はそれに気付き、口々に話していました。

じゃがいも畑に行くと、黄色い葉が横たわっていました。副園長に「駐車場の畑のじゃがいもの葉はまだ緑だけれども、ここのじゃがいもは黄色くなっているね。それは、じゃがいもが出来ていると言う印だよ。」と教えてもらいました。畑の土が思ったよりも掘りやすくて子ども達が自分の力で次々出てくるじゃがいもを嬉しそうに掘り上げていました。

次に玉ねぎを抜きに行きました。玉ねぎ畑に付いた瞬間思わず玉ねぎを抜いてしまう子どももいましたが、一人一個の玉ねぎを抜いた子ども達は、しっかり手に握りしめて園まで持って帰りました。

帰り道にはやぎにえさをあげました。「玉ねぎも食べるのかな?」と子どもから質問があると、畑のおじさんが「何でも食べるんだよ。」と教えてくれました。やぎのメイちゃんは、みんなが会いに来てくれるから、と可愛い水玉の赤いリボンをつけて待ってくれていたそうです。今日のじゃがいも掘りで、様々な学びがあったなと思いました。帰りのバスの中で「とても楽しかった!」と嬉しそうに話してくれました。

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コメント (「自然がいっぱい」  りす組 竹田佳那子 はコメントを受け付けていません)