2012年5月23日 水曜日
朝、おへやの環境を整えていると、「先生おはよう!!」という大きな声が聞こえたので振り向くと、たんぽぽ組のA君がにこにこの笑顔で手を大きく広げて立っていました。入園から約1か月と少し・・・年少さんも初めは慣れない環境で不安そうにしていましたが、今ではみーんなにっこにこ。だんだんたくましくなってきました。シール帳にシールを貼ると、「行ってきます!」と言ってすぐに外へ飛び出して行きました。外に出ると、B君が肩をポンポンとたたくので、「どうしたの?」と聞くと、「トマトのリリコちゃんにお水あげてきたよ。」と言って、微笑みました。毎日の植物の世話も、楽しみの一つのようです。
泥場のコーナーに行くと、大きくてまん丸いきれいな泥だんごを持った子どもたちがたくさんいました。年少さんが作ったおだんごもとってもきれいだったので、「わぁ、きれいだねぇ。」と声をかけると、「僕が作ったんよ。」と、自慢そうに見せてくれました。Cちゃんの手には自分の手におさまらないほどの大きなおだんごが!!図書室へ上がる階段の所では、何人もの子どもたちがさらさらの乾燥した砂を何度もかけては、ピカピカに泥だんごを磨いていました。この場所は、子どもたちのお気に入りの場所なのです。その様子を見ていたぞう組のD君が、「先生、これも見てやー。」と言って、お皿にたくさん並べたおだんごを見せてくれました。その数なんと8個!!まだまだ増やしたいようで、せっせと作っていました。泥だんご遊びも、学年によって作り方や遊び方、発展の仕方が違っていておもしろいなと感じました。また繰り返して作っていくうちに方法も違ってきたり、様々な工夫や発見をしたり、異年齢で刺激し合ったりして、どんどん上手になっていくことでしょう。まだまだ楽しみです。
また、今日も絵の具のコーナーが出ていて、子どもたちも遊びに来ていましたが、ここで教師の反省がありました。絵を描いたり、塗ったりするために紙を出していましたが、その紙が白地のもので、形も同じものばかりだったのです。絵の具で遊ぶのが初めての子や、絵の具を塗って遊ぶのが楽しいと思う子にとって、まっさらな白い紙だけでは、紙を選ぶ楽しさも湧かなければ、描きたいという気持ちも出てきにくいのです。そこで、副園長からアドバイスをもらって、カレンダーや包装紙の裏紙、新聞紙や裂いた紙袋など、様々な種類や色の『紙』を出してみました。すると、その中でも、子どもたちには新聞紙が大人気で、筆を手に取って大きく丸を描いたり、大好きなお母さんの絵を描いたり、トントンと筆の跡をつけて楽しんだりしていました。新聞紙だと、たくさん塗ってやぶれてしまってもOK、どんどんイメージも広がり、今日は『ぬたくり』を思う存分楽しみました。そして、絵を描いた新聞紙のまわりに包装紙を貼り、飾ってあげると、とってもかわいくて、喜んでいました。一方、2階のテラスでは、集中して絵を描く年長さんの姿がありました。いろんな素材、環境を用意して、子どもたちが「描きたいな。」「したいな。」と思える場所をつくって、色々な経験ができるように盛り上げていきたいと思います。
それから、今日は半分のクラスが屋外遊ぎ場にお散歩に行きました。年長さんと手をつないで歩く年少さんも、道中色々な景色を見ながら、楽しく歩いていました。
コメント (「何を描こうかな。何に描こうかな。」 たんぽぽ組 岩城悠 はコメントを受け付けていません)