2012年5月9日 水曜日
昨日からコース別に分かれて始めた運動会の練習。もう日にちも近づいてきています。昨日、運動会でのお土産の袋をどうしようか、と話し合いをしました。昨年は、年長児はアンパンマンのカレンダーで袋を作りました。年中・年少児は茶袋に模様を描いて作りました。今年はどうしようかと考えて、カレンダーをコップ型に入れ物を作るという案でした。しかし、よく考えてみると3歳児たちにそれを作るゆとりがあるのか。運動会まであと一週間・・・。かけっこや踊りをする時間をとりたいのに、この制作は子どもにとって楽しい物になるのか、時間に追われて意味のないものにならないだろうか、と言う副園長の言葉に、何が大切かと言うことに気が付きました。短い時間の中で、子どもたちが意欲的に取り組み、運動会に期待を持てるようにしてあげることが大切なことなのであって、子どもと向き合わないで大人の目先だけのことを考えていてはいけないとハッと目を覚まさされたのです。行事も保育のうち。行事が近付いてくると、とにかく目先のことにとらわれがちになってしまうのです。そして、副園長が封筒を使って簡単に作れる袋を考案してくれたのです。
早速、テラスにいる年長児のところへ来て、その手さげになった袋を見せてくれました。その袋の表には、親子運動会にちなんで、お母さんと子どもの絵が、裏にはこいのぼりの絵と名前が描いてありました。子ども達は、ワーッと目を見張るとすぐに副園長を見ながら、見よう見まねで袋を作り始めました。そして、あっという間に袋を作り上げていました。
その後、青コースの練習になりましたが、今日はとても日差しが強く、子ども達も少しだらけているように見えました。それを見た副園長は「今日は暑いね?。お水をまいてあげよう?!あっ、ごめん!水がかかっちゃった!!」とホースで水まきをしながら子どもたちにも水しぶきをかけていました。子ども達は「キャー」と大騒ぎしながらとても大喜び!そして、笑顔で練習に入ったのでした。
最後に副園長から、運動会ではお土産があることを聞きました。そして、「おみやげはたくさんあるけど、袋がないんだよね。みんな自分で作れる?」と副園長に言われて、「作れる!!」と元気良く応えた子ども達でした。それが、朝年長児に教えて下さった袋でした。小さい子ども達もイメージができ、楽しんで作ることが出来るだろうなと思うと、明日からがまたとても楽しみになりました。
また、運動会に向けて、年長児がアーチ作りを始めました。《親子運動会》ということで親子を題にして、動物を描き始めましたが、教師が思っていた以上に様々な動物を次々に描いていました。にわとりとひよこ、かえるとおたまじゃくし、ちょうちょと青虫、ぺんぎん親子、うさぎの親子、高度な題材に驚きです。私が描く動物より、何倍もかわいい動物達。子ども達で作っている親子運動会が楽しめそうです。
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