幼稚園の日記(ブログ)

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2012年2月29日 水曜日

 園庭の環境作りをしていると、昨日の夕方から降っていた雨であちらこちらに大きな水溜りができていました。「これを見たら子ども達は、思いっきり泥遊びをするだろうな♪」と、汚れることを覚悟しながら待っていると教師たちの思い通り、登園してきた子ども達は靴でそっと水溜りに入ってみたり、長靴できていた子は豪快に水溜りへジャンプしていました。未就園児保育に来ていたこあら組さんも、お兄ちゃん達が楽しそうにしているのを見て、一緒になって遊んでいました。泥んこ遊びが好きな子ども達!!どのクラスでも、教師達は泥んこになった服のお洗濯に大忙しだったことでしょう。一方、ままごとコーナーでも未就園児の子達がお兄さんお姉さんを真似して、ままごと遊びをしていました。「ネコさんの手よね。」と言いながら、野菜を切っていくと時間をかけて小さく小さく切ったり、年少児が切っているのをじっと見て切ったものをお皿に入れたりしていました。

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 今日も朝からトラックが園庭に入り、いくつものタイヤの跡ができていました。バスから降りてきて、早速タイヤの跡を見つけた年中児が、「迷路や!迷路や!」と言って跡をたどって走っていました。跡がなくなった所にゴールのマークとして「花まる」を書くと、「もう1回!どっちが早いか競争よ!」と言って競争していました。今日も工事が続き、2階のテラスから見える建設中の部屋を見て、「壁ができよる!あそこが入り口かな?」と完成するのを楽しみにしているようでした。

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 砂場では、昨日ぺんぎん組のAくんが山作りをしていた山がつぶれているのを見て、もう1度掘ってみることにしました。掘っていくうちに段々とお風呂のような形になり、「今日はお風呂を作る!」と張り切って作り始めました。途中、お歩きで早く登園していたぱんだ組の男の子達にバトンタッチすると、4人がかりでお風呂作りが始まりました。深い穴になると次は水を溜めることにしました。しかし、水を入れるとすぐになくなってしまい、ちょっとしか水が残りません。「どうしたら水が溜まるのかな?」とみんなで考えて、鍋を集めてそこに水を入れるという案が出ました。しかし、お風呂を作りたかったので次の案を考えることに・・・。すると、「砂は水を吸うけん、溜まらんのよ!」というBくんの一言を聞き、そこから「砂が水を吸わない為には、どうすればいいか?」と考え始めました。なかなか良い案が出ず困っていたので教師が、「凧を作った時に、ナイロン袋は風を通さんかったよね。」とヒントを出すと、子ども達は「水も大丈夫かも!!」と考えてナイロン袋を切り開いてガムテープでつなげて、お風呂の底に敷いてみると、水を溜めることに成功しました。次に、Cくんが「お風呂やけん、お湯を入れたらいい!」と思いつき、トイレに設置してある水道からはお湯も出ることを思い出すと、教師に手伝ってもらいながら、みんなでお湯をバケツに汲んで運び、温かいお風呂が出来上がりました。完成したお風呂に裸足になって入った子ども達は、ポカポカになりにっこり笑顔になりました。子ども達が想像していたお気に入りのお風呂は、未就園児達にも大人気のお風呂でした。

           

 いつでもどんな環境の中でも、その環境の中で楽しいことを見つけて遊ぶ子ども達。その様子を見ていると、今までの自分達の生活や遊びの体験がつながっています。この時期の子ども達は、算数や国語などのお勉強で学ぶより、様々な体験から知恵も技術も、そして算数や国語の基本も学んでいることがよくわかります。年長さんは、あと2週間で1年生です。学校でもこのような生活がきっと生かされることでしょう。明るく元気いっぱい、そして心遣いのできる子ども達って素敵ですね。

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