2012年2月15日 水曜日
朝から降っていた雨も子どもたちが登園した頃には止み、それに気付いた子どもたちは、教師と雨でぬれた遊具を使えるように拭こうと戸外に雑巾を持って出て行きました。雨上がりにいつも教師がしている作業をしっかりおぼえていて雑巾を片手にどんどんと自分で手際よく拭き始めました。「上のほうも拭かんといかん。」と言い、ジャングルジムに登って器用に拭いていきました。りす組のA君は「おーい。ちゅうりっぷ組さん雑巾もってお外に来て。」と声を掛け、一緒に拭こうと呼びかけていました。それを聞いてちゅうりっぷ組の子たちが出てくると、ますます張り切ったA君とB君は「ここもぬれてるから拭いてね。」「登ったら上のほうも拭けるよ。」と優しく声を掛けながら拭いている姿が見られました。
最近りす組には年少のちゅうりっぷ組の子どもたちがよく遊びに来てくれます。そのきっかけは発表会の踊りを教えてほしいと、ちゅうりっぷ組の保育室をりす組の子どもたちが訪れたことからでした。ちゅうりっぷ組の子どもたちがりす組に集まり、年中組がしたオペレッタをしたいと「先生、ブレーメン掛けて!」と言ってきました。曲を掛けると、りす組のお兄ちゃん、お姉ちゃんと一緒に役になりきって演じ始めました。りす組の子どもたちも「ロバの手はこうやるんよ。」「泥棒はこうやって歩くんよ。」と演技の仕方を教えてあげていました。りす組の子どもたちも、もうすぐで年長に進級しますが、年少児とのかかわりを見て年長に向けて成長している姿が見られ嬉しく思いました。りす組の子どもは、らいおん組の「太郎と花子」の劇が気に入ったようで昼食後は必ず太郎と花子ごっこが始まります。今日は女の子が飼育員さんの帽子を作って遊んでいたので「らいおん組さんにぞうさんやきりんさんの帽子も見せてもらったら?」とアドバイスすると、早速らいおん組の保育室へ行って帽子を見せてもらいました。らいおん組さんを「今度一緒に劇しようね。」と約束したようでとても嬉しそうなりす組の子どもたちでした。
今日のこあら保育では少しずつ幼稚園に慣れてきた子どもたちが所持品の始末を済ませて自分たちで遊び始めました。包丁ままごとのコーナーではにんじんを小さく切って楽しんでいました。室内では、小麦粉粘土を友達同士で分け合ってこね、「ペッタン、ペッタン。」とおもちつきの真似をしたり、小さく丸めて「たくさんのご飯を作ったよ。」とにこにこ見せてくれたりする姿がみられました。「お片付けするよ。」と声を掛けるとさっとすばやく片付けを始めるこあら組さんには驚きます。
?水・金コースのこあら組さんは今日は給食です。鞄を自分で持ってきて自分で用紙し始める子どもたちを見ると、昼食の回数を重ねる度に準備も上手にできるようになっていることが分かります。食事中も笑顔で友達と会話しながら食べる姿が見られました。今年度後4回になったこあら保育でも元気いっぱい過ごせるようにしていきたいと思います。
さて、昼食前のことです。らいおん組のCちゃんが「幼稚園のみなさん、きんかんをらいおん組まで取りに来て下さい。」と放送してくれました。何事かと行ってみるとCちゃんが先週おばあちゃんからもらったきんかんを持って来てくれていたのを今日、副園長が甘く煮てらいおん組に持って来てくれたのだそうです。その50個のきんかんを全クラスで分けて食べることになったのです。あまーいきんかんを噛むと中から種がコロコロと出てきました。ほんの少しずつだったけど「これ風邪のおくすりになるんだって」「美味しいね」「種が友達のと合わせると6個になったよ。」とワイワイ、小さなCちゃんのおばあちゃんの心遣いが、こんなに園全体に広がっていました。
コメント (「お兄ちゃんお姉ちゃんになったよ。」 りす組 古江由貴奈 はコメントを受け付けていません)