2012年2月4日 土曜日
火曜日は、生活発表会の園内リハーサルでした。ぴよぴよでは、1月中頃から『かわいいかくれんぼ』のCDをかけ、小鳥やすずめ・子犬になり表現遊びを楽しんできました。始めは、全員CDデッキの前に集まり曲をかけると保育士を見ながらグルグルまわったり「いない いない バー」をしたり遊びながら少しずつ進めていきました。遊びの中でも「いない いない バー」や かくれんぼが好きで、子ども達は壁のへこんだ所や すべり台の下に入って隠れて保育士が探しに来るのを待っている姿が見られます。保育士がキョロキョロしながら「もういいかい?」と声をかけると「もういいよ」など少しずつ やりとりもできるようになってきて楽しめるようになりました。そして、いよいよ並んでの練習です。「きをつけピー」「ポーズ」の声にしっかりポーズを決めることもできるようになってきました。そんな中で、本日のリハーサルを迎えました。お部屋で衣裳に着替えると鏡にうつしてニコニコ。嬉しくて今度は友達の衣裳と見比べたり初めて履いた上靴で歩き回って履き心地を味わっていました。その後、ホールに上がると幼稚園のお兄さんやお姉さんの踊りや劇を珍しそうに静かに座って見入っていました。いよいよ、自分達の番になり舞台にあがったものの幕があくと泣き出してしまったAちゃん。お部屋では、笑顔で踊っていたのに大勢のお客さんの姿に驚いてしまった様子でした。普段の練習では、保育士が声をかけながら踊るのですが舞台ということで、横であまり声をかけなかったうえに子ども達もお客さんに気をとられ動けなかったり、手指だけ動かしていたり、「いない いない バー」も いつもの調子はどこかにいってしまっていました。そこで、施設長(副園長)が「もう一度踊ってみよう」と声をかけてくれ2回目には施設長も一緒に踊ってくれ、子ども達の表情も明るくなり見せ場である「いない いない バー」も表現することができました。次の日も大勢の人に見てもらうことに慣れるため、幼稚園の青コースの園内リハーサルに参加させてもらいました。幼稚園のお兄さん・お姉さんの演技に目を輝かせ静かに見ていましたが、自分達の発表になると昨日 欠席していて お部屋でも なかなか踊りに入れなかったYくんが驚いたようで大泣きし、それにつられて昨日泣いたAちゃんも泣き出してしまいました。むしろ月齢の低い子ども達は泣かないで保育士と一緒に体を動かしていましたが、大勢の人に見てもらって褒めてもらうことで自信につながり表現する喜びを味わうことができればと思います。9日の市民会館リハーサルまでにまた、大勢の人に見てもらう機会を作りたいと思います。
節分までに『豆まき』や『鬼のパンツ』の歌を歌ってきましたが、『鬼のパンツ』の絵本を読んであげると子ども達は、その絵本が気に入り毎日誰かがその絵本を開いて「おに」と鬼のパンツを履いている動物を一匹ずつ指さして語りかけています。そこで、鬼のお面を作ろうと保育士がティッシュペーパーの箱で作った鬼のお面の見本を見せると「おばけ」「かいじゅう」「こわい」と尻込みする子もいましたが、自分たちで、保育士が用意した目の形を選んでクレパスで色をぬり、赤・青・黄色の箱の中から好きな色を選んで目をつけました。それぞれ個性が出て見本では「こわい」と言っていた子どもも嬉しくてかぶってお部屋を歩き回ったり鏡にうつしたりして喜んでいました。鬼をやっつける豆は、新聞紙を丸めて一緒に作ると時折「これ、する」と言って出してきては投げて遊んでいます。しかし、節分の鬼の意味はわかりませんので「鬼、呼んでこうか?」と言うと怖がって泣く子もいましたが、ほとんどの子が気にとめない様子でした。そんな子ども達も鬼のお面をかぶると保育士をめがけて豆を投げて楽しむことができました。給食には、節分にちなみ恵方巻きを作って頂きました。ノリが噛みきれずはがした子もいましたが、美味しそうにほおばっていました。
また、この日は雪が積もっていて子どもたちは少し遅い登園になりましたが早く登園した月齢の高い子どもたちは園庭で幼稚園のお兄さん・お姉さんに交じって雪を触ったり丸めたり投げたりして楽しんでいました。そして、雪だるまを作ってお部屋にいる月齢の低いお友達にプレゼントですが…室内に入ると冷たい手を保育士のほっぺにペタン。「冷たい!」と叫ぶと何回もペタンしていたずらっぽい表情を見せていました。小さいお友達も雪だるまに触ったり溶け出すとおもちゃのヘラで叩いてみたり、いろいろなことをして試していました。テレビや絵本の中とは違い実際に見て触れて実感。今後も予測しない自然現象を機会をとらえて大切に子ども達と感じていきたいと思います。
2012年2月3日 金曜日
昨日からチラチラと降っていた雪が今朝、起きて外を見ると数センチも積り、辺り一面真っ白になっていました。園庭の遊具も、雪の歌にあるようにまるで綿帽子をかぶっているかのようでした。今日は、園付近の道路の渋滞によりバスが出ることができず、自由登園になりました。しかし、元気な三葉っ子達はクラスによってはほとんど出席していて驚きました。登園して来た子ども達は、「今日は、雪が積もっとる♪」「雪合戦できるね!」と嬉しそうに話していました。部屋の中で集まっていると副園長が「せっかく雪が積もっているのに。外で遊んだら?」と声をかけてくれました。雪に触れる機会のほとんどない子ども達は戸外に出ると「わぁーー」っと走り教師や友達と雪を集めて体にかけ合ったり、手で雪を丸めて「冷たーい!!」と手を真っ赤にして雪の冷たさを感じていました。テントの上に、たくさん雪が積もっているのを見つけた教師が「雪が降るよ?」と声をかけ、テントを叩くとサラサラの雪が子ども達に向かって降ってきました。「キャー雪が降ってきた?」と子ども達は、大騒ぎ。私も、雪に触れる機会が今までに2回くらいしかなかったので、子ども達と雪をかけあったり、雪だるまを作ったりして「キャーキャー」はしゃぎました。
たくさん遊んだ後は、子ども達の大好きな給食の時間♪今日のメニューは、恵方巻き、ブロッコリーサラダ、ししゃも、お吸い物、デザートです。恵方巻きの中には、土のパワーをもらって大きく育った、にんじん、ごぼう。お魚からできている、さくらでんぷ。空に向かってつるが長く伸びたつるに実がなるきゅうり、かんぴょう。大豆から作るあげ、そして海のパワーは、こんぶなど全部で7種類具材が入って栄養満点。「いただきます」をした瞬間、みんながお寿司にかぶりつきました。中には、中身だけを上手に食べて「穴が開いたよ」と穴の中を覗き込む子もいました。みんな、よく食べていて中には、4、5個も食べる子もいて、子ども達の食欲にとても驚きました。
たくさん食べた後は、みんなで豆まきです。副園長から「いつも怒ってプンプンしている人はいない?」「何でも嫌々な嫌々鬼さんは?」という質問に子ども達は正直に「は?い!」と手をあげていました。「先生達の中には、どんな鬼がいる?」という質問に、うさぎ組の子ども達は「プンプンの怒りんぼ鬼!」と、みんながいっせいに言うので子ども達からみると、いつもゆとりがなくて、つい大きい声を出している私は、いつも怒っているように見えるのかな?っと、ちょっぴり恥ずかしくなりました。逆に子ども達には、「おしゃべり鬼をやっつけるよ?!」と言ってお互いに悪い鬼をやっつけあいました。お部屋に帰りみんなに豆を配ると、自分で1,2,3,4,5,6と一粒一粒数えて大切に食べていました。今日、来ていない子ども達は、きっとおうちで節分を楽しんだことでしょう。年始めの節分は、寒さに負けず、病気や自分のよくない心(鬼)を追い出して1年間の健康な心と体を祈る催しです。恵方巻きも7種類の芯は七福神を意味するそうです。今年もみんな健康で、明るく、仲良く、幸せな1年にしましょう。
2012年2月2日 木曜日
雪がパラパラと降っている中、遅コースで登園して来たちゅうりっぷ組のA君は、「昨日3周走ってないけん、走ろうや」と言って、友達を誘って帽子を被り準備していました。それから子ども達は、戸外に出て準備体操をすると、「よ?いどん!」の掛け声で一斉に走り出しました。毎日走っていることもあってか、走り方もとっても速くなりました。”子どもは風の子”その後は、ひよこ組さんも戸外で元気いっぱい走りまわって遊んでいました。
それからお部屋に入った子ども達は、明日の”まめまき”で使うお面を作り始めました。廃材で立体的なおにを作る子もいれば厚紙を見つけて鬼を描く子もいました。普段から廃材遊びが大好きなK君は、廃材箱の中からちょう度良い箱を見つけると、目や口を描いていきました。「歯はギザギザなんよ」と言って、描いたり毛糸を付けたりしていました。また、鼻がいることに気づいたK君は、トイレットペーパの芯を半分に」切って鼻に見立てていました。大きさも素材もいろいろな鬼のお面が出来上がりました。Bちゃんは、鬼は「棒もっとるんよ」と言って新聞紙で棒を作りました。Cちゃんは、箱の中のしきりの厚紙を見て、2つの穴に気づくと、それを目に合わせてお面にしました。節分の行事をする中でも子ども達の工夫やアイディアが見られ、三葉っ子の鬼作りは誰ひとり同じ物がないのが面白いところです。
今日は青コース、赤コース両コースのこあら保育がありました。一人登園に慣れてきた子ども達は、ほとんどの子が、泣くことなく笑顔で登園できていました。早く来た子ども達は、お部屋で一日早い豆まきをしました。新聞紙を丸めて豆を作る時から楽しんで作って教師が持ってきた鬼の箱の中に一生懸命投げ入れていました。一方、遅コースの子ども達は、初めての給食でしたが、「お昼ご飯にするよ」と言う声を聞くと、子ども達はすぐに自分で食事の準備を始めていました。また、おはしを上手に使う子も多くおかわりする姿もみられました。
さて、発表会の練習では、年少のオペレッタを副園長に見てもらった時に、最初に出てくる元気のない”たいたちに”「そんなんじゃ、魚さんおぼれちゃうよ」と声をかけてくれ、手をしっかり動かして泳ぐことを教えてもらいました。しばらく副園長とたいになって、しっかり手を動かして泳ぎ競争をしていた、次第に楽しくなり、走りまわっていました。また、たこは足がいっぱい、クラゲは、もっとふわふわするよ。とたくさん教えてもらいとっても上手になりました。
2012年2月1日 水曜日
朝から風がびゅーびゅー。雨もぽつぽつ。今日は大好きな戸外遊びが出来なくて、お部屋で遊ぶようになりました。
昨日、園内総練習をした赤コースのさくら組の子ども達は、衣装を着て、みんなの前で踊ったり、歌ったりしたことが嬉しくて、今日も、昨日の話をしている子どももいました。自分たちの演技の準備は着々と進んでいますが、本番の会場になる市民会館のロビーに飾りつけの準備は?!「していない!?」「自分たちも飾り付けをしよう!」ということで、絵を描くことにしました。早速紙を手に取ると、海のダンスパーティーに出てくる魚を描いたり、歌を歌っているところ、踊っているところなど「出来た!見て!」「もう一枚描く!」と次々に絵を描くことを楽しんでいました。この姿を見て、演技の練習だけでなく、みんなで発表会に向けての準備も子どもたちとしていくことで、気持ちが高まり、さらに楽しい発表会になるんだろうと思いました。
ホールでは、青コースの園内総練習がありました。衣装を着た子ども達はわくわくしながらホールに上がります。年少児は初めて衣装を着ての演技です。がんばって踊ろうー!と気合は十分で、次の出番を待っていましたが、、、やっぱり他の学年の演技が始まると夢中になって見入っていました。しかし、年長児達は違っていました。次の出番に向けて自分達で道具などの準備をいそいそとしていました。出番直前になると、今度は緊張している様子が見られました。さすが年長さんです。年少児達にも伝わったのでしょうか。年長児の歌を聞いていた年少児達がいつの間にか教師の周りに集まってきて静かに体を揺らして聞き入る姿が見られました。小さな子どもたちにも美しい声、一生懸命に演技をする年長児たちの心が伝わっていく感性が備わっていることに感動しました。
明日は、未就園児保育(こあら保育)です。ひよこ組さんは、こあら組さんにひよこ組のお部屋を貸してあげることになっているため、「たんぽぽ組に荷物を置くんだよ。迷子にならないでね。」と伝えると、何だかそわそわ。何を始めたのか、よく見ると・・・誰からともなくひよこ組の帽子をひっくり返して、たんぽぽ組の白帽子に変身していました。何ととっさに帽子を変えないと!と思ったのでしょう。きっと自分達は「たんぽぽさんになれるんだー!」と内心嬉しくなったひよこさんたちでした。
明日は、あさっての豆まきに向けて、鬼のお面作りをします。どんなお面を作ろうか考えてきてねと話をして降園しました。自分のアイディアで自分だけのどんな鬼のお面が出来るかなー!?楽しみです。
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