2012年1月28日 土曜日
特に寒くなってきた今週は、今までよりも衣服の着脱に時間がかかっていますが、排泄は一人ひとり、自分から便器に座ってすることができています。お部屋にある乳幼児用のかわいい便座はいつも暖房がしてあるせいでしょうか。「お外に行くから、トイレに行こうね!」と保育士が全員に声をかけると、薄着の子はすぐにズボンとパンツをおろしていくことができます。しかし、着脱しにくいタイツや長ズボンなど重ね着をしている子は、なかなかおろせなくて時間がかかっている子もいます。「行きたくない!」 「おしっこない!」とまだまだ遊びたくて我慢してしまう子には、遊びを中断して行くよう指導しています。保育士がもれている子には、トイレに座っている間に替えのオムツやトレーニングパンツを用意しています。しかし最近、Tくん・Rくん・Yくん・Aちゃんは、引出しの中から自分のお気に入りのトレーニングパンツやオムツを出してきてはいていました。自分で・・・の思いが出てきたのです。「自分でできてすごいね!」と声をかけると、得意そうに「うん」と頷いていました。
そんな中、Aちゃんは実際はでていないけど、お水をジャーッと流して「出た!」とすましていたり、Kちゃんはペーパーを使いたくて、お友達が待っているけど出るまでは便座を譲らなかったりちょっぴりいたずらっ子ぶりを見せるようになりました。これも自分の思いを遂げるための知恵なのです。そんな子ども達も本当に出たときは、得意そうに保育士に笑顔を見せます。とても微笑ましく温かい気持ちになりました。
木曜日の朝、厳しく冷えたために園庭の水溜めにできた氷をぴよちゃんも発見しました。なんだろう?と首を傾げると、興味津々で手を伸ばしたAちゃんは、あまりの冷たさに驚いたようにすぐに手を引っ込めました。「どうしたの?」と尋ねると、照れ笑いしながら「つめたい♪」とはにかみながら言いました。また、Yくんは幼稚園のお兄ちゃん達の真似をしてスプーンを持ってきて、氷をすくうとそれをお茶碗に入れて保育士に見せてくれました。「なぁに?」と聞く保育士に、お兄ちゃんの方が「かきごおりよ!」と答えてくれ、それをYくんが復唱します。少し食べる真似をし「Yくんもたべてみたら?何味かな?」と問いかけると、何かをかけるしぐさをしてから自分も「おいしい」と言って食べる真似をしていました。まわりの人たちの真似をしながら、それがごっこ遊びになり、やがて生活とつながっていくのです。環境で子どもは育っていくことを大人は意識し、生活を大切にしていきたいものですね。
生活発表会が近づき、ぴよぴよの部屋でもにぎやかに練習をしています。今週は並んでみての練習です。今までは、みんなで自由に踊っていたので、何人か参加せずに見ているだけだったのですが、実際に順番に並んでみると、今まで練習が嫌だと言っていたOくんも自然に体が動きます。一時預かりのお友達と向き合って踊る姿は「ぼくのほうが先輩だぞ?♪」と少し得意げな顔を見せているような気もします。また月齢の低いTくんやMちゃん・Hちゃんも音楽がかかると、ニコニコの笑顔を見せてくれたり、手や足を動かしたりと一緒になって踊っています。かくれんぼポーズはとてもかわいらしく「ばぁ!」と両手を上にあげて「見て!」とアピールしています。思い思いに体を揺らし足を踏みならすうちに並びはぐちゃぐちゃですが、一生懸命に踊っている姿は見ている方も楽しくなってきます。本番は大きなホールでたくさんの人の前での発表です。私たち保育士も?子ども達と一緒に踊りながらどうなることかとハラハラドキドキすることでしょう。温かく見守っていただけると嬉しいです。
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