2011年12月3日 土曜日
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寒さが厳しくなり、子ども達の体調が気になる今日この頃。手洗い・うがいをしっかりできるように援助していきたいです。園では見られませんが、今年はマイコプラズマ肺炎が流行しているそうです。子ども達がこの冬を元気に過ごしてくれるよう予防していきたいですね。
さて、今週のぴよぴよちゃん達は、作品展を終え、作ることの楽しさが分かってきたようで、保育士や幼稚園のお兄ちゃんたちのしていることに興味津々です。また、「おべんとう」の手遊びが大好きで、お集まりが始まると「おべんとう!しよ?」と言ってきます。お陰で子ども達はおべんとうづくりが上手になってきて、保育士の真似っこをしては何度も何度もおべんとうを作って見せてくれます。Rくんは自分のおべんとうづくりが終わると今度は「カバさんのおべんとうしよ!」 「ゾウさんしよ!」など大好きな動物さんのおべんとうも作ります。そんなある日、Kちゃんが、ままごとの弁当箱を持ってきて「つくろ!」と言いました。そこで保育士が「おべんとう」の手遊びをうたい始めると、Kちゃんはままごとコーナーからりんごやにんじんを取ってきて弁当箱に詰め始めました。そんな様子を見ていたYくんが「おにぎりは?」と言ってきました。弁当箱におにぎりが入っていなかったことに気が付いたYくんに保育士が広告でおにぎりを作ってみせました。するとすぐにみんなが集まってきて、広告を取り保育士を真似てぎゅっぎゅっぎゅっとおにぎりづくりが始まりました。「中身はなんですか??」の声にYちゃんは「うめぼし!」と言いクレヨンで描いたうめぼしを中に入れました。海苔もちゃんとはって“できあがり?!”と出来上がったおにぎりをおべんとうに詰めて出掛けていきました。あちらでは、おにぎりの中身が気になり中を見ようとビリビリにおにぎりをやぶいて見たり、こちらでは、ぬいぐるみのゾウさんにパクパクと食べさせていたり、また、ソファーに座ってゆっくりと食べていたりと様々な姿が見られました。制作コーナーでは、引き続きおにぎりづくりが続いています。それを横目に保育士がソーセージも作ってみました。子ども達の反応は早く「僕いる!」とソーセージの取り合いです。ソーセージだけでなく「たまご!」や「お肉!」と口々に出てくる注文に保育士が困ったフリをしました。どうしたらよいか分からない子ども達は、保育士の動きをじっと見ていて「それなぁに?」と聞くと自分も広告を手に取り真似て作ろうとする姿が見られました。その後も度々、「おべんとうつくろ!」と言ってくる子ども達に「おべんとう」の手遊びをしようとすると「ちがう!」と保育士の手を止め広告を取ってくるのです。
自ら経験・体験したことはしっかりと覚えていて、またそれを何度も繰り返しながら形づくりや技術が次第に身についていくのです。「やりたい!」の気持ちに保育士も応えながら共にする喜びや楽しさに気づかせていきたいと思います。
2011年12月3日 土曜日
今日は雨天にもかかわらず、つき1回のフリースクールを楽しみにしてくださっている152名の方が参加してくださいました。
うどんは何からできているのかな?うどんの原料『小麦粉』はどうして伸びるようになるのかな?小麦粉で他にどんなものができるかな?というテーマのもと、恒例の教師達による寸劇で始まりました。小麦粉の中には、グリアジンとグルテニンという小人がいて水と人の手によってグルテンに変身するという過程を説明していきました。子ども達はしっかりと内容を聞いていて、水が小人達の粉の中に入れずはじき出されている様子を見て、すかさず、年長児のAちゃんからは、「じゃ水を増やしたら!」との意見が。あわてた教師達は急遽水役となり劇の中へ突如乱入。しかし、水が多すぎるとやわらかくなり過ぎるということにも劇の中で気づくことになるのです。最近は副園長だけではなく子ども達からも適格な質問を受けて教師達はたびたび慌てる事があるのです。
また、ぺったんこになったうどんの生地を切る場面では細い麺に合わせて太い麺役になった教師を半分にしようという副園長の声で半分に切ることになりますが、そこはナイスアドリブで切り抜け大爆笑となりました。涙あり、笑いアドリブありの寸劇もなんだか有名に?なってきたといううわさは本当?でしょうか。
また、副園長がグルテンでできた麩を見せて、麩にはグルテンというたんぱく質でできていること。おうどんや味噌汁に入れると栄養があること。必ずお野菜と食べることや浸し染めでできた髪の毛のカラーも自然物を使うとたんぱく質とくっつき、人に優しいことを話し、人間はやはり自然物と共存していることに改めて気づくことになりました。
今回は参加者の家族単位でグループを作り、16グループに分かれてうどん作りをしました。
学年も様々で入り混じってうどん作りを進めていく中、グループの保護者同士が仲良く力を合わせて作られる姿が見られました。お父さん同士が仲良くなり、ますます、グループの団結力が強まっていた様です。
Aちゃん一家は皆うどんが大好きで今回2回目の参加で前回は失敗したけれど今日は美味しいうどんが作れたので家に帰ってからまた挑戦します。と言って張り切っておられました。また、Bグループのお父さん同士では香川県がふるさとということで「さぬきうどん」の話で盛り上がりながら、生地をこねていました。そして、T君の家にはホームステイに来ている中国の留学生も一緒にうどん作りを楽しんでいただきました。その感想は「自分が作ったおうどんだったのでとても美味しかった。」「子どもにとっても子どもにとっていい経験だな。」と言って喜んでおられました。
うどんの生地を作るには、とても力がいるという事でどのグループも汗をかきながら交代で力一杯、こねたり伸ばしていました。また、生地を足で踏む場面では、子ども達が順番に並んで自分達の出番を待っていました。
教師達の説明不足と不手際があり、うどん作りの説明が適格に伝えられなかったにもかかわらず、保護者の方は、グループの友達と和気あいあい、とても楽しそうに生地作りを楽しんでおられました。
さて、生地ができ上がり、次々と運ばれてくる調理室では、副園長チームが手際よくうどんをゆがき、手づくりかき揚げと共に、各グループのもとへ届いていきました。
中には「すいとんうどん」や「マカロニうどん?」もあり種類も様々でしたが愛情いっぱいの心のこもった皆の手づくりうどんは何よりも美味しかったのではないでしょうか。
どのグループも最高の笑顔で美味しそうにあつあつのおうどんを食べていました。また、おうちでも子どもと一緒に作ってみられる事でしょう。子ども達からまた話を聞くのが楽しみです。皆さんも「さぬきうどん作り」に挑戦してみませんか?
コメント (「なにをつくろうかな??」 ぴよぴよ 山口菜実樹 はコメントを受け付けていません)