2011年12月13日 火曜日
いつもの寒さを覚悟して外に出てみるとなんだかポカポカとっても暖かくて、園庭で遊んでいる子ども達も裸足になって、ズボンをまくって砂遊びをしたり、ほっぺたを真っ赤にしながらサッカーや縄跳び・おにごっこをしたりして楽しんでいました。ふと園庭の隅を見てみると、年中児がちゅうりっぷの鉢を覗いていました。「ねぇ?ねぇ?。見て!!ちゅうりっぷの芽が顔出しとる。」という植木鉢にはいくつかの芽が出ていました。しかし、まだ芽の出てないものもあることに気付くと、置いている位置がダメ?太陽パワーかな??草が生えとるけん?と友達を呼んで草抜きをしたり、鉢を動かしたりする姿が見られました。一方砂場では、泥団子を作り一つ二つと並べていき枝を一本ずつ挿していました。それは”ちゅうりっぷの芽♪”だったようで?自分の植えたちゅうりっぷの芽が出ていたことが嬉しくて全部の球根の芽が出ている手作り球根を作る姿が見られました。
年中では、発表会の踊りをまだ秘密にしていたので、今日は子ども達の前で教師が踊ってみることにしました。子ども達もどんな踊りなのかな??ととても楽しみに5クラスがホールに集まりました。音楽がかかり、ハチマキをつけた教師が登場すると子ども達も立ち上がり踊り始め、中には歌を歌いながら張り切って踊る子の姿も見られました。どの踊りも?子ども達に大人気でお部屋に帰ってからも、自分のしたい踊りやオペレッタの役を口々に言い発表会に期待も高まってきているようでした。
明日は、こあら組さんのお楽しみ会という事で、先週から年中のクラスではお楽しみ会の飾り作りをしました。お弁当が終わると、一人一つずつ椅子を持ち会議室まで運んで会場セッティング!!自分達の作った輪飾りや切り紙を友達と協力して飾る子。机をピカピカに磨く子。椅子をきれいに並べる子。一人ひとりが役割分担をして、こあら組さんの為に準備していきました。きれいに飾りつけした部屋を見て、「明日、こあらさんビックリするよ!!弟には内緒にしとかんといかんね。」と明日、こあらさんが喜んでくれることを楽しみにしていました。
2011年12月12日 月曜日
今日も戸外では色々なクラスの帽子が入り混じって遊んでいました。うさぎ組のAちゃんは「見て!!」と言って縄跳びを跳ぶ所を見せてくれました。1回目は上手く縄が回せず、ひっかかってしまいましたが、「次はもっと跳ぶ!」と言って、何度も何度も練習する姿が見られました。
年少児達は運動会以来、走ることが大好きになり、「オニごっこしよう」と遊具や遊んでいる友達の間をすり抜けて走っていました。始めは、オニになった子が何人もの友達を続けてタッチしていたので、タッチされた人がオニになるというルールを説明すると、していくうちに分かってきて楽しんでいました。年少児も集団で遊ぶようになり成長が感じられます。
年少組では、先週することに決めた発表会の踊りやオペレッタの配役を決めることにしました。何がしたいのか決めてきている子もおり、張り切って会議室に上がりました。踊りの振り付けは、まだできていないのですが、曲がかかると顔を見合せながら自分なりにリズムに合わせて笑顔で踊る子ども達に私も楽しく嬉しい気持ちになりました。一通り踊ってから、「目をつぶって何がしたいのか考えてみて」と声をかけると「決まった!!」と言って目を閉じたまますぐに手を挙げる子が多くて驚きました。そして、自分が決めた曲の所に並ばせると友達について動く子はほとんどおらず、サッと自分のしたい所に並ぶ姿にまた驚かされました。運動会の経験から「お面がいる」という子もいるので、子ども達と考えて楽しく進めていきたいと思います。
各クラスでアルバム整理も進んでいます。一つひとつの行事を写真を見て思い返しながら絵を描いたり、包装紙で飾りを付けたりと思い思いに仕上げていました。一学期よりも時間をかけ、工夫をして、自分が納得のいくまで作っています。
今日の給食はあったかい豆乳シチューでした。具だくさんで野菜が苦手な子もいつの間にかきれいに食べていました。おかわりにも何度も並び、大きな鍋はたちまち空っぽになりました。
2011年12月10日 土曜日
週初めの月曜日は、ポカポカ陽気で散歩日和でした。屋外遊ぎ場へ出かけましたが、途中 カンカンカンと電車が通過すると「あーあー!」と指さし、ゴミ収集車が通れば「しゅうしゅうしゃ!」と指差し、パトロールカーを見つけると手を振ったりと、いろいろな車を見て楽しんでいました。
到着すると、目当てのすべり台に直行です。(残念ながら人工芝のつき山は湿っていたのでほかの遊具で遊んだのですが・・・。) 何度も階段を昇って滑っていたTくんが「あれ!」と山の方を指しました。それに興味を持ったKちゃんやMちゃんやFちゃんが「なんだろう?」とやってきました。「あれは、みかんだよ。きれいだね。」と声をかけると「みかん♪みかん♪」と飛び跳ねるなど周囲の自然にも関心を示すようになってきました。また、後から昇ってきた自分より小さな友達に、ひざを折って指差しながら教えてあげる姿は、まるで小さな先生のようでした。大人の後姿をよく見ていますね。
火曜日には、最後の焼き芋ということで、ぴよぴよにも分けていただきました。外でござの上に座り上手に待つ子ども達。もう何回も頂いているので、今から何をするのかわかってきたようです。上手に待っていた子ども達も、保育士が新聞紙に包んだ焼き芋を持ってくると、さっときて口をあけて待っています。「みんなにあるからね!」の言葉には耳を貸さず、早くちょうだい!とどんどん寄ってきます。1口入れてもらうと「おいひー!」と口いっぱいに含んで何とも言えない嬉しそうな表現はあったかくてあまくてみんなの大好きなおいもを、みんなで分けて食べられる嬉しい瞬間です。食べ終わると焼いてくれた先生に「ありがとう!」 「おいしかった!」 などと少し恥ずかしそうにしながらもお礼を言うことができました。少しずつ自分の気持ちを言葉にでき始めた子もいて、思い合ったり、考え合ったりとお兄ちゃん・お姉ちゃんに1歩ずつ近づいているように思います。
7日水曜日の午前中、JAFの交通安全の啓発コンサートがありました。副園長が「ぴよぴよもどうぞ!」と声をかけてくれ、ぴよちゃんも支度をしてホールに行きました。保育士の方が遠慮して後ろの方に座っていると、前の方の席を用意していただき移動です。幼稚園の先生方にサポートしてもらったり、ひざのの上に抱っこしてもらったりしながら、何が始まるんだろうと興味津々です。お姉さんの歌や演奏に手をたたいたり、膝を立てて体を揺らしたりしながら、ノリノリで見入っていました。『森のくまさん』の替え歌で、手をあげて横断歩道をわたりましょう?♪と歌われると、ちゃんと手をあげる姿も見られ、コンサートの途中で立つことも、泣くこともなく真剣に30分間、集中して楽しむことができました。
子ども達は、日々の体験や経験を繰り返しながら見たり、聞いたり、触れたりして五感を通して、生きる力が育ってくるのですね。
2011年12月9日 金曜日
今日は朝から冷たい風が吹いていましたが、三葉のこどもたちは所持品の始末を済ませると、いつものように戸外へ遊びに出て行きました。昨日の雨風でイチョウの木の根元にはイチョウの葉が一面に、じゅうたんの様に落ちていました。それに気付いた子どもたちが「イチョウのじゅうたんだ!」と、どんどん集まってきました。イチョウの葉を手にいっぱい持って「せーの」と皆で舞いあげて、ふわふわと広がる黄色のイチョウの葉を「綺麗だね。」と言いながら何度も何度も頭の上に広がる葉を楽しんでいました。また一枚一枚拾い集めていたA君は「お母さんへのお土産にするんだ。」と大事そうにイチョウの葉を持っていました。そうして遊んで散らばったイチョウの葉を今度は、くまでを使って集めると、集めたイチョウの葉を見て「お布団が出来た!」と友達を呼んで嬉しそうに座って遊んでいました。身近な自然を利用して、様々な遊びを考え出し、楽しむ子ども達の姿に理想の子ども像を見たように思います。
そして、年長の子ども達は農園に玉ねぎ植えに行きました。副園長がグーとグーの間隔をあけて植えようと説明すると、子ども達は去年植えた時の様子を思い出しながら一人ひとり真剣に植えていました。農園には今年の夏収穫したびわの木があります。そのびわの木にはビロードに包まれたうす黄色の花が咲いていました。ほとんどの果物の花は暖かくなる春に咲くのにびわの花は冬の初めに咲いて、温かい毛皮の中で冬を過ごすこと、そしてその花は大きな葉っぱに守られていることなどに気付きました。生活面でみんなは寒い、暖かいに自分で気づいて洋服を着たり脱いだりして身を守れることが大事だよ!という副園長の話を子どもたちは真剣に聞いていました。また、いちぢくの葉で年中の時にお面やてんぐのうちわにして遊んでいた子どもたちは、農園に着いていちぢくに葉がないことにも気づきました。私達教師も周りの自然に目を向けて気付いていけるようにしたいと思いました。
そして、今日の手作り給食のメニューは、カレーライス・大根サラダ・りんごでした。子どもたちに大人気のカレーライスは、すぐにぺロリと完食でした。おかわりをして、にこにこ笑顔で頂きました。
2011年12月8日 木曜日
今日は一日雨が降ったため、室内で過ごすようになりました。らいおん組では、お楽しみ会のことが話題になりました。昨日から作っていたこあら組さんのプレゼント作りの続きをしながら、そしてこの部屋をクリスマスパーティ見たいにしようということになりました。子ども達から色々なアイディアが出てきましたが、まず壁面にクリスマスツリーを作り始めました。大きなツリーを貼りつけると、木の部分はAちゃんが花さかじいさんの桜の木を作る時に廃材を使ったことを思い出して、茶色の箱を貼りつけました。そして、女の子がサンタさんやプレゼント、リースの絵を描くと男の子は、廃材を使って鈴を作ったり、人形を作ったりしてそれぞれが分担して工夫しながら作って行きました。飾りが出来てくると、誰からともなくロッカーの上に上がって、できた飾りを丁寧にくっつけていくという役割りもでき、とっても素敵なツリーが完成しました☆その横でBちゃんは、黙々とトナカイを描いたものと、そりになる箱を壁面に貼りつけていました。明日はサンタを作って乗せるそうで、とても楽しみです。
また年少・年中さんは、発表会に向けての活動をしました。年少さんは、ホールに集まって先生達が考えていた歌をうたいました。しかし、歌いながら振りを付けてしまったため、声が出ていなかったので副園長が子ども達に、「踊りが上手なのは運動会でたくさん見せてもらったから、今度は歌が上手な所を見せてね♪」と声を掛けました。それを聞いてもう一度歌ってみると、音程も合ってとてもきれいな歌声がホールに響きわたり、教師達は思わず、すごーーい!!と、拍手をしました。そのたった一言で、子ども達の歌声の変化にも驚きでした。その後、教師が計画しているオペレッタをして、どんなお話か子ども達に見せました。先生達は、役を紹介せずいきなり始めようとしていた所、副園長が、子ども達が分かるように役を紹介して言ってくれたり、ストーリーの説明を入れてくれたりしたことで、誰一人下を向いている子はいなくて全員が釘付けになって見ていました。その分、話の内容をしっかりと理解したようで、質問したことにも嬉しそうに答えることが出来ました。
最後にした踊りでは、色々な生き物が曲にのってジャンプをする中で、一匹ずつ跳べない動物がいるというクイズ風の曲でした。そこで副園長が、先生達はどうだろう?と子ども達に問いかけると、すかさず、「とべーん!」という声があがりました。そこで、日野先生と中田先生!そんなことないとばかりに日野先生は、ジャーーンプッ!成功☆ところが・・・中田先生は・・「んーー・・あれ?」なかなか跳べません。するとAちゃんが、「足があがってないけんよ!」と言ってくれたので、中田先生も勢いよくジャーーンプッ!!「跳べた―――っ!!!」と、とても盛り上がっていました。そこに副園長も、「私も跳べるもーん♪」と、軽やかにスキップしながら年中さんが集まっていた会議室に行きました。
そこでも副園長に助けてもらいながらおもしろ楽しく発表会に向けてオッペレッタやうたを進める方向作りが出来ました。まだまだ課題はありますが、子ども達と楽しく活動していきたいと思います。
また、くま組はケアフル竹原へ、ぞう組は歩風里に最後の訪問に行きました。くま組は、今回”花さかじいさん”の物語を紙芝居にして、お年寄りの前で読みました。親しみのあるお話だったので、「知っとる知っとる?!」と、うなづきながら見てくれました。
一方ぞう組では、いとまきの歌を聞いて子ども達がイメージした”いとまきこびと”の紙芝居を作りました。お年寄りに、いとまきの歌を聴いてもらって紙芝居を読むと、「そうなんかぁ!」と、温かい雰囲気の中で見てくれました。園に帰って、副園長に今日の訪問の様子を報告に行きました。すると、”いとまきこびと”のお話を子ども達と掛け合いながら話してくれ、子どものイメージをどんどん引き出してくれました。部屋に帰ると、必要な物を考えていて、どのように活動していくのか、とても楽しみになりました。
2011年12月7日 水曜日
今日はJAFの「ドレミぐるーぷ」の方が来て下さって、交通安全コンサートを開いてくださいました。子どもたちは普段、幼稚園では目にすることのない楽器を見ることが出来て大興奮!!
バイオリン、フルート、ピアノの音色に引き込まれて身体を揺らしながら聴いている子、手拍子をする子、子どもたちの様々な姿を見ることが出来ました。そんな中でも、在園児に混ざって一緒に見ていた保育所「ぴよぴよ」の子どもたちは、楽器の音、お姉さんの歌声が聞こえるたびに反応していました。
「音楽は0歳児から」と副園長が話をしてくれ、今日の子どもたちの反応を見て、本当に心にスーッと入って心を落ち着かせてくれるものなんだなと感じるよい機会になりました。途中、交通安全の話になるとさっきまで元気よく歌って盛り上がっていた子どもたちが、シーンとなり、真剣に話を聞いたり、イントロを聞いただけですぐに歌を歌い始めたりして反応の良さに驚きました。子どもたちは、日々過ごしているうちに、しっかりと人の話を聞くという習慣が身についていることが分かり、嬉しく思いました。
コンサートが終わり、保育室へ戻ると「山の音楽家歌いたい!!」と子どもたちが口ずさみ始めたので「どうしてかな?」と考えていると「バイオリンとフルートは同じのやったね」と言うのです。今日、バイオリンとフルートという楽器の名前を聞いて、今までに歌ったことのある「山の音楽家」の歌に出てきた楽器であることに気付いていたのでした。実際に見て聞いた楽器が歌に出てくる楽器と結びつき、はっきりイメージすることが出来た子どもたちは、楽器の音色や弾き方も真似しながら歌っていました。お昼の放送で流れたクリスマスソングを聴いて「あっ!フルートの音に似とる!」と気付く年少児に、こんなに色々なことに関心を持って耳を傾けて聞き分けることが出来るのかと驚きました。
ひまわり組では、昼食後に音楽隊ができ、カスタネットを使っての「幸せなら手たたこう」の演奏が始まりました。自分たちで、歌を歌う人とカスタネットを叩く人に分かれて整列すると、「さんはいっ!!」と息を揃えて合奏します。リズムよくカスタネットをたたいてとても満足そうな姿を見て、子どもたちの成長、気付きの邪魔をしないように私たち教師も気付きを大切にしていきたいなと思いました。
先週から始まった焼き芋は今日でおしまいです。今年最後の焼き芋をみんなでしっかり味わいながら頂きました。
2011年12月6日 火曜日
今朝、バスから降りると、チューリップに水をあげていたAちゃんが「先生ー。チューリップの芽が出とるよ」と言って呼びに来てくれました。行ってみると、とっても小さいかわいらしい芽が、ピョコッと土から顔を出していました。「やったー!嬉しいね。かわいい花が咲きますよーに」とAちゃん達は嬉しそうに顔を見合わせながら、手を合わせてお願いをしていました。すると、それを見てBちゃん達もやって来て、鉢を覗き込みました。その時、Bちゃんは鉢の中に黄色いイチョウの葉が落ちているのに気付きました。そして、「もう黄色くなったね」と言って拾って、上を見上げました。その瞬間「うわぁ?!なんじゃこりゃ。黄色でも黄緑でもないよー」と驚いたように言いました。まだ、木についている葉は、黄色と黄緑の2色が混ざっていました。「黄色になったら、イチョウの葉は落ちるんやねー」と、また1つ学んだ子ども達は「きみどりきいろ♪きみどりきいろ♪」と歌いながら、スキップをして」、それぞれの遊びへ去っていきました。
又、今日は3回目の焼き芋をしました。子ども達がアルミホイールで巻いた芋を教師が焼いていると、「これも使ってくださーい。」と言ってひよこ組さんが園庭に落ちていた枝を拾って持って来てくれました。まきを燃やす教師の所へ、嬉しそうに木の枝を持ってくる子ども達も焼き芋にしっかり参加しているようで、とてもかわいらしく、すごいな?と感じました。又、教師が焼き芋の火を燃やしていると、「先生、顔あかいよ?あつくない?大丈夫?」などと、声を掛けてくれました。子ども達の優しい言葉と心づかいに、顔が熱い事などふっとんで、心がポッとあたたかくなりました。そして「顔が赤くなっている」=「先生、熱くないかな?大丈夫かな?」という気付きに改めて嬉しく感じました。こあら組さんも今日は初めて焼き芋をしました。1個のお芋を親子でパカッと割り、フワッと出てきたゆげと、黄色のホクホク芋を見ながら「おいいしいねー」と食べていました。
今日、ひつじ組では、お楽しみ会のプレゼント袋づくりをしました。包装紙を切って作る子、廃材で作る子、サンタさんにお手紙を書いて貼る子。さすが三葉っ子。それぞれのイメージや思いで作っていました。今日は、完成しなかったので明日続きをする事にしました。明日が楽しみです!
らいおん組、きりん組が合歓の木へ行ってきました。劇や先日楽しんだお店屋さんごっこを見て頂きました。1月からは、年長さんは小学校へ向けての準備のため、年中さんにバトンタッチです。
コメント (「こあらさん喜んでくれるかな?♪」 ぱんだ組 井上 沙紀 はコメントを受け付けていません)