2011年11月16日 水曜日
今日は、きりん組がケアフル竹原へ、らいおん組は歩風里へ、おじいちゃんおばあちゃん達に会いに行きました。今回は、どちらも紙芝居を読むことになり、きりん組は図書室から選んだ紙芝居を、らいおん組は砥部動物園で聞いたインドゾウの太郎と花子の話を紙芝居にしました。
きりん組は朝、ケアフル竹原へ行く前に副園長に紙芝居を見ていただきました。並んだ列がとても長くて、これではケアフルのみなさんが見えないよとアドバイスをもらって、少し難しい並び方を教えてもらいました。そして、一度練習しただけで時間になり出発しました。いよいよ紙芝居!子ども達は自分達でセッティングして読み始めると、心配していた副園長が教えてくれた並び方も自分達で順序良くすることが出来ました。一度しただけで考えて出来る子ども達の姿に感動し、涙が出そうになりました。そして今回は、習ったばかりの「さんぽ」の手話を披露しました。歌詞を言いながらゆっくりと手話を説明すると、ケアフルの方々も一緒にして下さっていました。今日できりん組は、ケアフル竹原のみなさんとの交流は最後です。「これから、一年生になる準備をします」と、副園長がおじいちゃん達に説明すると、「がんばれ!」と、声を掛けて下さり、子ども達はとても嬉しそうでした。この交流で子ども達は、いつもたくさんのことを学び、人の温かさを学んでいます。
一方らいおん組も、出発する前に副園長に見てもらったところ、紙芝居を始める前に、なぜこのインドゾウの話をするのか自分達が砥部動物園の飼育員さんから聞いた素敵な話を物語にしたということを、説明しないとおじいちゃんおばあちゃんにみんなの気持ちが伝わらないというアドバイスをもらい、それを言う言葉を覚えてバスに乗りました。私は、紙に書いて紙芝居の裏に貼ろうとしたのですが、「先生覚えるけん貼らんでいいよ」と、Aちゃんがきっぱりと言うと、周りの子も「うん!大丈夫よ」と、胸を張りました。自分達でやろうという意識が高まっていて、バスの中で何度も練習していました。
らいおん組が歩風里を訪問するのは今回で最後になるので、はじめの言葉で、「笑顔をたくさんプレゼントします」と、手話で挨拶をして、元気いっぱいの踊りから見てもらいました。触れ合い遊びでは、子ども達のかわいい笑顔に見とれて、「本当にかわいいねえ」と、何度も声を掛けて下さるので、自然と笑顔になり、とても温かい雰囲気の中で触れ合うことが出来ました。また、真っ赤な秋を一緒に歌う時には、とても柔らかい声でお年寄りと両手を握って、揺れながら口ずさむように歌っていました。
そしていよいよ紙芝居を読むことになると小声で、「早く!早く!」と、並ぶのが遅い子に声を掛けて素早く並ぶことが出来ました。副園長に教わった紙芝居の紹介は、しっかりと言うことができ、お年寄りもうなづいて聞いてくれました。6場面の中で、昔の道後動物園から砥部動物園に太郎と花子が引っ越したこと、花子が病気で亡くなり太郎が涙を流し続けたこと、けれど、僕に会いに来てくれる人が大勢いることに気付いた時の太郎の様子、そして、自分達が行った時も鼻を高く上げてくれたことを、一人ひとりが気持ちを込めて読みました。「ほうかぁ、すごいのぉ」と、真剣に見て下さり、とても嬉しく思いました。子ども達は、お年寄りが喜んでくれたことを帰りのバスの中で一番に言っていました。帰ってから副園長に報告した子ども達は、副園長と、発表会の劇にしようと楽しそうに話していました。
また園に帰ってから、この2クラスはユニセフの活動に参加させていただきました。世界には、ご飯が食べられない、きれいな水もない、病気になって亡くなってしまう子どもがたくさんいることを紙芝居で話していただき、手を洗うことが清潔にする、それが感染症等の予防につながることを教わりました。そして、DVDを見ながら手の洗い方を予習した後、実際に泡をつけて曲に合わせて手を洗いました。♪すべすっべすう?♪と、楽しいリズムにのって手を洗い、最後は水で流すと、「気持いぃ!」「すべすべ♪」と言いながら、手洗いの大切さを改めて知ることが出来ました。ユニセフの活動は三葉が初めてで、今後少しずつ活動範囲を広げていくそうです。私達も、今の子ども達にこの恵まれた環境の中で、伝えるべきことを保育の中で、一緒に考えていきたいと思いました。
コメント (「おじいちゃんおばあちゃんに会いに行ったよ☆」 らいおん組 村田 麻美 はコメントを受け付けていません)