2011年11月14日 月曜日
土曜日のフリースクールで干し柿を作った子どもたちは、テラスに干している柿を見て「太陽パワーで甘くなっとるかな?」と登園してすぐに見に行っていました。テントの下には干ししいたけや切り干し大根もあり、フリースクールに参加しなかった子どもたちは「何だろう」と不思議そうに見ていました。全員が登園して、園庭で身体をいっぱい動かして遊んだ後は、みんなで集まって干し柿を作ることにしました。干し柿を作ると分かると、年長児達は急いで縄を作り始めました。
わらを4本ずつ手に取り、水に濡らして柔らかくすると、足の親指にわらをはさみ、慣れた手つきで縄をなっていきました。何本か縄が出来たところで、副園長が干し柿の話をしてくれました。干し柿に使う柿は渋柿といって、とっても渋くて口の中がざらざらするという話をしてくれた後、「甘くおいしくするためには、どうしたらいいかな?」「先生がおまじないをかけて、甘くなぁれってしても・・・ならないね」「甘いお砂糖をかけて甘くする?」という問いかけに、子どもたちからは「太陽パワー!!」という声が上がりました。
土曜日のフリースクールに来ていた子どもたちは、劇の内容もしっかりと覚えていました。副園長の話が終わると、それぞれの学年に分かれて干し柿を作っていきました。年長児は、手を切らないように気をつけて自分達で柿の皮をむきました。年中児は、教師と一緒に1人ひとり柿の皮をむいていき、包丁の使い方も学ぶことが出来ました。年少児は、教師が皮をむいているのを見て、包丁は使い方によって危険なものであることを知る機会になりました。
それぞれの年齢に合わせた指導を教師自身がしっかりと研修し、準備をしておかなければならないなという反省が残りました。出来上がった柿がテントに仕掛けられた竿につるされて、沢山の干し柿が出来上がりました。それを見た子どもたちは、「おいしくなぁれ」と、しばらく柿を眺めてから保育室へ戻りました。5月に植えたトマト、6月に園庭で行った田植え、どれも出来た頃には、カラスやすずめに食べられてしまいました。今日作った柿も、おいしそうなオレンジ色です。甘くておいしい干し柿になる頃には、カラスに狙われるかもしれません。その時には、子どもたちと一緒に対策を考えながら、見守っていきたいと思います。
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