2011年11月7日 月曜日
今日から、自由参観です。戸外では、わらのコーナーで年長児に混じって年中児がなわを編んでいました。まとまった、わらを両手に分けて持ってねじるのですが、手のひらで上手くねじれず、バラバラになってしまうのです。少しでも、くずれてしまうと、ずれたところまで戻り、何度も何度もやり直して編んでいました。その一生懸命な姿を見ていたお母さん達はとても驚いていました。ふと見るとそばの地面に乗り物の走った線がついていました。2本の線を見て線路に見えた、ひつじ組のH君は、横に線を描いて線路を作りました。そこへ松葉を持っていたS君がやって来て持っていた松葉を線の上に並べていきましたが松葉の部分がちょっと見えにくいのです。すると「上から見るとよく見える」と言って太鼓橋に登って松葉がつながっていないところを友達に教えてつないでいきました。この時期になると子ども達の面白い発想がいろいろなところに見られ、それに気付いた教師達はその知恵のすごさに驚かされます。
年中組では、今日チューリップの球根を植えました。子ども達が植え方が分かるように、大きな鉢を作って説明をしました。わざと球根を下向きに植えてみると子ども達は「それでは、芽が出ないよ!」と言ってパネルの球根を直してくれました。また、水を入れると土が沈んでしまいことをパネルでやってみると実際に植えて水をあげた時、「うわー、土が減ったー!!!」と不思議そうに声をあげました。子ども達は、自分一人の鉢をもらってとても嬉しそうで、大切に水をあげ「大きくな?れ」と話しかけていました。早く芽が出るのが私も、楽しみです。明日は、自分達でミニ運動会の計画を立てる予定です。帰りに、子ども達にその話をすると自分達で何がしたいか考えてくるとワクワクしながら降園していきました。子ども達からは、どんな意見がでるのでしょうか?その意見を私達は取り入れて、より楽しいものになるよう援助していかなければと話し合いました。
2011年11月5日 土曜日
遠足の前日は、親子遠足に期待が持てるように「バスごっこ」 「おべんとうばこのうた」の手遊びや動物の鳴き声や真似っこをして遊びました。そして、遠足当日、ぴよぴよのお母さんと子ども達は15分前には全員集合という事で予定より早めに出発することができました。バスの中では、始めは静かにしていた子ども達もバスから見える車に「タンクローリー」「パトカー」「救急車」など声をあげて大喜び。「おべんとうばこのうた」なども歌っていくうちに砥部動物園に到着です。
バスから降りて動物園入り口まで距離があるので、ぴよちゃんの足では、10時半のぺんぎんのエサやりには間に合いませんでしたが、子ども達は動物園の中に入ると次第に気分が高まってきたようでした。お母さんを気にせずに好きな動物の所に駆け出して一生懸命 追いかけていくお母さんや逆にいつも お仕事で忙しいお母さんと一緒にいられるのでしがみついて歩こうとしない子どもなど園とは違った様子が見られました。いろいろな動物に興味をもち、日頃は言葉の少ない子が動物の名前を言ったり「○○おった」「上にいった」などと二語文で言ったりして じっと見ていました。そして、他のお客さんや幼稚園の先生が ぞうやアザラシにえさをあげている所では大きな口をあけて食べ物を食べる様子も見ることができましたし、ぞうが排泄する場面では「シッコした」と繰り返し言って驚いた様子でした。昼食は、お母さん同士話す姿も見られバスの中や昼食時など交流がもてて良かったと思いました。昼食後、動物を見ながら帰りの出口に向かっている途中、ドングリの木があり、ドングリの実が落ちていました。それを拾って大事そうに持って帰っていました。帰りのバスの中では、いつもの午睡の時間になり眠ってしまう子もいましたが、ほとんどの子は興奮が冷めきらず、動物の話をしたり ドングリを拾ったので「どんぐりころころ」の歌を歌ったり「おべんとうばこのうた」の手遊びをしたりと話し声や笑い声でいっぱいでした。1名の親子が欠席して残念でしたが、11月にしては晴れて心地よい暖かさの中、親子や友だちが動物園遠足に行き一緒に動物を見たり交流したり楽しいひと時が過ごせました。翌日も登園すると「ライオン、おった」「ぞうさん、シッコした」など、思い出して嬉しそうに動物園の話をしてくれました。動物園遠足をきっかけに幼稚園にいる動物達にも関心が持てるように、そして、命のある事の大切さなども いつも気付いていけるよう関わっていきたいと思います。
2011年11月4日 金曜日
?「前、描いた動物に色塗る!」「僕も絵を描く」と言って絵のコーナーに来た子ども達に今日の空は「いつもとなんだか違うよ。雲がグルグルになっとるよ…」と話すと、「ほんとだ、グルグルになっとる。すごいね」とたちまち子ども達の間に広がっていきました。
また、今日から戸外には新しいコーナーがでていました。幼稚園で刈った稲を雑穀するコーナーです。まずは、割り箸で稲穂をはさんでひいてもみをとります。要領が分かった子ども達はスーと手早くすることができていました。次は野球のボールでゴリゴリこすってもみをとって玄米にします。今までに年少や年中の時も経験してきた子ども達は、とても上手で、くま組のBちゃんやぞう組のCちゃんは、もみと玄米を分ける時は息をフーと吹きかけ顔中もみだらけになりながら分けていました。そして、その横では、もみを落としたわらで縄をないはじめたのはぞう組のM君です。M君は年中の時にも経験してきたこともあって「ぞうりがつくりたいんよ」と言いながら、一生懸命編んでいました。
もみのコーナーにいると…後ろの方から「もってっこーい」と言う掛け声が聞こえてきました。後ろを振り向いてみると、ちゅうりっぷ組のR君を筆頭に、廃材で作ったおみこしをかついでいました。R君は「あげるぞ?。せいやっせ!!おろせ?」とお父さんがしていた姿を真似してかついでいました。作品展の作品にもおみこしを作ったR君は毎日修正しながら作っていました。
先日のことになりますが、年中はシール帳折り紙で「いちょう」を折りました。しかし、なにかがおかしい…と気づいて下さった副園長。折り紙で折ったいちょうは黄色、しかし幼稚園のイチョウを見ると、11月に入った今でも葉っは緑色です。いつも緑色のイチョウの木を見ているにもかかわらず、10月に木の葉は紅葉するという、恥ずかしい思い込みのまま10月に黄色いちょうを折って貼らせていたのです。通常紅葉は11月後半なのに、なんと子ども達に季節の移り変わる現実と違った指導をしていたのです。私達年中組の教師も自分たちの間違いに気づき、あわてました。そこで、子ども達に「このイチョウを見て、古森先生がおかしい?ってわらうんよね。なんでやと思う。?」と問いかけると、子ども達は「色が違うやん」と即答でした。私達はもう恥ずかしくて、申し訳ない気持ちになりながらイチョウが黄色になった絵本を子ども達と見て「11月の終わり頃、寒くなってきたら栄養を取る力がなくなって黄色くなっていくんよね」と話し、10月に貼っていたイチョウを丁寧にはがして、11月のページにお引越ししました。日本には四季がありその地域や気候に合わせて幼稚園の保育も結びつけていくべきですが、私達がそのことをしっかりわかって、これからも保育に関わっていきたいと、学びあり、反省ありの気づきでした。代わりに10月のページには遠足に行ったこともあり、象さんとぺんぎんを折って貼りました。もちろんここでは、子ども達は、体験を大いに生かした楽しい象さんを折っていました。
今日の手作り給食は、豚どん、わかめのお吸い物、野菜の一夜漬け、卵焼き(アレルギーの子はとうふステーキ)果物でした。豚丼は子ども達も大好きで、ぺロッと食べては何度もおかわりしていた。
明日の城山公園オートタムフェスティバル2011「キッズふれあいランド」では、先生達が「みつば名物いもアイス」やこの前のフリースクールで人気だった「おとうふみたらし団子」を販売します。是非遊びにきてください。
2011年11月2日 水曜日
昨日の遠足で飼育員の方に話をしていただいたり、目の前でカバの赤ちゃんやぞうの家族を見たことが、とても印象深かったようで、今朝のバスの中でも、動物園の話で盛り上がっていました。「ぞうさん見たね。」「キリンもおったよ!」と嬉しそうに話す年少児。命の大切さを学んだ年長児は「うさぎさんの世話せんといかんね!」と早速、当番の見直しをしていました。又、動物園でインコが喋っているのを見て驚いたA君は、登園するとすぐにセキセイインコに「おはよう。」と声をかけていました。動物の絵を描いて楽しむ子ども達の姿もたくさん見られました。今まで絵が苦手だった子どもも、実際に興味を持ってみたことで、特徴をとらえて楽しんで描いていて驚きました。そして、体験の大切さを改めて感じました。
戸外の各コーナーでは、夢中になって遊ぶ子ども達の姿がたくさん見られました。砂場では、年中児たちが長いパイプを水道の上から砂場の端までつないでいました。どうやら、上から水が流れるようにしたいと考えていたようでした。最初はなかなか流れなくて、手で流していましたが、パイプを斜めにすると水が流れることに気が付き、砂場にある鍋やフライパンを使って高さを調節しました。すると、上手に流れるようになり、枝や落ち葉が水と一緒にゆらゆら流れているのを楽しんでいました。
木工のコーナーでは、先日作っていた作品の家の続きをしようと、はりきってやってきたCちゃんですが、釘を打つと木材が割れてしまいました。教師が「ボンドもあるよ?」と声を掛けましたが、「ボンドは使わない。」と言って、工夫して釘を打っていました。Cちゃんのイメージ通りの家が出来るのが楽しみです。
先日、年長児が稲刈りに行ったときのお米を遠藤さんが持ってきて下さいました。『71キログラムありました』と言う表示を見てどれくらいなんだろう?!と考えた年長児。自分の体重を知っている子ども3人の体重を足すと、69キログラムでした。残りの2キログラムはどうしようと考えた教師は、さつまいもを三本持ってきて、三人の子どもにそれぞれ一本ずつ持たせました。それでお米と同じ71キログラムになりました。収穫したこのお米は遠藤さんが一生懸命育てて下さったことを古森先生に話して頂き、、子どもたちは、昼食後遠藤さんにお礼の手紙を書きました。この手紙はまとめて、遠藤さんに届ける予定です。そして、副園長がその玄米を使って、久しぶりにいり玄米を作ってくれていました。
さくら組でも、年長さんたちが収穫した玄米を見て、「うわーすごい!いっぱいだね!」と驚いていた子どもたちでしたが、お部屋に戻ると良い匂いが漂ってきていて、入り玄米が届くのを今か今かと待っていました。久しぶりのいり玄米に子ども達は、「魚の味がする。」「お米の味がする。」と喜んで食べていました。いり玄米をぽりぽり食べて笑顔いっぱいでさようならをして降園しました。
明日は休みですが、金曜日にはどんな遊びで園庭がにぎわうにが楽しみです。
2011年11月1日 火曜日
今日の朝、バスで登園してきた子どもたちは、「今日は、動物園行くんよね!!ちゃんとお弁当とお菓子忘れずに持ってきたよ!!」と、教師や友達に嬉しそうに言ってきました。先に登園していた友達と挨拶を交わしましたが、大事なことを忘れていました。それは、毎日していたうさぎさんの餌やりとお掃除でした。副園長が年長児に「動物園に行くのに、幼稚園のうさぎさんの餌やお掃除はしてあげたの?みんなはお弁当食べるのに、うさぎさんは食べなくていいの?」と声をかけたのです。すると年長児たちは、「それはダメ!!汚れたお家も嫌だし、ご飯をあげないのも嫌だ!!」と答えました。すると副園長が、砥部動物園のインドゾウ・タロウくんの話をし始めました。お父さん・お母さんから離されて1歳半の時に、道後動物園にやってきたタロウくんの話を真剣に聞いていた子どもたちは、「タロウくん寂しかったんだろうね・・・」と悲しそうに話す声が聞こえました。「かわいそうだけど、みんなのために頑張ってくれているんだよ。みんな優しくしてあげようと思ったよね、三葉幼稚園のうさぎさんもインコさんも同じなんだよ」と副園長が続けます。子どもたちは心に響いていたのか、うんうんとうなずいて聞いていました。
さあいよいよ出発です!!行きは赤コースが観光バスです。1号車にはきりん・りす・ぺんぎん・さくら、2号車にはらいおん・りす・ぱんだ・ひまわりが乗り、青コースはそれぞれ園バスに乗って出発しました。行きのバスの中では、「動物さんいるかな??」「どんな動物さんがいるかな?」と、早く行きたいなと言わんばかりの子どもたちは、とてもにぎやか・・・。「今日は他の幼稚園や小学生や中学生やお客さんがいます。みんなで人に迷惑をかけないよう、ルールを守りましょう。そして、動物さんをしっかり見てきてね!!」と、副園長の話をしっかり聞いている内に動物園に着きました。
10時30分にペンギンさんの餌やりがありますが、着いた時には終わりがけでしたが、年少児たちは、ペンギンを見るやいなや大はしゃぎ!!「うわー!!ペンギンさんだ!!」と階段を駆け下りて行くと、ペンギンさんたちもそれに応えるように、すーっと泳いで見せてくれました。
インドゾウのタロウのところでは、先日下見をした時に、飼育員さんと約束をしていました。それは、遠足の日に11時に三葉の子どもたちが来るので、飼育員さんも来て子どもたちに話をしてくださいとお願いをしていたのです。それに間に合う様に、タロウくんの所まで急いで行くと、ちょうどタロウくんが鼻を高くあげてお客さんに挨拶をしている所でした。そんなタロウくんの姿を見て子どもたちは「あっ!!タロウくん!!」と大きな声で呼びました。するとタロウくんは、それに応えるかのようにまた鼻を高くあげてくれました。タロウくんの大好物のリンゴとさつまいもを買ってきて「ここだよー!!」と見せると口を大きくあけました。その口をめがけて餌を投げると、なんとうまく口の中に入ったのです。子どもたちも「先生すごーい!!」と大騒ぎでした。
昼食はオアシスガーデンで全学年食べる予定でしたが、アニマルステージがあいていたので、年長4クラスが一緒に食べることにしました。今日は、みんなが揃ったお弁当は久しぶりだったので、子どもたちもとても喜んでいました。アニマルステージには、ちょうどアフリカゾウのとむくんが産まれる映像が流れていました。貴重な映像を見ながら、おしゃべりを楽しみながら、食べるお弁当、お母さんの心のこもったお弁当は美味しいのです。お弁当の後のおやつも遠足ならではで、友達と交換している子もいて、楽しい昼食の時間を過ごしていました。
いろいろな動物を見たあと、それぞれ感じることはあったと思いますが、中でも命の大切さについて学んだことが大きかったと思います。三葉幼稚園にいるうさぎさんやインコさんは、大切に飼育していかないといけないと思いました。帰った後、らいおん・きりん組の子どもたちは、バスから降りるとカバンも下ろさずうさぎ小屋に走って行きました。「今帰ったよ、ちゃんとご飯食べた?」「お部屋汚いけん、お掃除してあげるね」と語りかけ、掃除をしたり餌をあげたりしていました。
コメント (「チューリップの球根を植えたよ♪」 うさぎ組 中矢麻衣 はコメントを受け付けていません)