2011年10月21日 金曜日
今朝は子ども達は「先生、ちゃんと靴で来たよ!自分でお母さんに言えたんよ」と、登園して来ました。実は、昨日『明日はお芋掘りだから、靴か長靴で来てね。お母さんに全部準備してもらわなくても、みんなが「明日はお芋堀りだから靴で行くよ。」って言えるよね』と話をして降園していたのでした。その為、「自分で言えた」という子ども達をとても嬉しく思いました。
ウキウキしながら畑に着くと、初めに副園長に話をしてもらいました。お芋の出来方や、つるの話とカエルの話です。今日は昼からの雨を予知してか、緑と茶色の2種類のカエルがたくさんいました。副園長は、まず跳んでいる緑のカエルを「パッ」と手の中に捕まえて「静かにしなさい!」とカエルを優しく押さえました。子ども達は、息をのんで見つめます。するとどうでしょう。あんなに跳びはねていたカエルが手のひらを広げてみると、なぜか手のひらにちょこんとおとなしく座っていました。「このカエルさんはね、葉っぱの所にいるから、体が緑なんだよ。もしかすると、ヘビさん達がカエルさんを食べに来るかもしれないよね。でも、大丈夫。緑のカエルさんは、葉っぱの中に隠れると、体と同じ色だから、ヘビに気付かれないんだよ。土の所にいるカエルさんは茶色。やっぱり土の中に隠れて自分を守るんだよ」と話して頂きました。そして「じゃあ、忍者はなぜ黒い服を着てるか分かる?」と、質問されると、「忍者は夜に動くから」と、すかさず年中児が答えました。
お芋を掘り始めると固い土を小さな手で、一人で一生懸命に掘る子、二人で力を合わせて掘る子、バスのおじちゃんに「手伝って?」と声をかけてシャベルでまわりにを掘ってもらう子など、それぞれが知恵を働かせて掘っていきました。お芋が「ボコッ」と掘れて持ち上げた瞬間の、とても嬉しそうで、キラキラした目は、本当に素敵だなと、改めて感じました。
そして、一人ずつ、お土産のお芋を大切そうに持って帰ると、部屋に戻ったA君が「あっ。チョウになってる」と発見しました。先日、ひつじ組にA君とB君が園庭で捕ってきて、毎日二人でエサをやり、大切に育てていた10匹のモンシロチョウの幼虫が全てサナギになっていました。そして、遂に今日、みんながお芋掘りに行っている間に、その中の一匹がチョウになったようです。その瞬間が見れなかったのは残念でしたが、残りのサナギがチョウになるのが楽しみです。
そして、今日の手作り給食は、昨日、赤コースが掘ってきた、さつま芋の天ぷらが入っていました。又、遠藤さんから頂いた黒豆の枝豆も塩ゆでにしてもらっておいしく頂きました。
・栗ご飯(ひまわり組のお友達のお母さんから頂いた栗です)
・マカロニと野菜のサラダ
・魚肉ソーセージのオーブン焼き
・ピーマン(幼稚園で収穫しました)と、パプリカのきんぴら
・柿
・枝豆(遠藤さんから頂きました)
コメント (「自分でお芋が掘れたよ」 ひつじ組 松田 亜弓 はコメントを受け付けていません)