2011年9月5日 月曜日
台風が過ぎ去って、戸外で遊べることがとても嬉しそうな子ども達でした。遊具のファンジースペースでは、広く遊べるようにと置き方を工夫して、たくさんのところから入れるようにしました。すると、いつもは入れなかった真ん中から入って逆に進み前から入ってきた友達と顔を見合わせて笑いあう姿も見られました。また、真ん中から頭を出す子や立つ子、いろいろな方向から入る子など遊び方が様々でした。今日も、環境を出す際に子どもたちが楽しいと思えるように、工夫することを教わりました。
また、年中の階段の壁のスペースに運動会の踊り「にわとりのチャボ」に出てくるチャボや、きじ科の仲間のクジャクやカモ、太陽や雲を飾りました。子どもたちが楽しく踊りに入るために、イメージをさせるよう、副園長にアドバイスをしてもらって、壁面構成をすることにしたのです。今朝登園した子どもたちは、壁面に興味深々で、立ち止まって見る姿がありました。「これは何?」と教師に尋ねる子や、自分で文字を読んでいく子。写真やイラストを見ることで、チャボの具体的なイメージを描くことが出来たようでした。そのイメージを持ったうえで、年中児は会議室に集まりました。副園長が子どもたちにチャボのお話をしてくださって、教師達でペープサートを使って劇をしました。真剣に見てくれる子ども達の姿にとても嬉しく思いました。そして、踊りの場面では楽しくなってきた子どもたちがどんどん踊り始め、私たちも楽しくなり一緒に踊ることが出来ました。全員の子ども達が参加して一つになって踊れるように、取り組み方もアドバイスのように進めていきたいと思います。
そして、今日のパン給食では、付け合わせて、カレースパゲティやブロッコリー、豆乳ゼリー、魚肉ソーセージがありました。年中の子ども達も「スパゲティだ!」と喜んで何度もおかわりしていました。とても美味しい食事に笑顔いっぱいの子どもたちでした。
2011年9月3日 土曜日
なつやすみも終わり、三葉幼稚園にもにぎやかな声が戻ってきました。そんな様子にぴよちゃん達も「何をしているのだろう?」 「誰がいるの?」と覗き込んでいました。逆に幼稚園の子ども達もぴよちゃんの様子を気にしてくれ、声をかけてくれたり、様子を見てくれたりしていました。また、お兄ちゃん、お姉ちゃんと遊べると思うととても嬉しそうでした。
さて、ぴよちゃん達も、このなつ様々なところに行き、たくさんの体験をしてきたようです。楽しかった思い出をたくさん持って登園してきた子どもたちの口からは、あれやこれやと口々に楽しかったこと、嬉しかったことを伝えようとしてくれます。身振り・手振りを加えながら一生懸命伝えようとする姿を見ると、本当に楽しかったんだね!いい体験ができたね!と私たち保育士も嬉しく思います。また、子どもだけでなく、送迎時に話を聞かせて下さるお母さん達の表情も本当に楽しそうでした。
その中でも、2歳10か月のSくんは、家族で水族館やサファリパークなど様々なところに行ってきたようです。Sくんの中で水族館でのアシカショー・イルカショーが心に残っているようで、ぴよぴよでも再現して見せてくれました。水族館のお兄さんの真似から始まります。「こんにちは!イルカのお兄さんです。もう、イルカのショー始まります。集まってくださーい!」と大きな声でお客様を呼びます。保育士とぴよちゃん達は観客になり様子を見つめました。しばらくするとアシカが出てきて「せーの」の合図に大きな声で「あ?!」と言います。アシカが声を出す真似が終わるとご褒美のお魚を大きな口で食べます。今度はイルカが出てきます。もちろんSくんは、観客・調教師・イルカたちと三役をこなします。右手の人差し指を上にあげ、イルカのひれを再現しているのでしょうか?一気に走りだし、途中ジャンプをしたり、ご褒美の魚を食べたりと細かく再現してくれます。1つ1つの芸が終わるとパチパチと拍手をしてくれる観客。そんなSくんの様子をみて他の子ども達も真似っこで加わります。そうしているうちにSくんのイルカショーがいつのまにかごっこ遊びに変わっていきました。みんながSくんの後ろをイルカさんの真似っこでついていったり、マイクに見立てた玩具を持ってきてアナウンスをしたりと、どんどん広がっていきました。Sくんの楽しかったなつの体験は遊びに発展していきました。その他にもキャラクターの映画を見に行った子がキャラクターに変身したり、サーカスを見に行った子がホワイトライオンになったりと各児の体験はどんどんと遊びの中で表現されていきました。
また、2歳10か月のTちゃんは、お兄ちゃんと一緒になつの体験を絵日記にしました。いろんな色で描かれた絵には、その日その日の楽しかったことがぎっしりとつまっていました。
それぞれの子ども達にとって1つ1つの体験や経験はかけがえのないものになって積め込まれていきます。ぴかぴかと輝く子ども達の表情を逃さないで子育ての喜びを味わっていただきたく思います。お仕事をしていらっしゃって忙しい保護者も短い時間の中での中身の濃いひとときが、そして子ども達の笑顔が、癒しになってくれるに違いありません。
2011年9月2日 金曜日
台風が近づき、朝から園庭は荒れ模様。子ども達もとても心配そうに窓から外をのぞいていました。そんな中、昨日顔合わせを終えたひよこ組の子ども達は、テラスに出していたファンタジースペースで大喜びで遊んでいました。途中から年長児もやってきて、トンネルをくぐったり、トンネルの中に寝転んだりして、入園したひよこ組さんを歓迎しているかのようでした。そこへ、らいおん組のA君がやってきて「あっ!!僕と同じ名前」と言って先生に名前を書いてもらっていた子の帽子を覗いて言いました。その後、握手をするとひよこ組の子も嬉しそうに後をついて行き、一緒に遊ぶ姿が見られました。
こんな風にして、異年齢児とかかわり、自然に小さい子たちに優しくすることができるようになるんだと感じました。
ひまわり組では、廃材を持ってきてくれる子が多く、部屋には沢山の廃材があります。今日はみんなで廃材遊びをしようと何人もの子たちが作り始めました。久しぶりにクラスの友達と会話をしながらそれぞれイメージしたものを作っていきました。夏休み前に比べると、セロハンテープの貼り方が上手になっていたり、自分のイメージした箱やカップをじっくりと選んだりする姿がみられ、ほんの2ヶ月見ない間に子ども達の成長している姿がみられ嬉しくなりました。
又、「Bちゃんはまだこんの?」と昨日から新しくひまわり組に入ったお友達を気にしていたTちゃんは登園してくると早速「ままごとしよう」と声を掛けて一緒にエプロンをつけてお料理を作ったり、廃材遊びを教えてあげたりする姿がみられ、子どもってこんなにすぐに打ち解けて遊ぶことが出来るんだと感心しました。
さくら組に登園してきた子どもが真新しい水槽に5匹の金魚が泳いでいるのを見つけました。この金魚はさくら組のKちゃんが持ってきてくれたもので、子どもたちは大喜びです。「エサ食べる?」と背伸びをしながらあげていましたが、「小さいけん食べれんかな?」と心配そうにみていたその時、パクパクっと口を動かしたのをみて「食べよるー!!」と嬉しそうにしばらく眺めていました。
小さな命にも興味を持ってかかわり、とても大切にする子どもたちを見て、私たち教師はもっともっと人とのつながりを大切にしていかないといけないなと感じる1日となりました。
2011年9月1日 木曜日
今朝は、園庭の準備をしていると、夏休みの間、あれだけ鳴いていたセミの声がピタリと止まり、秋の虫の声が聞こえてきました。季節の移り変わりをちょっぴり感じながら、三葉幼稚園の二学期が始まりました。今日も元気いっぱいの子ども達は、二学期の初日という事は全く関係ないようで、大きなアルバムの入った手さげ袋を、よいしょよいしょと、お部屋へ運ぶと、ままごと、砂場、水くみ遊び、リレーなど、それぞれに自分のしたい遊びを楽しんでいました。
そんな姿を横目に、副園長が「ニコニコで楽しく遊べる事をかんがえよう!」と黒板に書いて、年中児と話をしていました。そして2人でにんまり。その横にニコニコ笑顔のお友達の顔を描いていきました。それに、バスから降りた年長児が気付いて、立ち止まって見ていると「今日はニコニコがいいよね。みんなも描いてみる?」と声をかけてくれました。テラスに座って楽しそうに、ニコニコ顔を描く子ども達は、次第に夏休みの思い出話を始めました。「夕涼み会でもらった花火をしたよ。」「すいか割りをしたよ」など、キャッキャッと言いながら、黒板に、花火やすいかなどの楽しかった思い出の絵も、横に描き添えて、とても素敵な黒板がテラスの入り口に置かれました。
又、今日はひよこ組(満3歳児)の顔合わせと、始園式がありました。ひよこ組の顔合わせでは、お父さん、お母さんも一緒に、楽しく踊って下さり、とても暖かい雰囲気で行う事ができました。在園児も、弟や妹がいる子はもちろん、新しいお友達が入園してくる事もとても喜んでいました。そして、子ども達には、もう1人紹介がありました。三好りょうたさんです。5号車の運転や、みんなのお手伝いをしてくれます。今日は、いろいろなクラスの子どもとたくさん遊んでくれました。そして「三好先生が3人になってしまう?」という事で、「りょうた先生」と呼ぶ事に決まりました。よろしくお願い致します。
コメント (「みんなで踊ると楽しいね。」 りす組 古江由貴奈 はコメントを受け付けていません)