幼稚園の日記(ブログ)

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2011年7月13日 水曜日

 カゴメさんにもらったリリコのトマトも黄色い花が咲き、たくさんの実が実っています。朝一番に子ども達とトマトの水やりをしていると…「あっ!トマトが食べられとる!!」とT君が声をあげました。それを聞いたI君は「大変や!カラスが食べたんや!」と大騒ぎ。周りにいた友達とトマトを守るためにはどうすれば良いのかということを考え始めました。そして、誰からともなく言いだしたのはびわの実がなった時に袋をかぶせた経験から袋を作ってトマトにかぶせることでした。バスから降りてきた同じクラスの友達や周りの教師のところにすぐ行って「大変なんよ!トマトが食べられとるんよ!」と伝えに行っていました。ちゅうりっぷ組さんに袋の作り方を教えてあげたり、ひよこ組さんには作った袋をあげたりいそいそと袋の準備をしていきました。ちゅうりっぷ組では廃材遊びが得意なH君がぞう組からもらった袋を見本にどうやって作ればいいのか考えたり、女の子は袋をバックにして遊んだりしていました。ひよこ組さんはトマトの土が乾いていることに気が付いてお水をあげることにしました。T君は自分の顔より大きなフライパンに水を入れ、トマトの場所とは正反対の砂場から足をよたよたさせながら持ってきました。トマトの前に来た時にはフライパンの中にはすこーーーしの水しか残っていませんでした。他の友達がやかんやコップに水を入れて運んでいる姿を見てフライパンではダメだと気が付き、違う容器を使って水やりを始めました。

 今日ケアフル竹原との交流に行ったらいおん組はトマトの話を副園長にしてもらってどうやって守っていけばいいのか行きのバスの中で考えました。四角い箱で家みたいにしたり、網をはったり、キラキラ光る水の入ったペットボトルを置いたり、かかしを作ったり…子ども達からいろいろな意見が出てきました。このトマトを育てる中で子ども達はそれぞれにいろいろなことを学び、教師も子ども達の姿からいろいろなことを学んでいきます。カラスと子ども達との知恵比べが始まりました。子ども達がもっている知恵を引き出せるよう素材を出していきたいと思います。

 ケアフル竹原さんとの交流ではみんながお年寄りとの交流を楽しむことが出来ていました。朝、不安な表情で登園してきたNちゃんも施設に行くとしっかりとお年寄りとの交流を楽しんでいたようです。触れ合い遊びの時はお年寄りのひざに顔を乗せ、にっこり微笑んでいました。手話教室で習った手話を披露するとお年寄りも興味も持って一緒にしてくださっていました。

 また、くま組とぞう組は宮前小学校のミニオリンピックに参加しました。小学校という場所の雰囲気を肌で感じて子ども達も小学生をお手本にしてしっかり整列が出来ていて驚きました。そして、玉入れや綱引きを楽しみました。宮前小学校一年生の三葉の卒園児たちもそれぞれが言葉を言ったり、競技の説明をしたり頑張っている姿を見て嬉しく思いました。

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