幼稚園の日記(ブログ)

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2011年7月1日 金曜日

 昨日の降園の時の話です。りす組では、最近買った仕掛け絵本を前日の降園前に読みました。子ども達は、飛び出したり動いたりする絵本の仕掛けに驚いたり、仕掛けを不思議がって見たりしていました。そして、帰り際にHくんとKくんがこんなことを話していました。「Kくん、仕掛け絵本作ってみた?」「作ろうと思ったんやけど、作り方わからんかったけんやめたんよ。」とKくんは少し残念そうな表情でした。そんなKくんに私は、「じゃあ、明日もう一回絵本を見て先生と作ってみようや。」と言うと、「うん!」とうなずき、嬉しそうに帰っていったのでした。

 今日は、朝から雨が降り、室内の活動が主になるということで、Kくん達と仕掛け絵本を作ってみようと廃材や紙類、そして仕掛け絵本を準備しました。そうこうしていると、Kくんがやって来て「先生、なんしよん?」と聞いてきました。「あれ?昨日の約束忘れたん?仕掛け絵本作ってみるんやないん?」と言うと、「あっ!そうやった!」と少し照れくさそうにしていました。早速、仕掛け絵本を開いて仕掛けを見ていると、ぺんぎん組の子ども達も集まってきて、仕掛けについて話し合いが始まりました。「ここは、引っ張ったら動くんよ。」「紙を四角く切ったらいいんやないん?」子ども達が仕掛けを動かしながら、『なぜなんだろう?どうしてかな?』と友達と意見を出し合いながら考える姿を見て、とても嬉しくなりました。「先生、ここはなんで飛び出るん?」とKくん。「ここを切って、折ってみたらいいんじゃない?」とヒントを少し出すと、自分で考えてすぐに作れてしまうのが、みつばっ子の凄さです。Kくんは、見事に「かにとさる」のかにが飛び出す仕掛けを作ったのでした。

 そうしていると、ぺんぎん組のAくんが新たな仕掛けを作って持ってきたのです。紙に切れ込みをいれ、そこから紙を引っ張ると動くという仕掛けです。それを見たKくんは、その仕掛けをさっき作った仕掛けにくっつけて、恐竜が飛び出すようにしたのでした。お話は、「かにとさる」ではなく、「かにと恐竜」になりましたが、子ども達が知恵を出し合い考えて作った素敵な仕掛け絵本ができました。そして、今日の降園前にはKくんが「さると恐竜」の仕掛け絵本をりす組のみんなの前で披露し、りす組の子ども達も笑顔で楽しんで見ていました。

   

 昨日、らいおん組、きりん組がちびっこ七夕まつりに行ったことで、年中・年少児も七夕飾りを飾ることにしました。包装紙や色紙を使って、三角つなぎや輪つなぎを作ったり、短冊に願い事を書いたりしていると、Aちゃんがある事に気づきました。「先生、織姫と彦星がおらんよ。織姫と彦星も作らんと七夕の日に会えんよ。」Aちゃんは、パステルを持ってきて、織姫と彦星を描いて飾ったのでした。先週の園外保育でコスモシアターで七夕の話しを聞いていた事で、Aちゃんは織姫と彦星も飾っておかないと、会う事ができないと考えたのでした。夕涼み会では、子ども達の短冊や七夕飾り、手作りのちょうちんを飾る予定です。どうぞ、楽しみにしていてください。

    

 今日は、週に1度の子ども達が楽しみにしている手作り給食の日でした。今回は、先週の園外保育で人気だったソーセージを天ぷらにしました。子ども達は喜んで何回もおかわりをしていました。

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