2011年6月16日 木曜日
今日も朝から雨…、登園した子ども達は、お部屋で粘土遊びや、自由帳にお絵描きをしたり、廃材遊びを楽しんだりしていました。昨日年長児が収穫してきてくれたびわの種を副園長から、遊びの材料として利用できたらというアドバイスと、ネックレスなど作れるのではというヒントももらいました。そこでさっそく、昨日子ども達と洗って大事に取っておいた種を使って、ネックレス作りをすることにしました。教師が針金を種に通そうとすると、種が割れてしまいました。子ども達は、通し方によって、種が割れてしまうことや、割れた種の茶色の皮の中は緑色であることに気付き話題にしていました。ビワの種は、針金の通し方を変えてみると、割れずに通すことが出来ました。針金を通した種を子ども達に渡すと、自分で毛糸を好きな長さに切って作り始めました。丁度良い長さに切れてネックレスが出来てにこにこ顏でずっと首から下げている子もいれば、切って見たら少し短くなったのでどうするか自分で考えて、ブレスレットにして手首につけている子もいました。また、ずっと集中して指輪を何個も作っていた子もいました。帰りのバスでは作った物を嬉しそうに身に付けている子もたくさんいてバスから降りた途端、お母さんに嬉しそうに見せる姿も見られました。また、ミキスタディさんとの交流があった、ぺんぎん組でも、一緒にびわの種を使ってネックレス作りをしました。今回まだ若かったびわの種を廃材に使うというアドバイスをもらったことでまたネックレス作りが始まりました。これだけでなく、他の遊びにも利用することが出来たらいいなと思います。
また、今日は年長児は眼科検診に行きました。最初に、らいおん組ときりん組がバスに乗って副園長から、靴を脱いだら揃えること、話を聞くこと、周りのものを触らないことの約束事を聞きました。まだ、内科検診などもあるので子ども達一人一人が意識を持って、検診を理解して受けれるようにしていきたいと思います。
2011年6月15日 水曜日
今日は、シャボン玉のコーナーを砂場に近い水場の側に移動して、ビックボスの遊具を正門近くに設置してみました。すると、いつもと違う雰囲気になったことで、朝から山登りの様にしてビッグボスを楽しんだり、木陰で涼みながらシャボン玉を吹いたりする姿が見られ、遊びやすい、見通しの良い、落ち着ける、子どもにとって魅力的な環境の在り方を考えさせられました。幼稚園教育は教師という環境も含めて「環境による教育なのです。」特にそこに好きな教師がいる、教師がいるだけで安心できるという人としての環境、子どもにとって魅力ある場や用具、教材を準備する環境を準備する役割を持つ教師、三葉っこにふさわしい教師ということを考えさせられました。
年長は昨日の約束通り、生石の農園にびわを採りにいきました。昨日、子ども達は、帰りの1号車の中で道路沿いにどれくらいのびわの木が生えているか数えていたようです。今日は、自分達の分だけではなくて年少さんや年長さんの分も持って帰ることを約束していたので、年長さんは、500個くらいの実がなっている所を想像して、教師達もとても楽しみにしていました。そして副園長が到着してすぐに、びわの実にかぶせている袋を取っていきました。すると…まったく想像したものとは違う状態になっていました。半分位の実が小さいままで生長がとまってしまい、シワシワになっていたのです。なぜこの様になってしまったのか副園長と考えました。おそらく、まだ木が若い上に実が小さいうちに袋をかぶせてしまったために充分なお日さまの光と水の栄養がとれなかったことだろうと、いろいろな原因を考えました。このことは、子どもを育てることにも共通して過保護にしすぎると子どもの生きる力もとめてしまうということを副園長から聞き、自然と人の成長には共通点があるなと感じました。
しかし、小さいながらもみずみずしい実もたくさんあり、副園長から採取ばさみの使い方を教わった子ども達はとても上手に使って一人ひとつずつ収穫していきました。その後、その場で少しシワがあるけれども黄色く色づいているびわを食べてみることにしました。見た目はいまいちですが、食べてみると水分が少ない分甘みがあって「おいしーっ」と言って食べていました。持ち帰ったびわは520個あって、園児全員一人一個ずつ食べることができました。
お部屋を覗きにいくと、「おいしい」「とってきてくれてありがとう」と、年少さんも年中さんも自分達で上手に皮をむいておいしそうに食べていました。ぺんぎん組では、びわに入った種が全部でどれくらいになるのか数えると31個のびわから115個もの種が採れたようで幼稚園で植えると張り切っていたようです。他のクラスでは家で植えると言って大事に種を持ち帰った子もいました。これからの様子が楽しみです。まだまだ小さいビワの実の小さい小さいビワの種、芽が出るにはちょっと若すぎるかな? 幼稚園では何かに利用できないかと研究中です。
2011年6月14日 火曜日
「明日はシャボン玉する!!」と言って降園していたひまわり組の子ども達は登園するとさっそくシャボン玉コーナーに集まってきました。昨日、家から石鹸を持ってきていた子たちは「昨日の石鹸使うんよね?」とどうやって使うのかも理解して遊ぶ姿が見られました。初めてする子たちは、教師や年長児に教えてもらいながら一つひとつの行程を楽しんでいました。今日は、未就園児保育もあり、シャボン玉コーナーはたくさんの子どもたちで賑わっていました。
見学にきていた子もシャボン玉に興味を持っていましたが今日は、料理作りに行きました。色々な遊びがあって帰りたくないと大忙しで遊んでいました。それを見ていた年少児のたんぽぽ組のT君は、「先生窶シここがなかなかあかんのよ」と言いながら順番を待って石鹸を削ると、シャボン玉液を作ってストローも付けてさっきの見学にきていた子に持って行って渡してあげました。その液をつけて吹いてみると上手く出来ず、T君は保護者の方と教師と一緒に「なんでかな?石鹸が少なかったんかな?」と苦笑いしていました。年少児でシャボン玉初心者のTくんの微笑ましい光景を見る事ができました。「年少児でもこんな所に気づく事が出来るんですね。」という保護者の言葉がとても嬉しく感じた出来事でした。
魚釣りのコーナーに行ってみると、長椅子に上手に座って待っている子ども達がいました。5匹釣ったら交代というルールを子ども同士で決めて、年長児が声を掛けながら年中、年少児と交代する姿が見られました。その横のテラスの魚作りコーナーでは、作った魚を水の中に入れたり、飾ったりして出来上がった魚を使って楽しんでいました。
このように遊びの中で、子ども達とルールを決めながら夕涼み会に向けて準備をしていくのです。片付けの前になると盆踊りの曲も流れ、盆踊りも少しずつ形になってきています。
お誕生日放送が終わった後には副園長が、園庭になっているびわが色づいている事を放送してくれました。それに反応した子ども達は、教師と一緒に一斉に園庭に飛び出してびわの木の周りに集まりました。みんなが集まったところで副園長が、びわの実にかぶせていた袋をそーと外すと、きれいなオレンジ色の実が顔を出しました。「わー窶シ」という歓声があがると、副園長は一個びわの皮をはいで子ども達に匂いを嗅がせてくれました。じゃが芋を掘った生石の農園にあるビワの木には500個も実が付いているということで、明日年長児が収穫してきてくる事になりました。降園前にそんな楽しい約束をして、明日を楽しみにしながら帰っていく子どもたちでした。
2011年6月13日 月曜日
今日は昨日の大雨のおかげで、シャボン玉遊びには最適の気候でした。湿った土から水分が蒸発してシャボン玉がよく飛ぶのです。今日は、石鹸を削ってシャボン液を作る本来のシャボン玉コーナーを出しました。まず、ままごとで慣れているすりおろし噐で石鹸を削ります。そして、それを好きな廃材の容器に入れてお湯で溶かして完成です。(この時、石鹸の削る量とお湯の割合がとても重要で、割れないシャボン玉が出来るかどうかが決まってきます。)年少児は、お兄さんお姉さんの真似をして。年中、年長児は昨年を思い出しながら楽しそうに作っていました。シャボン玉を吹き始めると「しゃ縲怩レん玉縲恃セ縲怐vといろいろな所から歌が聞こえてきて、教師も子ども達も心地よい雰囲気の中でシャボン玉を楽しむ事ができました。
又、ひつじ組のR君は「先生 !シャボン玉に幼稚園が映ってぐるぐる回りよる。あっ!D君の顔も映っとる!すごいね縲怐Bなんか魔法の玉みたいや」と興奮しながら、話をしてくれました。R君の話を聞いて、私も自分が小さい頃にシャボン玉をした時にワクワクしながら不思議だな縲怩ニ感じた気持ちを思い出しました。R君もきっと同じような気持ちなのだろうと嬉しくて、とても楽しくなりました。
又、今日は年長児が2回目の手話教室でした。今回は、前回のおさらいと森のくまさんの2番。5つの感情表現(嬉しい、悲しい、好き、嫌い、怒る)を習いました。おさらいをしてみると子ども達は前回の手話をよく覚えていました。又、森のくまさんの2番では、「お逃げなさい」では「遠くを指さす」など歌詞と手話の動きを一致させながら楽しんで手話を覚える事ができていました。
今日のぱん給食は、スパゲッティーサラダとパイナップルがつきました。サラダの中には、きゅうり、魚肉ソーセージ、人参と先日掘ってきたじゃがいもが入っていました。子ども達はじゃが芋掘りのじゃが芋が入っている事が嬉しくて今日も何度もおかわりをして、美味しくいただきました。
2011年6月11日 土曜日
「さぁ!お片付けをしてトイレに行こうね。」の言葉がけに一人ひとりがパンツやズボンを脱いで、順番に便座に腰をかけます。上手くおしっこの出る子、この次がんばろうという子と様々です。そして、手洗いをしてからお集まりをします。
「おはようございます」とご挨拶
「今日は6月7日火曜日、お天気は雨ですね。」
「雨が降るとカタツムリさんが喜んでいるのかな?」
次は、お名前を呼んでもらってお返事です。「ハイ!」と元気よく返事をする子、手を上げて少し恥ずかしそうにする子、ニコッと笑顔を返してくれる子、どの子も一人ひとり大きな存在です。
手遊びが始まるといつの間にか、輪の中に引き込まれます。みんなの大好きな「犬のおまわりさん」や「手をたたきましょう」を歌い始めると、腕を組んで怒ったお顔のリアルな事。ちゃんとリズムに合わせて手だってたたく事ができています。
次は、「アブラハム」の曲に合わせて手や足を動かして楽しく踊る番です。みんな忘れずよく覚えています。今日は、したくないな?もOKです。見ていることも参加していることなので「今日は一緒に見ていようね。」と。
それから、みんなで手をつないで大きな輪を作り「子どもの王様」をします。自分の順番が早く来ないかな?と期待しているのです。少し恥ずかしそうに、保育士と手を取り合ってリズミカルに踊り、王様の役目を立派に果たすことができます。みんなでいっしょにいる心地よさを徐々に味わっているところです。そして自分なりに一人ひとりが表現している子どもの笑顔は輝いています。
6月10日は、2人のUちゃんの2歳のお誕生日です。みんなで『HAPPY BIRTHDAY』の歌をうたって「おめでとう!」とお祝いを言いました。照れ屋のUちゃんは、みんなの前で立っているのが恥ずかしくて…すぐに自分の席に戻ってしましました。ちょっぴりぐずっていたUちゃんはお花を胸につけてもらうとご機嫌になりました。2人をお祝いするお友達も笑顔です。テーブルの上にはケーキはありませんが、みんなからのお歌が最高のプレゼントだったと思います。その後には、おいしい手作りの給食が待っていました。
2011年6月10日 金曜日
今朝登園して来ると子ども達は、昨日のアリがどうなったのか心配していました。ぱんだ組のKくんは、「アリおらんなっとるね。水で流されたんかな?」と、昨日の夜に雨が降ったことで、アリが流されてしまったのではないかと考えたのでした。「昨日は夜に雨が降ったけん、夜になるまでにお引っ越しできたんやないかな?」と答えると安心した様子でした。また、今日は昨日から出たしゃぼん玉のコーナーがにぎわっていました。まず始めは、市販のしゃぼん液を使って、しゃぼん玉が飛ぶことを楽しみます。十分に楽しんだら、次は石鹸を使って自分で液を作るようになります。これから、幼稚園の遊びも夏の遊びへと移行していくのです。夏の遊びのなかでも子ども達の素敵な気付きや発見、育ちが見られることを楽しみにしています。
今週末は天気が悪くなるだろうということで、月曜日に収穫して干していた玉ねぎを年長のテラスの軒下に吊るすことにしました。今年は子ども達のお土産の玉ねぎを除いても約1000個の玉ねぎが残っていて、これからの手作り給食などで使うために上手く保存しなくてはいけません。去年は、途中で腐らせてしまう失敗があったので今年は去年以上に乾かして吊るすことにしました。年長児に「テラスの棒の所に玉ねぎを干そうと思うんやけど、手伝ってくれん?」と声を掛けると、「あっ!干し柿を作った時と一緒やろ?いいよ!」と、去年の秋に作った干し柿の事を思い出した様子でした。棒にまたがして干すためには、左右が同じ位の重さにならなければ、棒から滑り落ちてしまいます。年少から干し柿作りを経験してきた年長児は、そのことをよく理解していて、左右が同じ位の重さになるように玉ねぎの大きさや重さを考えながら選んで結んでいました。玉ねぎを干すという活動のなかで、子ども達は数に興味を持ったり、重さやてんびんの仕組みについても理解したりすることができるのです。こうしたチャンスを教師が逃さず、子ども達に経験させることができるように一緒に活動していきたいと思っています。
年中組は、2回目の絵本の貸出がありました。文字が読めるようになった子どもも増えてきて、絵本の貸出は子ども達の楽しみな活動の1つです。三葉幼稚園には、昔話から図鑑、創作絵本にいたるまでたくさんのジャンルの絵本が1000冊以上あります。子ども達はその中から、自分の読みたい、借りたい絵本を選び、家に借りて帰るのです。図書サークルのお母さん方がお手伝いをしてくださるのですが、しっかりと「お願いします。」「ありがとうございました。」の挨拶ができて、内科検診や歯科検診での挨拶の効果がみられ、嬉しく思いました。図書を利用する活動のなかで、物語や文字に興味を持つだけではなく、絵本を大切に扱ったり、お世話になる人に挨拶をしたりすることも指導し、その過程で主体的に活動する子ども達の姿を見守っていきたいと思いました。
今日は子ども達が楽しみにしている手作り給食の日です。今日のメニューは、胚芽米、じゃがいもと玉ねぎの天ぷら、豆腐ハンバーグ、ほうれんそうのソテー、あじさいゼリーでした。天ぷらとハンバーグには、子ども達が月曜日に収穫したじゃがいもと玉ねぎが使われています。子ども達は、自分たちが収穫した野菜が入っているということもあって、とても喜んで食べていました。
2011年6月9日 木曜日
「わぁー アリの行列ー」
なんと今朝早く、三つ葉幼稚園の塀に沿って、大勢のありさん達が行列を作って 大移動しているではありませんか。
それを一番に見つけたのは副園長でした。出勤して駐車場から歩いて来ていて『あれ?」と気が付いたのです。行列がどこまで続いているのだろうとそのままついて行って見ると なんとそれは、門の前を通り越してずっと続き 砂場の道の下の方まで続いていたのです。
(幼稚園の裏の道から…) (ぴよぴよの前を通って…) (どこまでいくの?)
(長い行列!) (まだまだ続くね!!)
その副園長の様子に気付いたTちゃんは、友達を誘って、早速図鑑で ありの種類を調べてみると「アミメアリ」だという事がわかりました。 次々と登園してくる子どもたちに知らせると「ワー すごい」と言って鞄をかけたままアリの行列に惹かれて、見入っていました。そしてすごいことを発見したのです。 アリは、車にひかれないように交通ルールを守って道の溝を整然と並んで通っているのです。
また途中に障害物があると 進んだ後、合流して元の列になって進みます。あるところでは、ほかの行列とぶつかって、引き返しているアリ・・・・・巣を見つけて大移動しているのか、女王アリに従ってついて行っているのか、またこの機会に調べてみたいと思います。
又今日は、歯科検診がありました。
どのクラスも 検診の大切さを理解して 受けることができました。ひよこぐみも全員泣くことなく「あーん」と口を開けることができました。歯を診てもらった後、ひよこぐみのH君は「歯医者さん、かっこいい。」と言ってあこがれのまなざしでみている姿が印象的でした。またぱんだぐみのT君は 、あごがはずれそうなくらい 大きな口を開けて待っていました。歯医者さんも驚かれてシャッターチャンスまで頂きました。 又年少のH君は、精一杯大きな声で、名前とお礼を言い、終わったとたん、号泣しました。緊張の糸が切れたのでしょうか。精一杯がんばったH君の姿を見て胸がいっぱいになりました。
(年少さんも頑張りました!) (年中さんでシャッターチャンス!!)
年長さんは、副園長に「さすが年長さん」と言われるほど全員が静かに待ち、、大きな声で、名前とお礼が言えて、立派な姿でした。
(さすが年長さん!!) (ひよこ組も上手でしょ!)
またちょっぴり怖くて、口を開けられなかった年少児の何人かには、歯医者さんはひざをついて優しく声をかけて見てくださり、出席者全員受けることができました。降園前には、歯磨きの大型絵本を見て、ますます歯を大切にするという意識をもつことができました。
今晩の食卓では、歯磨きについて話をするよい機会となる事を願います。親子みんなでそろって歯磨きをしている姿が見えるようです。
(作品作り中!) (新しい踊りを踊ったよ!)(今日の絵本はなにかな?)
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