2011年5月25日 水曜日
今日はぞう組になって初めての合歓の木訪問がありました。ぞう組の子ども達は、他の年長クラスが訪問に行く様子をみて自分達の番を楽しみにしていました。子ども達とどんなことができるのだろうと考え、今回は『三葉幼稚園のいちごのお話』をパネルシアターにしてみることにしました。パネルシアターとは特殊な布を貼ったボードに特殊な紙に描いた絵を貼りつけて物語をすすめていきます。始めは教師が子ども達にやって見せてイメージがもてるようにしました。自分たちの実体験が物語になっているため、子ども達の頭の中に物語の流れがすーっと入っていったようでした。練習を進めるなかで教師が描いた絵を使って子ども達が物語を進めていたのですが、副園長に見てもらった時におかしな所を発見してもらいました。いちごの葉っぱを一枚ずつバラバラに並べていたのですが、すぐに本物を見に行くといちごの葉っぱは三葉のマークのように3枚が一緒になっていました。また、いちごを食べにきたダンゴムシもイモムシのように長く描いていたけれど、本物のダンゴムシはよく見ると違うことに気づきました。そこで、子ども達に描いてもらうと本物を見て特徴をとらえて、本物そっくりに表現していました。私自身いつも見ているようで見過ごしていることが多く、子ども達に本物とは違うものを教えてしまう所でした。
今日は前の日に『みんなで制服に揃えて合歓の木に行こう!』と約束して帰っていたのでみんな半袖半ズボンの制服を着て、かっこ良い年長さんとして訪問することができました。まずはこの間の手話教室で習った手話を使って挨拶をしました。手話が出来る子ども達をみて「すごいね!」と合歓の木の方が褒めてくださるので子ども達は得意気でした。そして、一番始めの出し物は親子運動会で踊ったアブラハムの子です。子ども達は「みんながしっかり手足を伸ばすとおじいちゃんもおばあちゃんも動かなくなった手足が動くようになるかもしれないよ」ということを副園長から聞いていました。子ども達に合わせて合歓の木の方も手足をぐっと伸ばして一緒に踊ってくださる姿は子ども達にとって印象深かったようでした。
そして、副園長にたくさんアドバイスをもらって何度も練習したパネルシアターは教師が忘れ物をするというハプニングがあったにもかかわらず、子ども達は練習でしてきたように物語をすすめていきました。春になって白いお花が咲き、そこへハチさんが遊びにきました。ハチさんが花から花へ飛んでお化粧をしてくれたおかげで青いいちごの赤ちゃんができました。おひさまパワー、水パワー、土パワーをたくさんもらって赤いいちごになりました。そこへダンゴムシさんがやって来ていちごを食べていました。ダンゴムシさんに全部食べられる前に幼稚園のみんなでとって分けっこして食べました。
最後にリトミックを見てもらって年長さんらしいかっこ良い姿を見てもらいました。お礼に合歓の木の方から『おぼろ月夜』の体操を教えてもらいました。子ども達には少し難しい歌詞でしたが、副園長が歌詞の意味を絵に描いた様に分かりやすく説明してくれたので歌の風景が子ども達にもイメージできたようでした。毎回訪問をすることで練習の過程や訪問先で子ども達の成長する姿がみられます。この交流の機会を意味あるものにしてそのなかで生まれるチャンスを逃さないようにしていきたいなと思います。
一方、幼稚園では野菜パーティーが開かれていました。園内の畑にたくさん出来ていた小松菜の若い葉をどの学年の子ども達もおいしそうにたべていました。また、駐車場には竹の子が顔を出しその様子を見に行きました。飛行機雲を見つけて空を見上げた時に裏山に自分たちよりはるかに大きい竹の子を発見して子ども達は驚いた様子でした。畑には、他にもピーマンや玉ねぎ、ネギ、にら、パセリ、春菊の花などが所狭しと植えてあるのにも気がつきました。カゴメから送られてきたリリコというトマトの苗も植えました。子ども達がいろいろな植物に興味をもって生活していけるようにかかわっていきたいなと思います。
また、今日はこあら保育がありました。初めてのお散歩です。屋外遊ぎ場まで園から親子で歩いて行く時は道路側に親が立って手を繋いでj、子どもの安全を守る道路の歩き方を自然と学んで頂きました。築山では、裸足になって登ったり、寝転がったり、楽しそうに遊んでいました。またみんなで屋外遊ぎ場に行く機会を作りたいと思います。
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