2011年3月11日 金曜日
今日のクラス別お別れ会を楽しみにしていた年長組の子ども達は、登園して遊んでいる時も自然に笑顔になっていました。
そして、お母さん(お家の方)と一緒に卒園式の練習をすることを心待ちにして、「早く来ないかな」「ホールでうまくできるかな?」と友達と話す姿が見られました。保護者の方の集合が遅れていた為、始まりが遅くなってしまいましたが、いざ入場になると、ちょっぴり恥じらいながらも、しっかり歩いて席に着くことができました。卒園式で証書を受け取った子どもは、その証書を花道の先に立って待っている保護者に渡して、感謝の気持ちを表します。そこで今日は、保護者にも参加してもらって証書の受け渡しの練習をすることになっていたのです。副園長から証書(本物は当日)を受け取り、カッコよく花道を歩いてお母さんに渡すと、感極まって目頭を押さえる方もいらっしゃいました。又「入園した時のことを思い出すと、こんなに立派にできるなんて」と成長した我が子に目を細められる方もありました。16日当日は、卒園するという意識も高まって、保護者も子ども達もそして私達教職員も厳粛な気持ちで臨むことでしょう。
各クラスのお別れ会では、役員さんが主になって、それぞれ楽しい会を運営して下さいました。1年間クラス役員として、いろいろな行事や活動に力を貸して下さったことに感謝し、子ども達からは手作りのプレゼントをしました。クラスで話し合って、手紙・絵・カード等、自分達の思いを込めた物を作りました。その時の様子を思い起こして子ども達から、お世話になった役員さんにお礼の気持ち伝えることができて良かったと思いました。
昼食は、副園長オリジナルの特製カレーです。今まで何杯もおかわりしていた子ども達は、「今日もいっぱい食べれる」と言わんばかりにほおばっていました。デザートは豆腐だんごです。このおだんごは絶品ですよ。ひよこ組さん、年少さん、年中さん、お楽しみに。お母さん方も「よく食べるのね」と驚かれ、副園長が築き上げた「食育」の有難さにも敬意を表して下さっていました。来年入園予定の兄弟も「おいしい」と言っておかわりしていました。
お別れ会では、お母さん方から、三葉に通ったことが子ども達にとって良かったこと、沢山のことを学んだこと、友達がいっぱいできたこと、何でも自分でしようとするようになったこと・・・・・沢山沢山話して頂きました。お母さん方は、子ども達が幼稚園に入ってからの様々な気付きやその変化を話されました。それは、子ども達から親として心と目を育てられたことでもあるのです。私達教師もそんな子ども達に、毎日毎日育てられています。いつも副園長が言います。「何年教師をやっていても、子ども達が私の先生です」と。本当にそうだと思う毎日です。
16日の卒園式。心を込めて年長児を送り出したいと思います。
2011年3月10日 木曜日
卒園式までの登園日があと四日となった今日は年長さんを迎えて、年少児・年中児が中心になって「さよなら会」をしました。今回、年中児はもうすぐ年長さんになるという事で、今まで、いろいろな事を教えてくれて優しくしてくれた年長さんにどんな事をしてあげたいかみんなでで考えながら進めていきました。 まず、年少さんも年長さんもみんなが大好きな踊り、そして歌を一緒に大きな声で歌いました。その後もっともっと楽しい事をしようと園庭に飛び出して「特急列車に乗って」と「じゃんけん列車」をする事に…。じゃんけん列車では最後まで勝ち進んだくま組のMちゃんの後ろにみんなが連なって118人全員のMちゃん号列車になり、ぐるぐる回って大きな大きな円になりました。
又、「思い出クイズ」では、四季折々に歌った歌をクイズで思い出しながら歌って楽しみました。また、年中児たちが自分達で考えたクイズも出すと、年長さんも、園外保育やお泊り保育、稲刈りなどを思い出して楽しんで答えてくれました。年中児も堂々とクイズを出す事ができていて、その姿に成長を感じると共に、嬉しく感じました。
そしておやつ★年長さんが幼稚園に入って大好きになった三葉名物「いり玄米 」とカルピスです。グループを作り、真ん中にお皿を置いて自由に食べたグループでは、1粒1粒食べる子や我先に食べる子。年少さんのために、均等に分けてから食べるグループなど様々な姿が見られました。会食ではテーブルに、年長・年中・年少・ひよこ組が混じって一緒に食べました。憧れている年長さんと一緒に食べられるという事で、みんなニコニコで話も大盛り上がり。部屋の中はみんなの楽しい笑顔でポッカポカになりました。そして、今日は年長さんがお客さんという事でおかわりは年中・ 年少・ひよこ組さんがついであげました。一生懸命にもてなす姿は、とてもかわいらしくたくましく見えました。
そして、どのクラスも年長さんのために心を込めて作ったプレゼントを渡すと、年長さんからもお返しのプレゼントをもらいました。そのプレゼントはビリーブの歌でした。そのうたごえを聴いた教師は、年長児の成長した姿と、心のこもった歌に感動して思わず涙がでてしまいました。また年中児たちはもう少しで一つ上のお兄さんお姉さんになる事を、実感したようでした。今日はどの学年もそれぞれにいろいろな思いを持って楽しむ事ができました。
2011年3月9日 水曜日
今日は、こあら組さんの最後の登園日でした。幼稚園登園を重ねるごとに、どんどんたくましくなっていく子ども達の姿がたくさん見られ、泣いていた子や教師と一緒に居ないと不安がっていた子も、幼稚園が大好きになってくれたようです。わたしたちにとってとてもとても嬉しい光景です!また、園庭で遊んでいたAちゃんは「かくれんぼしたいから一緒にやって」と、教師に自分から声を掛けて、やる気十分な可愛い姿もみられました。またお部屋を覗いてみると、上手に座って「はらぺこあおむし」の絵本を夢中になって見ている子の姿もみられました。そして、楽しみにしていたおやつは炒り玄米です。両手を合わせて差し出した手に炒り玄米をスプーン一杯づつのせてもらって、嬉しそうに上手に食べていました。次に登園するのは、一日入園の日☆何組さんになるのかなあ♪そして、りす組の子ども達は、年中としての最後のお仕事☆「またようちえんでまってるねー!」と、元気いっぱいにお見送りをしました。
昨日年長組は、年少さんと年中さんからさよなら会の招待状をもらいました。らいおん組では降園前に、うさぎぐみさんがお部屋に招待状を届けてくれました。うさぎ組の子ども達が一生懸命に書いてくれた文章をkちゃんが代表して読むとらいおん組の子ども達は大喜び☆「ぜったいいきます」と、約束をして招待状を受け取りました。年長になった4月には、仲良し会をして年少さん達を招待しましたが、今度は招待してもらう側です。何か楽しいことを考えてくれているようなので、とっても楽しみです★
2011年3月8日 火曜日
園庭にも少しずつ春の足音が聞こえ始め、子ども達もそれぞれ進級する喜びを感じながら登園しています。泣きながら登園していたこあら組の子ども達もとってもニコニコ!!所持品の始末を終え、シールを貼るとすぐさま園庭に駆け出しました。砂遊びに抵抗があった子も今日は泥んこの中へジャンプ!!ズボンも靴も泥だらけになりましたがそんなことは気にせず遊んでいました。泥団子作りをしたくて在園児に混じって負けじと泥んこを丸める姿を見て、三葉の子たちはいつ頃に泥団子が上手になっているのかなとふと思いました。
このあいだまで泣いていたのに短期間でこんなに成長した子ども達。幼稚園で生活していくうちに子ども達はしっかり自分のしたいことを決めて、目的を持って遊ぶようになるんだなぁと感じました。
一方、ぱんだ組のお部屋に行ってみると、ぱんだ組とひまわり組の子ども達がせっせと包装紙や新聞紙を細かくちぎり箱にいれていました。「ぞうさんとくまさんにあげるんよー!」と言いながら何やら貼り絵を作っているようでした。このところ合同保育をよくしていたせいか、子ども達は自分なりに作業を分担して連携をとりながら進めていく姿が見られるようになりました。よく観察していると私たち教師より動きも早く作業もはかどっているのです。子ども達を見習って教師も頭をはたらかせて能率よく行動出来るようにならなければと反省しました。
そんな子ども達は年長さんには内緒で大きなプレゼントを作っているようです。
年長さん!!明後日のさよなら会を楽しみにしていてね★☆
さて、今日は今年度最後のお弁当でした。お弁当の中にはお母さんからお手紙が入っている子も沢山いました。「いつも全部食べてくれてありがとう」とお母さんからのメッセージに嬉しそうにしている子もいれば嬉しくて涙が出てくる子もいました。副園長がいつも言ってくれるハートがいっぱいになったら涙が出るんだよ。という意味が子ども達にもまた伝わったのではないでしょうか。
保護者の皆様1年間お疲れ様でした!!
2011年3月7日 月曜日
雨上がりの今日の園庭は、子どもたちのいつもと違った大好きな遊び場所となっていました。水たまりを見つけた子どもたちは、次々と寒いことも忘れ、裸足になって 開放感を味わいながら遊んでいました。
ふと見るとそのそばの砂場も大にぎわいでした。ちゅうりっぷとたんぽぽ組が、エッサ、ホイサと大きな穴を掘っていました。その大きな穴には、子どもたちが5,6人入れるほどの大きな穴になっていました。「もっと、もっと大きくしよう。」と言いながら、指示をするN君。「お水もってくるよ。」とせっせと水を運んでいるY君。力を合わせて、穴を掘っている姿がとても微笑ましく、又頼もしく見えました。
今、年中さんと年少さんでは、大好きな年長さんとのさよなら会に向けて、準備を進めています。今は、プレゼントする大きな絵を制作中です。さくら組とたんぽぽ組もうさぎ組さんに誘ってもらい、「色は何色にしようか、貼り絵にしようか。」とみんなで頭を寄せ合って相談しました。さよなら会まであと2日。喜んでくれる年長さんの顔を思い浮かべながら、楽しく思い出に残るさよなら会となるよう、子ども達と考えながら作って行きたいと思います。
又たんぽぽ組では、「わたしのえ」の表紙作りをしました。今まで描きためた絵を1枚1枚見せていくたびに自分の描いた絵が懐かしく、歓声があがっていました。入園してからの話をしながら、いろいろな事を思い出して描いた絵の中には、多くの子が、お友達をたくさん描いていました。Mちゃんも次々と大好きな友達を描いて行きました。その下に覚えたひらがなで名前も書きました。又R君の絵の中では、仲良しの友だちがみんな手をつないでいました。その手は、心までつながっているようにも見え、私の心の中まで手のぬくもりが伝わってくるようでした。共に育って行く中で、子どもたちの心もつながってきているのだなあ。と思え、「自分も大切。人も大切。」そう思える心が育ってくれると嬉しいな。と感じました。こんな温かい気持ちを感じさせてくれる子どもたちに感謝の気持ちで一杯です。
お昼には、副園長の心のこもった温かい具だくさんのおみそ汁をお腹いっぱい食べた子どもたちと、進級までの日々を大好きで大切な友達と一緒に1日、1日を大切に過ごして行こうと思います。
2011年3月4日 金曜日
今日も幼稚園の裏にある山から、うぐいすの鳴き声の練習が聞こえてきました。朝一発目の鳴き声は「ホーホケキョ」大成功!!そして…「ケキョケキョ」二回目は上手くいかなかったようでした。もう少しすればまた素敵な鳴き声が聞こえてくるはずです。
3月のひな祭りの頃、太陽は照っているのに何となくしんしんと寒いことを雛びえというそうですが、今日はまさに雛びえで、室内にいても戸外にいても寒い一日でした。しかし、寒さなんかへっちゃらと言わんばかりに、子ども達はあちらこちらで思い切り遊んでいました。年長児の女の子が今夢中になって練習している長縄跳びでは、いつもは回してもらって跳んでいた年長児が、「回してあげるけん跳んでいいよ。」と縄を回してあげていました。次々に並ぶ年中児がたくさん跳べるようにと、腕を大きく回し体を大きく使って一生懸命回してあげていました。年中児もたくさん跳べる事と、年長さんが数を数えながら回してくれているのでとても嬉しそうでした。
また、年少児は鉄棒に挑戦!!逆上がりを教師と一緒に練習をしていました。ひよこ組さんも腕の力と足の力を使いジャングルジムの上の方までスイスイ登っていき、満足そうな顔で園庭を見下ろしていました。そして、ぴよぴよの子ども達はままごとをしているひよこ組さんに混ざって遊んでいました。テーブルにいくつかのお皿を並べて、ボールに入っている砂を一生懸命混ぜていました。その様子ははまるでお母さんがお料理しているのかのようでとても可愛い姿でした。ぴよぴよさんよりもお兄さんお姉さんのひよこ組さんは、机にこぼれた砂を拾ってあげたり、ボールが動かないように押さえてあげたりとかいがいしく世話をしていて、もう少しで一つ上のお兄さんお姉さんになる事を、今からとても楽しみにしているようでした。
年長児は、三月のシール帳折り紙を遊びの中で進めています。三月のシール帳の折り紙は【くんしょう】です。勲章はいつもお誕生日の日に付けてもらえる胸飾りで、教師が、お誕生日の日に折ってプレゼントしているものです。もうすぐ1年生の年長さんが勲章の折り方をマスターして卒園することになっているのです。今度は自分たちが折るんだとみんな張り切っていました。最初は難しくて「分から~ん。難しい。」と言っていましたが、みんなで教えあいながら進めていきやっと完成すると、とても嬉しそうにシール帳に貼っていました。
2011年3月3日 木曜日
春の訪れをいろいろな所で感じるなか、 今日は、年中組のひつじ組とりす組が合歓の木を、ぱんだ組がケアフル竹原を訪問しました。先日の火曜日に副園長からおじいちゃんやおばあちゃんは、今まで沢山働いてきたから手が動かなかったり、足が不自由になっていたりしているかもしれないけど、三葉幼稚園のみんなが優しい気持ちで元気をプレゼントしたら動かなかった手を動かすようになるかもしれないことを聞きました。すると子ども達から「優しくするよ。一人ぼっちにしないよ」との声があがりました。どのクラスもおじいちゃんやおばあちゃんに「元気とパワーをプレゼントする」と張り切って練習してきました。
今日は、ひなまつりという事もあり、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に「うれしいひなまつり」を歌いました。おじいちゃんやおばあちゃんも「懐かしいなー」と言いながら手拍子をして歌ってくださいました。緊張していた子ども達もいつのまにか笑顔でいっぱいになり、おじいちゃんやおばあちゃんからもパワーをもらたようです。ひつじ組では、副園長から教えてもらった、幼稚園の裏山に咲いている梅の近くでまだまだ鳴き方が上手に出来ない子どものうぐいすの話をしました。「ホーケキョ」「ホーケキョケキョ」と子ども達が鳴くと「うぐいすやなー、本当は、ホーホケキョやなー」とおばあちゃんが教えてくださいました。そして、気が付くとなんと合歓の木の1階の壁には、おじいちゃんやおばあちゃん達手づくりの梅の木に可愛いウグイスの絵が飾ってありました。それを見てwちゃんは、「お部屋の中にも春が来とるね」とつぶやきました。この言葉を聞いた私は、子ども達の感性にただただ感動するばかりでした。
りす組では、触れ合い遊びで「おてらのおしょうさん」をする時に、s君が一人ぼっちになっているおじいちゃんを見つけると両手を大きく広げて自分の前のおじいちゃんともう一人のおじいちゃんと二人のおじいちゃんといっしょに手遊びを楽しむ姿が見られました。先日、副園長から教えてもらったように心使いができている姿に心が育っていることを感じ取る事ができました。
ぱんだ組では、おじいちゃんやおばあちゃんと風船バレーをしました。恥ずかしそうにしていたおじいちゃんもいつのまにか子ども達の笑顔に包まれながら手を大きく伸ばして楽しむ姿が見られました。そして、貯めていたプルタブをプレゼントし子ども達と「車椅子が買えますように」と願いました。年中児にとって、 春の訪れを感じとりながら、お年寄りとの交流を楽しむ事が出来たことは、やり遂げた自信となって、年長組へ進級するステップになったと思います。最後におじいちゃんから「楽しかったよ。ありがとう」とお礼の言葉をもらって一段と帰りのバスの中はにぎやかでした。
ケアフル竹原ではプルタブを集めて車椅子を貰うのだそうです。三葉の子ども達も集めて毎回届けているのすが、所長さんは「まだまだなんですよ。いつになったら車椅子がくるんでしょうね…」と言われていました。皆さん、ご協力お願いいたします。
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