2011年2月28日 月曜日
先々週、初めてホールで卒園式の練習をしてから卒園に向けての意識が高まり、準備を進めている年長児たちです。先週「 卒園式の練習もしないといけないし、準備もしないといけないし、アイススケートどうする。」と教師から相談を持ち出されたくま組のこどもたちは「アイススケート行きたい!」「で も、卒園式の練習せんといかんけん行けないよ。」と様々な声か飛び交いました。みんなの話をじっと聞いていたHちゃん。「分かった!アイススケートも楽しむけど、それからは卒園式の練習頑張る!」と言うと、「いいねー」とみんな納得した表情でうなずきました。。そんな話し合いがあったこともあり、登園した子ども達は、今日のアイススケートは楽しむぞ!と、うきうきしているようでした。
先に着いた青コースの子ども達は以前より慣れた手つきで準備をし、いざ誰もいないリンクへ!あっと言う間にほとんどの子ども達が立ち始めました。またそれがとても上手で、スイスイ滑る子が何人もいました。しかし、赤コースがついた頃には何組かの他の団体もきていました。小学生もいましたが、三葉の子ども達は手すりも持たず、自分で立って滑っていました。さすが三葉っ子ですねくま組には以前、立てない子、立っただけで滑れず悔しがっている子が数人いました。 H君は以前一度も立てませんでしたが、今回はリンクに入った途端から何度も立とうとする姿がみられ、クラスの友達も滑りながら声をかけていました。そして、諦めず頑張った努力が実り、ついに立つことが出来またのです。とても嬉しそうな表情を見て、皆で拍手をして喜びました。
そして他の団体とぶつからないようにみんなでリレーの時のように左回りでぐるぐる滑りなが「古森先生ー!」とリングの上見てくれている副園長に手を振っていました。最後は副園長の元に向かってみんなでよーいどん!と競争で出口まで滑っていきました。今までの中で1番勢いが良かったです。
最後に副園長が「今日は前よりつるつる滑るんだけど、と言ったお友達がいたんだけど、それはどうしだろう?」と問いかけました。皆んなは以前を思い出していました。そこで、さらに副園長は「今日は前よりもよく滑ったよね?みんな前より服が濡れなかったー?氷が溶けてたんだね。と言うことは暖かくなってきたのかな?」と話しかけました。雪遊びでの副園長の話を思い出した子が、「氷と水が仲良くなると滑りやすくなるんだよね」と嬉しそうに答えました。
ぎりぎりまで滑った赤コースの子ども達が園に帰ると、良い匂いが漂っていました。副園長が出掛ける前に作ってくれていたビーフンスープの匂いでした。いっぱい遊んだから、とてもお腹が空いていたのでしょう。「美味しい!」と言って、何度もおかわりしていました。
園内では、年少児や年中児達が雨だったこともあり、室内でアルバム整理や絵の整理の活動をしていました。年長児だけでなく、年少児、年中児も一つ学年が上がることを楽しみに着々と進級の準備をすすめているのです。
気がつくと年長児とあと10日でお別れです。年長さん:幼稚園の生活をしっかり楽しんでね(^-^)/
2011年2月25日 金曜日
参観日最終日。年中4クラスはイヨテツスポーツセンターへ2回目のアイススケートに行きました。バスから降りてきた子ども達は、部屋に入ると、通園バックに入っている手袋などを出し、とてもわくわくしている様子が見られました。時間になり、伊予鉄バスが迎えにくことになっている創価学会まで歩いていくと、いつもと違う大きなバスが待っていました。運転してくださるスケートセンターの方に「おはようございます!!お願いします!!」と、大きな声で挨拶をし、出発しました。バスの中では、副園長が着いてからの説明をしてくださっていました。ちょうどその時平和通りに差し掛かりました。すると、うさぎ組のAちゃんが「先生〜この前行った時イチョウの葉っぱがたくさんあったのに、今日はどの木も葉っぱがなくなっとる!!」と言いました。すると、Hちゃんが「冬やけん葉っぱがないんよ!!春になったら芽が出てくるんじゃない?」と話しかけました。アイススケートに行く道中では、冬の自然に関心を持っている子どもたちの姿がみられ、いつどこででも何にでも興味関心をもって学習していることに感心しました。そして、一つの活動が子ども達にはいくつもの経験や体験として引き出しにしまわれていくのだろうと嬉しくなりました。
そして、イヨテツスポーツセンターにつくと、バスからさっと降りて並びセンターの中に入りました。元気良く挨拶をしてシートの上に荷物を置くと、足のサイズで並び、一人づつスケートぐつを受け取りました。副園長との約束どおり、靴の中に危ないものが入ってないかな〜と一つひとつ靴を逆さまにして振って確認して履いていました。準備体操が終わると、小リンクの入り口からカメさん歩きでハイハイして大リンク中央まで行くとスーっと立つはずがーー、「立てない〜」「滑る〜」と、きゃっきゃ、きゃっきゃおおさわぎ。また、うさぎ組のHくんは「この前は走れていたのに、今日は走れない!!」と悔しそう!隣を見ると、女の子たちが「よーいどん!!」と言って、競争をしていました。どこまでいけるんだろうと見ていると、すぐ尻餅ついて大笑い!!周りに見ていた子ども達も、一緒になって大笑いしていました。
何をしにいくか、目的意識をしっかりと持っている子どもたちは、自分の靴のサイズをしっかり覚えていて、もうすぐ年長さんになるんよね〜と関心しました。今日は本当に楽しくて、更に子供たちの成長が見られたとてもいい一日でした。
年少組は今日、屋外遊戯場へ行きました。以前年少クラスでしっぽとりゲームをした時、さくら組がだんとつ強かったということで、たんぽぽ・ちゅうりっぷ・すみれ・ひまわりは、さくら組に勝てるよう作戦を練って挑戦しました。しかし、今日もやっぱりさくら組に大敗してしまい、次こそはとみんな悔しがっていました。そして、みんなが大好きな築山では、大の字に寝たり、教師を上から転がしてみたり、自分が転がってみたり、教師も一緒に楽しみました。何度も遊んでいる子ども達ですが、来る度に楽しい遊びを見つける子たちの姿が見られています。
2011年2月24日 木曜日
「今日はお父さんが仕事の間にきてくれるんよね。」「今日はお婆ちゃんも来てくれる。」と自由参観日の今週に入ってからはバスでもその話題で持ちきりです。そんななか、ぞう組では今日はドッチボールをする予定にしていて、雨が降らないか少し心配しながら早めに片付けをしていきました。そして、時間になり、ドッチボール開始です。今日は転がしドッチボールを男の子対女の子でする事にしました。ルールの説明が終わると「作戦を考えないかん!」とk君がいうとそれぞれが円陣を組み作戦会議が始まりました。先に外からボールを転がす事になった男の子チームは「固まっとたら反対に行ったボールが取れんけんバラバラになろうや!」「とったらすぐに転がそうぜ!」と張り切っていました。実際にやってみるといつもサッカーや鬼ごっこなどで体を動かしている男の子の方が動きがよく男の子チームが勝ちました。ドッチボールは、楽しみながら投げる・避ける・捕るといった動きが習得できます。また、自分たちで作戦を考えたり、ルールを作ったりしながら、子どもたちが主体的に協同性を身につけて行けます。これからも子どもたちとからだを使った遊びを考えていきたいと思います。
そして、給食の時間、食べ始めてすぐ放送が流れました。「たんぽぽ組のH君が持ってきてくれた人参と駐車場で栽培した白菜を使って古森先生が料理してくれました。」放送を聞いた子どもたちは大喜び!持ってきた人参はお家でお母さんと初めて植えた人参でH君も一緒に収穫したものでした。一回目の放送から少したって「白菜と人参以外には何が入ってるでしょう?」とクイズが出されると「ブロッコリーが入っとる。」「揚げもはいっとったよね!」と自分の味覚と視覚で答えていました。その後それぞれがH君のお部屋にいき「H君いますか。」とお礼を言っていました。
そして、ぞう組は今日今年度最後の習字がありました。今日は菅野先生が一人ひとりに自分の名前の見本を書いてきてくださり、それを見ながら書いていきました。一年間習字をしてきた子どもたちは最初の一筆を下ろす時の集中力が凄く一瞬もの音が一切しない時間にお母さんたちも驚かれていました。3回4回と書いていく中で毎回一つ課題を見つけて書いていました。「さっきは『あ』が書けなかったけど今度は『ず』が失敗した。」と言っていたAちゃんも最後はしっかり名前が書けていました。一年間、習字で文字だけでなく、集中する事や、姿勢をよくする事などを学んだ子ども達がいろいろな所で習字を活かしてくれるだろうと期待しています。
2011年2月23日 水曜日
三寒四温といわれる様に少しづつ春の訪れが感じられるこの頃です。今日も温かい小春日よりで朝から戸外は大勢の子ども達でにぎわっていました。 一人登園でバスから降りてくるこあらさんも笑顔で「おはよう!」と言える子どもが増えてきました。 靴箱まで一人で行ったり3階会議室まで一人で上がったりと、ここ2日間でずいぶんしっかりしてきたように思います。 園庭のままごとコーナーの風よけシートをはずすと明るくポカポカと暖かい日差しも入ってきてとてもすがすがしく感じられるコーナーになりました。
さて年長さんの今日の予定は5クラス対抗つなひきでした。 副園長に朝から綱を出してつなひきに興味をもつきっかけ作りになるような環境を考えていくのが保育ではないかというアドバイスを受けて綱を出しておきました。 するとりす組のHくんのお母さんは朝一番に子ども達のつなひきに加わって何人まで勝てるかな?・・と試してみたり負けそうな方に入って加勢したりして下さったりと大活躍でした。 年少児は発表会のオペレッタで「大きなカブをうんとこしょ」のカブの葉にみたてて綱を引っ張り合う経験をしたので戸外にその綱が出ていることがとても嬉しかったようでした。
つなひきをする子どもと保護者の数がだんだん増えてきて仕事の合間にスーツ姿で参観に来られたお父様もついつい夢中になってそのままつなひきを楽しんでいる姿が見られました。 そしてあまりに楽しくて「ずっと子ども達と遊んでいたい。帰りたくなくなります」と言われていました。
長縄跳びやサッカーのなかにも積極的に加わってくださり見ているだけでなく保護者参加型の自由参観になっていました。 年長のつなひきは子ども達のなかで大盛り上がりだったのですが負けたクラスはどうも気持ちがおさまらなくて「リレーがしたい!!」と言い出し運動会以来の5クラス対抗のリレーをすることになりました。
並び方を覚えていて人数合わせの代役で走ることもでき自分達で次々とバトンをつないでいきました。 結果はくじら組がダントツの1位でしたが5クラスで競い合う楽しさを十分に味わって「また今度つなひきもリレーもしようね」と言って終わりました。
参観日に来られた保護者のなかにはあそびのおへやに興味をもって見に来られる方が多いようで午後の時間も引き続き参観されていました。 年少組はリトミックとサッカーをしましたが遠巻きにビデオで撮影したり学期ごとに集団でまとまって活動したりしっかり話が聞いたりできるようになっている姿をほほえましくご覧になったりしていました
明日も大勢の方が参観に来られると思いますが共に楽しんで頂けたらと思います。
ちょっとしたエピソードをひとつ、最近年少児も片付けを手早くきれいにできるようになってきました。昨日お部屋のままごとコーナーを片付けたすみれ組のAちゃんとMちゃんはお皿の大きさを考えて重ねたり種類を分けたり頭を使ってとても上手に片付けていました。
2011年2月22日 火曜日
自由参観日2日目。戸外ではあちこちで元気な声が聞かれ、保護者の笑顔に見守られて今日の三葉幼稚園はさらに、にぎわっていました。そんななかで門をくぐってきた保護者の方を見つけて、「おはようございま-す!」と大きな声で挨拶をしていたのはりす組のM君です。幼稚園が好きで、毎日来てくださる方や、ご夫婦で来られる方もいらっしゃいます。つりかんの所では、Aちゃんが「お母さん見よって!」と言って、得意そうに端から端まで渡って見せていました。2学期までは、何回も挑戦して端までいくのがやっとだったのに、途中で止まることなくスイスイとやっているのを見て、思わず拍手です。お母さんも「毎日まめを作って帰ってきてたんですよ。」と、言って笑顔で頷きながら見ていました。さらに、次は1番飛ばし、そして反対から…。毎日の練習の成果を披露することができて、満足気なAちゃんでした。
そして、今日はこあら組さんの登園日でした。いつも泣いてしまうこあらさんも、今日はにこにこで遊んでいました。また、靴箱の位置を覚えたり、自分でシールを貼ったりと、回数を重ねるごとに、どんどん幼稚園に慣れてきているのが分かり、嬉しく思います。友達同士のかかわりが見られたり、「お母さんにお土産作る!」と言って色水を作ったりする子もいました。また、遅コースのこあらさんは、今日は手作り給食で巻き寿司を食べました。「いただきます。」が待ちきれないくらいお腹ペコペコのこあらさん。すぐにぺろっと完食しました。帰りの準備をしていると、年中さんが迎えに来てくれました。年中さんも今までのお迎えの経験から、「自分たちがお世話をしてあげなくちゃ!」という意識や使命感のようなものが芽生えているようです。5往復もしてお部屋に連れて行ってあげたり、転んだらさっと手を差し伸べてあげたり、自分よりも大きな体のこあらさんでも、手を繋いで一生懸命連れて行ってあげたり。それを見た年中児のお母さんは、「この子がこんなにお世話してあげてるなんて!」と言って、普段見ることができない姿を見て、大変感動されていました。
それから、今日はすごくいいお天気だったので、外やテラスでお弁当を食べるクラスがありました。くま組さんは年少のひまわり組さんを誘って、テラスで一緒に食べることにしました。お日様のあたたかい光の下で食べるご飯はとてもおいしくて、みんなにこにこでした。年長さんは、今日屋外遊ぎ場へ行ってちびっこハウスが新しくなっていたことや、いっぱい走って遊んだことを話したり、みかんの皮をむいてあげたり、異年齢のかかわりの中で楽しく会話したり思いやったりする姿が見られました。保護者の方も、隣でお弁当を広げて、一緒に食べる方もいました。お昼の放送で、「今日は何の日でしょう?」という問いかけがあり、子どもたちもお母さんも、「うーん。」と考えました。答えは「2(にゃん)2(にゃん)2(にゃん)」ということで、『猫の日』でした。クイズ形式の楽しい放送でした。
朝は氷点下2度という気温でしたが、日中は風もあたたかく、春が近づいてきているのを感じます。終了まであと少しですが、たくさん遊んで、元気いっぱい過ごしていきたいと思います。
2011年2月21日 月曜日
今日から、1週間、自由参観日が始まりました。バスから降りると「今日お母さんが見に来てくれるんよ。」と張り切って登園して来る子もいて、楽しみにしていた様子がうかがえました。今日は、もう一つ子ども達には嬉しいことがありました。登園してくるとちゅうりっぷ組の前の廊下にお雛様が出ていたのです。それに気が付いた子は「見て!見て!おひな様が出とるよ!!」と次々友達を呼んで来ました。私自身大きな雛飾りを出すというのは、幼稚園に入ってから初めての経験でした。、土曜日も準備していると、とてもわくわくしてきました。友達と楽しく眺めている子ども達の姿を見て、私も小さい時家にお雛様が出ると、何だか特別な嬉しい気持ちになって見ていたことを思い出します。パンパンと手をたたき、拝んでいる子を見た時には、思わず笑ってしまいましたが、この子もまた、大きな雛飾りを見て、特別な思わず手を合わせたくなるような気持ちになったのかなと感じました。何度も繰り返し流れている「うれしいひなまつり 」の歌を聞いて「お家でも歌ったよ。」と一緒に歌っていました。歌詞を聞いて、「澄まし顔しとる。」とお内裏様とお雛様を指さす子もいて、このように歌を歌うということはイメージを広げ、言葉も覚えていくのだなと改めて歌を歌うことの大切さを感じました。今日は、たくさんの子が入れ替わり立ち替わり見に来ていました。
年少とひよこ組の青コースは、発表会当日の欠席者のためのミニ発表会をしました。金曜日に練習した時には、もう一回見てもらえるということで、やる気いっぱいの子ども達でした。衣装を着るのも慣れたもので、「できん。」と言っていた子も、自分で着替えて脱いだ服も丁寧にたたんで通園バックに入れていました。たくさんの保護者の方が来られたことで、子ども達も張り切ってステージに立ち楽しんで演じていました。そんな子どもの姿に欠席していた子の保護者の方も嬉しそうでした。
今日の発表会では保護者を招待しているのにもかかわらず、待っている時の態度など、教師の指導面で反省が残りました。この1週間の自由参観日では、教師一人ひとりが普段の保育の見直しができるチャンスでもあるので、しっかりと子ども達の成長した姿を保護者の方に見て頂けるように援助していきたいと思います。ミニ発表会が終わってお部屋に帰るといいにおいがしていました。思わず「お腹が空いた」とそわそわしだした子ども達の様子に少し早目に昼食にすることにしました。
今日はパンと副園長特製の豆乳シチューです。おかわりには今日も行列ができました。おいしいシチューに心も体もポカポカあたたまりました。降園前、「2号車のお友達、山内さんが来てくれています。」という放送に2号車の子ども達は思わず「うわー」と笑顔になりました。去年12月まで2号車の運転をしてくれていた山内さんがみんなに会いに来てくださったのです。子ども達がかけより思い思いに話し掛けていました。色々な人にあたたかく支えてもらって、そして、人が大好きな三葉っ子はとても幸せだなと感じました。
2011年2月19日 土曜日
今日も神様がみていてくれたのでしょう!昨日に続いて体がぽかぽか気持ち良い天気の中でフリースクールが開かれました。園庭で集合してまずは学年ごとにマラソンをしました。少し体が温まったところで会議室に場所を移動したのですが、体を動かしたからか集合も早く挨拶の声もとても元気に始まりました。
今回のフリースクールは「からだを動かす」ことがテーマです。体を動かすとのんびりしていた心臓が働き始めて血がぐるぐる回って暖かくなるということや、指先までピンと伸ばすとそのことを意識することで頭にも血が回って頭も働くようになることを劇にしました。現代の子ども達は転んだ時に手をつけず、顔、特に顎や口を怪我してしまいます。この様にとっさの時に身をかわすことができにくいのは運動機能が発達しきれていないことが原因のようです。本来ならば赤ちゃんの時から本能的に発育発達の段階に沿った運動機能を身につけていくのですが、乳幼児期に充分にそれをさせてもらっていないのではないかということで、今回は家族みんなで赤ちゃんに戻ってみました。
初めは寝返り!123!でみ∽んな一緒にゴロン♪反対側にもゴロン♪次はゴロゴロゴロン♪みんな上手にできました。寝返りが出来るようになったら次は手をついていろいろなところを見始めました。隣の友達に話し掛けたり、お父さんと顔を見合わせて笑い合ったりーー次はハイハイでいろいろなところを動き回って、お母さんの周りもぐるぐる回って、親子でスキンシップをとりながらみんな笑顔で心も体もポカポカしてきました。最後に肩こりの方のためのマッサージもして少しリラックスしたところで園庭にでました。
今回は親子で目標を決めて、今できないことに挑戦して達成して帰ろうということで活動していきました。長縄飛びが一度も出来なかったH君はお母さんと手を取り合って顔を見合わせ、心を合わせて何度もなんども挑戦して、ついに一回跳べたのです。そのことがとても嬉しくてすごく良い笑顔をしていました。最後にみんなの前で達成できたことを発表するよう呼びかけると、H君のお母さんがさっと手を挙げて出てきてくださったのです。そして、たくさんの人の前で嬉しそうにHくんの手を取って立ちました。。そこでも、なかなか跳べず、何度も何度もくじけず頑張ってついに一回跳ぶことができたとき、その姿に見ている人みんなが大きな暖かい拍手をおくってくれました。
また登り棒のところでは、自分の力で一番上まで登ることを目標にしていたAちゃんは教師が手を差し出しても、お母さんが手を差し出してもはねのけ、なんとしてでも自分の力で登ろうと悔し涙を流しながら挑戦していました。その姿に胸が熱くなりました。Aちゃんは月曜日からまた挑戦するんだという目標をもって帰っていきました。
今回のフリースクールでは親が子どもに出来る姿を見せたり、子どもが親に出来る姿を見せることができたり、出来なかったことに挑戦しようとしたりする姿がみられました。しかし、なによりも親子の心のつながり、愛情、親しみなど情の通い合いを感じることができたことが嬉しいことでした。子ども達は毎日幼稚園で何か目的をもって遊んでいます。その中で頭を使って体を使って生きる力をたくわえながら成長していくことが大切なんだということを改めて感じました。前回に引き続き、今回も若い教師たちで、古森先生やベテランの先生たちに指導してもらいながらフリースクールを進めていきました。保護者の方にも暖かい目で見守っていただきました。ありがとうございました。
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