2010年12月12日 日曜日
今日は、総合コミュニティーセンターのキャメリアホールにて、第29回創作ダンス作品発表会が行われました。運動会の野球拳を舞台用に演出をし直して、さらにパワーアップして、これまで本格的に練習をした期間は、約3週間。らいおん組ときりん組は、一つひとつの振り付けをもう一度しっかりと練習して、かっこいい踊りにしようと頑張ってきました。12月7日(火)、ホールで練習していた時のこと、副園長はあることに気がつきました。波を表現する際、自分の番が来て次の人に波を繋ぐために「はい!」と、声をかけていた男の子がいたのです。「だれ!」とみんなに聞くと、「ここ!」と、タッチされていたNちゃんがらいおん組のYちゃんだと教えてくれました。Nちゃんには、その声がしっかりと届いていたのです。さっそくその姿がとてもかっこよかったのでみんなでやってみることにしました。すると、それまで途中でつまづいていた波が、子ども達の「はい!!」の声とともに流れるように繋がったのです! 思わず私達も大拍手!!そこから勢いづいた子ども達の目の色が変わり、自然と大きな声が出るようになりました。12月10日(金)には、三葉幼稚園のみんなの前で披露し、みんなからの応援をもらい、今日を迎えました。
リハーサルは20分のみ。その間に、ステージ上での自分達の位置を確認し、感覚をつかまなければなりません。しかし、いつも以上に広いステージなため、自分の位置を確認するだけで精一杯で声も出ていない中、リハーサルは時間いっぱいになってしまいました。
そんな中、食事を終えて集まった子ども達は座席に着き、先生達に一番かっこよく見えるおでこの位置ではちまきをまいてもらいました。そして全員が揃い、舞台裏にスタンバイしました。そこで、リハーサルの時に心配だった点を副園長が話してくれました。そして最後に、「後はみんなに任せたよ!」と一人ひとり肩をポンとたたいて一人ひとりが頭で考えて動くことができるように言葉を掛けてくれました。すると、本番が近づくにつれて、子ども達の表情が生き生きとしてきました。私達に任しといてとばかり自信に満ち溢れているように感じました。そして副園長は、不安そうな教師たちに、「大丈夫!この子たちは本番に強いから・・・・」と声をかけてくれました。<子どもたちを信じる>それが三葉の原点なのです。
いよいよ本番!!子ども達は勢いよく入場し、隣りとの列を合わせながら着地しました。心配したXの形もかっこよく決まると、手を挙げてキラキラした瞬間、客席から拍手がおこりました!その後、曲に合わせて手拍子が続きました。子ども達はどんどんのってきて、Zの形も大成功!!いよいよ見せ場となる波です。Sちゃんの「はい!!」で繋がっていく波は、客席から歓声があがり、大拍手がホールに鳴り響きました!!前方にせまっていく歩幅もしっかりと副園長に言われていたラインまで、出ることができて、きりん組とらいおん組がひとつになっていました。
今回、らいおん組・きりん組は、創作ダンス発表会に出演するというチャンスをもらい、素晴らしい経験をすることができました。その中で、子ども達の底知れないパワーは、今日も教師たちに、子供たちを信じる教育の大切さと自信、素晴らしい感動というクリスマスプレゼントを贈ってくれたのでした。
下の写真は表彰式です。
コメント (「みつばっこ最高☆レッツゴーやきゅうけん☆」 らいおん組 村田 麻美 はコメントを受け付けていません)