2010年12月4日 土曜日
昨日の嵐のような天候が嘘のように今朝は、今日の「お陽さまパワーで美味しい食べ物」のテーマに合わせてくれたように、お陽さまが輝いていました
『きょうのフリースクールは、あきのやさいやくだもので、ふゆのしたくをみんなでしましょう』
今朝、副園長が黒板に書いていた言葉です。朝、皆が集まった中で、秋のお陽さまパワーをしっかりと受けた秋の野菜や果物を冬にいっぱい食べると、薬膳の作用があるという事。冬支度をするために、夏にせっせと食べ物を集めるアリさんと同じだね、と陽差しを浴びた食べ物の栄養価が高い事を分かりやすく話してくれました。
教師たちの四苦八苦しながらのパネルシアターでの説明では、M先生扮するお陽さまを見てひよこ組のT君は大喜びで見入っていました。また、年長や年中の子どもたちは、「太陽パワーで栄養たっぷりのもの何だろう?」の問いかけに、すぐ「干し柿」 「干し大根」「干ししいたけ」を当てる事ができました。
干し柿の縄作りでは、「初めて。」と言われる保護者の方がたくさんおられました。それでも、「やってみたいから!」と積極的に一生懸命子どもたちと一緒に、取り組んでいました。何度もしているうちに上手になり、中には縄でリース作りをしている方も見られました。ひよこ組のKちゃんは、縄を踏む係、お母さんが縄をなう係、そしてお父さんがわらをつぎ足す係と、それぞれ家族で役割を決めて縄作りをする微笑ましい姿も見られました。また、りす組のYちゃんは、最初から最後まで一人で縄をなって、お父さんを驚かせていました. そして「こんどは、お父さんの出番だね」と言って、柿の皮むきに行かれていました。親子のコミュニケーションを見てほのぼのとした温かい気持ちになりました。
干し柿、干芋の経験をし、大勢の保護者の方が、「家でさっそく作って見ます。」と前に置いてある干し大根や干芋を見ながら、熱心に質問しておられました。そして、副園長手作りの切り干し大根の料理を口にすると、最高にみんなの顔が綻び、和やかな雰囲気となりました。普段好き嫌いの多いH君が、一口食べると「もう一回」と言っておかわりをする姿も見られました。そして作り方を副園長に熱心に質問している保護者の方が大勢おられました。
アツアツの焼き芋、そして、心のこもった温かいお料理、そして親子で協力し合って作った干し柿をおみやげに顔も心の中も満タンの笑顔でした。
お家の軒先で手作りの温かい干し柿が揺れている様子が目に見えるようです。お正月前後には、ご家族みんなで、美味しく食べておられることでしょう。今から楽しみですね。
皆さんも、栄養満点の干し柿、切り干し大根、干芋を作って食べて、寒い冬を乗り切りましょう。
2010年12月3日 金曜日
三葉幼稚園のいちょうの木は、少し前までいたるところに【ぎんなん】をつけていました。子ども達がぎんなん拾いをしている姿は、まるでトトロに出てくるどんぐり拾いのような風景でした。様々な木の葉っぱの色もきれいな赤色に色を変え、いちょうの葉っぱもきれいな黄色に変わっていきました。日に日に色を変えていくいちょうの葉っぱを子ども達はよく観察していて、「太陽が当たっとるけん黄色になりよるんやんね。」「こっちは、まだ緑色よ。」と話をする姿もありました。今日は昨日の雨でいちょうの葉がたくさん散っていました。散った葉はいちょうの木の下に敷き詰められ、まるで【イチョウのじゅうたん】のようでした。
子ども達も登園してくると、イチョウの木の下が一面黄色くなっているので、それがなにか確かめようと鞄を掛けたまま駆け寄ってくる姿がみられました。近くに来て見てみるとイチョウの葉だったことが分かり「きれい。イチョウの葉っぱがいっぱい!!」と葉っぱの上を歩いたり、葉っぱを集めて放ってみたりしていました。ちゅうりっぷ組のAちゃんとMちゃんもバスから降りて門のところから見えたイチョウの葉のじゅうたんに一目散に走ってきました。その後、イチョウの葉っぱの上を歩いてみたり、ブランコをしながらイチョウの葉を眺めてみたりと興味深々でした。そんな時、偶然暴風雨が吹き荒れイチョウの葉っぱも、桜の葉っぱも園庭中が葉っぱのじゅうたんになりました。葉っぱが一枚もなくなった桜の木は、一瞬にして冬の雰囲気になりちょっぴり寂しくなりました。
包丁ままごとコーナーでは、男の子の姿が見られました。切っていた人参を飛行機の胴体に見立てて、羽は胴体にと教師に切り込みを入れてもらって、パプリカを切って羽をつけていました。また、大根をブロックのように切り、お皿に対称的に並べて顔を作っていました。作品展で何かに見立てて作ったり、イメージができるようになったりと他の事でも応用することができるようになっています。自然の物も利用して、子ども達と遊びを広げていきたいと思います。
2010年12月2日 木曜日
今日は、赤コースの子ども達(くま・くじら・ぞう・ぱんだ・りす)がアイススケートへ行きました。昨日、青コースの教師から平和通りにあるイチョウ並木がきれいだったということを聞いたので、子ども達とワクワクしていると道路の中央の安全地帯に遥か彼方までまっすぐに続いていました。そして、建物の高さや建物と建物の間から照らされる日の光等の影響か、葉っぱの色、散り方がそれぞれ違うことにも気付きました。スケート場では、副園長に自分でできることは自分でするということを話してもらいました。靴をひっくり返してトントンと叩き、何も入っていないか確かめて、靴の前当てのところを引っ張ってひもを緩めて靴を履くことなど一生懸命にしようとしながら子ども達は「かたいねぇ」と言いながら足を靴に入れると「先生、入ったよ!!!」と嬉しそうに知られてくれました。自分で靴を履いて自分で立って自分で靴やヘルメットをお礼を言って返すことなどをすることによって自信を持つことができたのではないかと思います。このようなチャンスを逃さないよう日々の保育で私もできるようにしていきたいと思います。
アイススケートは、転入してきた年長児は初めて滑る子がいて「今日は、立つことが目標」と言ってドキドキしながら友達の様子を見ながら立つ練習をしていました。また、くじら組のRちゃん・Sちゃんは、友達の間をスイスイと抜けて滑っていました。1時間もすると全員が立って歩けるようになり、最後の滑走は見事で役員さんたちも拍手で迎えて下さいました。帰りのバスの中では、滑り疲れてぐっすり眠っている子がいたり、バスを降りて門に着くと人工芝の上に座り込む子もいました。給食後、滑ったり、競争したりして楽しかったことを絵にしてアルバムに貼り、また一つ思い出ができました。
一方園では、お店屋さんに年少・年中児が入り年長児がしていたようにハチマキを巻き、たこ焼きを焼いたり、あめを作ったりしていました。年少・年中児が楽しそうにお店屋さんをしている姿を見て、年長のお兄さん・お姉さんの様子をよく見ているんだなと思いました。
”ぴよぴよ”は、今日は3人で部屋でブロック遊びをしたり、年少児の木の葉を並べている様子を見たりして遊んでいました。かわいい”ぴよぴよ”ちゃんの行動範囲も広がってきました。
2010年12月1日 水曜日
今日から12月が始まり2学期末を迎えました。そんな中、年長、年中の青コース(らいおん、きりん、うさぎ、ひつじ)の子ども達がイヨテツスポーツセンターへアイススケートに行きました。何日も前から楽しみにしていた子ども達は、イヨテツスポーツセンターのバスの運転手さんに元気よく「おはようございます」の挨拶をして目をキラキラと輝かせながらイヨテツの大型バスに乗り込みました。途中、平和通りの黄金色に輝くイチョウ並木を見る事ができ大変、感激しました。
昨年度、経験している年長児は、「早く滑りたい」という気持ちが強く期待でいっぱいの様子でした。初めて経験する年中児は、「アイススケートは、どうやって滑るんやろー」「ドキドキするね」などの声が多く聞かれました。スケート靴をはいた後、副園長からハイハイをしてスケートリンクに入る事、絶対に人につかまらない事を話してもらいました。そして、立ち方をカメさんになって片足ずつ足を立ててカエルになって次におばけのようにユラーと両手を離して起き上がる事を教えてもらいました。子ども達は、真剣な表情で聞き、スケートリンクでは、教えてもらった通り一人ひとりが挑戦する姿が見られました。転んでも立ち上がり、また転んでは立ち上がり夢中になっている姿が何とも微笑ましく感じました。そして、しばらくして「先生、立てたよ見て」とあちらこちらから喜びの声が聞こえるようになりました。それを見た子が負けずに立とうと懸命に練習する姿が見られました。
ハイハイからカメ、そして一生懸命、立とうとしている年中児の横では、すいすいと滑る年長児の姿が見られ憧れの目で見ていました。写真撮影をした後、リンクサイドに並び副園長の「ヨイドン!」の合図で反対サイドに滑ったり、ハイハイをしたりして移動しました。その時の表情は、どの子も満足感に満ち溢れていました。ひつじ組のAちゃんは、「先生、氷の国は、楽しかったね。連れてきてくれてありがとう」と言ってくれました。そのステキな表現に私の方が「こちらこそ、ありがとう」の嬉しい気持ちでいっぱいになりました。明日は、赤コースの年長児と年中児がアイススケートに行きます。きっと明日も子ども達からは温かい感動をいっぱい、もらえることでしょう。
本日から、三葉幼稚園地域保育所“ぴよぴよ”が始まりました。2歳児のTちゃんは、かわいい耳の帽子をかぶり同じバスの年少児や年中児と落ち葉拾いをしたり、ウサギの餌やりを楽しんだりしていました。新しい小さな仲間の“ぴよぴよ”ちゃんをよろしくお願いします。
2010年12月1日 水曜日
「もう、あいてますか?」とひよこ組のAちゃんとS君は、作品展から続いている、年長児の園児の店にある銀行さんに声をかけました。すると、話し合いをしていた年長児達が「もういい?お客さん来たよ」と言ってすぐに「いいよ。お金はいくらですか?」と聞きました。すると、S君もAちゃんも、いくらいるのか分からず黙ってしまいました。年長さんの方から「1000円?」と優しく聞いてくれると、2人声をそろえて「1000円ください」と言いました。銀行でお金をもらうと、2人は、「なにかお」と顔を見合わせていましたが、いつもは、恥ずかしがりやのS君が「これください」と大きな声で言ってバックを手にとりました。私もお店屋さんもSちゃんのはっきりした態度に驚きましたが、、とっても嬉しい場面でした。
又、Aちゃんは、つってある洋服がほしくなり、最後に一枚残っていた手作りの服を買いました。とってもかわいい洋服で、Aちゃんによく似合っていました。
私も欲しくなり子ども達に、「私は、今日ピアノの発表会があるからドレスを作ってほしいんだけど・・・」と言ってみました。すると子ども達は、近くにあったビニールの袋に首と両手を通す部分を切って着せてくれました。しかしそれはあまりにも小さすぎて首と片腕しか入りませんでした。
すると、それより、少し大きいビニール袋を持ってきて作ってくれましたが、次は丈が短すぎてスカートが必要でした。
子ども達は、困って相談していましたが、とっても大きな緑の袋を見つけました。それを使って同じように首と両腕を通すところを切って服を作って、カワイイかざりをたくさん付けてくれました。そして、「出来たよー」と子ども達は、とてもニコニコしながら持って来てくれました。「じゃー着てみるね」と言って私もとってもドキドキワクワクしながら手を通すと、それは、私の体が入る本当に本当に素敵なドレスでした。
子ども達は、今までの失敗を覚えていたようで、脇の右側はくっついていますが左側は、着てから、ピッタリのサイズに合わせてセロハンテープでとめてくれました。ドレスを作ってくれたくま組のYちゃん、Kちゃんは、「うわぁ、かわいぃ」と言って、「特にここが、かわいいやろ!!」などと自分が付けた飾りを自慢げに話していました。そして、Yちゃんは、「頭にリボンを付けたらもっとかわいくなるかも!」と言って、頭にリボンも付けてくれました。
今経験していることがこれからの園生活や、発表会の衣装作りなどにつながっていくのであろうとこれからの生活を考えて楽しくなりました。
また、お買いものが楽しくてたまらないS君は、お金がなくなると銀行に行ってお金をもらい、初めての友達に教えてあげていました。
そんななか、ひよこ組の子どもたちは、「いらっしゃい、いらっしゃい、できたてですよー」と言うかけごえにつられて、やきそばやさんにたどりつきました。
お店では、ハチマキをまいた子ども達が「いらっしゃい、いらっしゃい」と大きな声で呼んでいました。
子ども達は、「うわ、おいしそう、1つ下さい」と言ってやきそばを買っては、さくら組前のテラスで食べる真似をしていました。一緒に食べていたTちゃんは「M君にも食べさせてあげたい」と言ってM君を探しに行きました。
すべり台で楽しく遊んでいるM君を見つけると「M君みっけ、やきそば持って来たよ。食べよう」と声をかけました。嬉しそうに二人で並んで座ると、TちゃんがM君に「あん」と言って食べさせてあげました。そこには、かわいい2人の世界がありました。食べ終わると、仲良く手をつないで、食器を返しに行く姿がみられました。
今日1日だけでも子ども達は、いろいろな人間と関わり、いろいろなやりとりをして、楽しみ、沢山の経験をすることができました。毎日いろいろな姿を見せてくれるこども達、これからも、見逃すことなく関わっていきたいと思います。
また、明日から12月、今日はイルミネーションの、点灯式でした。
それにあたって、朝から子ども達は、ツリーの飾りつけをしていました。
「今日、ピカピカひかるん?」「家にもあるよ」「お姉ちゃんと作ったよー」などと家でどんなものを飾ったのかを思い出しながら、飾りつけをしていました。どんな子もとっても楽しそうでした。
今日の点灯式では、副園長がおいも入りぜんざいを作ってくれました。カウントダウンと同時にライトアップしたイルミネーションを見ながら食べる、おいも入りぜんざいはとっても温まり、おいしかったです。
今日から、12月25日まで夕方5時から8時まで毎日イルミネーションでライトアップしています。ぜひ見に来てください。
コメント (「焼き芋と干し柿を作ろう」 たんぽぽ組 吉本多恵子 はコメントを受け付けていません)