2010年12月13日 月曜日
昨日のらいおん組ときりん組の野球拳の発表を見てとても感動を受け、ぞう組も2クラスに負けないように気合を入れて保育をしていこうと思い一日をスタートしました。
くま、くじら、ぞう組の3クラスは明日のこあら組のお楽しみ会にちびっこサンタにんって歌や合奏のプレゼントをすることになっています。また、子ども達はその時に自分達の手作りのプレゼントも渡そうと朝からはりきって作っていました。こあらさんが喜んでくれるように紙をめくるとプレゼントやサンタの絵が出てくるように仕掛けを作っている子、シール帳折り紙で覚えたサンタさんを貼っている子などそれぞれ工夫していました。
そして、ホールに上がって練習開始!!はりきって始めたものの動きがかたく、子ども達の盛り上がりに欠けていました。すぐに副園長は子ども達の様子をみて子ども達自身が楽しんで出来るような方法をアドバイスしてくれました。くま組のS君はなかなかリズムをとれず、副園長に個人レッスンしてもらい、リズムをとれるようになりました。そんなS君はホールからの帰り道に階段から降りる時もリズムを忘れないようにステップを踏みながら降りていて降り切ったところで副園長から沢山拍手をしてもらいました。子ども達の励みになるようにと副園長に年少組さん達に見てもらうことを提案してもらった子ども達はすぐさま各クラスに誘いに行き集合時間と場所を伝えました。
今日は手作りのビーフンサラダをお昼に食べ、おかわりもたくさんして元気モリモリになった子ども達だったはずなのに…たくさんのお客さんを目の前にしていざ始めてみると自信をもって言葉を言うことができなかったり、元気良く踊れなかったり…。その場で副園長がアドバイスしてくれたこともすぐにできない子がみられ、今まで全員の子ども達に一人ひとりその子の発達に必要な援助をしてきたのか、「この子達に必要な経験をさせてきてないね。」とつぶやいた副園長の言葉にハッとさせられた教師達でした。運動会であれだけの演技を見せてくれた子ども達の持つ力をつぶさないように明日は一緒になって盛り上げていかなければ、そして発表会に向けてそれぞれの子ども達が自分の持てる力をしっかりと出せるようにそして、生きるために必要なその子の発達に応じた経験をさせてあげなければと大いに反省したのでした。
冬休み中にクラスの子ども達の一人ひとりの顔を思い浮かべながら、どの子にはどのような援助と指導が必要かもう一度考え、計画をたてていきたいと思います。
2010年12月12日 日曜日
今日は、総合コミュニティーセンターのキャメリアホールにて、第29回創作ダンス作品発表会が行われました。運動会の野球拳を舞台用に演出をし直して、さらにパワーアップして、これまで本格的に練習をした期間は、約3週間。らいおん組ときりん組は、一つひとつの振り付けをもう一度しっかりと練習して、かっこいい踊りにしようと頑張ってきました。12月7日(火)、ホールで練習していた時のこと、副園長はあることに気がつきました。波を表現する際、自分の番が来て次の人に波を繋ぐために「はい!」と、声をかけていた男の子がいたのです。「だれ!」とみんなに聞くと、「ここ!」と、タッチされていたNちゃんがらいおん組のYちゃんだと教えてくれました。Nちゃんには、その声がしっかりと届いていたのです。さっそくその姿がとてもかっこよかったのでみんなでやってみることにしました。すると、それまで途中でつまづいていた波が、子ども達の「はい!!」の声とともに流れるように繋がったのです! 思わず私達も大拍手!!そこから勢いづいた子ども達の目の色が変わり、自然と大きな声が出るようになりました。12月10日(金)には、三葉幼稚園のみんなの前で披露し、みんなからの応援をもらい、今日を迎えました。
リハーサルは20分のみ。その間に、ステージ上での自分達の位置を確認し、感覚をつかまなければなりません。しかし、いつも以上に広いステージなため、自分の位置を確認するだけで精一杯で声も出ていない中、リハーサルは時間いっぱいになってしまいました。
そんな中、食事を終えて集まった子ども達は座席に着き、先生達に一番かっこよく見えるおでこの位置ではちまきをまいてもらいました。そして全員が揃い、舞台裏にスタンバイしました。そこで、リハーサルの時に心配だった点を副園長が話してくれました。そして最後に、「後はみんなに任せたよ!」と一人ひとり肩をポンとたたいて一人ひとりが頭で考えて動くことができるように言葉を掛けてくれました。すると、本番が近づくにつれて、子ども達の表情が生き生きとしてきました。私達に任しといてとばかり自信に満ち溢れているように感じました。そして副園長は、不安そうな教師たちに、「大丈夫!この子たちは本番に強いから・・・・」と声をかけてくれました。<子どもたちを信じる>それが三葉の原点なのです。
いよいよ本番!!子ども達は勢いよく入場し、隣りとの列を合わせながら着地しました。心配したXの形もかっこよく決まると、手を挙げてキラキラした瞬間、客席から拍手がおこりました!その後、曲に合わせて手拍子が続きました。子ども達はどんどんのってきて、Zの形も大成功!!いよいよ見せ場となる波です。Sちゃんの「はい!!」で繋がっていく波は、客席から歓声があがり、大拍手がホールに鳴り響きました!!前方にせまっていく歩幅もしっかりと副園長に言われていたラインまで、出ることができて、きりん組とらいおん組がひとつになっていました。
今回、らいおん組・きりん組は、創作ダンス発表会に出演するというチャンスをもらい、素晴らしい経験をすることができました。その中で、子ども達の底知れないパワーは、今日も教師たちに、子供たちを信じる教育の大切さと自信、素晴らしい感動というクリスマスプレゼントを贈ってくれたのでした。
下の写真は表彰式です。
2010年12月10日 金曜日
今朝は、年少の女の子達が、園庭の焼き芋をしたところの近くで、子ども用のくまでを使って、葉っぱを集める姿がみられました。とても楽しそうに、「あっ、ここにも葉っぱが落ちてるね。」と会話をしながら集めていました。以前保育の中で掃除用具の使い方を指導したことが、こんなところで生きているのを見て、技術を指導したことがそこそこで応用され活動の幅が広がるということを、改めて学びました。
また、たんぽぽ組では、作品展をきっかけに、より一層廃材遊びを集中してする姿が、たくさん見られるようになりました。友達と協力し合って作ったり、自分のイメージした物を作ろうと、何度もテープの貼り方を変えたり、テープを重ねたりして作っていました。根気強く楽しみながら作っている様子を見て、本当に友達の影響や友達との関わりもまた大切なんだと思いました。
そんな中、今日は12月12日の創作ダンスに出演する、らいおん組ときりん組の子ども達が、本番の最後の練習として在園児の前で園庭で見せてくれました。年少児たちも2クラスの演技をとても楽しみにしていて、すぐに園庭に集まりました。ラインの位置を確認すると、さっそく踊りが始まりました。その姿を子ども達と見て驚きました。皆に披露することを意識して、ポロシャツと半ズボンで登園してきた子も多く、やる気満々の子ども達は踊り始めると、手先まで綺麗に伸ばして、顔の向きも運動会で発表した時以上にそろっていたのです。自分たちで考えて自信を持って踊る姿に見ていた年少・年中児もみいっていました。素晴らしい演技に、アンコールの声と拍手が上がり、もう一度踊ることになりました。2回目の踊りは、もっともっと一人ひとりが意識して踊っていて、その表情は、みんなが感動するばかりでした。
そのあと、子ども達に、とっても楽しい時間がやってきました。以前のフリースクールで作った干し芋を、「みんなで食べよう!」と副園長が子ども達に声を掛けました。それを聞いた子ども達には大喜び!!太陽がポカポカ温かい中で、各クラス丸くなって、お日さまパワーを、たくさん浴びた干し芋を食べました。副園長が、まだおかわりがあることを放送すると、子ども達は担任に「おかわり」と手をお皿にして、待っていました。初めは少し固くても、噛んでいくうちに、だんだんとろけてきて甘くなることに気付き、子ども達はとても嬉しそうに食べていました。そして、みんなとこのような雰囲気の中で一緒に食べる味は、また格別であることも実感しました。
最近では年少児や年中児たちも、じっくりと遊びこむ姿が見られてきて、制作を楽しむ姿も多く見られるようになってきているので、遊びの一つひとつに関わっていきたいと思いました。
2010年12月9日 木曜日
園庭にとても冷たい風が吹きつけ、いよいよ冬の到来です。登園してくる子どもたちは「さむいー」と口々に言いながら部屋に入ってきました。子ども達のその声に、急いで灯油を入れヒーターをつけました。近づかないように伝え、赤いテープでバツを貼ると全員の子がその線から入らないように注意しながら遊んでいました。このように約束も守れるようになってきた子ども達です。そんな寒空の下、三葉っ子は今日も元気に走り回っていました。”子どもは風の子”まさにそれが今日の園庭にはピッタリの言葉です。寒さに負けず、どうやったら身体が温まるかな?と様々な遊びを始めた子どもたち。サッカーや縄跳びが大人気でした!!
1人前にユニフォームを着て、ボールを追いかけまわる年少児。長縄の所に列になって並び、順番待ちをしながら跳ぶ年中、年長児。そんななか、寒さを紛らわすために踊ろうと新しい曲を出してきて踊ってみることにしました。その曲に吸い寄せられるように集まってきた年少児を中心に教師も様々な振り付けを考えながら踊りました。ノリの良い曲に大はしゃぎで踊る中、少し振りを変えると子どもたちもその動きに合わせて真似っこをしながら楽しみました。
園庭のそこそこで寒さに負けず太陽パワーを浴びながら成長している子ども達に負けないように、教師たちも元気いっぱいで生活していきたいなと思う1日となりました。
園庭で遊んでいると小さなサンタさんが2階からたくさん現れました。よく見ると、歩風里、ケアフル竹原を訪問するくじら組とぞう組の子ども達です。自分達で作ったかわいらしいトンガリ帽子に赤いサンタさんの服を身にまとった年長児を見て、年中、年少児もワクワクしながら「いってらっしゃーい」と元気に見送りました。
くじら組では、作品展でしたお店屋さんの紹介をしました。「いらっしゃいませー」という声におばあちゃん達は大笑い。小学校の紹介では、1人1人が小学校へ行ったら頑張りたいことを言うと「頑張れよー」と大きな拍手をもらいました。その後の質問タイムでは歳を聞いたり、名前を聞いたりととても楽しい時間を過ごすことができました。
ぞう組では、幼稚園でしている遊びや体験を紹介しました。包丁ままごとの紹介をした時には、本物の包丁を使って料理をしていることにとても驚いていておじいちゃんおばあちゃんはとても褒めてくれました。とてもかわいい子どもたちを見て握手をして帰る際には、手をギュっと握って「小学校に行っても頑張ってね」と言ってくれるおばあちゃんもいました。帰りには「お元気で」という言葉を伝えたいというK君の声にみんなが賛成し、ケアフルの方々に「お元気で」と言って帰りました。バスの窓からは「よいお年をー!」と手を振りながらケアフルを後にしました。
今日で年長児のお年寄りとの交流が終わりました。来年からは年中児が訪問することになります。よろしくお願いします。今までありがとうございました。
2010年12月8日 水曜日
今朝、登園して来た子どもたちは「今日も焼き芋できるんよね!」と、ルンルンで、お芋を巻くコーナーへやって来ました。昨日は、あいにくの雨で中断されてしまった焼き芋ですが、今日は子どもたちが家から持って来てくれた新聞や、アルミホイルを使って、ひよこ組さんから年長組さんまで、みんなでお芋を巻いていきました。お芋が焼けるのを待っていると、「三葉幼稚園のおともだち。役員さんが、みんなとお祭り忍者を踊りたいって言っているよ。役員さんに教えてあげてね。」という放送がかかりました。その放送を聞いて大勢の子どもたちが集まって来ました。そこで、まずお引越しゲームをして楽しんだ後、みんなの大好きな、お祭り忍者を踊りました。役員さんが入ってくださり、子どもたちは、いつも以上に「わっしょい、わっしょい」と、元気よく、楽しく踊っていました。みんなで踊ると楽しくなりすぎて、2回も踊って、汗が出る程でした。役員さんも楽しんでくれたかな? どうして、役員さんが、みんなと踊りを踊ろうと思ったのか。。。それは、秘密です!!!
そして、お祭り忍者が終わると、12月12日の創作ダンスフェスティバルに出る、らいおん組さんと、きりん組さんが、野球拳をみんなに披露してくれました。運動会とは、移動の仕方なだも変わっているのですが、全員が真剣な顔で堂々と踊っていて、教師達も感動して、つい涙が出てしまいました。観客の他のクラスの子たちも、テラスや園庭から、じっくりと見ていて、踊りが終わると、ひつじ組のAちゃんSちゃんを中心に「フレー!フレー!らいおん。フレー!フレー!きりん」と、応援が始まりました。最後には、全員から応援された、らいおん、きりん組さんはその後も、ますますやる気で、練習していました。本番が楽しみです!
又、かっこいい姿を見て自分達も踊ってみたくなった、年少、年中組もその後、野球拳を踊りました。年少、年中児も、なり切って、あのウェーブまでやっていました。年長さんに憧れている年少,年中児たち。この3、4年間の保育の大切さに、また気付かされたように思いました。
《ぴよぴよ保育スタート》
市域保育所、ぴよぴよが12月から始まりました。お耳のついたピンクの可愛い帽子をかぶって、ちょっぴり涙をためながら。。。それでも、広いお部屋に着くと、大好きなおもちゃや、いっぱい遊んでくれる先生がいるので、お帰りの頃には、「帰るの嫌ー!」になってくれています。お部屋を覗きに来てくれるお兄さんお姉さん。お部屋の飾りを作って飾ってくれたお姉さんたち。3歳児クラスに混じってお歌を歌ったり、遊んだりする事もあります。小さなシャワー室やトイレ、洗面台などリニューアルにしたお部屋!トイレをする事や手洗いうがいなど、基本的な習慣も1つずつ身に付いてきています。「今日は、初めてトイレでおしっこができたよ」「僕は、自分でご飯食べたよ。おいしかった」「クレヨンでいっぱい塗ったらお手てについちゃった」「お兄さんお姉さんと一緒を真似してダンスをしたよ」「今日は三輪車に乗ったよ」など、1日の成長は毎日お手紙でお母さんへも届けて、一緒に喜んだり、楽しんだり。。。ゆったりとした場所で大好きな遊びの保障をし、1人ひとりとかかわり、援助をしています。1歳から2歳の時期の保育と教育が、幼稚園での教育につながる事を願って、知恵の芽を見つけて驚いたり、育ちを手伝ったり、保育士も又、喜びと感動の毎日です。一度、是非、観に来て下さい。可愛い笑顔に出逢えますよ!
2010年12月7日 火曜日
サンタクロースの衣装を身にまとったくま組・らいおん組・きりん組3クラスが、デイサービスと介護施設「合歓の木」を訪問しました。今回が年長組としての訪問は最後になりました。子ども達は、今まで交流して下さったお年寄りの皆さんに感謝しつつ、触れ合うことを楽しみに練習してきました。このデイサービス、老人施設訪問で子ども達は、沢山のことを学びました。もうすぐ1年生になることを胸を張って堂々と発表することを目標にして、幼稚園の遊びを紹介したり、楽しかった出来事を話したりすることにしました。訪問をするにあたって大切なことは、それまでの過程の中で、子ども達の心が育つことと相手に対しての態度や礼儀を知ることだと副園長から教えてもらっていたものの、十分に子ども達は、自分の力を発揮することができたのだろうかと、反省点も多く残りました。
人前で相手を気遣いながら、大きな声でわかりやすい言葉で発表することは、2月に行われる生活発表会にも生きてきます。相手の方の反応を見て更に自信を持ち、自分の役割を果たしていくことも重要なポイントになります。
くま組は、昨日の練習で元気さが足りず、副園長は、「あわてんぼうのサンタクロースではなく、ねぼけたサンタクロースになりそうよ」と笑わせてくれました。今朝は早く登園してきたので、戸外で体を動かして遊んだ後、焼き芋を食べ、体も心もお腹も温まったところで、シャキッとして1度だけ練習をしました。今まで声が小さかったYちゃんもしっかり大きな声で名前を言うことができて、友達も大喜びでした。
合歓の木に着くと、事務所の方や先生方が温かく迎えて下さり、エレベーターに乗って3階へ・・・・・長広い部屋に20人のお年寄りの方々が、今か今かと待って下さっていました。サンタクロースの服と帽子を身につけて登場した子ども達を見ると、「かわいいのー」と笑顔で言って下さり、子ども達も気分が乗って練習の成果を十分に発揮することができました。お店屋さんの紹介では、作品展・バザーでした時のように、大きな声で発表し、合奏ではそれぞれの楽器を楽しく演奏したので、1番だけの予定を2番までに伸ばしてみました。すると、「上手やね」と声を掛けてもらい、子ども達も満足していたようでした。帰る前に、今日作ってきたお店屋さんごっこの品物をプレゼントしようとHちゃんが発案し、一人ひとりと握手をしながら渡していきました。
この施設訪問で学んだ人への思い、感謝、喜び、そして人の温かさなどを小学校へ行っても、中学生になっても、そして大人になっても忘れずにいてくれることを願いながら帰ってきました。
1月からは年中組さんにバトンタッチします。 今まで沢山の方々と交流できる場を与えて頂いたことに感謝したいと思います。
9日(木)は、ケアフル竹原にぞう組が。歩風里にくじら組が訪問します。素敵な思い出が作れますように・・・・・
2010年12月6日 月曜日
今朝、バスで子ども達を迎えに行くと、保護者の方が「先生、あれ見てください。」と家の方を指差しました。その方向を見ると、フリースクールで作った干し柿が軒下に吊るされていたのでした。「今から、食べれるようになるのが楽しみです。」という、保護者の方の笑顔を見て、とても嬉しくなりました。幼稚園に着くと、テントの所に年長児が集まり、何やら話をしていました。覗いてみると、干し芋と干し大根を囲んで、フリースクールに来ていなかった友達に、ぞう組のTくんが、「太陽パワーをもらって栄養いっぱいにしよるんよ!」と得意げに話していました。フリースクールで学んだことを、分かるように説明しているTくんの姿を見て、さすが三葉幼稚園の年長児だなと感心しました。朝は冷え込むため、包丁ままごとのコーナーには、風を防ぐシートを張りました。冬の訪れもそんなに遠くないこの時期は、寒さが突然やって来ます。寒さを防ぎながら楽しく遊ぶためには、どのように工夫していけば良いか考えたり、先人の生活の知恵を知ったりしながら、子ども達には生きていく知恵を身に付けていって欲しいと思います。
さくら組では、最近「戸外で体を動かして遊ぼう!」を合言葉に、外でサッカーをしたり、縄跳びをしたりして遊んでいます。先週からは登り棒に挑戦する子ども達の姿が見られるようになりました。そして、驚くことにさくら組のKくんは、手と足を器用に使って、登り棒の頂上まで登ることができるようになっていました。これには、周りにいた子ども達から拍手が起こり、Kくんは少し照れくさそうにしながらも嬉しそうでした。今、年少児は年中・年長児の姿に憧れを持ち、色々な遊びをしています。つりかん、鉄棒など年少児一人の力では難しい遊具には、教師が援助しながら、子ども達が満足感や達成感が味わえるようにしていきたいと思います。
また、今日は11月以降に入園してきたひよこ組の子ども達と駐車場の畑に植えているさつまいもを掘りに行きました。満3歳児が教師の話しをしっかりと聞いて、さつまいもが折れないように丁寧に掘る姿に、ここでも感心させられました。掘っている途中、幼稚園の近くを通るJRの踏み切りの音が鳴り出すと、「電車が来る!」というYくんの声を合図に、ひよこ組全員が一列に並んで、電車が通るのを眺めていました。私は、ひよこ組が素早く反応し、同じような行動をする姿がとても新鮮で面白く感じました。何にでも興味や関心を示し、ちょっとした変化にも反応する、満3歳児の感性の豊かさに驚かされたのでした。
「みんなで玉ねぎを植えたよ!」 年中組
例年は、年長児が行っていた玉ねぎの苗植えに、今年度は来年度、年長組になる年中児が植えに行きました。副園長から、玉ねぎの苗は種から育てたことを聞き、子ども達は「へぇー」「すごい!」と驚いていました。教師達の中にも、初めて見た者もいて、感心して聞いていました。「苗をお日様が出てくる方に向けて、寝かせて植えるよ。」と副園長に教えてもらい、子ども達は1本1本丁寧に植えていきました。今後も、来年収穫することを楽しみにしながら観察したり、水やりをしたりしたいと思います。
また、農園にはびわの木やいちじくの木もあります。そのびわの木は、たくさんの花が咲いていました。副園長から「びわの花にたくさんの蜂が来ているよ。みんな、お化粧をして次の花の所に行っているね。」と話してもらうと、「うわー!みんながお引越しをしてる!!」とWちゃんが声をあげました。ミツバチだけでなく、小さな蜂からチョウチョまで集まり、大盛況のびわの木でした。そして、いちじくの木は、大きなグローブのような葉っぱが黄色く色付き、地面にポロポロと落ちていました。その葉っぱを副園長が1枚持って、子ども達の所へやって来ると、それを見たMくんは「その葉っぱに目を開けたらいいね!」と言いました。それを聞いた副園長は、たくさんのいちじくの葉っぱを採って、袋に入れてくれました。帰ってから、そのいちじくの葉っぱはお面や扇子に、びわの葉っぱはロバの耳にして遊ぶ姿が見られました。子ども達の発想力や表現力の素晴らしさには、感動するばかりです。ただでは帰らぬ、三葉っ子達はたくさん学び、吸収しながら成長しています。
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