2010年11月10日 水曜日
「はるになったら ちゅうりっぷがさくよ」
ふと見ると、昨日年中さんが植えたちゅうりっぷの鉢のそばには、こんな立て札が立ててありました。これは、ひつじ組さんたちが、みんなのちゅうりっぷへの思いを込めて作ったのだそうです。さっそく次々と年中さんが水やりに来ていました。
今朝も少し肌寒いスタートでしたが、子どもたちは次々と外へ飛び出して元気一杯遊んでいました。
わらのコーナーで縄をなっていると、たんぽぽ組の子どもたちが、一人、二人と寄って来ました。3歳児には、少し難しい手作業ですが、何のその・・やる気満々。見よう見まねで、わらを水に浸すと、まな板の上で トントンおもしでたたきます。一人ずつわらを握りしめて、順番を待っていました。「ころころきゅ:ころころきゅ:」と、いつの間にか、歌いながら手を動かしていました。できあがった縄を見て大喜び:その後ハートの形のリースができあがっていました。「プリキュアハートよ」と言いながら大はしゃぎでした。たんぽぽ組では、今日そのリースが大人気となり、「作り方を教えて」とみんなが集まって来ました。すると縄をなった子達5人が片膝をたてて座り、『ころころきゅ:」と言いながら手をこすりあわせて、見せてあげていました。
子どもたちは、まわりにすぐ、とびこめる環境があることで、どんどん意欲を持って取り組むことができることを改めて実感しました。縄作り大師匠の副園長の姿を見ると、ますますやる気が高まっていくだろうなと楽しみです。さて、たんぽぽ組に11月からJ君という新しいお友達が入園しました。
J君は、包丁ままごとが大好きで夢中になって料理づくりを楽しんでいます。J君のお兄さんお姉さん役の子達が一杯で、J君もあっという間になじんで、たんぽぽ組の大切な仲間になりました。
また今日は、味生小学校フェスティバルに年長組全員が参加しました。小学校入学の練習も兼ねて小学校まで歩いて行くことになり、副園長や年少、年中の子どもたちに見送られて、張り切って出かけました。歩いていく道筋には、踏切、信号、と、次々と気をつけなければならない場所がありましたが、先日の交通安全フェスティバルで学んだことを思い出し、交通ルールを守って、しっかりと歩いて行くことができました。
味生小学校では1年生の子ども達が自分たちより小さい子が来たときにどのように声かけができるか、 どのようなコミュニケーションの取り方ができるかを体験する事を目指して幼稚園や保育園の子どもたちを迎える準備をしてくれていたようでした。
幼稚園では、最上級で小さなお友達の世話をしていたのに1年生になると最年少になり何もしなくてよくなって自分からコミュニケーションを取る機会がなくなるのだそうです。小学校では、三葉幼稚園の卒園児がたくさん迎えてくれました。1年生のお兄さんお姉さんと一緒にお店屋さんごっこに参加したり、秋の自然物を使って遊んだりして楽しく過ごす事ができました。帰りにはわざわざ校長先生が「みんなが楽しんでくれて嬉しかったよ。小学校ではみんなが待っている。また来てね」と優しく声をかけてくださって、その後も姿が見えなくなるまで送ってくださいました。「ありがとうございました」と元気にお礼を言って、小学校を後にした年長児達。ランドセルを背負って歩く春には、みんなで歩いたこの道のり、時間を懐かしく思い出すことでしょう。
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