2010年11月18日 木曜日
心地よい朝日が子ども達の元気を更に誘っているかのような朝、私も子ども達の遊んでいる中に入ってみました。鉄棒のところに行くと、ひまわり組のAちゃん達が黄色の積み木を置いて、踏み台にして、前回りの練習をする姿が見られました。「先生見てて!」と何度も見せてくれました。
また包丁ままごとのところへ行くと、きりん組の女の子が面白いものを作っていました。りんごをうさぎの形に切った物に、目や足を付けていきたい!とうさぎの顔にりんごの種を目にして付け、鼻にはブロッコリーを使いました。そして、お花を使って綺麗に飾り付けをしました。苦労したのは作ったうさぎを立たせたいのに、倒れてしまうことでした。どうしたら倒れないように出来るのか考えた末に小枝を指して立てる工夫をする姿がありました。
また、戸外の縄のコーナーでも昨日に引き続き一生懸命作る姿が見られました。ぞう組のH君は、昨日から始めた草履を今日作り上げて、教師をとても驚かせてくれました。全部一人で最後まで作り上げる集中力と根気にその意志の強さには感激しました。完成して草履を副園長に見せに行き、少し手直ししてもらうと丁寧に「ありがとう」とお礼が言える姿や、副園長が机の上に落ちたわらを片付けようとすると、すぐに気付いてさっと拾う姿にもおどろかされました。プレ年少から入園して年長になると、こんなに素晴らしい育ちを見せてくれる子どもに感動して教師であることの喜びを実感しました。またまた子ども達から宝物をもらったのです。
お部屋では、作品展とバザーの話をしました。子ども達は1つ1つに目を輝かせ歓声をあげていました。先生達の喫茶では、キッズふれあいランドで作った芋アイスもあることを伝えると、キッズふれあいランドに来ていた子は、「食べたよ」と得意げに話していました。その後、出来あがった作品をホールへ運びました。まだ仕上がってない子は早く持って上がりたいと作品の仕上げを急いでする姿も見られ、いよいよ実感がわいてきたようです。
最後に今日は年長児が宮前小フェスティバルへ行きました。自分達で遊びたいところへどんどん行く姿が見られ、初めに“7”になると体育館から教室へ移動することを伝えると、時計を見て「7になったよ」と教師に知らせてきちんと行動することが出来ていました。約束もしっかり守れていたと引率した教師も感心していました。
2010年11月17日 水曜日
今朝、副園長がわらのコーナーで園で飼っているうさぎさんの冬支度をしてあげたらとつぶやきました。それを聞きつけたきりん組の女の子達が副園長から教わって、わらを束にして手ぐしで出た一番柔らかいわらを持って、小屋の中にそーっと入って行きました。副園長からふかふかのお布団みたいにしたらいいよとアドバイスをしてもらったので、それを穴の上にかぶせました。すると、うさぎも大喜びでさっそくその布団の上に座ってくれ、女の子達も一緒になって喜んでいました。
また今日は、劇団バクさんを迎えて、人形劇を観劇しました。むらっちというお兄さんが登場し、とても楽しい手遊びや歌をうたってお話がスタートしました。今回のお話は”ピノキオ”でした。ピノキオの陽気な動きやゼベットじいさんとの楽しいやり取りがあった時には、子ども達も大笑いしていました。しかし、悪者に騙される所やくじらに飲み込まれたゼベットじいさんを助けるためにピノキオがくじらに飲み込まれるシーンでは、あまりの迫力に泣きだしてしまう子ども達もいました。嘘をついたピノキオは鼻が伸びてしまいました。しかし、正直に言うと元の鼻に戻ることが出来たのです。ピノキオで一番大切にしたいことは、自分が悪いことをしても嘘をつかずに正直におうちの方や先生に言おう。きっとお父さんお母さんは正直に言えば、怒らないと思うよと、お兄さんが呼びかけてくれたことと、ゼベットじいさんの本当の優しい心をピノキオが理解して、おじいさんを思うピノキオが繋がったことです。らいおん組のRちゃんは部屋に戻ると、廃材を使ってピノキオとゼベットじいさんを早速作っていて、物語親しむ姿が見られました。
給食を食べていると、くま組のTちゃんから、「柿をとってきたので、三つずつクラスで分けて食べてください。」と、放送があり、全クラスの子ども達が秋の果物を分け合って味わうことが出来ました。らいおん組は、柿の色が熟してると、色が違うことに気付き、今テラスに吊るしているしぶ柿と色が似ていることにも気付くことが出来ました。お部屋で子ども達の目の前で切ったことで、さるかにばなしと繋がったり切っていく様子を見て切り口によって種がついたりつかなかったりすることに気づいたりしてTちゃんの柿から、たくさん学びました。
2010年11月16日 火曜日
「おはよー!!」と登園してきた子ども達は、真っ先にテラス前に置いてあるチューリップのプランターへ駆け寄って行きました。年少児は昨日植えたチューリップの球根が気になって仕方ない様子で、所持品の始末をすると一目散に砂場へかけていきました。そして砂場にある容器に水を入れて持ってきて水をあげ始めました。手を伸ばしてやっと届くところにあるプランターにも、足を踏ん張ってそぉっとそぉっと水をあげていました。土が湿って色が変わったのを見て、友達同士で「もういいんじゃない?」「寒くなってしまうよ」という会話が聞こえてきました。
昨日植える時に聞いた説明でお布団をかけてあったかくするという話を覚えていたのでしょう。水やりを終えてしばらくすると、太陽が顔を出しポカポカと暖かくなりました。ふと空を見上げると、そこには雲ひとつない青空に真っ白な一筋の飛行機雲が現れました。とても素晴らしい光景に教師はすぐに放送で全園児に知らせました。放送を聞いた子ども達は部屋で遊んでいた子も、作品を作っていた子も、テント下で絵を描いたり、木工をしたりしていた子も、砂場や包丁ままごとで遊んでいた子も全員が戸外やテラスに出てきて空を見上げました。そうこうしているうちに、スーっと伸びていた飛行機雲はふわふわと広がり、ぼやけて消えかかったと思うと、またまた飛行機が頭の上を飛んでいきました。飛行機の飛んだ跡はまたまた飛行機雲がちょうど園舎の真上にかかるようにできました。
そうやって空を見上げていると、幼稚園の上を、飛行機が次々と飛び、通り過ぎて行きました。その様子を見ていたプレ年少組のAちゃんが「お空に絵を描いてる・・・」とつぶやきました。又、たんぽぽ組のRくんは「お空にいっぱい足跡が」と叫びました。なんと素敵な表現でしょう。その言葉に感動した教師たちでした。 戸外の片付けも終わりに近づいた頃、ぞう組のHくん、Rくんが自分でなった縄を手に、副園長のところに駆け寄ってきました。「ぞうりの作り方教えて」と言うと、その場で副園長は実演して見せてくれました。作っている副園長の手元を真剣に見ながらRくんはわらが無くなるとすぐに手に持っていたわらを差し出し、わらが無くならないように次から次へと持ってきて横に置いていきました。ぞうりが出来上がると、じっと見ていたHくんが「なったわらはどのぐらいの長さいるの?」と聞き、できたぞうりにわらを巻いていき「これなら4巻きぐらいかな」という副園長の声にうなづきました。そして今日は時間がないのでまた明日やろうと期待を持って帰っていきました。
昨日誕生日を迎えたくまぐみのRくんは毎日毎日木工に取り組むうちに大好きになり、将来の夢は大工さんになりたいと言っていました。それを聞いた副園長は、今ひよこ組のお部屋を工事している大工さんに頼んで仕事をしている様子を見せてくれました。未来の小さな大工さんは興味津々で見つめていました。
「さしがね」という大工道具の名前やそれの縦と横の長さが違うのは何故かという疑問を直接聞くことができ、またさらに大工さんへの憧れが大きくなったようです。 運動会の翌々日撮った写真が失敗したために今日、鼓笛隊の衣装を着て写真を撮った年長さんは、「鼓笛隊見せてくれるんじゃないの?」という副園長の声に「やるー!!」と応えて着替えていた子どもたちも急いで降りてきてスタンバイしました。音楽が聞こえてくると、年中、年少児は食べていたお弁当も置いたままテラスへ出てきて手拍子を始めました。久しぶりに鼓笛隊をした子どもたちの顔はとてもニコニコで自信に満ち溢れていました。歌を歌いながら踊るポンポンの子、しっかりと曲を聞きリズムを合わせる太鼓の子どもたち、運動会よりももっともっと素敵な子どもたちの姿を見ることができ、教師たちも含め園内全体がひとつになりました。
感動して思わず泣き出してしまう教師を見た子どもたちも又、感動した様子で保護者の方にも見てほしいと胸を弾ませていました。作品展の準備が進む中、日々の保育の中で一人ひとりの子どもたちの興味を知り、どの部分を引き出してあげるかが教師の役目となり、子どもたちの成長につながっていくんだなと、改めて感じる1日でした。
2010年11月15日 月曜日
今朝、バスで子ども達を迎えに行くと、道の両側の木々が、一段と紅葉していました。それに気づいた子ども達は「葉っぱが赤くなっとるね。」とか「いろんな色になっとる」と言いながら、自然と誰からともなく「真っ赤だな真っ赤だな」と歌が始まりました。身の周りの自然の変化にすぐに気づける子ども達の姿に、すごいなと感じながらバスが着くと「うわ先生。幼稚園の葉も前と色が変わっとる」と声が上がりました。桜の木はもちろんイチョウの葉も、葉の外側から少しずつ黄色に変化していました。そして、かばんを片付けた子ども達は、戸外へ出てくると、やはり落ち葉を使っての遊びが始まりました。
滑り台の下では、ひよこ組さんが台を置き「お金がないと滑れません」と手をだして葉っぱのお金を要求していました、そんなひよこ組の子ども達に”うっかり”といった顔をして、一番きれいな葉を探して渡す年長児の姿は、とてもかわいくて、傍で見ていた教師も顔を見合わせて笑ってしまいました。又、イチョウの葉を集めて花束にして持って帰る子もいました。自然の変化によって子どもの遊びもどんどん変化するおもしろさに気づかされた一日でした。
又、今日は、きりん組さんは、歩風里を訪問し、交流しました。最近は交流が重なってくるとマンネリ化してきているということで、副園長にアドバイスをもらって幼稚園の事を紹介する事になりました。自分の言葉で木工や、本物の包丁でのままごとで遊んでいる事を、作品や料理を見せながら話すると、とても興味を持って聞いて下さっていました。「僕達は、運動会のリレーで一番になりました。だから、いっとうしょう体操を踊ります」と言うと「すごいな。一等か。」と言って、たくさん拍手もして下さり、踊りも手でリズムをとりながら見て下さっていました。一人一人が自分のはなしたい事を考え、それを自分の言葉で伝えるという機会をもてた事で、今まで恥ずかしくて話せなかった子も、感じたり、考えたりする事ができました。このような交流を機会に、もっと子ども達と考えたり話し合ったりする機会を持ち、新しい事を学んだり、経験してりしていきたいと思います。
園内では遊んだ後の片付けを終えると、冬がおわって、春がくるのを楽しみに、年少はちゅうりっぷ。年長はパンジーを植えました。
又、今日は作品展の案内状を配布しました。まず、みんなの前で見せると「あ。この前、遠足で見たふくろうや。」と声が返ってきました。今回は、子ども達の作品に負けないように、目の部分に卵パックを使ったり、体はダンボールを使ったりと工夫してみました。又、目玉になったどんぐりも、子どもからたくさんある場所を聞いて、教師達が拾いに行きました。一つ一つ手作りしていくと、それぞれ表情の違うふくろうができて、私達もすごく楽しくなりました。そして、このふくろうには、二つの仕掛けがあります。一つは、持ち運びができるようになったり、壁にかけたりできるように、かわいいリボンがついています。そして、二つ目の仕掛けは写真が飾れるようになっています。作品展が終わったら、「ご案内」の表示があるお腹に写真を貼って、背中の支えを立てて、お部屋に飾ってもらえると嬉しいです。大切にして下さいね。
2010年11月12日 金曜日
今日は遠足。夜中から降り出した雨が心配でしたが、少々の雨なら行けると思っていたところ、出発する頃には、太陽が雲間から顔をのぞかせ始め、三葉の子ども達の為に晴れてくれたような嬉しい気持ちで、バスに乗り込みました。行きは、青コースが大型バスで行き、赤コースは、それぞれのバスで乗り合わせて行きました。「動物達は、きっと雨上がりの外で遊ぶことが好きだから、沢山出てくれていると思うよ」という話をすると、「早く着かないかなー」とバスの中でもワクワクしているようでした。
今回の遠足は、園の教職員全員で行きました。例年は、役員さん方にも同行して頂いていましたが、子ども達がしっかりしているので、教師の子ども達に対する配慮の仕方や、現場での保育に対する姿勢や在り方を考えるチャンスになればということで、内々でしっかり連携をとって頑張ることになりました。運転手さんや預かりの先生達、事務職員も含めて、子ども達の遠足をより良いものにする為に一致団結することもできました。
園内では、学年単位で行動することとし、他のクラスの友達と手をつないでまわるようにしたことで、いつもとは違った意識の持ち方ができ、学年内でのコミュニケーションが子ども達も職員達もとることができました。教職員の連携の取り方にも良い影響が見られました。
今日の動物達は、予想通り、雨上がりの動物園はにぎやかで、ほとんどの動物が外へ出て、元気よく鳴いたり、歩いたり、泳いだりする姿が見られました。新しくリニューアルされたペンギンのコーナーでは、きれいなガラス張りの水槽の中をペンギン達が、スーっと泳ぐところが目の前で見えることに、みんな大喜びでした。ライオンは残念ながら、フロアーの改築中で、見ることができませんでしたが、キリンやしまうまが近くまで寄ってきてくれたことで、アフリカンストリートもにぎわっているように思いました。サルのコーナーでは、赤ちゃんがお母さんのオッパイを飲んでいる様子を見ることができ、子ども達は、自分の小さかった時のことと重ね合わせて、にこやかに見ていました。
待ちに待ったお弁当は、待ちきれなくて年少組が1番に食べ始めました。今回、全員が揃って食べるということで、どうなるだろうと不安ではありましたが、いざ年中、年長も加わって食べ始めると、それはそれは素敵な場面になりました。今まで園内でも、400名以上の園児達が、一同に食したことはなく、とても嬉しい時間でした。又、バスのおじちゃん達が、輪の中に入ってくれて食べたり、預かりの先生達が一緒にまわってくれたことが、子ども達はとっても嬉しかったようでした。
年長組は時間に余裕があり、いつも通らないポニーやロバのコーナーへも行きました。ロバの耳はびわの葉とよく似ていたし、ひつじやヤギのウンチは、うさぎのウンチのように小さくてコロコロなことに気付きました。又、オウムのタロー君が「おはよう」としゃべってくれたことで、年長組(教師達も)は大興奮でした。またその時丁度12時30分で、からくり時計が動き出し、音楽隊が出てきて、ステキなメロディーを奏でてくれました。
サルは、「キーキー、ウォーウォー」子ども達を見て叫び続け、圧倒される場面もありましたが、いろいろな動物の生態や鳴き方、生活の仕方がわかり、素晴らしい遠足になったと思います。
プレ年少さんも年少組さんも、最後まで自分達で頑張って歩くことができました。きっとお家でも、今日の遠足のことが話題になることでしょう。ちなみに年長組は、いろいろな動物達のウンチの大きさや色、形を覚え、どうしてそんなウンチなのか、図鑑等で調べてみることにしています。
2010年11月11日 木曜日
今朝、バスのお迎えから帰ってくると、さくら組のテラスに渋柿が吊るされていました。それを興味津々に見ていたさくら組のKくんは、「先生!これ柿でしょ?どうするの?」と聞いてきました。「今から干すんよ。干して太陽のパワーをもらったら、甘くなって食べれるようになるけんね。待っててね。」と答えるとにっこりと笑って、吊るしている柿を嬉しそうに見ていました。ボールの中を覗くと、皮をむいた渋柿がまだ残っていたので近くにいたぞう組の子ども達を誘って吊るすことにしました。見本で教師が吊るしていた柿を見て、「縄がいるよ!」と気づいたRくんは、傍にあるわらのコーナーに行って縄をなって持って来ました。次に、柿を縄に吊るそうとしましたが、どうやって吊るせば良いのかが分からず、困っていました。すると、横にいたKくんが、「先生が作ったやつを見てみよう!」と言って、教師の吊るしてている柿をじっと観察し始めました。そして、「わかった!縄の間に木を通せば良いんよ!」と気づきました。そして、見事に柿を吊るすことができたKくんに、周りにいた子ども達からは拍手が起こりました。改めて5歳児の観察する力には驚かされたのでした。観察をして、どんな仕組みで柿が縄に吊るされているのかを理解し、教師の見本と同じように作ることができたKくんは、さすが三葉幼稚園の年長児だなと感心しました。また、年中のYちゃんは、「年少さんの時は、お芋や大根も干しとったよね!」と、去年のことを思い出していました。「今度はYも、柿作りたいな!」と干し柿、干し芋、切り干し大根作りに期待をもっていました。また今年も干し柿や干し芋作りを通して、子ども達の心に残る体験ができれば良いなと思います。
明日は子ども達が待ちに待った遠足の日です。遠足に行く前に、年少の青コースのたんぽぽ組、ちゅうりっぷ組、さくら組が集まって、みんなで動物の鳴き声を聞くことができる大型絵本を見ることにしました。最初に出てきた動物は、ライオンでした。「ライオンの鳴き声ってどんな鳴き声かな?」という教師の質問に対して、子ども達からは「ガオーッ!!!」という元気な答が返ってきました。本の鳴き声も子ども達の予想通りに聞こえましたが、本物のライオンの迫力のある声に少し驚いた様子でした。その後は、ゾウやシマウマ、ゴリラなど聞き覚えのある動物達の声を聞いて楽しんでいきました。しかし、キリンの鳴き声は・・・・子ども達はキリンの名前は知っていても、鳴き声までは聞いたことがなかったようで、どんな鳴き声なのか想像できなかったようです。絵本の声を聞いてみると、「モー。モー。」という声で、子ども達は「ウシみたい!」と言って予想外の鳴き声に大笑いしていました。
最後に、遠足に行く時の約束事を話しました。一人で勝手に行動しないこと 先生の話をしっかりと聞くこと 周りの人の迷惑になることはしないことを約束して降園しました。運動会でお友達と並ぶことを覚え、園外保育などで歩くことに慣れてきた年少児は、きっと明日の遠足でもしっかりと約束を守って歩くことができるでしょう。
2010年11月10日 水曜日
「はるになったら ちゅうりっぷがさくよ」
ふと見ると、昨日年中さんが植えたちゅうりっぷの鉢のそばには、こんな立て札が立ててありました。これは、ひつじ組さんたちが、みんなのちゅうりっぷへの思いを込めて作ったのだそうです。さっそく次々と年中さんが水やりに来ていました。
今朝も少し肌寒いスタートでしたが、子どもたちは次々と外へ飛び出して元気一杯遊んでいました。
わらのコーナーで縄をなっていると、たんぽぽ組の子どもたちが、一人、二人と寄って来ました。3歳児には、少し難しい手作業ですが、何のその・・やる気満々。見よう見まねで、わらを水に浸すと、まな板の上で トントンおもしでたたきます。一人ずつわらを握りしめて、順番を待っていました。「ころころきゅ:ころころきゅ:」と、いつの間にか、歌いながら手を動かしていました。できあがった縄を見て大喜び:その後ハートの形のリースができあがっていました。「プリキュアハートよ」と言いながら大はしゃぎでした。たんぽぽ組では、今日そのリースが大人気となり、「作り方を教えて」とみんなが集まって来ました。すると縄をなった子達5人が片膝をたてて座り、『ころころきゅ:」と言いながら手をこすりあわせて、見せてあげていました。
子どもたちは、まわりにすぐ、とびこめる環境があることで、どんどん意欲を持って取り組むことができることを改めて実感しました。縄作り大師匠の副園長の姿を見ると、ますますやる気が高まっていくだろうなと楽しみです。さて、たんぽぽ組に11月からJ君という新しいお友達が入園しました。
J君は、包丁ままごとが大好きで夢中になって料理づくりを楽しんでいます。J君のお兄さんお姉さん役の子達が一杯で、J君もあっという間になじんで、たんぽぽ組の大切な仲間になりました。
また今日は、味生小学校フェスティバルに年長組全員が参加しました。小学校入学の練習も兼ねて小学校まで歩いて行くことになり、副園長や年少、年中の子どもたちに見送られて、張り切って出かけました。歩いていく道筋には、踏切、信号、と、次々と気をつけなければならない場所がありましたが、先日の交通安全フェスティバルで学んだことを思い出し、交通ルールを守って、しっかりと歩いて行くことができました。
味生小学校では1年生の子ども達が自分たちより小さい子が来たときにどのように声かけができるか、 どのようなコミュニケーションの取り方ができるかを体験する事を目指して幼稚園や保育園の子どもたちを迎える準備をしてくれていたようでした。
幼稚園では、最上級で小さなお友達の世話をしていたのに1年生になると最年少になり何もしなくてよくなって自分からコミュニケーションを取る機会がなくなるのだそうです。小学校では、三葉幼稚園の卒園児がたくさん迎えてくれました。1年生のお兄さんお姉さんと一緒にお店屋さんごっこに参加したり、秋の自然物を使って遊んだりして楽しく過ごす事ができました。帰りにはわざわざ校長先生が「みんなが楽しんでくれて嬉しかったよ。小学校ではみんなが待っている。また来てね」と優しく声をかけてくださって、その後も姿が見えなくなるまで送ってくださいました。「ありがとうございました」と元気にお礼を言って、小学校を後にした年長児達。ランドセルを背負って歩く春には、みんなで歩いたこの道のり、時間を懐かしく思い出すことでしょう。
コメント (「子ども達の素敵な姿」 たんぽぽ組 古江由貴奈 はコメントを受け付けていません)