2010年10月5日 火曜日
お迎えのバスから帰ってくると、いつもと変わらずにぎわっている園庭ですが、子ども達の生活には少しずつ変化が見られるようになりました。「セミはもうおらんよー!」と木登りをしながら虫の変化に気が付いたY君。「ちょっと水が冷たいね。」と言いながらも服がどろどろになるまで水を運び遊んでいる集団もいます。「ここにコップよ。」と季節の野菜や果物を使ってごっこ遊びをしているうさぎ組グループ。今年度に入り半年。運動会でクラスの団結力が高まったのか、同じ帽子がかたまっての小集団があちこちに見られ、遊びの中で少しずつその季節の変化を感じている子ども達です。
10月に入ってさわやかな気候のなか、運動会の練習にも力が入ってきた子ども達ですが、年長児は鼓笛隊が始まると、目の色を変え、自分達で動く姿がみられるようになりました。教師が一緒にしなくても自分達で考えてできるということを副園長に指導を受け、子どもに任せてみることにました。すると、子ども達はどんどん行動し、自信さえ見られるのです。そのかっこいい年長児を見て「年長さん凄いねー!!」と目を輝かせながら手拍子をしている小さな小さな応援団、年少児達。知っているお兄さんやお姉さんを見つけると嬉しそうに手を振っていました。それが嬉しくてますます手が伸び、かっこよくなる年長児に教師全員がとても感動しました。その一方で、「私は太鼓をする!」「僕は指揮がしたいな・・・」と憧れの眼差しで年長児を見ているのは、年中児。自分のしたい楽器を見て同じようにまねをしていました。
また、野球拳の音楽が流れると、今度はおへやにいたちゅうりっぷ組とたんぽぽ組の子ども達が勢いよくテラスに飛び出してきました。そして、音楽に合わせて手足を振り振り、リズムに合わせて自然に体が動き始め、同じように手を挙げ、年長さんと同じようにみんなで連なって波までつくりました。年長児がサンバで退場すると、園庭に飛び出して自分達もサンバのリズムで年長さんの後に続きます。なんと楽しくステキな光景でしょう。運動会が延び、涼しい中での練習となったおかげで、三葉幼稚園のみんなで運動会を作っているなと日々感じています。私も子ども達と一緒に三葉幼稚園の運動会を作っていくことを楽しませてもらっています。
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