2010年9月29日 水曜日
少しずつ木の葉も色づき始めて、幼稚園バスから見える景色も変化してきています。5号車に乗ったぞう組のT君は、「あ!稲刈りしとる田んぼがある!」と、指さしました。「ほんとだ、ほんとだ!」と、みんなが身を乗り出して、秋探しゲームが始まりました。 幼稚園に着くと、今日は入場門にアーチ、そして退場門が用意された園庭で、年長児が鼓笛隊の準備をしていました。「おっとと。早く行かなくちゃ!」と言って、ぎゅっと手をグーにして飛び出して行ったのは、くま組のYちゃんです。運動会を3週間前に控えて、みんなやる気モードです!
年中組では、前々から『ステップ オン & キャッチ』のゲーム内容について、色々話し合っていました。今までは、2人組になって、1人がシーソーになっている板を踏む人、その板の反対側についているカゴから飛んでくるボールをキャッチする人と、役割を決めてゲームをしていましたが、どうにも単調で、いまひとつ気持ちの高まりに欠け、どうしたものかと悩んでいたのです。それを聞いた副園長が、「1人でやってみたらどうだろう。」と、一つのアイディアを出してくれました。今までは、板の横に立って、キャッチする人の邪魔にならないように踏んでいましたが、板の真正面に立って踏むと、うまい具合に自分の方にボールが飛んできて、キャッチすることができるのです。踏む力が弱いとボールは転がってきます。強すぎると頭の上を飛び越えてしまいます。その力加減は、自分で何度もやってみるうちに分かってきて、みんなすぐに夢中になって何度も何度も挑戦していました。練習しすぎて少し疲れ気味なT君に、「お茶飲んできたら?」と声をかけましたが、「お茶はいらん!!」と、真っ赤な顔で答えて取り組む姿が見られました。力の加減を調節して、上手に取ることができた時の「やったぁ。」という顔がとても嬉しそうでした。練習の時は、100発100中でキャッチできていたひつじ組のMちゃんは、他のクラスと競争した時に焦って失敗してしまいました。それが、悔しくて、「明日朝7時40分に来て練習するけん!!」と言って意気込んでいました。自分で目標を持ってこれから楽しく練習することができそうです。
年中児がゲームの練習に夢中になっている側では、色んな場所で子どもたちが遊び込んでいました。砂場では、今日は年少児が中心になって水を流したり、山を作ったりいていたし、年中児は、つりかんやうんていの所で固まって、誰が長くぶら下がっていれるか競争していました。そして、ままごとのコーナーでは、たくさんのかわいいコックさんが自分たちの料理を見せ合っていました。りす組のTちゃんは、豆を房から1粒ずつ取り出して、大根の上にトッピングしようとしますが、転がってうまく乗せることができないので、包丁で半分に切って平らにすることを思いつき、上手に乗せることができました。その隣では、こあら保育(未就園児保育)でお母さんと来ていたMちゃんが、大根を切っていたので声をかけると、お母さんが「手出ししたら怒るんですよ。なので好きにさせてます。」と、くすっと笑いながら教えてくれました。こあら組さんには、9月に入って始めてきている子も多いのに、もう自分の好きな遊びを見つけて、「あっちに行きたい!」 「これしたい!」と、興味津々であちこちまわっています。絵本の読み聞かせやペープサートの時間も、お母さんから離れて上手に座って聞くことができています。運動会のかけっこの練習でも、にこにこ笑顔で走っています。
明日から天候の崩れが予想されますが、時間を有効に使って、子どもたちの生活が豊かになるように、一つでも多くの学びがあるように、また、それを見逃さないように楽しんでいきたいと思います。
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