幼稚園の日記(ブログ)

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2010年9月18日 土曜日

 今日は、9月のフリースクールがありました。今回のテーマは「うどんを作ろう!」です。このテーマは、1年半前に一度したことがあったのですが、その時は時間がかかり過ぎたり、うどんがすいとん位の太さになったりと失敗ばかりでした。そして今回、副園長が園長会から持ち帰った「本場讃岐うどんの作り方」を見たところ、短時間で本格的な手打ちうどんを作ることができ、副園長が作るコツを身に付けたということで二度目のうどん作りに挑戦することにしました。      

 今回は園児約90名。保護者、兄弟を合わせて123名。計213名の参加がありました。フリースクールでは、名物にもなっている教師達の劇では、「どうして小麦粉は伸びたり縮んだりするのだろうか?」ということをテーマとして、副園長監修の元、劇の練習をしてきました。小麦粉の中にある「グリアジン」と「グルトニン」というたんぱく質は水と混ざることによって、小麦粉の粘りや弾力が強力な「グルテン」へと変化します。このことを教師達が「グリアジン」、「グルトニン」、「水」に扮して、面白おかしく劇を進めました。そして、見事「グルテン」に変身した時には、会場から拍手が起こり、みんながわかってくれたことを嬉しく思いました。

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 劇が終わると、早速うどん作りが始まりました。今回は、あらかじめ10人程度に人数を割り振っておき、グループで協力して作ってもらうことにしました。小麦粉と塩水を混ぜ合わせる際には、小麦粉にまんべんなく塩水が行き届くように8分間混ぜるのですが、手先を手早く動かしてパラパラにしなくてはならないのにダマになってしまったり、乾燥してしまい上手く1つにまとまらないなどの問題が発生するグループもありましたが、なんとか全グループが1つのまとまりにすることができました。

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  小麦粉に塩水を加え   1つにまとめる    厚さ2cmになるまで

    パラパラにする                       延ばす

 生地を延ばす工程では、子ども達の手の力では延びにくいため足で踏んだり、お父さんが力を発揮して、一生懸命に延ばしたりしていきました。麺棒を使って延ばす時は、前回すいとん位に太くなってしまったという反省を生かして、厚さ2mm程まで延ばしてもらい、切る細さも2mmで保護者に切ってもらい、細いうどんになるように仕上げていきました。(ゆで上がったうどんは、切ったうどんの3倍くらいに膨らむからです。)すみれ組のKくんのグループでは、Kくんのお父さんがリーダーシップをとり、作り方を読む人、生地を延ばす人、生地をまわす人、時間を計る人、写真を撮る人をグループで上手く役割分担をされ約1時間で作り終えることができていました。また、どのグループも協力しながら楽しく作る姿が見られ、和やかな雰囲気の中で作ることができました。

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  延ばす工程を3回   510分ねかす    厚さ2mmまで延ば

    繰り返す                           して2mm幅で切る

 その頃、調理室では副園長考案の「人参の天ぷら」、「ごぼう煮」、「ねぎ」、「天かす」などのトッピングの用意ができていました。もちろん、うどんのダシも副園長手作りのものです。グループに自分達の作ったうどんが運ばれてくると、子ども達は大喜びで食べ始めました。保護者の方も種類の豊富なトッピングのうどんを50円で食べられるということに感動していました。

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 親子で協力して自分達で作ったうどんは、普段食べているうどんとは違い、格別においしかったという声が多く聞かれました。小麦粉の科学を勉強し、お腹もいっぱいになった子ども達はとても満足した表情でした。

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