2010年9月14日 火曜日
今日は、朝晩は少しだけ秋の気配が感じられ窓を開けていると、気持ち良い風が吹いていました。「昨日は雨が降っとって遊べんかったけん、今日は外で遊ぼ。」と自分たちで涼しい場所を探して、しゃぼん玉・色水・包丁ままごと・泥団子作り・砂遊び等、それぞれ自分たちの好きな遊びを楽しんでいました。
その中に、今日の手作り給食で使う玉ねぎの皮むきをしているグループに入って一緒にしていると、次々と登園してくる子ども達が、玉ねぎの皮むきをしていることや、いい匂いがしてくることに気づいて集まってきました。「今日は手作りやー。」「玉ねぎむきよるんやったらカレーやろ?」とみんなでワイワイ‥‥。調理室の近くを通るとカレーの匂いがしているので、やっぱりカレーと思っているようでした。本当は子ども達に大人気の副園長のアイデアのカレー味のもやし炒めを作ってくれていたのでした。それは食欲をそそるとてもいい匂いでした。
今日のメニューは【鳥丼・カレーもやし炒め・かぼちゃのす揚げ・トマト・お団子】でした。
手作り給食の時間になると、待ちきれない子ども達はいただきます。をすると、ほとんどの子が鳥丼から食べ始めました。カレー味のもやし炒めは「おかわりがあるよ。」という声を聞くと、大好きな団子だけ残しておかわりに走っていきました。早く食べないと、次のおかわりがなくなってしまうかもしれません。兄弟のいない子もここでは競争です。おかわりをしたくてたまらない子は、お皿に入れてもらうと、部屋に入るまでにお汁を飲んで、着く頃にはお皿がピカピカでもう一度おかわりをする姿が見られます。人よりたくさんおかわりをするには、知恵もそれなりに働かせなければなりません。
又、今日は2学期に入って初めてのこあら保育がありました。9月から新しく来ていただいた方もいてとても嬉しく思いました。昨夜から幼稚園に来てうさぎにえさをあげるんだと、夜中に目を覚まし、朝は早く起きて準備をさっさと済ませたTちゃんは「お母さん幼稚園いくよ。」と張り切って登園してくれました。年長児から泥団子をもらいとても大事そうに持っていた子。包丁ままごとで自分が切った野菜を上手にお皿に入れていた子。年少児のを真似てお皿洗いをしてくれた子。と本当に活発に遊んでいました。運動会のかけっこの練習もしましたが、両手を広げて待ってくれている年長児の所へ、笑顔で走ってくるこあらさんの姿に運動会がとても楽しみになりました。
そして、今日は赤コースの園児達で初めての全体練習をしました。みんなが練習している間に、古森先生が元気が出る料理を作ってくれていることを主任から聞いて、どの学年も手を振って入場行進や応援合戦を張り切ってしていました。私達教師も、もっと自分の動きをしっかり考えて練習をしていきたいと思います。
昨日、ぞう組とくま組は合歓の木を訪問しました。くま組は4階を訪問し、虫の大好きな男の子たちが描いた虫のぺープサートを使って「虫の声」の歌を歌ったり、「ぶーらんぶーらん」という紙芝居をグループに別れて読んだりしました。ぞう組は1階を訪問しましたが、最初から最後まで温かく子ども達を盛り上げてくださいました。ぞう組も自分たちが作ったぺープサートで「うらしまたろう」を披露しました。ペープサートで演じるチームと、物語を読むチームが息を合わせて一つのことをやり遂げる充実感を子ども達は味わって帰ることができ、本当にいい経験ができたと思います。帰る前にはおじいちゃんが手品を見せてくださいました。
こういった交流の中で、子ども達は園ではできない人間関係作りを学習していきます。お年寄りから沢山の温かい応援を頂いて育っていける子ども達は、とても幸せです。そして、おじいちゃんおばあちゃん達も、この子達の元気と笑顔に幸せを感じて頂けたらと思います。
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