2010年7月16日 金曜日
1学期が終了に近付き、室内の片付けをしたり、自分の持ち物の整理をしたりする中、昨日の見学会で沢山の来園者の方に見ていただいた作品展も片付けに入りました。子ども達の家族や友達に見てもらっただけでなく、来年入られる方々からも関心を寄せられ、1つ1つの作品をゆっくりとみて頂いたことを嬉しく思いました。こんなに素晴らしい作品をすぐに片付けてしまうことが惜しくてもっともっと沢山の人に見て頂きたいと今日まで大切に飾っていたのです。そこで今日は、揃ったクラスから自分の絵、自分の作品を大切にお部屋まで持ち帰りました。写真を撮っていると「ねえねえ、私の絵見てステキでしょう」とか「壊さんように持って降りんといかん」「お休みしている○○ちゃんのも持って降りんと」と言いながらせっせと手を動かしていました。作品を展示する時の嬉しそうな表情や言葉よりも子ども達の達成感を味わっている様子や一回り成長した頼もしい行動に驚きました。私達教師も子ども達の日々の成長の足を引っぱらないように人として先輩として最高の知恵をしぼっていきたいと思っています。
また、今日は今年度初めての地震避難訓練を行いました。実際は子ども達の訓練と同時に教師の訓練でもあります。時折震度1や2の揺れを感じただけでもヒヤっとするのに、南海地震のように大きなものが起こってしまった場合私達は命がけで子ども達の安全確保をしなければなりません。地震も火災も自然現象も訓練した時と同じ条件で起こるわけではありません。副園長の放送をよく聞いて状況を冷静に判断し次の指示が出るまで、机の下に隠れている子ども達は真剣そのものでした。家で地震が起こった時、どこかに外出していて起こった時、いろいろな所での安全な避難の仕方を教わりました。「地震の時はあせらないで、揺れがなくなったらあわてずに避難しましょう。今日は火災は起こっていません」という放送での指示は一人ひとりの教師が誘導の仕方を適切に判断し、子ども達の安全を確保するための手段を選びなさいという伝達でもありました。私達は緊張感を持ち、本当に起こった時に訓練が生かされなければと反省会では申し合わせました。子ども達も自分の命を守るための方法をその年齢なりに理解できるよう今後も、いろいろな経験を通して指導していきたいと思います。
家庭でも、もし地震が起こったらお家の中ならどこが安全なのか、もしも家族が別々の所に居る時に地震や災害に遭ったらどうするか話し合っておくことも大切なことです
今日は1学期最後の手作り給食でした。朝から楽しみにしていた子ども達は避難訓練の後、すぐに準備をして並んでいました。栄養満点の黒豆ごはんに豆乳シチュー、サツマイモの天ぷらにかぼちゃ煮、そしてこの夏はじめてのゴーヤのサラダは最高でした。
副園長が子ども達の体のことを考え、お母さん方のお手伝いを得て今日もおいしくいただきました。それから、きりん組の金本さんからシラスをいただきごはんと共にいただきました。ありがとうございました。
1学期もあと残すところ1日となりました。有意義な1日にしたいと思います。
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