幼稚園の日記(ブログ)

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2010年5月7日 金曜日

 昨日の出来事です。ゴールデンウイーク明けの園庭には、連休前とは違った風景が見られました。ブランコ横のタンポポはきれいな綿毛になっていたり、苺が赤々と実っていたり、植物が生長していたのです。赤くなった苺を見た副園長は、「今日は苺が採られないように気をつけなくてはね。」とつぶやいていました。ところが昼食後、さくら組のKくんが手に何かを持ってやって来ました。それは、真っ赤なとてもおいしそうな苺でした。副園長の予言は的中したのでした。Kくんが苺を採って来たことをチャンスにしようと思い、さくら組の子ども達を集めて、「どんな苺は採って良いのか。まだ採ってはいけない苺はどれか。」を話したり、「幼稚園のみんなの苺だから、勝手に採ってはいけない。」ことなどを話したりしました。話を進めていく途中で、Iくんが苺の実の下に敷かれているワラに気がつきました。「これは、苺のお布団なんよね。」というIくんの一言に、とても驚かされました。ひよこ組から進級してきたIくんは、去年の話をしっかりと覚えていて、ワラを敷く意味まで理解していたのです。そして今日は、昨日採った一粒の苺を25人分に切って、みんなで分け合って食べました。一人分5ミリ角程の苺を、「めっちゃ、おいしい!」「あまーい!」と言って大はしゃぎで食べる子ども達を見て、とても可愛らしく思いました。1つの物を大勢で分け合う経験を、今の子ども達はほとんどしたことがないと思います。こういった機会を大切にして、人と分け合う気持ちを育てたり、植物を育てて、その命を頂くことやそのために最低限守らなければならないルールなども伝えたりしていきたいと思います。

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                             「だんごむしが苺を食べたよ!」

 

 今日は天候が悪く、室内での活動が主になりました。副園長の発案で、今年は親子運動会の案内状に子ども達の手が加わるようにしました。三葉幼稚園の行事で配布される案内状は、1つ1つ教師の手作りであったり、子ども達の手が加わったりした心のこもった物です。親子運動会の案内状も子ども達がこいのぼりに色を塗ったことで、とても可愛らしい物になりました。また、今週末は母の日ということで、子ども達が作った浸し染めの紙を使って、カーネーション作りをしました。まだハサミに不慣れな子ども達が多いので、紙を手でちぎり、広告の棒に巻きつけてセロハンテープでとめると、浸し染めのとてもきれいな色のカーネーションが出来上がりました。カーネーションを作った子ども達は、お母さんへのプレゼントとして大切に持ち帰る姿が見られました。

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 三葉幼稚園では、「心」を育てる保育を目指しています。人と人とのかかわりから、また動植物の飼育・栽培から様々な貴重な体験や経験をさせてあげられるようにしていきたいと思います。

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