2010年5月13日 木曜日
ぞう組の子どもたちはは参観日の時にまいたカイワレ大根の生長を毎日観察しています。初めは小さな種だったけれど、ゴールデンウィーク中に芽がでてそれがぐんぐん伸びていて子ども達はすごく驚いていました。それから毎日、黒いビニールのお布団の中にこっそり頭を突っ込んで“そーっと”覗いている子ども達のかわいらしい姿がありました。又、先日トマトの苗を折ってしまったR君は植えなおした日から毎日登園後遊ぶ前に必ず水をあげたり挨拶をしたりしています。ある時R君がカイワレ大根に「おはよう!もっと大きくなぁーれ♪」と声を掛けている姿を見つけました。その優しい声と態度を見ていてとても嬉しくなりました。トマトの苗を折ってしまった時新しい苗ではなくその苗を自分で育てることになったことで、植物に対して興味をもつようになったR君はいい経験をしたなぁと思います。ぞう組の子ども達と共にそのことについて考えることができたことに感謝したいと思います。そして、今ではそのカイワレ大根はなんとあの牛乳パックのふたをつきやぶるほど生長しています。そこで、今日登園した子ども達から順にふたをはずし、おひさまパワーをあげることにしました。ふたを開けることを待ち望んでいたAちゃんは「もう大人になったからおひさまパワーを早くあげよう!」とかばんをおろすことも忘れ、自分のカイワレ大根を探していました。
親子運動会の日にはきっと青々としたおいしそうなカイワレ大根のお土産を持って帰れると思います。保護者のみなさまも楽しみに待っていてください。
又、年長では年中の時に栽培したちゅうりっぷの球根を大事そうに広告紙に包んで持ち帰りました。家に帰って日陰で乾かして、秋頃に土に植えると厳しい冬の寒さを乗り越えてみんなが一年生になる頃にはきっと素敵なお花が咲くだろうと思います。
今日は赤コースも青コースも練習の後に副園長からあめのプレゼントをもらいました。昨日は年少さんだけにこっそり配られていたあめですが今日は年中さん年長さんもみんなもらうことができ、とってもニコニコで嬉しそうに食べていました。年少さんは副園長の顔をみると「あめありがとう♪」と声を掛ける姿がありました。二日続けてもらったから嬉しさも二倍だったことでしょう。一粒のあめが子ども達の心や体にエネルギーを復活させる力があることに気付きました。年長児はあめを食べた後ははりきって反対コースの年中さん年少さんの保護者役をしてくれました。
2010年5月12日 水曜日
今日は久しぶりの快晴で、らいおん組は一人残らず戸外に出て元気いっぱいに遊んでいました。かけっこが始まると、「はしろやー!」と友達を誘って走ったり、踊りの曲がかかると園庭の真ん中に集まって踊ったりして楽しんでいました。また、トマトのりりこが大きくなっていることを喜んで水やりをしていました。テラス側に置いているりりこは、日当たりが良いのか黄色い花をつけていることに気がついた子ども達は、実がなるのを楽しみにしながら世話をしていました。
また今日は、今週末に行われる運動会に向けての練習をしました。親子で参加する種目がほとんどなので役員会で来ていたお母さん方にも「お手伝いお願いしまーす!」と声を掛けると、3階から見ていたお母さんもすぐに降りてきて年中さんのくっつきむしくっつけや、年少さんのここまでおいでに参加していただきました。子ども達も張り切って抱きついたりかけっこをしたりすることができて、本番で自分のお父さんやお母さんとゲームをすることを楽しみにしています。
年長さんは、他の学年よりも一つ多く”リズムあそび”の種目が入っています。昨日副園長が、リトミックをする様子を見て、もっと子ども達がおちついて集中できる曲にしてはというアドバイスをもらったので曲を変更してみました。赤コースがしたのですが、初めてなのに放送をよく聞いて動くことができ、褒めてもらっていました。そこで青コースも負けまいと、今日張り切ってリトミックをすることにしました。すると、副園長に教えてもらった、かっこよく見えるリトミックの動きをすることで、めりはりのあるリズムあそびになった上に、楽しんでできる内容になりました。私は、あまりにもかっこよい子ども達の動きに感激して「すごーーい!!」「かっこいいー!!」と、大声で叫んでしまいました。そして嬉しくて、その後も子ども達とハイタッチをして一緒に喜びました。楽しみにしていた帽子とりのゲームも昼食後にくま組さんと対戦して1グループが勝つことができました。
その後、昼食中にあめ玉を持って年少さんの部屋を回っている副園長に会いました、たんぽぽ組さんの部屋に入ると、「今日頑張ったひとー!」「明日か泣かずに来れるひと!」と問いかけられた子ども達は、手に持っているあめ玉の袋を見ながら「はい!!」と元気よく返事をしていました。そして、副園長から一人ずつあめ玉をもらうと、「やったね♪」「ありがとう!」と言って、給食を食べ終えた後においしそうに食べていました。
明日からまた、笑顔で登園してくる子ども達とたくさんかかわっていきたいと思います!!
2010年5月11日 火曜日
雨降りの日の遊びに慣れた子ども達ですが、今日もテラスでは、ぱんだ組のSちゃんとMちゃんが長い間ままごとをしていました。夢中で遊んでいる様子をのぞいてみるとSちゃんはみかんの皮をきれいに取り除き、薄皮もきれいに取り除いてきれいなオレンジ色の実だけを丸めておだんごにしたり、きゅうりを輪切りにして皿に並べた上にそのみかんのおだんごを丁寧に乗せて飾ったり頭の中で配置や量を考えながら盛り付けていました。その横ではMちゃんが同じみかんを使ってほかの野菜を細かく切ったものや大根のすりつぶしたものを混ぜている姿もみられました。同じ空間で、同じ材料を使っていてもその子、その子によって作るものが全然違っていてそれぞれが発想豊かに飾りつけているのです。自分をしっかり持ってお互いを認め合いながら遊びを楽しんでいる姿に年中組になるとここまで育つのかと感心しました。 一方、今日は初めてのこあら保育がありました。バスから降りてきた子ども達は、園庭の色々なものに興味を持って歩いてみたり、かばんを片付けるとすぐにテラスに下りてきて、包丁ままごとをする子もたくさんいました。保護者の方と一緒に野菜を切ったり、フライパンで料理をしたりして親子で楽しむ姿が見られました。また、年少児が色水をしている姿を見て、こあら保育で来ていた保護者の方が「花びらで色水を作っているんですねー。私たちのときは中学生ぐらいのときにやってました。」と一生懸命に花びらをすりつぶす子ども達をとても温かい目で見ながら、「こんなに小さいうちからできるのは、すごく良いですね。」と感心されていました。自然にあるもの、身近にある素材を使って日々遊んでいるこどもたちはとても幸せなんだなと改めて感じると共に私達も自然の命にもっと目を向け、感謝の心を忘れないようにしなければならないなと感じました。 実は昨日幼稚園で飼育していたインコ2匹が死んでしまいました。連休の間に教師がえさをやるのを忘れてしまったのです。あまりに命の重さを忘れた行為に悔やんでも悔やみ足りない気持ちでいっぱいになりました。反省会でも副園長に「小屋に入れられて、自分でえさを探せないインコへの許せない仕打ち」だと厳しく叱られましたが、本当にそうだと涙が止まりませんでした。今朝、登園してきた子ども達は、すぐにインコがいないことに気付き「どうしていないの?」と口々に言ってきました。インコのことをいつも見ていた子ども達は「ここから見ると小屋の中がよく見えるんだよ」と教えてくれたり「うさぎにもえさをやらないといけないね」と言ったりして自分たちで世話をしないといけないということも考えることができていました。それなのに、教師たちは自分たちで責任を持って世話をすることもできず、死なせてしまうことになりました。命の大切さをもっとしっかりと考え、心に刻み込みながら日々生活していかなければなりません。たった1つの尊い命の替えはないのです。
2010年5月10日 月曜日
今日も朝から雨が降っていましたが、たんぽぽ組の前のテラスには、子ども達が集まって賑わっていました。親子運動会の日の門のアーチを「今年はこいのぼりを使おう!」という事で、ナイロンで作った大きなこいのぼりをテラスに出しました。その大きなこいのぼりのウロコをみんなでつけようというのです。さて、どのようにウロコをしようかと考えていると、副園長が「広告やみんなの浸し染めでこいのぼりを作ってウロコにしてみたら?」とアドバイスしてくれました。広告や浸し染めを半分に折って、しっぽの部分を三角に切ると、こいのぼりの出来上がりです。楽しくて楽しくて、何個も作る子がいたり、年長児が年少児に教えたりする姿も見られました。又、年中児は、シール帳の折り紙で今回「こいのぼり」を作ったという事もあり「シール帳でも作ったね」などと言って、張り切って作る姿もありましいた。大きなこいのぼりのお腹に小さなこいのぼりが仲良くくっついて、まさにこいのぼりの親子運動会です。テラスで、とてもかわいく泳いでいるこいのぼりは、空では、もっと生えるのだろうな。と、空に泳がせるのが、すごく楽しみです。
そして、たっぷり遊んだ後は、赤コースと青コースに分かれて、ホールで、親子運動会の練習をしました。まずは、「手をたたきましょう」の曲に合わせて「指さし」や「まんまるちゃん」そして「二分ちゃん」を組み合わせながら、みんなで楽しくリトミックをしました。初めて年少児はリトミックをしましたが、教師の動きや声を聞きながら、一生懸命にマネをする姿がみられました。先日、集合の際に「みんなが楽しく、しっかり集まれる方法はないかな」という事を話し合いました。そこでも、副園長から、アドバイスをもらい、今回はリズムがとりやすく、みんなのよく知っている曲に合わせてリトミックをして集まるようにしてみました。その後、お引越しゲームやアブラハムの子をして楽しみました。本番まで5日となりましたが、当日もけじめをつけながらも、三葉らしい楽しい運動会にしたいと思います。 。
ぱんだ組では、牛乳パックの中で育てているかいわれ大根をみんなで見てみました。かいわれ大根を前へもってくると、自分のかいわれ大根が、どんな風に育っているのか気になって、少しでも早く見ようと、急いで集まってきて「自分の物を1番に見て」と言わんばかりに、目をきらきらさせて、ふたを開けるのを見ていました。開けると「うわー。俺のすごい伸びてる」とか「まだ黄色いよ」などと、友達と見比べて、驚く姿がみられて、私もワクワクしてきました。このかいわれ大根は、今はふたをして暗い所で育てていますが、もうすぐふたを開けて、お日様の力をかりて、緑の葉にしたいと思います。運動会の日に持って帰りますので、楽しみにしていて下さい。
2010年5月7日 金曜日
昨日の出来事です。ゴールデンウイーク明けの園庭には、連休前とは違った風景が見られました。ブランコ横のタンポポはきれいな綿毛になっていたり、苺が赤々と実っていたり、植物が生長していたのです。赤くなった苺を見た副園長は、「今日は苺が採られないように気をつけなくてはね。」とつぶやいていました。ところが昼食後、さくら組のKくんが手に何かを持ってやって来ました。それは、真っ赤なとてもおいしそうな苺でした。副園長の予言は的中したのでした。Kくんが苺を採って来たことをチャンスにしようと思い、さくら組の子ども達を集めて、「どんな苺は採って良いのか。まだ採ってはいけない苺はどれか。」を話したり、「幼稚園のみんなの苺だから、勝手に採ってはいけない。」ことなどを話したりしました。話を進めていく途中で、Iくんが苺の実の下に敷かれているワラに気がつきました。「これは、苺のお布団なんよね。」というIくんの一言に、とても驚かされました。ひよこ組から進級してきたIくんは、去年の話をしっかりと覚えていて、ワラを敷く意味まで理解していたのです。そして今日は、昨日採った一粒の苺を25人分に切って、みんなで分け合って食べました。一人分5ミリ角程の苺を、「めっちゃ、おいしい!」「あまーい!」と言って大はしゃぎで食べる子ども達を見て、とても可愛らしく思いました。1つの物を大勢で分け合う経験を、今の子ども達はほとんどしたことがないと思います。こういった機会を大切にして、人と分け合う気持ちを育てたり、植物を育てて、その命を頂くことやそのために最低限守らなければならないルールなども伝えたりしていきたいと思います。
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「だんごむしが苺を食べたよ!」
今日は天候が悪く、室内での活動が主になりました。副園長の発案で、今年は親子運動会の案内状に子ども達の手が加わるようにしました。三葉幼稚園の行事で配布される案内状は、1つ1つ教師の手作りであったり、子ども達の手が加わったりした心のこもった物です。親子運動会の案内状も子ども達がこいのぼりに色を塗ったことで、とても可愛らしい物になりました。また、今週末は母の日ということで、子ども達が作った浸し染めの紙を使って、カーネーション作りをしました。まだハサミに不慣れな子ども達が多いので、紙を手でちぎり、広告の棒に巻きつけてセロハンテープでとめると、浸し染めのとてもきれいな色のカーネーションが出来上がりました。カーネーションを作った子ども達は、お母さんへのプレゼントとして大切に持ち帰る姿が見られました。
三葉幼稚園では、「心」を育てる保育を目指しています。人と人とのかかわりから、また動植物の飼育・栽培から様々な貴重な体験や経験をさせてあげられるようにしていきたいと思います。
2010年5月6日 木曜日
ゴールデンウィクも終わり、久しぶりに登園してきた子ども達。「おはよう♪」と元気いっぱいに挨拶してくれる子や、長いお休みで少し不安そうにしている子もいましたが、「お休みはどこか遊びに行った?」と聞くと、自分が先に言わなくっちゃとばかりに「イルカがおるところに行った。」「おじいちゃん家に行ったんよ。」「こどもの日やけんハンバーグ食べたんよ。」とみんなが口を一斉に開いて、たくさんの楽しかった思い出を話してくれました。
幼稚園に着くと、大きなこいのぼりや、年長さんが作った個性豊かな様々な表情の可愛いこいのぼりがいっぱい泳いでいる下で、かけっこをしたり料理を作ったり、染め物で色鮮やかな花を作ったりして元気いっぱい遊んでいました。部屋では、6日の参観日の時に植えたカイワレ大根を5日間のお休みの間にどれだけ生長しているのか、そーっとフタを開けて見ていました。植えた種から芽が出て3cm4cmに伸びているカイワレを見て、ずいぶん生長していることに驚き「すごい!!見て見て。」と嬉しそうに友だちと見せあっていました。運動会まで、毎日世話をしステキなプレゼントができたらいいなと思います。
親子運動会まであと少しになり、今日は年少組・年中組・年長組がそれぞれかけっこやリトミックの練習をしました。年長組は音楽と太鼓に合わせて四分ちゃん・スキップ・ギャロップなど園庭をいっぱいに使ってやってみました。最初は横の友だちと進むスピードが合わず苦戦しましたが、歩くときの姿勢・一直線に並ぶとキレイに交差できたことで、少しずつ意識を持って練習をするようになってきました。最後に副園長に「今日のお話、全部耳から入って頭に貯金できた人?」という言葉に「はい!」と元気いっぱいの返事が返ってきたので明日は、今日貯金した事を一人ひとりが思い出しながらできるといいなと思います。年中組は、4クラスでかけっこをしました。みんな思い切り走り、ゴールした順に自分達で番号の所にきれいに座ることができていました。又、年少児は年長のお兄さんお姉さんとペアになり【ここまでおいで】をやってみました。ゴールした年少児を、お父さんとお母さんの代わりになった年長児たちが、手を広げて待ってくれている所までとても嬉しそうに走っていました。今日はお父さんお母さんの代わりをしっかりしてくれた年長組。次は踊りで代わりをすると張り切っていました。
ひつじ組・ぞう組では、ミキスタディ交流がありました。一緒に戸外で遊んだり、かけっこをしたりと自然に仲良くしている姿が見られました。部屋にある物の名前を言ってみたり音楽に合わせて英語を話したりと、どちらのクラスも楽しみながら英語に親しんでいました。
昼食後は、年長のテラスで【ぶんどう豆】の皮を取りました。実際に中を開いてみると、きれいに2つに分かれて入っていて「本当に2つの部屋できれいに並んどる。」と感激していました。そして「一列にピッ!!」と言って皮を閉じ「一列になった。」と喜んでいました。今日取った豆は、またお昼に美味しい料理となって出てくる予定です。次の手作り給食がとても楽しみです。
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