2010年3月20日 土曜日
「今日は何をする日だった?」と聞くと、「終園式!!」と声をそろえて言ってくれました。でも、ある1人の子からは、「今日年長さんバスに乗ってこんかったんよ。卒園したけん淋しいね。」と、少し淋しそうにしていました。しかし、終園式で古森先生に「大きい組になるお友達。」と声を掛けてもらうと、ちょっとよそ見をしていた子も、そこを耳を大きくして開いており、すぐに「はーい!!」と、背伸びするかのように手を挙げていました。進級する自覚があったからだと思いました。また、今日は終園式でホールにイスを並べました。年長さんの卒園式で、とてもかっこよく座っていたのを思い出し、年長になった気分で背筋をピンと伸ばしていました。そして、今日初めて舞台では、入園式で踊る『ロック子ども北海盆唄』を踊りました。初めてだったので少し緊張していましたが、お客さんからの手拍子や掛け声が出てくると、年中児も負けまいと掛け声も大きくなり、手を伸ばすようになりました。ピカピカの新入児たちが心ウキウキにしながら登園してくるので、子どもたちと気持ちを高めながら入園式を迎えたいと思います。
ホールでは、昨日から古森先生に教えて頂き、とても可愛らしい壁面ができていました。年少・年中児たちが年長さんの卒園式で飾ってもらおうと作ったお花を鉢だけを鉢だけにし、壁にペターっと貼り付けてくださいました。子どもたちが心をこめて作ったものが大事に最後まで使ってもらい、それを見た子どもたちからも、「わぁー。」っと声が出ました。子どもたちの心を大事にしてもらったことが子どもたちはもちろん、教師たちもとても嬉しく思いました。
終園式が終わってからは、いよいよクラスお別れ会です。役員さんにバトンタッチをし、各クラス壁面活動をしたり、ゲームもしました。じゃんけん列車をすると、保護者も負けまいと必死になってじゃんけんをしていました。子どもが負けても、「やったー!」と本気で喜んでいました。保護者と子どもが一緒になって楽しむ姿がありました。保護者からの挨拶も一人ひとりがじっくり話して下さり、改めてこのクラスの担任をさせて頂いてよかったな。」と思いました。毎日、毎日、子どもたちの成長する姿を見て、大切な子どもたちとたくさんのことを学べたことで、私自身も成長することができました。最後なので、お母さんだけでなく、お父さんも来て下さったことをとても嬉しく思います。
クラス発表では、子どもたちよりも保護者がソワソワしながら発表を待っていました。新しい帽子をかぶると、お母さんに嬉しそうに見せに行き、まるでもう年長児に正座をして聞く子どももいました。
新クラスで役員さんも決まり、また新しいスタートをしたいと思います。1年間。ありがとうございました。
2010年3月20日 土曜日
朝、バスでお迎えに行くとバス停では昨日卒園したばかりの卒園児がニコニコ顔で待っていました。ドアを開けると「先生おはよー!」と自信に満ちた元気な声であいさつをして乗り込んできました。そして、バスに乗っている友達ととても嬉しそうな表情で会話する姿がみられました。私服を着ている卒園児はちょっぴり大人に見え、教師としては少し寂しくも感じました。幼稚園に着いた子どもたちはすぐに昨日の卒園式のアーチが出ているのを下から見上げて「かわいいねー」と口々に言って、1つひとつの動物や周りのデザインに見入っていました。そんな子どもたちの姿を見ていると、幼稚園での3年間は子どもたちにとってとても大切な時間で、こんなにも成長する時期なんだなと思いました。卒園したはずの年長児たちが自由登園にもかかわらず、全員登園してきてアーチの下で写真を撮ることになりました。すぐに要領よく並び、幼稚園での楽しかった思い出を振り返り、和やかな雰囲気での写真撮影となりました。事務所に来た3人の卒園児たちは、ドアを3回ノックし「失礼します」と言って入り、用事を済ませると「失礼しました」と言って出て行きました。昨日卒園したのに、1日でこんなにも小学生になる自覚と意識が高まるのかと思うと、私たちも見習わないといけないなと思いました。
帰る前には、自分達が使った部屋のロッカーや靴箱のシールをはいで次の年長児が使えるように掃除をしました。掃除をしながら、使った道具に「ありがとう」と言って感謝の気持ちを表現する子もいました。靴箱を掃除していた女の子たちは協力しながら一段一段丁寧に砂が残らないようにほうきではいて、そのあとを違う子が雑巾で拭いていきます。その中でたくさんの会話も楽しんでいました。たくさん遊んで、たくさんの友達を作って、協力することを学んだ子どもたち。小学校へ行ってもみつばっ子のパワーでたくさんのことにチャレンジしてほしいな・・・★☆
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