2010年2月26日 金曜日
保育参観最終日の今日は、雨で足元の悪い中でしたが、たくさんの保護者が来園されました。
今日は青コースのミニ発表会です。子ども達は「今日はもう一回衣装を着るんよね。」「お母さんが見にくるんよ。ビデオを撮るっていよった。」ともう一度衣装を着て舞台に立てることをとても喜んでいるようでした。又、青コースでは本番に欠席していた子がいた為、その子ども達にとっては今日が本番でした。「この衣装を着て、ひつじ組さん・うさぎ組さんのみんなで踊ったり、歌ったりするのは今日が最後だよ。みんなの一番上手な姿を見てもらおうね。」と話をすると「はい!!」と元気のいい返事が返ってきました。心をひとつにしてミニ発表会が始まりました。ホールでは、ビデオを構えてたくさんの保護者が待っていました。発表会が始まると、保護者の方々からの暖かい拍手をいただき少し緊張していた子ども達もだんだんと笑顔になっていきました。年長組の劇では、休んでいた子の台詞も他の子が言ってあげるなど、クラスが一つになって感動的でした。年少児も一人ひとりが一生懸命踊っている姿に涙を流して喜んでくださる保護者もいて、私たちも子供たちの成長を嬉しく思いました。年中児も副園長に「次からは年長さんになる子ども達です。みんな笑顔でするよ。」と声を掛けてもらい、何人かの子が背筋をピンと伸ばして胸を張りました。今日は、生活発表会の時よりも一段と成長した姿を見てもらい、子ども達の満足そうな顔を見ることができました。
赤コースでは、室内でのお店屋さんごっこが活発に行われていました。年中では、今まで作って売ることに夢中になっていた子ども達が、今日は他のお店に買い物をしに行っていました。まずは財布作りから始まり【くじら・くま・ぺんぎん・りす】と買い物にまわっていきました。くじら組ではレシートをクルクルと出して渡してくれるのをじっと見て自分達も真似をしてみようと、みんなが観察する姿は異年齢からの影響を受けているようでした。
今日で今年度最後となった参観日でしたが、毎日毎日たくさんの保護者の方、おじいちゃん・おばあちゃんに来ていただきありがとうございました。子ども達の成長した姿を見てもらえて嬉しく思います。
あと一ヶ月ほどですが、子ども達と楽しい思い出を毎日作っていきたいと思います。
2010年2月25日 木曜日
自由参観日4日目の今日は赤コースのクラスはミニ発表会ということで戸外には青コースのこどもたちだけが何となく広く感じる園庭でゆったりと遊んでいました。通常のような活気にはちょっぴり乏しいものの包丁ままごとのコーナーは色々な帽子が入り混じって遊んでいました。又、園庭ではリレーが盛んに行われていましたが、年少児、プレ年少児が中心になり、年長児がその中に混じって、ハンディーをつけて走ったり、バトンを小さい子に先に渡したりと心使いをしながら加わっている姿がみられました。実は今日の園庭の環境は年長児の活動を意識してサッカーゴールを片付けて、中央部分を広くして、空気を入れた硬めのボールを出していました。それに気付いた年長児が、個々にボールを持って投げたり、蹴ったりして遊び始めました。そして、しばらくするとぞう組の子どもたちから「ドッヂボールをしようよ」という声が上がり少人数でしたが、円型ドッヂボールを楽しんでいました。戸外で遊ぶ子どもたちの姿にも日々環境により変化がみられ、そのなかでの子どもたちの成長の早さ、すばらしさに毎日学ぶことが多くあります。私たち教師も子どもたちに負けないように頭を働かせて体を動かしていかないといけないなと感じました。一方、赤コースのミニ発表会では、保護者の方もたくさん来られていて、子どもたちもはりきって演技をする姿がみられましたが1部の子は照れたり、動きが小さかったりしていました。そこで副園長は、子どもたちの気分を高めようと保護者の方に手拍子をお願いしたり、子どもたちに1つひとつの出番で声をかけたりして場が盛り上がるよう援助してくれていました。すると見に来られていた保護者の方もすぐにのってきて下さり盛り上げて下さいました。子どもたちも次第にリラックスして笑顔が出始めとても良い表情で演技することができました。発表会を見ることができなかった保護者の方からは「衣装を着て踊る姿を見ることができ、とても嬉しい。」という言葉も頂きました。このように発表会を園の保育の中で再現することで、子どもたちは、もう1度発表会での雰囲気と活気を思い出し、満足感を味わっていました。 保護者の方にも喜んで頂いて、いよいよ3学期も終わりです。もうすぐ1年生になる年長児、そして進級する子どもたちが自覚を持てるよう1日1日を大切に、そして子どもたちの様々な姿を見落とさないようにしていきたいなと思います。
2010年2月24日 水曜日
自由参観日、3日目の今日も天候に恵まれ、園庭でたくさんの子ども達が遊ぶ姿が見られました。また、こあら組の子ども達も昨日に続き、遊具や包丁ままごとをしていろいろな環境で遊んでいて、何となくみつばっこに近づいてきたように見えました。そこで副園長がこあらさんの発達と在園児の発達を考えて、それぞれが安心して遊べるよう環境を整備して、更に在園児には少しだけルールを与えました。リレーには白線でトラックをひいてそこには乗り物に乗って入らないことや、サッカーやリレーをしている所は横切らないで右を見て左を見て安全に渡ること、そしてこあらさんには遊び方の指導をしたり目が配れるよう園舎に近い所に遊ぶコーナーをつくりました。その中でAちゃんは、スマイル(レストランハウス)の上を背伸びしながら小さいスコップでトントン叩いて、「いま、工事してまーす」と、修理のまねをしたり、一方では袖をまくってお料理をしたりと、伸び伸びと遊んでいました。また、くじら組の男の子がこあらさんの手をひいて一緒に滑り台を滑ったり、「次は何がしたい?」と声を掛けたりする姿も見られ、とても嬉しく思いました。
こあらぐみさんが部屋に帰ると、Tちゃんが「裸足になって砂場で遊ぼうや!」と、友達を誘って山つくりが始まりました。男の子6人が、いろいろなやり取りをしながら、協力して水を流したり水路を掘ったりする姿が見られました。また、砂場の奥のアスレチックでは、ぞうぐみさんが固定遊具を使い、橋から落ちたらワニに食べられるというルールをつくって遊んでいて、登り棒にもチャレンジして、今まであまり遊んでいなかった環境での活動も見られました。
戸外でいっぱい遊んだ後は部屋に帰って、お店屋さんごっこ『くつやさん』の続きを始めました。その中で今日は、人気の靴..番の表示をしたり、靴を置く棚が増えたりして、接客の時にもお勧め商品を紹介していました。そして、Tちゃんのお母さんが買い物に来てくださった時のことです。「お金がないんだけどどうすればいい?」と言われて、ちょっと考えたTちゃんが「銀行作ったらいいんやない!」と提案しました。「いいねえ!!」とRちゃんHちゃん達が段ボールを集めてきて、さっそく銀行つくりが始まりました。お母さん達が持っているカードの色、お金を下ろしに行った時の銀行のしくみを思い出して、友達同士で考えを出し合うとすぐに機械を作る人、裏方が見えないように机の下を段ボールで隠す人と、役割を分担しました。「銀行の機械の声を出すには声をかえたらいいんかな」と言って声を変えて練習し始めた様子を見て、思わず「楽しい!!」と、大笑いしてしまいました。最後にはKちゃんが、【くじらぎんこう】と、くるくる回る看板を作って立てました。それを見たSちゃんがKちゃんに、「天才!!」と声を掛けました。今まで自分達が見た物、聞いたこと等社会や生活での経験をこんなにも遊びの中で発揮する姿を見て感動すると共に、卒園するまで子ども達とたくさん遊んでできる限りの経験を積み重ねてさせていきたいと思う1日でした。
2010年2月23日 火曜日
今日も、昨日に引き続き、テラスや室内でお店屋さんごっこが繰り広げられていました。ひまわり組のMちゃんは、今日、お父さんが、参観に来てくれたことが、とっても嬉しくて、「これは、おだんごです。次は焼きそばです」などと言って、目の前で作って大サービスをしていました。すると、買いてのお父さんが、丸くないおだんごを見て、「これが、おだんごですか?おだんごは、こんなんじゃない?」と言われると、「あっ!」と言って、急いでまるめてあげる姿がみられました。実はお父さんは、単身赴任でたまたま帰っていて、再び出かける前に時間をとって来て下さったとのことでした。それは、とてもステキな親子のやりとり風景でした。
また、昨日、年中さんのお店に買い物に行ったT君は、自分たちが作った目玉焼きは”焼いてない”ことに気づき今日は、朝から廃材の箱の上に赤い紙を置きコンロに見立てて、フライパンで目玉焼きを焼き始めました。年少さんのお店も、年中さん達のお店を見て、少しつづ変化してきています。
一方ひよこ組のI君は、砂場で遊んでいました。最初は、山を作って遊んでいるだけでしたが、友達がカップに砂を入れてケーキを作っているのを見て「ケーキやさんする。」と言って、カップに砂を入れて、たくさん型ぬきをしていました。そして、「これは、イチゴケーキ、チョコケーキ、バナナケーキ」などと説明して「どれがいいですか?」と言って、こあら組のRちゃんと一緒にケーキ屋さんごっこを始めました。その後、花びらをもらったI君は、ケーキの上に散らばらせて、さらにおいしそうなケーキをたくさん作りました。
今日は、こあら組さん早コースの子供たちは、初めてのお弁当日でした。今回は、お母さんの手作りお弁当ということで、どの子も楽しみにしていたので、ニコニコ笑顔で、お弁当をほおばっていました。
2010年2月22日 月曜日
今朝、戸外で遊んでいたひまわり組のYちゃんが、苺に実がついているのを見つけました。今日の最高気温は15度。暖かくて「春が来た!」と思えるほどの天気で、戸外ではみつばっ子らしい活気のある元気な姿が色々な所で見られ、その気候にマッチした活気ある姿に、「子どもって自然そのものなんだな。」と感じさせられました。南海放送のテレビ撮影に来られたカメラマンも、みつばっ子の動きを撮影するのに汗ダクダクの様子でした。
今日から始まった自由参観日には、たくさんの保護者が来園され、子ども達の遊びの様子を見たり、お店屋さんごっこに加わって買い物を楽しんだりしていました。今日は年長組の子ども達は、卒園写真撮影があったので年中組と年少組の2学年のお店屋さんごっこでしたが、年中組さん達が一生懸命に年少組さんを巻き込んで商品を売ったり、優しくエスコートしたりする姿が見られ、いよいよ年長になる自覚が出てきたなという場面もありました。ひまわり組も自分達が作っているたこ焼き屋さんを一時閉店して2階フロアーへ行くと、それぞれのクラスの前に出してある看板や売り子達に目を奪われ、立ち止まって「これは何ですか?」「いくらですか?」と聞いて買っていました。お金がなくなると、空いているテーブルをみつけ、その端でお金を作って、また買い物に行く姿が見られました。友達と手をつないで小さな声で恐る恐る、「これください。」と言っていたMちゃんとSちゃんも何個か買っていくうちに一人で、「このジュースください。」と言えるようになっていました。買い物をした経験は、バザーなどでありましたが、子ども同士でするお店屋さんごっこは、知恵を精一杯使った社会生活の再現です。お家の方とお買い物に行った経験も、ここではしっかりと生きています。そのような子どもの姿やアイデアなどじっくり見ていると思わず、大人も参加したくなります。参加して会話を楽しむ中で子ども達の成長を見ることができます。26日までの間、いろんな場面で色々な発想を出し合い、年長児中心に繰り広げられる素敵な遊びを、私達教師も楽しんでいきたいと思います。
ところで、年長組の卒園写真は、とても凛々しく、そこには三葉幼稚園で一番立派になった子ども達の姿がありました。卒園するのは寂しいけれど、残りの日々を充実した生活ができるように全教職員で配慮していきたいと思います。
先週末に「おひなさま」を出しました。今日は、その前に座って「あかりをつけましょ♪♪・・・。」と歌っている姿が見られました。
2010年2月19日 金曜日
今日も登園して来た子ども達は、お店を開ける準備を始めました。机を出して、イスを出して準備完了。他のクラスにお買い物に行って刺激を受けてきた子ども達は、「先生大きい紙ない?」と言って紙を調達すると看板を作り始めました。「飾りも上に付けたい」と言って輪飾りも付けました。ケーキ屋さんのできあがりです。すると、ぺんぎん組のケーキ屋さんに年長さんが買い物にやって来ました。そして、「何屋さん?」と聞かれ、恥ずかしそうに「ケーキ屋さん」次に「何円?」と聞かれ女の子達は顔を見合わせました。小さな声で「100円」と言って年長さんが、差し出したお金を遠慮気味に受け取っていました。そういえば、今までお店屋さんごっこでは男の子が売り手をして、女の子はケーキを作るということが多かったように思います。毎日色んな発見や気づきがあり、どんどん広がっていくお店屋さんごっこ。私も次はどんなことが始まるのか楽しみです。
丁度お店屋さんごっこをしている時に、調理室からはいいにおいがしてきていました。今日は待ちに待った手作り給食の日です。いつもの遊びの片付けにも気合いが入り、素早く片付ける姿が見られました。「納豆のにおいがするー」「おっきいお肉!」など配膳の時からニコニコの子ども達。何度も何度もおかわりに並んでいました。「(納豆を)7回おかわりしたけん!」と言うAちゃんに感心するやら驚くやら。私は実は納豆が苦手でした。けれど三葉幼稚園に来て、この副園長特製りんご入り納豆は食べやすく大好きになりました。私自身も、この手作り給食ではついついたくさんおかわりをしてしまいます。ちなみに今日のメニューは,大豆ご飯.にうめん,豚肉ソテー,大根の煮つけ,りんご納豆,大根葉の油炒め,煮リンゴでボリュームたっぷり・・・子ども達も大満足の給食でした。
月曜日から一週間、自由参観日です。子ども達は、きっとお母さん方がお客さんになってお店に来てくれるに違いないと期待して降園していきました。
2010年2月18日 木曜日
先週から、たんぽぽ組の子ども達はお店屋さんごっこをしています。初めは、廃材の中にあったお弁当箱を使ってお弁当屋さんをしていましたが、年少児にはイメージが膨らまず、すぐに終わってしまいました。そして、年中・年長のお店に買い物に行って、色々な物を目にした子ども達は、大好きなあめ屋さんをしたいと思いつきました。包装紙や新聞の広告を使ってねじると簡単にきれいに出来上がるので、作ることをとても楽しんでいましたが、今日からはお店作りが始まりました。早コースで登園してきたKちゃんは、所持品を片付けると、すぐに廃材の中から屋根の柱に使えそうな廃材を探してきて、屋根作りを始めました。友達と協力して、柱をガムテープで支えたり、屋根はどうやってくっつけるのか考えて工夫したりする姿が見られました。お店が出来上がると、あめを並べて、早速たんぽぽ組のあめ屋さんが開店しました。あめ屋さんができたことを聞いた年少児や年長児がお店にやって来ると、「いらっしゃいませ!」「100円です!」「ありがとうございました!」と威勢の良い声が聞かれ、お客さんとのやり取りを楽しんでいました。商品が減ってきたことに気づいたYくんが、「あめを作らないかん!あめの工場作ろう!」と言って、商品のあめ作りができる工場を作ることにしました。売り手には女の子、工場は男の子に分かれて、協力し合いながらあめ屋さんごっこを楽しんでいる子ども達の姿を見て、とても嬉しく思いました。他のクラス、学年のお店に行って買い物をすることで、刺激を受けたり、ヒントをもらったりして自分達なりの遊びを広げている子ども達と一緒に、楽しさを共有しながらお店屋さんごっこを盛り上げていきたいと思います。
年中組は、月曜日に行くことができなかった「じゃがいも植え」に出掛けました。農園に行くバスの中で、副園長の「外の木を見てみて。葉っぱがないね。」という声で、道路端の木に葉っぱがないことに子ども達や教師も気づきました。「春になったら、葉っぱを出す準備をしているんだよ。」と教えてもらい、改めて見てみると小さな葉っぱが出ている木があることに気づき、少しずつ春が近づいていることを知ることができました。今日は、年中組が植えないといけないという自覚を持って、話をしっかりと聞いてじゃがいもが寒くないように、優しく土をかけて植えることができていました。農園にもビワの木があり、幼稚園のビワの木と同じ時に植えたという話を聞いた後、「どうして同じ時に植えたのに、大きさが違うんだろう?」という副園長の質問に対して、「陽の当たり方が違う。」「水が違う。」など、子ども達なりに色々と考えた答えが出てきました。じゃがいも植えの経験だけではなく、周りにある自然のことにも目を向け、様々なことを感じることのできた年中児達でした。
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