2010年1月20日 水曜日
今日は、東京から東城先生、望月先生をお迎えして食育講演会を開催しました。食育サークルのお母さん方を中心にこあら組のお母さん、そして松山市内や伊予市、遠くは高知県などから約70名の方々が熱心に東城先生のお話を聞いて、母親の役割について勉強されました。しかし、在園児の保護者が少なかったことは、食に力を入れている園としてはとても残念なことでしたが・・・“食育による子育て”と言う演題のお話の中には、普段の生活の中で身についていくべき礼儀・品性・教養を食卓で教育することを教えていただきました。箸の持ち方であり、姿勢であったり、そしてもっとも大切な挨拶など、家庭の中で身についていくべき大切なことを教えていただきました。「いただきます」と言う挨拶はただたんに挨拶するのではなく、命あるものをいただいて私達は生かされていると言うことも話されました。三葉幼稚園では東城先生から教えていただいたことを、副園長が分かりやすく教師や子どもたちに普段の生活の中で教えてくれています。作ってくださった方への思いや、みんなと一緒に同じものを食べる喜びを味わうことなど、まさに食育による子育てをしていると実感しました。また、昼食会では副園長と食育サークルの方々の心のこもったお料理を食べていただきました。東城先生をはじめ、みなさんに大変喜んでいただきました。今回は、昆布とちりめんじゃこのご飯・さんまの竜田揚げ・ほうれんそうと春菊の胡麻和え・野菜の五目煮・芋ケーキ・食育サークルのお母さん手作りのお味噌を使った味噌汁・副園長が漬けたたくあん・手作り梅干しなど無添加自然食を食べていただきました。午後からは、望月先生にびわの葉療法を教えていただきました。もぐさを使ったびわの葉の温灸からじかにびわの葉を当てる方法(おてあて)を教えていただきました。自然療法は、病気を治すものではなく、自分の生活を改善して、健康で明るい生活を送れるように心がけていくことを学び、自分自身ももっと、生活習慣を見直して改善していけるようにしていきたいと思いました。今日は、園長も東京から駆けつけて一緒に勉強しました。
今日のこあら保育でも副園長が作った「いり玄米」を食べました。口に入れた途端、「おいしい!!」「おかわり!!」「もっとちょうだい!!」と言う声が次々と聞こえ、おかわりがなくなってしまうほどでした。
ひまわり・さくら組では、発表会に向けて練習をしました。まずはオペレッタ。どのパートの動物たちも自分を見て!!と言うアピールなのか、一人ひとりが大きな声でしていました。副園長に以前教えてもらったところをしっかり覚え、逆に教師の入る場所がないくらい盛り上がっていました。この調子で素敵な発表会が出来るように、全員で力を合わせて頑張ります。
2010年1月19日 火曜日
今日、年長児は、卒園DVDの撮影がありました。私がバスから帰って、お部屋へ行くと全員が幼稚園の制服を着て並んでいました。その姿を見て、みんなお兄さん、お姉さんになったなと思いました。DVDの撮影では、今年は子どもたちの中に教師も入り、歌を歌ったり言葉を言ったりしていきました。何回か撮り直しになってしまう中、各クラスの名前を担任が呼んでいく時、クラスの名前を呼び忘れている担任の代わりにそのクラスのU君が「○○○組・・・」と言う姿があり、教師が忘れているのに気付き大変だと思い自分が言おうとしていたことにとても驚きました。小学生になる日が近づいているのでなんでも自分達でしようという気持ちになってきているのかなと思いました。お部屋に帰ってからは、《大きくなったら》を撮りました。真正面にあるカメラを見ただけで緊張し、手がびくびくしてしまう子、にこにこな笑顔で大きくなったら何になりたいか言う子と、様々でしたが子どもたちは、撮影を楽しんでいました。他の子が、撮っている時には、同じ夢だった子がいると声に出さずに「よっしゃ!」と言ってガッツポーズをしたり、「頑張れ!頑張れ!」と小声で言いながら手を合わせる姿もありました。そんな子どもたちも、残り3カ月で卒園です。子どもたちと一緒に思い出をたくさん作って楽しい3カ月にしていきたいと思います。
ぱんだ組では、ケアフルの練習で《ゆきやこんこん》の歌を歌いました。昨日、古森先生にアドバイスをもらったねこのポーズを子どもたちが自分達で使って歌う姿がありました。昨日教えてもらったことが、使えると自分達で考えて歌う姿にとても驚きました。木曜日が訪問なのでおじいちゃん、おばあちゃん達にたくさん元気をあげられるように頑張って練習していきたいです。
2010年1月18日 月曜日
発表会に向けて、どの学年も気持ちが高まってきています。年中の「にゃんきちいっかのだいぼうけん」のにゃんきち一家と海賊たちも張り切っています。今日、朝一番に副園長が来てくれて、「ねこはどんな風に歩くか知ってる?」「ねこはねずみを捕まえるとき、絶対に足音をたてないんだよ。」ぬき足、さし足、忍び足。」と言ってして見せるとなんと魔法にかかった様にねこ役のの子どもたちがねこに変身したのです。
「魔法の言葉」これがその場に応じてすぐに出てくるような教師でありたいと思います。また、海賊対にゃんきち一家の戦いの場面では、「金の壺リレー」そして「海賊追いかけっこ」 楽しくて盛り上がる場面が副園長のアイディアでどんどん出来上がってきました。子どもたちはますますやる気満々です。これからますます楽しいオペレッタになること間違いなしです。ご期待くださいね。
今週の木曜日、ぱんだ組はケアフル竹原の交流会に出かけます。先週その話をし、子どもたちにどんなことをしてあげたら喜んでくれるかなぁと問いかけをすると、それぞれおうちで考えてきてくれたようでした。Mちゃんは「肩たたきをしてあげたらいいんじゃない?」と言ったり、「「おうた歌おう、踊りしようよ。」と次々と考えたことが出てきました。そして、M君が「ね・うし・とら・う…と覚えてお風呂の中でおばあちゃんに聞いてもらったら、すごく喜んだよ!」という話をしてくれました。それを聞いたぱんだ組は、一致団結!!みんなで十二支を覚えようということになりました。おひさまパワーを踊った後で、おひさまパワーをあげれるといいね!とみんなで話しました。やる気満々の交流会、とても楽しみです。
そして、今日はきりん組は歩風里の交流会に行きました。年長さんは、訪問が最後になります。さすが、年長さん。寝たきりのおじいちゃんに優しく声をかけたり、手を差しのべたりする姿が見られました。また、カルタとりでは、おじいちゃんおばあちゃんが、順にマイクを回して、読み札を読んでくださいました。そして、間違ったカルタをとると、「間違ってるよ!」と大きな声で応援してくださいました。最後に副園長が「年をとってくると、特に女性は自分の娘の子が出来て、かかわることでぐんと長生きするのだそうです。子どもたちの手を握ってパワーをもらってくださいね。」と声をかけると大きく頷いて、しっかり子どもたちの手を何度も握っていらっしゃいました。そして、年長さん最後のきりん組さんが次から年中が来ることを伝えると大きな拍手をくださいました。
そして、今日のパン給食では、副園長の心のこもったあったかい「芋がゆ」をいただきました。ひよこさんから年長さんまで、何杯もおかわりをして、美味しく食べ心も身体もポカポカと温まりました。このパワーを心にいっぱいため込んでみんなのパワーがひとつになったらすごいパワーになりそうですね!
2010年1月16日 土曜日
新しい年を迎え気持ちも新たに3学期がスタートした初めてのフリースクールは昔ながらのお正月遊びをとりいれました。ここ数日寒い日が続いていたにもかかわらず、親子で130名を越える人数の方々が参加して下さいました。今日はお父さんの参加が多く活気を感じました。
今日は特にお父さんが主役になって作ったり遊んだりされる姿が目立ったように思います。
まず、最初にホールに集まってお正月遊びについて、恒例になった先生達の劇で始まりました。 その中で丸山先生が扮する「伝承マン」が登場し、子ども達や保護者の笑いを誘っていました。伝承マンになって出てくることを知っていた私達でさえ、その変身ぶりに大笑いしながらも楽しくお正月遊びの由来を学んでいきました。 この伝承マン、勢いよく飛び出したものの時々分からないと、お助けマンの副園長にすがる場面も見られ、笑いは更に広がっていきました。 そんな時は更に詳しくよくわかるように教えてくれ、そのやりとりが面白くてかれこれ40分位の時間もあっと言う間に過ぎていました。 話を聞いていた子ども達や保護者は食い入るようにその話を聞き、一つ一つの由来や意味を聞いて、「はー、そうか。」「なるほど。」と、うなづいていました。
後で職員間で話し合ったなかでも感じたことですが、医学も文明もまだまだ進んでいなかった昔の人たちは、子ども達の成長を心から願って凧や羽子板を作り、元気で丈夫な子どもになって欲しい、病気や災いから守りたいという本当に人間らしい気持ちで願いを込め、生まれたものが遊びとなって今に伝わっているんだと言う事、伝承遊びには手先、体、頭を使う要素が充分に含まれていて、そこから生まれた発見や発明が今の私達の生活を便利で豊かにしてくれていることなど学ぶべきところが沢山あると思いました。また、羽根つき、こま回し、カルタあそび、お手玉、おはじきなど古くからの遊びは一人でなく、グループで楽しみ、そのなかで人とかかわることが自然に出来るものがほとんどでした。こうして考えてみると、これらの遊びのなかで幼児期に育てなければならない人間関係、環境、表現、言葉、健康の5領域がしっかり含まれていることが分かります。
実際に今日のフリースクールでは、子ども達はもちろん参加していた保護者の方々が懐かしさや初めて体験する羽根つきの音の心地よさを味わったり、作ることに夢中になったり、うまく回るようにしたいと試行錯誤して、工夫したりされる姿が見られました。くまぐみのNちゃんのお母さんは、作ったブンブンごまを回そうと一生懸命練習していたのを見て、お父さんがアドバイスされる姿に思わず周りの先生達も応援に加わってしまいました。そして、勿論回せるようになりました。
お天気にも恵まれ、少しの風でも凧が上がって自分の作ったもので遊んだり、お互いにその出来栄えを喜んで見せ合ったり、微笑ましい光景が沢山見られ、親子で伝承遊びの楽しさを味わって頂けたように思います。
2010年1月15日 金曜日
「おはよう!」「今日は縄跳びをしよう。」「劇の練習をがんばるぞ!」と目標を持って登園してくる三葉っ子たち。
今日年長組はDVD収録に向けた練習を5クラスで行いました。思い出のアルバムの曲に合わせてクラスで歌ったり、言葉を言ったりする部分では、張り切りすぎて叫んでしまったり、言葉のスピードがばらばらになってしまったりしていました。すると副園長が子どもに近づき「小学校に行くの楽しみな人?」と言うと「ハーイ!」と全員が笑顔になり、それから「小学校はね、1年1組、1年2組ってなっていてね、そのクラスでひとつにならないといけないの。今、みんな発表会の練習したり、DVDの練習したりしてるよね。それはひとつになる練習で、ぞう組、らいおん組、きりん組、くま組、くじら組でひとつになれたら小学校に行っても大丈夫。」と話してくれました。子どもたちが、その後歌ったビリーブは気持ちをこめてしっかりと歌うことが出来ていました。そしてきりん組では昼食前、少し時間があると、劇の練習がしたいと自分たちで準備をし、劇の最後で歌う歌の振りをみんなで考える姿が見られました。昨日副園長と約束した劇の踊りを自分たちで作っていたのです。これから卒園までにクラスでひとつになるということを目標にして自分たちでいろいろな活動を協力し合って取り組んでいけるようしっかり援助していきたいと思いました。
また、DVD収録のとき一つの出来事がありました。実は副園長に教師が「10時に見てください。」とお願いしていたのですが、モタモタしてしまい、10時に練習を始められませんでした。そんな状態を見て副園長が「先生達は時間が分からないから自分たちで時間を見て集まれるようにしようよ。月曜日はどうする?先生たちと相談して自分たちで時間を守れるよう準備しよう。」と話しかけました。そして早速、「月曜日は11時30分にホールへ集まって練習する。」という約束が子どもたちと副園長の間で出来たのでした。もうすぐ1年生になる年長児達にみんなで心を合わせること、歩幅を合わせる心づかい、人と約束をしたら自分でそれを守ろうとすること、自分たちで何をしなければならないか気付いて動くようになって欲しいという副園長の願いに子どもたちは目を輝かせてうなづきました。今日も運動会の時の子どもたちのあのきらきら輝く瞳を見ることが出来ました。
2010年1月14日 木曜日
今日は、昨日より気温も低く戸外で遊んでいるとチラチラと雪が降ってきました。バスの中でも突然降ってきた雪に大喜び♪
「幼稚園も降りよるんかな?」「たくさん積もったら雪だるまができるよ。」とTちゃんは、お正月におじいちゃんおばあちゃんの所に行った時に雪が積もっていて、雪だるまを作ったことを話してくれました。そして、このまま降り続けて積もることを期待しているようでした。園庭でも、昨日に引き続きたくさんの子ども達が走り回って、寒さに負けず体を動かしていました。羽根つきも何度も続けていくことで二人組でラリーができるようになっていました。
また、昨日から泥船や鍋、ボールに溜めていた水が凍っていることに気づいた子ども達は、興味深く触ったり「つめたい!!」と言って持ち上げたりしていました。氷は大きさも形も丸や四角と様々で厚さも8ミリもありました。子ども達は「何で氷ができるんやろ?」「冬やけんよ。」「じゃあ、何で冬やったら氷ができるんよ。」「寒いけんよ。」「寒いけんできるん??」「・・・・・・・・・・・・・・・。」
沈黙になりました。そこへ、ぞう組のA君が来て「冷凍庫と一緒よ。」と言いました。それを聞いて今ひとつ納得できなかった子ども達は、なるほど!!と納得していたようでした。帰りのバスでもSちゃんは「氷ができるようにと水を溜めておいた。」と言って明日を楽しみにしていました。
室内では、発表会に向けて子ども達が知恵を出し合って劇で使う小物や背景画など作り方を教えあいながら一つひとつ丁寧に作っています。そして、自分なりのイメージで仕上げたお面や小物を持って一生懸命練習をしています。
子ども達のヤル気が伝わってきて、パワーを感じる今日この頃です。
2010年1月13日 水曜日
今日からこあら組の子ども達の1人登園が始まりました。バスに乗っているこあら組の子ども達を見て在園児は「あれ?なんで乗っとるん?」「今日、席が空いてないねー。」と乗り込んできた途端にいつもと違うことに気が付きました。こあら組のAちゃんはとても嬉しそうに乗ってきて、バスが走り出すと歌を口ずさみ始めました。色々なメロディーを口ずさんだ後、お正月の歌を上手に歌っていました。「幼稚園に着いたらブロックして遊ぶんよ。」と楽しそうでした。くじら組のRちゃんは、隣に座っていたこあら組の子の話を1つひとつ頷きながら聞いて、顔を見て優しく返す姿が見られました。そして、バスを降りるとくつ箱まで一緒に行き靴を置いてあげたり、お部屋の中まで連れて行ってあげたりお兄さん、お姉さん振りを発揮していました。途中で寂しくなって泣く子もいましたが、炒り玄米のおやつを食べる頃には泣き止み年長児に見送られて「またくるね」と手を振って帰っていきました。 又、今日は発表会の保護者の座席のくじ引きもありました。各学年に分かれて役員さん方が見守って下さるなかくじを引きましたが、年少児は初めてだったので何があるのかとてもワクワクしながら待っていました。くじ引きの箱が出てくると「わぁー。」と声が上がり後ろの方の子達も背伸びして興味深く見ていました。くじを引き始めると後ろの子達が前を覗き込むようにどんどん進んでしまうので、「そんなに進まないで1人ずつよ。」と教師が注意をすると、ひまわり組のRちゃんは進みかけていましたがピタッと立ち止まり待つことができていました。それを見て、3歳児でも言われたことをしっかり理解して行動することができるんだなと改めて感じ、賢いなぁとつくづく思いました。 各学年で発表会の練習も始っていますが、子ども達はやる気になるとすごいパワーを発揮し、自分のセリフではないところも覚えてその子に教えてあげたり、自分達で考えて練習していったりする姿も見られます。子ども達のやる気に教師たちも足を引っ張らないよう一緒に取り組んでいかなければと改めて話し合いました。
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