2009年12月9日 水曜日
今日も朝からけむりのいいにおいがしてきました。登園してきた子ども達が次々と焚き火のまわりに集まってきて取り囲んでいました。そしてそこに網があり、沢山の切った野菜がありました。それを見て子どもたちは 「あっ!今日もバーベキューするん?」「えっ!?今日も食べれるの?」と顔を見合わせて言いあっていました。青コースから食べることになり、さくら組もみんなでまるく座ってたべました。野菜がのったお皿を置くと「もー食べれんのよ」「のいてや!!」などと少し言い争いも始まりました。「もう食べてない人おらん?」と聞くと「はーい」と後ろの方で34人、声が聞こえました。しかし、その顔を見ると、口の周りにはたくさんのしょうゆがついていました。その瞬間みんなの視線ががその子たちに向きました。みんなの「ウソでしょ」と言わんばかりの視線を感じたその子たちは「だって食べたかったんよ」と小さな声でいいました。さくら組では以前に蒸したお芋を食べたとき、おかわりに行く教師に「いっぱい持って来い、いっぱい持って来い」とはやしたてたことがありました。全クラスとの競争で早い者勝ちと聞くと、さくら組の子供たちは、競争意識を持って盛り上がります。今日も負けないぐらいおかわりをたくさんしました。年少児でも、ほかのクラスや友達と競い合う姿が見られて頼もしく、なんだかうれしくなりました。隣のひまわり組のS君は、野菜の前で絵本を読んでいました。何か様子がおかしいなぁと見ていると・・・絵本を見るフリをして、こっそり野菜のつまみ食いをしていたのです。そのことに気付いた教師は可愛いいやらおかしいやら、職員室でも楽しい話題になりました。
今日は、城西中学校の4人のお姉ちゃん達が職場体験にきてくれました。4人中3人が三葉幼稚園の卒園児と聞いてびっくりしました。ぱんだ組・りす組・ひつじうさぎ組・ひまわり組に入ったのですが、どのクラスも楽しく遊んでいる姿が見られました。りす組では、シール帳折り紙をするときに、はさみを使ったのですが、その時中学生のYさんが自分のはさみを取り出して、使っていました。そのはさみは、三葉幼稚園のときに使っていたはさみでした。そのはさみを見つけたうさぎ組のAちゃんが「そのはさみいっしょや」と言うと、「幼稚園の時に使っていたはさみだよ、今でも使っているんだよ」と話してくれました。職場体験でこのように卒園児が帰って来てくれて、子供たちと遊んでくれているのはいいなぁと思いました。自分達の幼稚園の頃を思い出して、話している姿をみると、出身園に帰るのはうれしいんだろうなぁと感じました。
その中学生の幼稚園時代のことを知っている教師たちは、その時の姿と重ね合わせながらなんだかウキウキしていました。副園長の幼稚園は三葉の卒園生の、時にはオアシスに、時にはふるさとになるようにという願いが実りつつあることに喜びを感じました。心が寂しくなったとき、楽しいとき、誰かに話を聞いて欲しいとき、幼稚園を思い出してほしいと思います。
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