2009年12月1日 火曜日
今日は、サニーマートから貰った野菜の中にきれいな大根が一本あるのを副園長が見つけて、切干大根を作る事を思いつきました。早速それに新しい大根を買い足して来ました。さらにさつま芋がたくさんあるので、東山も作ろうという事でみんなで作業開始です。子ども達も「お料理お料理ー!!」と言って、すぐに集まってきました。副園長から切り干しの仕方を教わって、年長が中心となり、慎重に大根をせん切りにしていきました。日頃からままごとで包丁で野菜を切る事になじんでいるので、年少・年中さんも参加して切る事が出来ました。中には、ざるに干したせん切りの大根をつまみ食いするひよこ組さんの微笑ましい姿も見られました。そうしているうちに、大きくて丸いままのさつま芋が蒸しあがりました。皮のついたままの柔らかいさつま芋を、崩れないように切る事が難しいのですが、包丁を使いこなすみつばっこ達は丁寧に優しく切る事が出来ていました。見事に包丁ままごとという遊びが、そのまま生活技術として生かされた活動だったと感心しました。そして、ざるいっぱいに干された、切った大根とさつま芋を副園長が、テントの屋根の上に天日干ししました!思わず「すごーーい!!」と、歓声をあげて子どもと、「一番お日さまが当たる場所やねぇ!」と、感心しました。そして、副園長はみんなに、話をしてくれました。昔の人は、寒い時期に食料がなくなって困る事のないように、長持ちする食べ物を作ろうと考えて、切干大根や東山のような保存食を作ったという事を教えてもらいました。そして、保存食のすごい所は、お日さまパワーをいーっぱい吸収してしっかりと栄養のつまった食べ物になるという事でした。子ども達もお日さまパワーと聞いて、なるほどとうなづきながら話を聞いていました。最後に今日、東山と同じように薄切りにした蒸したお芋を食べました。この味を覚えていて、お日さまパワーいっぱいの東山とどう違うかを確かめてみようというのです。クラス毎に集まって、薄い輪切りのお芋を食べ始めると、おかわりがある事を知らされて、いつの間にかクラス対抗のお芋争奪戦になりました!一方では、「おっかわりーおっかわりー!」のアンコール、その一方では「たくさんもってこーい、もってこーい!」と、声を揃えて言うクラス、それに応えようと、教師達は、何往復もしてお芋を取りに行きました。三葉幼稚園の子ども達みんながまるで兄弟のような気分になっていました。
今日は、園全体で学年関係なく、このような本当に楽しい活動ができ、普段の遊びの中から生活技術や仲間意識、そして自然を活用して生きるための知識等を身に付けさせる事が出来る素晴らしさを感じる一日でした!!
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