2009年7月13日 月曜日
前日の夕涼み会の興奮が覚めない昨日、日曜日の午後ぞう組、きりん組、らいおん組が高島屋の幼稚園フェスティバルに出演しました。7階のスカイドームはお客さんでいっぱい…。ぞう組は野球拳、きりん組は漁り火太鼓、らいおん組はお天気花まる音頭の踊りを力一杯踊りました。野球拳ではベストを着て、昨年の年長児の運動会の踊りに負けじとも劣らず、掛け声もパワーいっぱいでした。又、きりん組の漁り火太鼓のハッピ姿も勇ましく、バチの先まで神経を配ってたくましく凛々しい姿を見せることが出来ました。そしてらいおん組は盆踊り。昨日とは舞台が違います。位置を確かめながら浴衣姿で笑顔いっぱい、リズムにのって踊りました。それまでに様々なエピソードがありました。初めてのフェスティバルで緊張して子ども達を待っていると早い時間から次々と子ども達が集まってきてAちゃんは「先生さっきおばあちゃんに買ってもらったんよ!」とかわいい浴衣を見せてくれました。らいおん組のY君は本番前で緊張している中、小さな声で口ずさみながら踊りの確認をしていました。そんな姿を見て「子ども達はできる!」と安心することが出来ました。ぞう組では6月に入園したばかりのHちゃんがたくさんのお客さんを前に圧倒されて、いつもの踊りが出来るか不安になり、泣きじゃくり始めました。なかなか止まらない涙にT先生は副園長のところへ連れて行きました。副園長が背中をさすり、「大丈夫よ!」と声を掛けて、しっかり手を握りしめてくれると落ち着き、ステージに上がった時には少しずついつもの調子に戻ってきて、最後は真剣な顔で踊っていました。途中副園長と目があうと副園長が笑顔で返します。するとHちゃんも「ニコッ♪」と笑顔をみせ、「もう大丈夫だよ!」という思いをかえしてくれました。
そして踊りの後は3クラス一緒に「パワフルパワー」と「バケツ100杯の夏休み」の歌を大合唱しました。このような体験もまた子ども達にとっては自信と育ちにつながっていきます。最後までやりきった子ども達に感動しました。夕涼み会と連日でお忙しい保護者の方々にはご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。ご協力ありがとうございました。高島屋の方に「バッチリ!」と言って頂き、お土産をもらってとても嬉しそうに笑顔で帰っていった子ども達には年長さんらしく堂々とできたことに拍手を送りたいと思います。
そして今日、宮前小学校の先生方と1年生が企画して下さった「宮前ミニオリンピック」に宮前校区の子ども達15名が参加しました。体育館に入ると卒園児を含めた1年生が「僕達はお兄ちゃんだぞ。」と言わんばかりに背すじの伸びた体操座りで待っていてくれました。幼稚園の子ども達も半数以上が初めて入る小学校に少し緊張していたものの、知っている卒園児を見つけて手を振る等、すぐに笑顔になっていました。「今日の為に練習したんよ。」と1年生がゲームを進めてくれ、玉入れ、綱引き、ばいきんまんに気をつけろ(ロンドン橋)を楽しみました。その中で1年生が前ならえで並ぶと三葉幼稚園の子ども達はいつも指差しで並んでいるので自然と同じように並ぶことが出き小学校の先生にほめられる場面もありました。トイレに行くと「スリッパが大きい。」と驚いたり迷路のような校舎に興味を持ったりといい経験をすることが出来ました。「小学校って楽しいね!早く小学生になりたい。」と終わった後、子ども達は満足そうでした。就学にむけて小学校との交流を深めていきたいと思います。
2009年7月11日 土曜日
今日は、子ども達が待ちに待った夕涼み会でした。昨日の午後から降り続いた雨は、午前中も止まず、その合間をぬって準備を進めていきました。午後からはきっと止んで子ども達の願い通りの夕涼み会ができるに違いないと信じると準備にも力が入ります。準備を急ピッチで進めながらお手伝いのお母さん方と園庭の水取りから、飾り付け、夜店のセッティングを終えると少しずつ空も明るくなり、しのぎやすい天候に早変わり!あとは開会を待つばかりとなりました。
午後4時。三葉っ子と教師達の願い通り雨も降ることなく開門しました。今年は、初めての試みで「先生達の店」が出来ました。おもちゃやゲームのある楽しいお店です。その他にも、おばけ屋敷・カラオケ・映画・くじびき・魚釣りなど子ども達がワクワクするたくさんの夜店が並びました。初めて夕涼み会を経験したたんぽぽ組のYくんが、背中に何かを隠してやって来ました。「Yくん、なに持ってるん?」と聞くと、満面の笑みで先生のお店で買ったおもちゃを見せてくれました。自分で買い物をしたことがよほど嬉しかったようで、ずっと大事そうに抱えている様子が見られました。
午後5時。赤コースの子ども達が集まって、盆踊り大会が始まりました。しかし、私には心配なことがありました。たんぽぽ組には春の運動会の時、お母さんから離れられず泣いたり、なかなか列に並ぶことができない子がいたからです。でも今日の盆踊りでは、離れるときに泣いてしまう子はいたけれど、みんなが円に並んで踊ることができました。また、いつもはなかなか盆踊りに参加することができないHくんが、笑顔で盆踊りを踊ることができたのです。お母さん方からは、たんぽぽ組の子ども達が楽しそうに踊る姿を見て嬉しかったと喜ばれる声がたくさん聞かれました。春の運動から2ヶ月の間で、子ども達の成長している姿が見られ、とても嬉しくなりました。盆踊りが終わった後にお土産の花火をもらい、とても喜んでいる子ども達でした。
今回の夕涼み会には、在園児の家族をはじめ、卒園児や未就園児、地域の方々など、たくさんの方が来園して楽しんで頂くことができました。卒園児や未就園児、地域の方々にも開放できるこれだけ大きな行事が行えるのも、役員さんやお手伝いの保護者の方々の協力があるからだと思います。特に今年度は夕涼み会終了時にたくさんのお父さん方のお手伝いを得ることができまして、早く終えることができたことを心からお礼申し上げます。夕涼み会で見せてくれた三葉っ子の素敵な笑顔がたくさん見られるように。そして、いつまでも三葉幼稚園が子ども達の心の古里になりますよう、私達も励んでまいります。今後ともご協力お願い申し上げます。
2009年7月10日 金曜日
いよいよ明日は待ちに待った夕涼み会です。登園した子ども達は、棚などを寄せて広げられた部屋などいつもと違った雰囲気に明日の夕涼み会を感じて何だかウキウキしている様子でした。そんななか、日曜日の幼稚園フェスティバルに出ることになっている年長のぞう組、きりん組、らいおん組の子ども達が青コースの年少、年中組の子ども達に歌や踊りを披露してくれました。在園児がお客さんになって観ているということで、緊張しつつも張り切って「よし!やるぞ!」という気持ちがみなぎって、とてもかっこよく演じる姿がみられました。小さなお客さん達もその真剣な表情に「かっこいい」「上手やな」などと言って楽しんでいました。
そしてその後は明日上映する映画のなかから、1つだけ予告で観ました。題名は「忠犬ハチ公」。大きな画面にひきつけられて、真剣に観ていました。「犬がえらかった!」とか、「かっこよかった!」などと、しんみりと言う子、涙ぐむ子と、子ども達なりに、気持ちを感じて「優しいなぁ」「心が育っているなぁ」と感じました。明日も文部科学省推薦の素晴らしい映画を上映しますのでぜひみんなで観て下さい。
降園のバスでは、少しずつ曇ってくる空を見て、「あー!雨が降りそう!お願い!晴れてよー!!」 「明日天気になぁれ!」とA君が言うと、他の子どもも、「明日天気になぁれ!」と窓の外をのぞき込み、大合唱になりました。そんな姿を見て、バスのおじちゃんも、微笑んで、「かわいいなぁ。明日、晴れてほしいなぁ。」とみんなの気持ちにエールを送っていました。こんなに楽しみにしているかわいい子ども達のために、私も心から「明日天気になぁれ!」と願って、「先生もてるてる坊主作ってくるね!」と約束をして降園しました。
今日は、明日に向け、教師も最終の準備・確認をしました。プールへ続くガラスには、魚がかわいく描かれていたり、先生のお店、くじ引きにも嬉しい商品を並べました。さぁ!明日は晴れますように!!みんな楽しみにしていてね!(ちなみに少々の雨では中止になりませんんでお越しをお待ちしています。)
2009年7月9日 木曜日
今日は、梅雨の合間のとても暑い一日になりました。どのクラスも園庭で元気いっぱい走りまわっていました。「集まれー!」と声をかけると、子どもたちが集まり、年少児でも気をつけをしてまっすぐ並んで、副園長の話を聞いていました。夕涼み会に向けて一生懸命頑張っている子どもたちの姿を見ると、本当にすごいなっと関心しました。前回作ったたんざくを今日は全クラス、新しい笹に付け変えました。7月7日の七夕さまにしたお願いをもう一度夕涼み会にお願いしてみようと、子どもたちと話し合ったのです。少し年少児には難しかったようで、自分で付けられない子もいましたが、教師が一緒についてすると上手に付けることが出来ました。
さくら組のwちゃんはたんざくを付ける際、こんなことを言っていました。「夕涼み会晴れたらいいね」っと。最近お天気もあまり良くなく、子どもたちも天候に対して関心があるのだなと思いました。そして、wちゃんに「夕涼み会晴れたらいいね!」と声をかけると、「晴れないと、みんなで楽しい踊りが踊れないでしょ?」と答えました。身体を思いっきり動かして、なおかつ心の底から踊りを楽しんでいる証拠だと感じました。そう考えると、私自身も嬉しくなり、今日踊るときは誰よりも一番はじけようと思いました。踊った後の子どもたちをみると、汗をいっぱいかいていました。私は、年少児でも何か目標に向けて一生懸命頑張ってしようとする心が育っているのを目の当たりにして、毎日感動することがいっぱいあることを思い、またまた感動しました。だから三葉幼稚園の子どもたちは、どこの幼稚園にも負けない、すばらしい心が育っているのだと、改めて実感した日でした。一つひとつの意味を教師はしっかり考え、子どもたちの成長を一緒に共感していかないといけないと思いました。そして今日は、年少・年中児クラスで一緒に合同保育を行いました。いつもない雰囲気を味わうことができ、楽しく給食を食べたり、一緒に遊んだり、歌をうたったりしました。お互い、いい刺激を受けながら過ごすことができました。また、このような機会も子どもたちの育ちには欠かせないことなのだと実感しています。
2009年7月8日 水曜日
朝から雨がしとしと降る中、子ども達は、カラオケを楽しんだり、プール遊びを楽しんだり、そして、室内では、様々な素材を利用して魚作りをしたりする姿が見られました。
そんな中、年長組のぞう、らいおん、きりん組では、12日にある高島屋での幼稚園フェスティバルに向けての活動をしました。各クラス1つづつ出し物があります。ぞう組は、「野球拳」らいおん組は、「お天気花まる音頭」きりん組は、「漁火太鼓」を踊る予定です。子ども達から「夕涼み会の次の日にあるんよね」と意欲的な声も聞かれています。各クラスで出し物の練習をしていますが、本日は、午後から会議室に3クラスが集まり、そこで副園長に話をしてもらいました。「みんなは、三葉幼稚園の代表である事、そして、みんなの一生懸命な姿が大勢のお客さんに伝わる事」等を話してもらい子ども達も真剣な表情で聞いていました。各クラスの出し物の後は、3クラスで「パワフルパワー」と「バケツ100はいの夏休み」を歌います。「パワフルパワー」は、リズムが早く、始めは中々、歌詞がそろわず、今ひとつ声も出ていませんでした。すると副園長は「今から早口言葉をします」と突然、子ども達に言って、子ども達の興味を引きつけました。そして、歌詞の一節一節を早口言葉で唱え始めたのです。子ども達は大喜びで大きく口を開けて歌詞を唱え始め「楽しい」と思わず叫んだ子もいました。早口言葉のように歌うことを教えてもらうと歌詞の「涙がポロポロこぼれる時は」「秘密の呪文を唱えてみるのよ」「ききめは、バツグン。たちまち元気」「言葉は、簡単。後は、気持ち次第」を上手に発声するようになりました。副園長と子ども達のやりとりを見て私は、ただ「ハッ」とするばかり・・・早口言葉をした後は、難しかった歌詞がきれいに発声され・・・しっかりとした言葉が言えるようになっていました。副園長から教えてもらった早口言葉は、きっと「秘密の呪文」に・・・子ども達は、「早口言葉を家で練習してくる」と張り切って降園しました。今から明日の子ども達の姿がとっても楽しみです。副園長から「今日は、頭を使って考えていこう」と子ども達に指導して頂いた事を、明日からも引き続いて私自身が頭を使って考えて動いていきたいと思います。
ねぇ、みんな明日もパワフルパワーで頑張ろうね!
2009年7月7日 火曜日
暑い陽射しに負けることなく、毎日元気いっぱいに遊んでいるみつばっ子たち。腕や足も、少しずつ日焼けしてきて、健康的な肌の色になってきています。夕涼み会を週末に控え、子どもたちの生活環境も変化してきています。今日はやぐらの上にパラソルが取りつけられ、立派なカラオケの舞台ができあがりました。年中児たちは、今まで幼稚園で歌ってきた歌を、少しはにかみながらも嬉しそうに歌っていました。また、年長児と年少児がペアになって、顔を見合わせながら歌う姿も見られ、とてもほほえましいものでした。やぐらの正面には、大きなテントが建てられ、その下では、たくさんのお客さんが一緒になって体を揺らしながら口ずさんでいました。片付けの時間になり、「最後は何をうたいたい?」とみんなに聞くと、なんと「みつばようちえんのうた!!」と、ぞう組のTちゃんが答え、全員で園歌を熱唱しました。
また、今日から完全給食が始まりました。久しぶりの手作り給食で、子どもたちもウキウキして登園してきました。「いいにおいがするね。」 「このにおい、なんか嬉しくなるんよね。」と言って、うさぎ組のHちゃんとAちゃんがちらっと調理室をのぞきに行きました。肉じゃが、さつま芋の天ぷら、玄米とちりめん・にんじんの炊き込みご飯、きゅうりの味噌漬け、すまし汁…と、今日は栄養満点のメニューです。そして、カゴメからもらったリリコという品種で、幼稚園で育てているトマトが、今日は68個も穫れました。そしてそのトマトを天ぷらにしました。私も子どもたちも、トマトの天ぷらは初めてで、とても驚きましたが、すごくおいしくて、ぺろっと食べてしまい、何個もおかわりしていました。また、今日は幼稚園で穫れたたくさんの野菜が使われているということを伝えると、「このトマトは駐車場でできよるやつやね。」 「この玉ねぎは前みんなで掘ったよね。」などと、それぞれの情景を思い浮かべながら会話を楽しんでいました。ちなみに、さつま芋も、じゃが芋も、幼稚園の農園で収穫したものです。また、ちりめんは、年中組のSちゃんのお家で作ったと言って頂いたものです。また、味噌漬けのお味噌は、昨年の食育サクルのお母さんが作られた物で、その中に副園長が5日前からきゅうりを漬け込んでいたのでした。今日もお腹いっぱいで、満足の子どもたちでした。
そして、今日から年少児は、夕涼み会の準備で保育室が使えなくなってしまうので、年中組に荷物を持って引っ越してきました。明日から、ひまわり組はうさぎ組の部屋で、さくら組はひつじ組の部屋で共同生活をします。ひまわり組さんが来る前に、うさぎ組では、「年少さんにやさしくしてあげる!」 「分からないことがあったら教えてあげる!!」と言って、Y君とH君が話をしていました。また、今までとは違った異年齢児とのかかわりが見られそうです。
2009年7月6日 月曜日
11日の夕涼み会に向けて、今日から園全体で準備に取りかかりました。重たいいちごのプランターをブランコの後ろまで運んだり、先日植えた稲を動かしたり、遊具の中でも一番重たいビックボスを移動したり・・・と率先して力を発揮してくれたのは、年長組さんでした。「せーのー」と掛け声をかけ、みんなの力を合わせて一気に動かしていきました。さすが年長さんと思っていると、はずしたブランコを小さな体でかかえるひよこ組さんと年少さんの姿がありました。自分たちで気付いて手伝おうとする姿に教師たちは、またまた今日も感激しっぱなしでした。
一方盆踊りの円を引いている副園長の後ろから、二人乗りの三輪車が近付いてきて、すーと選を引きながら通り過ぎていきました。なんと、ひまわり組のR君が運転し、後方に座っているI君が小さな木切れで線を引いていたのです。その線のきれいなこと。特にカーブでは三輪車の回り方がうまい具合にカーブを描き、絶妙なラインになっていました。この発想に副園長は、「私も試してみたい」と側にいた年長児のRI君に声をかけました。するとRI君は「いいよ」と言って副園長を乗せて走ろうとしました。しかし重くてゆっくりしか走れません。RI君は力一杯こいで何とか進んでいましたが、突然三輪車が軽くなりスピードが出てきました。ふと見るとH君が押してくれていたのでした。教師が線を引いている姿を見て、より楽しい方法を思いついてやてみる姿や力を合わせて働く姿など、子どもたちの生きる力、生活力のすばらしさに感動させられた1日でした。
子どもたちと一緒に夕涼み会のセッティングしていくことで子どもたちのイメージも広がり、より楽しい催しになるに違いありません。親や教師の働く後姿を見ながら、子どもたちは育っていきます。先回りして子どもの手と足をもぎ取らないよう、興味、関心、意欲を十分にくみ取りチャンスを与え、認め、一緒に生活を楽しみ、喜びにしていきたいと思います。
盆踊りも櫓を中央に建て、本格的な練習になり並び方や集合の仕方を決めていきました。青コースのひまわり組とさくら組の踊りは、年中さんや年長さんに負けないくらい上手だと褒めてもらいました。当日沢山の方に来て頂き、楽しい夏の夕べになりますよう願っています。
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