幼稚園の日記(ブログ)

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2009年6月19日 金曜日

 朝、いつものように環境づくりをしていると「せんせーい!おはよう!」とバスから降りて元気よく声を掛けてくれた子ども達。「先生、今日歩風里行くんよね。」とH君。「先生、あのね…。」Aちゃんが声を掛けてきました。「どうしたん?」と聞くとそっと手のひらをひろげました。するとその中には折り紙のあじさいの花が入っていました。「うわー!すごいね!」と言うと「昨日ね、おうちで練習して作れるようになったんよ!」、と自信満々に話してくれました。その後も次から次から「昨日、俺も練習して来たんよ。」「私も。」と声を掛けてきてくれて緊張していた心が少しほぐれました。訪問前にお部屋で最後の練習をしました。副園長が見に来て歌の指導をしてくれました。「あめふりの歌はね、雨が降った日にお母さんが傘をさしてお迎えに来てくれてうれしいな。水をピチピチ・チャプチャプして楽しいなって歌なんだよ。だからわくわく楽しいなって気持ちで歌おうね。」そしてもう一曲「七つの子はね優しいカラスのお母さんが自分の子供はとってもかわいいんだよって言ってるの。みんなのお母さんもきっと優しくてみんなのことかわいいって思ってるとと思うよ。年長さんだから優しくキレイな声で歌うといいよ。とお話ししてくれました。副園長の話を聞いてきっと子ども達の頭の中には歌の情景が思い描かれていたのだと思います。そして、みんなで「がんばるぞー!オー!」と気合を入れて歩風里に向けていざ、出発!!バスの中でも副園長がお話をしてくれている間、私はまたドキドキし始めていました。

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  歩風里に到着するとみなさんが温かく受け入れてくださって子ども達も元気よく挨拶が出来ました。歌をうたう時、子ども達は良い姿勢で副園長の言葉を思い浮かべて年長児らしくキレイな声で歌おうとしている様子がうかがえました。踊りの場面では列が崩れてしまったのをすぐに察した副園長が手をたたくところですかさず「みんなそのままもう少し前へ。」と声を掛けると全員が一斉に前に進んでいたのにはとても驚かされました。歩風里のみなさんはとても温かく最後まで見守って下さって、たくさんの拍手をいただきました。最後は一人ひとりお菓子をいただいて子ども達は大喜びでそのまま記念撮影を行いました。中には抱っこしてもらった子どももいて、みんなニコニコでした。帰りのバスの中では副園長にたくさん誉めてもらい帰ってからもみんなで訪問の話をたくさんしました。朝、声を掛けてきてくれたH君は「頑張ったけん誉められたんよ。」と得意気に他の教師達に話していたようです。

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 歩風里訪問をするにあたって「クラスみんなの心を一つにして頑張ろう!」「29人全員でらいおん組なんやけん」という気持ちがそれぞれに芽生え、それが今日、実現して子ども達の自信につながったと思います。私自身、まだまだ指導する力がなく今回も副園長に手助けをしてもらって子ども達がこのような体験をすることが出来ました。子ども達と一緒にもっともっといろいろなことを学び、成長していきたいです。

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