幼稚園の日記(ブログ)

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2009年6月10日 水曜日

 今日から梅雨入りとなりました。年長児のさつま芋の苗植えは延期になりましたが、かたつむり、かえる、植物、野菜達、そして、水不足を心配していた私達人間も、ホッとした久しぶりの恵みの雨でした。

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 さて、三葉幼稚園の子ども達は、朝一番、ある場所に集まっていました。そこは副園長提案の「海の家」。今日は、そこにすいかのシーソーが出ていました。その癒しの空間に子ども達は、どこからともなく集まってきていました。そして、いつの間にか順番を待つ子達は、椅子に座って待っていたのです。順番待ちのギャラリーさん達も待っている間、楽しそうにおしゃべりをしていました。とても可愛い光景でした。

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 そして、ぱんだ組では心温まるエピソードがありました。

Hちゃんは、アイスクリーム屋さんを作っていました。毎日ひとつずつアイスクリームが増えていましたが、今日は何枚も絵を描いていました。「これはね、アイスクリーム屋さんの看板なんよ。」とHちゃん。そして、その絵を横に何枚も貼り合わせました。どうやって、この看板を貼ろうかと考えている時、「剣を作って立てたらいいよ!」とRくんがアイディアを出してくれました。すると、「でも、Hちゃんは、剣が作れない。」とちょっぴり悲しそうにつぶやくHちゃんを見て、Aくんがさっそうと「作ってあげる!」と言って作り始めたのです。1本作り上げ、「はい!」と手渡した後、2本目がなかなか思うようにできません。しかし、何度も何度もHちゃんのためにきれいな剣を作ろうとやり直していました。そして、やっと仕上がった剣を手渡す時のAちゃんの顔は、とても晴れ晴れとしていました。 昨日の「かぶとむしのおうち」のように年中さんになると、「人のために何かしてあげる!」ということができるようになるのだなと思うと、心が温かくなりました。

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 そしてもうひとつ、伝えたいほんわかとしたエピソードがあります。昨日、遊ぎ場に出掛けた時のことです。帰り際、ぱんだ組はちゅうりっぷ組の子と手をつないで歩いて帰りました。歩道に出たその時、Mちゃんは自分が道路側を歩くように、ぱっと手をつなぎ直したのです。それを見た後ろのぱんだ組さん達が、次々と手をつなぎ直したのです。自分達の方が年上だという意識が芽生えつつあるのだなと成長の過程を大切にしたいなと思いました。

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