2009年6月12日 金曜日
今日は、プール開きとカレーライスパーティーがありました。朝、バスで子どもたちを受け入れると「見てみてぇ、シナモンのプールバックなんよ!」「水着は、フジで買ったんよ♪」などとバックを持つだけでどの子もステキな笑顔でバスに乗ってきました。いよいよ時間になってプールが始まると子どもたちは、先週作った海の家のフックにプールバックをかけてプールに入りました。プールに入ると子どもたちは、「冷たぁいっっ!」「キャアキャア」言いながら肩まで水につかったり、ワニになって歩いたりして初めてのプールを楽しんでいました。
カレーライスパーティーでは、子どもたちが自分達で抜いてきた玉ねぎの皮と副園長が子どもたちに食べさせたいと買ってきたあまいスイートコーンの皮をむきました。「これは、ぼくが採った玉ねぎなんよねぇ?」と言いながら茶色の皮がなくなるまで一生懸命皮をむいていました。今日は、役員さんがカレーを、副園長がスイートコーンを蒸したりアレルギー用のカレーの味付けとサラダを作ってくれました。普段、食べるペースがゆっくりな子も、今日はカレーをあっという間に食べていました。「今日、4杯食べたよ!」「もう一回、おかわりしてきていい?」「このコーン、甘くておいしいね♪」という声も聞かれました。りす組のH君は、教師に「役員さんに、お礼言ってくるね!」と言って「ありがとう」とお礼を言う姿が見られました。また、ひまわり組のH君は、カレーを食べてあまりの嬉しさにニコニコしながら踊っていたそうです。ちなみにH君は、アレルギー用のカレーでしたが、みんなと同じ物が食べられることが嬉しかったのです。子どもたちが自分達で植え、収穫した野菜を役員のお母さんたちが料理をしてくださり、食べられるということはとても幸せなことだと改めて思いました★”
2009年6月11日 木曜日
朝から少しどんよりとした雲が広がっていましたが、次第にお天気も回復し今日も元気に戸外で遊ぶ子ども達の姿が見られました。 今日は木工コーナーの横にあった色水コーナーが正門前のしゃぼんだまの横に移動し、代わりに「さかなつり」のコーナーが出来ました。
夏の遊びとして「さかなつり」は例年夕涼み会にはつりぼりとして卒園児や一般の人にも楽しんでもらっています。 今日出した事をきっかけにこれから魚作りやつりぼり作りに発展していく事でしょう。今日は釣竿の扱い方や遊び方などを集まってきた子ども達に指導していきましたが、年少児はなかなか釣れない魚に苦労していました。やっと一匹つれると「やった!!つれたよ!」と歓声を上げていました。
今日は年長児がさつまいも植えに行ったので園庭では年中児たちが中心になってリレーをしていました。 その中にひまわり組の子ども達も混じって走っていました。トラック一周の距離を一人が何週も走っていたので途中ちょっと休むように声を掛けると友達同士で会話するのが聞こえてきました。 「ああいっぱい走ったなぁ」「でも、走るのはやくなったよね」「そうよ!ウルトラマンになりたいけん早くはしれるようにならんとね」「うん!また走ろや」「お茶のんでくるけんまっとって!」などと年少児なりにリレーの中に加わっている事を楽しんでいるようでした。 輪っかのバトンをもらうのが本当に嬉しいようでした。
「おおきくなれ♪さつまいも」 中矢麻衣
今日、年長児は昨日の雨で行けなかったさつまいも植えに行きました。 農園に着き、苗の植え方の説明を副園長にしていただく前に一人一本ずつさつまいもの苗を配ってもらいました。 実際、苗をもって一つ一つ自分で確認しながら説明を聞くことで、さつまいもの苗について理解することが出来ました。 畝の道を通る時、昨日の雨で地面がぬるぬるになっていたのでよろよろになりながら「うわー進めんー!」と言って歩いている姿も見られました。 くま組のSちゃんは苗を穴の中におそるおそる入れて「こんなに入るんやね」と言いながら、やさしく土をかぶせていました。 みんなで大きくなることを願って農園の遠藤さんにお願いして帰りました。
おまけのエピソード
今日、聖カタリナ大学の実習生が、年長ぞう組の総合実習でマラカス作りをすることになっていました。 音の出るものを作る事を予定していたのですが、その材料の一部がそろっていなかったのです。 そこはさすが三葉っ子「先生!石でもいいじゃない」「わりばし切ってみたよ」「これ入れてみたらどうかな?」と言って身近にある物を自分達で用意する姿が見られました。
「先生、3つ作ってみたんよ、どんな音がするかためしてみたかったんよ」 同じ材料で同じものを作る、たやすくくっ付いたり出来たりするのではもう物足りなくなってきた年長児、どんな音が出るか試してその音のイメージに合わせた容器、絵や模様を考えていく、そんな年長児の育ちが見られました。
2009年6月10日 水曜日
今日から梅雨入りとなりました。年長児のさつま芋の苗植えは延期になりましたが、かたつむり、かえる、植物、野菜達、そして、水不足を心配していた私達人間も、ホッとした久しぶりの恵みの雨でした。
さて、三葉幼稚園の子ども達は、朝一番、ある場所に集まっていました。そこは副園長提案の「海の家」。今日は、そこにすいかのシーソーが出ていました。その癒しの空間に子ども達は、どこからともなく集まってきていました。そして、いつの間にか順番を待つ子達は、椅子に座って待っていたのです。順番待ちのギャラリーさん達も待っている間、楽しそうにおしゃべりをしていました。とても可愛い光景でした。
そして、ぱんだ組では心温まるエピソードがありました。
Hちゃんは、アイスクリーム屋さんを作っていました。毎日ひとつずつアイスクリームが増えていましたが、今日は何枚も絵を描いていました。「これはね、アイスクリーム屋さんの看板なんよ。」とHちゃん。そして、その絵を横に何枚も貼り合わせました。どうやって、この看板を貼ろうかと考えている時、「剣を作って立てたらいいよ!」とRくんがアイディアを出してくれました。すると、「でも、Hちゃんは、剣が作れない。」とちょっぴり悲しそうにつぶやくHちゃんを見て、Aくんがさっそうと「作ってあげる!」と言って作り始めたのです。1本作り上げ、「はい!」と手渡した後、2本目がなかなか思うようにできません。しかし、何度も何度もHちゃんのためにきれいな剣を作ろうとやり直していました。そして、やっと仕上がった剣を手渡す時のAちゃんの顔は、とても晴れ晴れとしていました。 昨日の「かぶとむしのおうち」のように年中さんになると、「人のために何かしてあげる!」ということができるようになるのだなと思うと、心が温かくなりました。
そしてもうひとつ、伝えたいほんわかとしたエピソードがあります。昨日、遊ぎ場に出掛けた時のことです。帰り際、ぱんだ組はちゅうりっぷ組の子と手をつないで歩いて帰りました。歩道に出たその時、Mちゃんは自分が道路側を歩くように、ぱっと手をつなぎ直したのです。それを見た後ろのぱんだ組さん達が、次々と手をつなぎ直したのです。自分達の方が年上だという意識が芽生えつつあるのだなと成長の過程を大切にしたいなと思いました。
2009年6月9日 火曜日
今日も幼稚園には「トントントーン!」と木工の心地よい音や、「A君負けるな!がんばれ!」と活気のある声、砂場で「こことここつなごうぜ!」と楽しそうにやりとりする声と沢山の音や声が聞こえてきました。そのトントントーンの音に誘われて木工コーナーに行ってみると、ぺんぎん組のH君が木をうまく組み立てて釘を打っていました。「今度お母さんの仕事の友達からカブトムシもらうけん家がいるんよ!」と目が真剣でした。その姿を見てふっと私がHくんだったらどうするだろう。母親にかごを買ってもらうようねだってしまうのではないだろうかと考えさせられました。その家も教師の想像を飛び越えた工夫がされていて、土が入れられるように気を合わせて打ったり、副園長がさりげなく網を置いてくれると、その網を木と木に挟んではずれないように取り付けたりしていました。打ちにくいところは友達に支えてもらいながら、釘が曲がってしまうと横から釘を打ちなおしてまた打ってを繰り返していきました。作っていく中で何度も手を打ってしまうこともあったのですが、少し手を振るだけで表情も変えずに打ち続けていました。今日は朝から片付けまで打ち続けたH君でしたが、完成までは至りませんでした。途中の作品を副園長や他のクラスにも見せて「すごい!上手やね!」と言ってもらい「明日続きするー!」と張り切っていました。今日は家に帰ってからも頭の中でイメージして明日は登園してくるのだろうと思うととても頼もしく感じました。
また、今日園庭では太鼓や旗、ポンポンを持って真剣な表情をした年長児の姿がありました。副園長が倉庫の奥から出してきて下さった太鼓や旗を見た子どもたちは「鼓笛隊や!」とすぐに集まり手に取りました。昨年まではこの時期には太鼓や旗を出していなかったのですが、先日の職員会で「せっかくリトミックで放送を聞いてしっかり歩けるようになっているのだからこれを鼓笛隊につないだらどうだろうか。」と副園長の指導のもと今日はクラス関係なく早く登園してきた子どもから入っていくようになりました。初めて持った太鼓や旗に最初は少し戸惑っていた子どもたちも持ち方、座り方、振り方を覚えていくと、だんだん目が変わり、3回目には教師もビックリするようなかっこいい姿が見られました。今日少し遅れて登園してきたY君は「明日もする?太鼓やってみたいんよね!」と期待する姿もありました。これからもっと暑くなってくる中、今の涼しい時期に全員がいろいろなパートを経験して音やリズム、みんなで動くなどを楽しみながら鼓笛隊につながっていくように楽しんでいきたいと思います。
また今日は赤コースときりん組で屋外遊技場へ散歩へ行きました。そしてきりん組とくじら組は記念樹のツバキの木を植えました。
2009年6月8日 月曜日
朝、子どもたちがずっと成長を楽しみにしていたびわが、お休みの間にカラスに食べられていました。マイクで副園長が「大変です。大変です。」と子どもたちに呼びかけると、興味深々で室内にいた子どもたちも急いで降りてきました。副園長と月曜日に食べようと約束をしていたのに、またまた日曜日の間にカラスに食べられてしまったのです。【カラスに食べられた=甘くて美味しい】ということで1クラス一個づつ頂くことになりました。熟して甘いものもあれば、まだ早くてちょっぴりすっぱいものもあったようでしたが、子どもたちは美味しいと大喜びでした。
ぞう組さんは、カラスにつつかれていたびわとオレンジ色のびわを食べましたが、オレンジ色になっているびわよりカラスにつつかれていたびわの方が美味しかったと感心していました。びわの皮をむいていたSちゃんは「皮が透けてろばの耳みたいやね。」と気付き副園長に見せに行きました。「太陽に当ててみたらどう?」と言われたSちゃんは降園ギリギリまで二階のテラスに行き、太陽で透かしてどこに行くときれいに見えるのか太陽を追いかけるかのように、色々な方向に移動して見る姿が見られました。ひよこ組では「他のクラスは、たくさんのお友だちで分けるんだけどひよこ組さんは3人だよね。古森先生も弓達さんも白石さんも食べていないんだって。どうする?」と聞くと「あげる!!」と口々に言い事務所で分け合って食べました。他のクラスでもびわの歌の歌詞にも出てくるように「びわは優しい味がするね。」とほっぺを押さえて、とても可愛い表情で食べていました。
青コースは、屋外遊ぎ場にお散歩に行きました。年少児も年長児と手をつないで上手に歩くことができました。屋外遊ぎ場では年少児・年中児は遊具で思う存分遊び、ぞうりを脱いで遊ぶ子もいました。
年長児は昨日の食育フェスティバルで教師たちがもらってきた[つばきの苗]を植えました。今日から何でも自分たちでする!!お話はしっかり聞く!!お兄さん、お姉さんになった記念日ということで【つばき記念日】と名前をつけました。何年後かに子どもたちが卒園してもここを通るたびに大きくきれいに咲いたツバキを見て思い出すのだろうと思います。明日は赤コースが散歩に行きます。子どもたちも楽しみにしているので良い天気になってくれたらいいなと思います。
2009年6月6日 土曜日
真夏日のように晴れわたった青空の下で「つくってあそぼう」という企画でフリースクールを行いました。「どうして動くのかな?」「なんで飛ぶのかな?」という不思議を遊びの中で子どもたちが気付いて科学の楽しさを知っていけるように、劇で説明を入れながら進めていきました。劇では、作ったおもちゃの動き方や飛び方は空気の抵抗によって違うことを教師達が日頃使っている遊具や用具と関連して組み込んで説明していきました。
飛ぶ物ではブーメランやフリスビーにまじっておまつり忍者が手裏剣を投げながら出てくるなど子どもたちは大喜びでした。又、科学的な説明ということで副園長が「フリスビーは下はまっすぐだけど上の部分は丸くなってるんだよ。これはね、飛行機も同じだし、鳥さんの頭も速くとぶために丸くなってるんだよ。」と説明してくれました。今朝、私は作って色を塗っていたときに“どうして形が違うんだろう”と思っていたのですが、副園長の説明を聞いて“あっ!そうなんだ!!”と納得して理解することができました。てんびんばかりの説明では、実際に子どもたちにも参加してもらって棒にぶらさがって重さをはかると年少児にも分かりやすく、どうして下がったのか、どちらが重いかに気付くことができていました。各コーナーに分かれておもちゃを作っているときには、年少児には難しいところもありましたが、お父さん、お母さんと協力して一生懸命取り組む姿がありました。その中で、Yちゃんのお父さんはてんびんばかりの中心を一発で見つけることができ、傾くことなく平行にすることができて、思わずそのコーナーにいた人たちは全員で拍手をしました。ロボット作りのコーナーではHちゃんの小学1年生のお姉ちゃんがパックを横にしてワニを作っていました。また、カタパルトのコーナーでは、E君の小学1年生のお兄ちゃんが弾の大きさを変えて色々なものを作り、どれが1番飛ぶのかを考える姿もありました。卒園してまだ3ヶ月足らずなのに幼稚園でたくさん遊んだ経験を生かして新たに発想することができることにとても感心しました。これが、三葉っ子のパワーです!!
おもちゃができあがった子どもたちは、自分で作ったものをお友達と飛ばしてどちらが飛ぶか競い合ったり、説明に使った遊び道具を実際に使って遊んでみて、作ったものとの動きを比べている親子もいました。
幼稚園でやっている身近な遊びを取り入れ、てこの原理や空気の圧力を感じたあと子どもたちの大好きなシャボン玉と叩き染めのコーナーが出てきました。子どもたちは興味津々で集まってきて、石鹸をこすり、粉を集めてお湯を入れてシャボン液を作りました。作ったことのある年長児は「これやったことあるー。」と言って自分達で作っていましたが、年少児は石鹸が多すぎて固まっていたり、お湯を入れすぎて水っぽくなったりしていました。何度もやり直すうちにシャボン玉ができてきて、帰る頃にはお母さんも楽しそうに飛ばされている姿が見られました。
今日はお父さんの参加も多く、子どもたち以上に保護者の方が真剣で親子で楽しんで頂けたのではないでしょうか?このフリースクールは私達教師もとても楽しく勉強することができています。次回も沢山の参加をお待ちしています。
2009年6月5日 金曜日
今朝、早くから登園してきた早朝預かりの子ども達を連れて、副園長が駐車場の畑に行く姿を見つけて、一緒について行きました。そこにはりっぱなきゅうりができていて、子ども達も、「うわぁ、大きいね!」と、興味を持って見ていました。他にもあかちゃんきゅうりができていたので、葉をめくってさがしていると、「ほら見て。」と、副園長が指さしました。そのきゅうりは、まるでかたつむりのようにうず状に巻いていました!!それを見て、「かたちゅむりだぁ!」と、Y ちゃん達は大喜びをしていました。そして、色水用の花を摘んでにこにこで園内に戻って、今日の1日が始まりました。
園内では、生石と帝京農園で採れたじゃが芋の仕分けを先生達がしていました。そこには、虫に食べられたじゃが芋に混じって小さな小さなじゃが芋がありました。そのじゃが芋を見て、「小さなお芋を素揚げにしたらいいねぇ。」と、副園長が言いました。そこで、「食べたいです!」とお願いをして、調理していただくことになりました。やがて、いいにおいが漂ってきて、バスから降りてくる子ども達も、「何か作ってくれよる!」と、わくわくしながらカバンをつけたまま調理室を覗いていました。できあがりを楽しみにしている中、「今日は、全員で盆踊りを踊りましょう。」と声を掛けてもらって、今まであまり盆踊りをしていなかった子も全員で踊りました。副園長の頭の中には、みんなで体を動かした後、揚げたじゃが芋をおやつでたべようという思いがあるようでした。その後年長は、春の運動会で身につけたリトミックを忘れないうちに秋の運動会での鼓笛隊につなげていこうと声を掛けていただき、右手にポンポンを持ってリトミックをしました。子ども達は喜び、いつもとは違った雰囲気で曲がスタートしました。笑顔で入場した子ども達は、放送もよく聞いて、「へいたいさんは、ポンポンを持っている手をしっかりあげてください。」と言われると、その事を意識して、とてもかっこよく対角線になって行進する事ができました。思わず、「かっこいいーっ!!」と叫んでしまうほどでした。そこでもう、鼓笛隊のイメージが浮かび上がってきました!!この中に、「旗や太鼓をいれていくと・・・」と、考えていると私自身も楽しくなって、秋の運動会がまちどおしくてたまりません!!
そして、いよいよもうひとつ楽しみにしていたじゃが芋のおやつの時間です。みんなで園庭でいただきました☆小さなお芋を少しずつかじって時間をかけて食べる子、一口でパクッと食べてしまう子様々で、子ども達の第一声は「おかわりないん!」でした。いつも必ずと言っていいほど副園長は、子ども達のためにおかわりを用意してくれているのが分かっていたのです。今度は、年長がじゃが芋を食べている間に、年中児も同じようにリトミックをしました。お兄さんお姉さんの動きを見ているからか、年中児達は指示をよく聞いて、頭を働かせてリトミックをしていました。初めてにしてはよく出来ていて、教師たちからたくさんの拍手をもらいました。
また今日は、種の準備ができなくて遅くなっていた朝顔の種をまきました。これから子ども達と共に生長を楽しみに、観察したり世話をしたりしていきたいと思います。
コメント (「3・4・5杯も食べたよ♪」 くま組 中矢麻衣 はコメントを受け付けていません)