2009年5月22日 金曜日
昨日の雨で園庭には、たくさんの水たまりができていました。外に出てきた年少児達は、教師と一緒に泥団子を作ったり、水たまりに足を入れて土の感触を楽しんだりしていました。年中のRちゃん、H君、Yちゃんは、3人で泥団子やボールの中にさらさらの泥を入れてチョコレートケーキを作っていました。そのさらさらの泥に触ってみたくなって、Rちゃんに断って手を入れてみました。泥の中から出した手を見て、H君が「手袋やぁ!」と叫びました。それを見たRちゃん、Yちゃんもおそるおそる手を入れて泥から抜いた手を見て「うわぁ、見てみてぇ!」と茶色の手袋を見せ合う姿が見られました。そんなH君の「手袋」という発想に私はとても楽しくなりました。ぱんだ組のK君は、普段泥遊びをしないのですが、今日は教師と一緒に泥団子を作りました。手に泥がつくのを気にしていたK君は気付いて思わず手を放して落としてしまいましたが、もう一度勇気を振って泥団子を手にしました。そして、両手でそっとくるむように包んで緊張しながらひょろひょろと2階の保育室まで運んだのでした。そのことで汚れることへの抵抗が吹っ切れたのでしょう再び園庭に行くと泥遊びを始めたのです。いつの間にか洋服が汚れることも忘れて手も足もドロドロになっていました。あんなに神経質だったK君にとって、今朝の雨はまさにダイナミックな遊びへのきっかけであり、子どもとしての変身の時になりました。
くま組は、今日ケアフル竹原を訪問しました。お部屋で「先生、とっても緊張しとるけどみんなは、大丈夫?」と聞くと「うん、大丈夫!」と言っていた子どもたちだったのですが、実際おじいちゃん、おばあちゃんを目の前にするとみんな緊張してしまい思うように踊ったり、言葉を言ったりすることができなくなっていました。しかし、そのことに気付いたおじいちゃん、おばあちゃんたちが盛り上げてくださり、しだいに声が大きくなり笑顔が見られるようになっていきました。自己紹介の時、あるおばあちゃんが「Sちゃんの名前、覚えたよぉ可愛い♪」と笑顔で話してくださいました。そして、そのおばあちゃんは「今日、子どもたちが遊びに来てくれたことが嬉しい」と言って自分が作ったかたつむりの置き物をくださいました。園に帰って子どもたちと話し合ってそのかたつむりは、みんなが見えるところに置きました。帰りのバスの中でS君、Nちゃんは「おばあちゃん、とっても優しかった!」と嬉しそうでした。今回ケアフルを訪問して私も子どもたちも緊張していたのですが、おじいちゃん、おばあちゃんと触れ合うことができてとてもいい思い出になりました。元気をあげに行っている子どもたちは本当は、おじいちゃん、おばあちゃんたちに育てていただいていることを実感した一日でした。おじいちゃん、おばあちゃんたちは、やはり子育ての名人でした。そして、子どもたちには必要な方々です。元気で長生きして、子どもたちをいつまでも見守ってて下さいね。
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